ブログ記事3,745件
備忘メモ。朝日新聞の歌壇(読者の短歌投稿欄)の常連で、長尾幹也さんというサラリーマン歌人の方がいました。晩年に難病を患い、今年の1月、66歳で亡くなられました。わたしと同時代を生きてきた方です。中堅どころの広告会社のサラリーマンだったとかで、リーマンショックで会社が苦しくなった時に、同僚をリストラする役割を担わされて、まるで自らの身を切り刻みながら、同僚をリストラしていくつらい気持ちを詠み込んだ歌が、当時、何首も入選していたことを覚えています。さらに退職後の晩年には、手足が動かなくなる難病を
昨日、駄目な俳号について考えましたが、やや抽象的でした。正岡子規だって香雲、老桜、竹の里人、野球などの変な号がいっぱいありましたが…、という質問が来てそれで気づいたのですが、彼が身体化できたのは子規だったのではないでしょうか。歌人としての雅号の竹の里人は今ではほぼ無視され、正岡子規という歌人になっています。言葉の身体化というのは、たとえば西瓜という語だと、その語を思うとき、西瓜の色、匂い、味、そして西瓜を割るさまや西瓜の重さなどを一瞬にして連想できるようになっている、ということです。人
冴ゆる夜や路面電車の止まる音月城龍二2024/4/23(火)毎日新聞東海文芸宮田正和先生選ありがとうございます。
満開の桜が雨に濡れる夜は誰かの肩を借りたくなりぬ月城龍二2024/4/28(日)公明歌壇栗木京子先生選評もいただきました。ありがとうございます。
人間に名づけられたる星々が名もなき僕を光に染める月城龍二2024/4/23(火)毎日新聞東海文芸大辻隆弘先生選ありがとうございます。
終電を降りたる影がぞろぞろと今日と明日の狭間へと散る月城龍二2024/4/24(水)読売新聞とうかい文芸大塚寅彦先生選特選一席でした。評もいただきました。ありがとうございます。
次の場所に行く前に少し休憩しました河内町かわち水と緑のふれあい公園案内板大きな池がある公園ですぶらっと歩いてきます碑があります河内町生まれの歌人大野誠夫公園内は静かです時折犬の散歩の人に出会います広場では親子連れがボール遊びをしていました桜の時期はきれいでしょうね池は広い
2024.4.28東京日比谷野外小音楽堂歌人会PEPE&CafeB.Bzyamu合同企画「日比谷開放区最終章」歌人会のPEPEさんとジャムさんの熱い想いとみんなの熱い想い、想い入れが魂がノリにノッた野外ライブ。晴天に恵まれ、沢山の人たちが足を止めて聴いてくださってましたね。大成功!日比谷野外小音楽堂の歴史は100年以上もの文化財なるもので、その歴史に幕を閉じるそうで。わしは最初で最後のステージに立つ形になりましたが、この場所に立てて歌えたことがホントありがた
私は、昨年から大河ドラマを観ることにしていて、今年は、紫式部なんだーって、ネットで情報拾ったりして楽しんでましたが…なんと、私は、紫式部の子孫かもしれないと言う事でした🤩紫式部の子孫の現在とは?家系図でその末裔をわかりやすく簡単に解説|歴史専門サイト「レキシル」皆さんは、紫式部の子孫が誰なのかを、ご存知でしょうか?この記事の内容を簡単にまとめますと以下のとおりです。rekishiru.site紫式部の孫?が平清盛の正室で子孫を残しているそうで、実は、私は平家の子孫なので…び
いらぬものばかり手に入る花吹雪月城龍二2024/4/21(日)朝日俳壇小林貴子先生選ありがとうございます。
俳句ポスト365兼題「囀」囀の中を花嫁見送りぬ月城龍二中級者並選ありがとうございます。
今日の朝日歌壇にこんな歌があった。掲示板に私の受検番号を見つけて何度も確認したよ(奈良市山添葵)作者は、以前このブログでも話題にした朝日歌壇常連の山添ファミリーの長女である。佐々木幸綱さんと高野公彦さんが、いずれも第10席に選んでいる。短歌の出来栄えよりも、山添葵さんの合格を知らせるための選歌であろう。朝日歌壇の読者はみな、葵さんの合格を祝福したはずである。もちろんわたしも、心から嬉しく思った。会ったこともない、よそのお子さんなのに
失望と希望の破片859詩人、童話作家タダノマサヲ生活に必要性の無い情報ばかり記憶する、私の脳はどうなっているのか!!?。前田武彦の、本質を突いた毒舌が好きだった。違法薬物で捕まった、体操のお兄さんの顔を始めてみた時に、こいつは何かを摂取していると思っていた。長渕剛の顔を始めてみた時、こいつは何かいけない薬物を使用しているに違いないと確信していた。私は自分の脳内で、楽しくなる物質を作ることが出来るので、違法
上野公園大噴水脇の吉野の山桜、4月2日、まだ咲き始めです。4月3日、いっきに咲いてます。平安から鎌倉時代の歌人、西行の歌。「願わくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」吉野から来た原種とのことなので、西行がこの花の下で息をひきとりたいと望んだのはこの桜なのでしょう。花といっしょに茶色の葉が伸びるので、花しかないソメイヨシノより見ていると心が落ち着きます。西行がもし21世紀の上野公園の春にタイムスリップしてきたらソメイヨシノを見て、「なんですか?葉が全然生
望郷の夏詩人、童話作家タダノマサヲ井戸深く我が母編みし藁縄で沈めし西瓜引き上げて二つに割ればほの甘く我を包まん清しき匂ひ刹那の後に押し寄せる蝉時雨の波縁側の上資料の為の俳句短歌、詩、童話の本を購入する為に、所有している本を安価でお譲り致します。(金額はネット上の価格を参考に致しました)世界美術大全集・西洋編全28巻(ほぼ新品)150000円
年月のつもりはててもそのをりの雪の朝はなほぞ恋しき建礼門院右京大夫けんれいもんいんうきょうのだいぶ平維盛が舞ったという青海波烏帽子に桜の花と梅の花をさして青海波を舞うと、その維盛の美しさに、光源氏の再来と言われていました。平維盛は、右京大夫の恋人である平資盛の兄でした。この二人は異母兄弟にも関わらずよく似ていて、大変美しかったそうです。そして2人はいつも仲が良かったそうです。右京大夫と平資盛といえば雪と橘が恋の小道具ですね。この歌にまつわる小道具です。初めまして右京大夫とい
日曜の朝は朝日歌壇である。今日も観音寺市の篠原俊則さんの歌が2首選ばれていた。1首目は、高野公彦氏選第6席。こんなにも豊かな笑顔をもっていたマスクを着けず下校する子らこういう生活短歌を、さらっと詠める人である。篠原俊則さんの作では、先週の馬場あき子氏選第6席の歌にも感心した。水を飲む二匹の猫の柔らかき舌音聞こゆ春のあきつき水を飲む猫の舌音に耳を止める感性の持ち主なのだ。篠原俊則さんと言えば、何と言っても、反戦・反権力の歌人である。今週はこんな歌が採ら
こんにちは。寄り添い犬🐾モモさんの負けん気闘病記食欲はありますが、ダルいのかあまり動かないモモさんです。予め飲ませておいた抗生剤のおかげでこの前のようなブルブル発熱は今のところないようです。今日は16時30分に動物病院を予約してあるので血液検査と診察に行ってまいります。なんてことないさって涼しい顔で行きますがホントは不安でしょうがない。悪くなってるとか、進行しているとか言われたらどうしたらいいのかなんて…せめて現状維持で、と祈りたいところです。
歴史系図トリビアこれは楽しい!おもしろい!そう感じるような歴史上の人物の系図を紹介していきますみなさんこんばんは(´Д`)。本日は歴史好きなぶたさんの大好物!楽しい歴史系図でございます(´Д`)!ぶたさんは歴史上の人物の系図がとにかく好きなんです。本日は平安時代(´Д`)!ぶたさんが特に好きな時代のお話です。では行ってみましょう。はい(´Д`)。本日取り上げるのは藤原道綱母。蜻蛉日記の作者です。本人の名前が分からないので、息子の名前を取って藤原道綱の母と呼ばれ
「短歌でダンス?💃」(429)単純な遊びごっこの付き合いはやめてあの日に帰る大人よ
みなさん、はじめまして!ごあいさつ代わりに以前にインスタから写真を2つほど投稿させてもらいました。SNSが趣味でfacebook,twitter,instagram,自身のHPなど自分なりに情報を発信しています。facebookなどでは長すぎるために出来ない、様々な文学的解説をブログで週1~2回ぐらい発信していきたいと思います。内容は文学全般です。場合によっては歌詞の分析、文学用語、聖書解釈など多方面にわたると思います。まず、最初は俵万智さんの『サラダ記念日
徒然草第百三段後宇多法皇(鎌倉時代の害91代天皇)の御所で家臣たちが、なぞなぞを作って遊んでいました。そこへ、中国から帰化した医師の忠守さんが参上してきました。その時、正親町三条公明さん(鎌倉後期の公卿・歌人)が「我が国の者とは見えない忠守よ。」となぞなぞを出題し、「唐瓶子」と解いて笑いあったのです。それを耳にした忠守は怒って出ていきました。「忠守さん、何を怒ったのでしょう。」このままだと、忠守さんが何に対して怒って出て行ったのかがよくわかりませ
こんばんは。纏弥生です実は私、はじめて歌集を作りました✨完成したのは去年の11月なのでだいぶここで発表するのが遅くなってしまいました🙇♀️友人のアドバイスのもと、キャンバーで制作。自宅のプリンターで印刷して製本という完全自作です!残念ながらまだ身近な人にしか披露できていなかったのですが、次の日曜日にあるイベントで販売することになりました!私の短歌をいろいろな人に知ってもらえたら嬉しいです大事な友人からは「すごく優しい世界観だね」と言ってもらえました。今後もみなさんにこの歌集を
【誕生日に寄せて】~~「野の人たれ■うたびとは人と群れるを良しとせずただひたすら野の人であれこの歌はわたくしが歌人であるための礎である。我が敬愛する西行法師は武士を捨てて、流浪の旅にでた「野の人」であった。■願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころが代表歌であるが、■なにごとも変はりのみゆく世の中におなじかげにてすめる月かな■吉野山やがて出でじと思ふ身を花ちりなばと人や待つらむ■なにごとも変はりのみゆく世の中におなじかげにてすめる月かな■風になびく富士の煙
〖石川県能登地方並びに台湾での地震による被害を受けられた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。〗石川県義援金受付窓口台湾義援金受付窓口↑ニセサイトではありません💦ダイレクトに石川県と台湾地震のホームページのリンクを貼ってあります。力になりたいと思われたら訪問してみて下さい!みんなで助け合いましょう‼️⚫そろそろまた頑張ってみようかと、復活。⚫愛用です😉店頭よりかなり安く買える魅力🐸【第2類医薬品】フェイタスZαジクサス21枚Amazon(アマゾン)ドラゴンボールZ[
前回のブログでは、藤原定家や式子内親王が生きていた時代から、およそ200年後の金春禅竹によって創られた能「定家」について書きました。『定家葛の伝説』藤原定家と式子内親王の恋の伝説は、能「定家」(元の曲名は「定家葛」)で描かれている。そのあらすじは、北国から上洛してきた僧たちが、都の千本あたりで、初冬…ameblo.jp今回のブログでは、定家と式子が生きていた平安時代後期から鎌倉時代中期(①)、さらに、禅竹が生きていた室町時代中期(②)の頃の、二人の噂について見ていこうと思います。①
誰が為のカテドラル詩人、童話作家タダノマサヲ虹色のステンドグラスの窓は粉々に崩れ去りパイプオルガンの風箱は破れ支持を失ったパイプが不協和音に揺れている祭壇に、祭壇に向かって並ぶ木製のベンチに更にはトレサリーにさえ縦横無尽に蔦が侵食している告解部屋の壁は取り払われ戦火の下皮肉にも十字架から解放されたキリスト辛うじてマリアの像が礼拝者の一人もいない独りも座ってなどいないベンチに向かい相変わらず慈愛の微笑みを投げかけて
今回取り上げるのは、古典の中でも特に有名な歌で載っている十訓抄大江山です。大江山というのはタイトルでは無いのですが、その文章を表すワードとして用いられています。〇冒頭和泉式部、保昌が妻にて丹後に下りけるほどに、京に歌合ありけるに…となっています。一度は目にした方も多いのではないでしょうか。〇登場人物和泉式部(いずみしきぶ)…保昌の妻であり、丹後地方に行っていた歌づくりに大変長けている小式部内侍(こしきぶのないし)…和泉式部の娘藤原定頼…歌人和泉式部が保昌の妻とし
<今日の表紙>昨日の朝の電子レンジ内2日連続して夕食時の取り忘れで朝食が豪勢になりました。2日連続は初めてです。歳をとると初めてのことがだんだん多くなりそうです。僕の日曜日の朝の楽しみの一つが朝日新聞の朝日歌壇です。僕の好きなアメリカで終身形で刑務所に服役している獄中歌人の郷隼人さんの歌が5年ぶりに載っていました。黒人の女性の歌うSUKIYAKIを独房に響く甘き憂鬱ラジオよりキュー・サカモトのSUKIYAKIが突然流れ来日本を想う選者の先生方も待ちわび
平安後期から鎌倉初期の歌人西行の辞世の歌『如月の望月のころ=2月15日ころ』に逝きたいと願い2月16日になくなったと言われる凄い人ですこの歌を知ってからずいぶん経つけれどずっと気になっていたことがあったこの花は桜か梅か❓、桜なら早すぎる❓❓旧暦の2月15日、新暦なら3月なかば果たして西行は桜を観て逝ったのか??その答えが漸く見つかった西行さんの亡くなった年桜の開花がきっと早かったと想いたい。2024年4月12日遅咲きの桜ようよう散りゆく