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ノアが眠りから覚めると、目的の駅のアナウンスが聞こえる。籠が揺れて、ノアが身構える。すぐにサトシの声がする。「ごめんよ~、大丈夫?びっくりさせちゃったね?ごめんね。」蓋が開けられ、サトシの優しい笑顔を見ると、ノアの肩から力が抜ける。少しして、また籠が揺れる。サトシは立ち上がり、しっかり籠を肩に掛け、電車を降りる。この駅の駅員はサトシに興味を示す様子はない。ホッとして、ノアは籠の中からサトシを見上げる。籐で編まれた籠の隙間からは、サトシの顎らしきものが見えるだけ。外の陽ざし
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。ごめんなさい翔は朝御飯の片付けを終え母屋の奥座敷にいた哲に呼ばれたのは医師がいる事を智に隠す為のものだった「……はい、いつも見る悪夢と母の声それしか話しませんでした。」「そうですか…泣いた事もその夢も…忘れているかもしれないですね」医師は智が寝ている間雅紀、和也、潤、更にシゲさんに智の母が亡くなった頃の智の様子を聞いていた。和也や潤は高等学校に行っていたため今のように毎日のようには会ってはいなかった…雅紀は櫛職人の見習い
翔が私の愛に飢えている。そう思うと合点がいくことが幾つもある。中学生になってからの素っ気ない態度。反抗期だと軽く思っていたが、それも私に対する抗議だったのかもしれない。もっと愛してくれ、もっと自分を見てくれ、もっと自分のことを考えてくれ!そういう気持ちからの反抗的態度だったのではないか。智にべったりなのもそれだ。私と血のつながった智に、私を重ねているのではないだろうか?翔とは血が繋がっていない。そこの微妙な関係が、翔を素直にさせないのかもしれない。あのキスもそうだ。翔は……
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…朝智がいつものように朝ごはんを作りだす。ふぅ…さすがにきついな…腰から下が重い…しかし…翔くんて面白いよな…先日までEDで…今は…はぁ…次はなんだろうな…まさかバイブ試したいなんてないよな…媚薬とか…翔くんてまさかのMえ…あんまり得意じゃないんですけど…翔くんが乱れていく姿はエロいから好きだけど…どうしようちゃんと話し合わなきゃ駄目だよな…一生我慢しあうわけにはいかないからな話し合わなきゃな
「ふぁ~あ。」ノアが大きな欠伸をする。長時間電車に揺られ、お腹もいっぱいになると眠気が襲う。でも、もうすぐブランに会える。そう思うと眠ることもできない。ノアは前足を枕に、籠の隙間からサトシを覗き見る。美味しそうにプリンを頬張るサトシが見える。柔らかそうな頬がモグモグと動く。「ほんと、ママンとそっくり。似てるの、顔だけじゃないよね?雰囲気も、みんながよってきちゃうところも!」以前、ノアはブランと一緒にガブリエルに聞いたことがある。天界にいた頃の智……ラファエルのことだ。そ
「大丈夫。ちゃんと聞いてくれるから。ショウ君だって、自分が悪い時は泣きながら謝ってたよ。悔しいけど、自分が悪いからって。そんなショウ君だから、好きになった。」ブランとノアはアイコンタクトを繰り返す。地獄の秘密は……たぶん言っちゃいけない。言ってもたぶんサトシにはわからない。言ったところで約束が変わることはない……。わかってる。わかってる!けど!『どうする?』『どうしよう?』『ちゃんと話した方がいいのかな?』『僕たちが離れたくないってこと?』『うん。』『言ったっ
ショウ君の指がおいらの唇に触れる。遊ぶように指先で唇を撫でて、少し弾いて。プルンと揺れたのがわかる。まだひきつる顔で笑うと、ショウ君の指がちょっとだけ口の中に入って、唇の裏の粘膜にくっつく。それを、舌先でそっと舐めると、しょっぱくて、指が舌先をなぞる。クスッと笑うショウ君の声。「まだしたいけど……、そろそろ本当のご飯食べないと、お腹ペコペコ。」おいらもクスッと笑う。「ショ…君……。」「ん?」「…………す…き。」溢れる気持ちを言葉にしたか
妄想です自己満足のBLです。妄想です。「智って淡白なようで案外積極的だよな…」朝ごはんを用意しながら潤が和也にたずねる「そのようですね…刺繍より翔さんを選んでる感ありますからね」雅紀が「あのさ…今日は大丈夫なんじゃないかな…パリ万博の刺繍を刺し始めるって言ってたし…」雅紀の頭を軽く叩いて和也が「だから、智が積極的だと話してるんですよ…まーくん」「今までならあり得ないよな…刺繍に響く行動を自ら起こすなんて」雅紀は何度も頷きながら「だからか…刺繍以上なのか高
BL妄想小説です。ご注意を。
え?ここ、夢の中だよね?ブランがノアを見る。ノアも不審そうな顔で辺りをキョロキョロ見回している。「まさか、虎次郎?」サトシの声で二人はサトシの方を見る。いつの間にやってきたのか、サトシの隣にトラ柄の猫が前足を揃えて座っている。「手加減なんてしないよ!」ノアに釣られ、ブランも一緒に叫ぶ。「じゃ、帝王様って人は、どんな人なんじゃ?」虎次郎がめんどくさそうに顔を前足で撫でる。「どんなって……我が儘で。」ノアがチラッとブランを見る。「怒りんぼで。」ブランも横目でノアを見返す。
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…智は閉店の準備をしても来なかった…戸締りをしている時も翔は往来する人に目が行ってしまう…どうしたのだろうか?店の電気を消して住宅への階段を上がろうとした時インターフォンが鳴り響く慌てて戸を開けると…智が息を切らし立っていた「遅くなってごめん…待った?「まっ…待ってません」「えっ…だって…お店閉まる時間からもう…30分以上経っていたのに店の電気さっきまで着いてたし…」「たまたまです」「ふふふまっい
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。一人でからだを拭く翔本に挟まっていた手紙を思い出していた…ドイツ語で智はは泣いた夢の話はしなかった15歳の頃の自分を認めらている母が亡くなった頃の自分をまだ…見つめてはいないかもしれないまた何かあればすぐに呼びに来て欲しいと書いてあった智はまた何かあれば…意識を無くしてしまうほど心が揺れてしまうのだろうか本はスイスの精神分析科医の本だった翔はドイツ語だったこともありすぐに本を解読していく智の香りが鼻をくすぐる…顔
「なんでわかってくれないの!帝王様のばかっ!」ノアはそう叫ぶと、ブランの手を掴み、スタスタと謁見の間を出て行く。「ノア!」ブランはノアに引っ張られながら、帝王様を振り返る。「俺様に向かって、ばかとはなんだ!」怒りに震える帝王様から火柱が飛ぶ。けれど、怒ったノアから立ち上った白い煙が、ブランとノアを包み、雨雲となって帝王様の炎を寄せ付けない。「ノア!ノワール!」帝王様の声が響き、宮中の悪魔が震えあがる。ノアは、謁見の間の扉を開き、ズンズンと部屋を出て行く。ブランを部屋から
車が止まり、その振動でノアとブランが目を覚ます。「どこ……?」ブランが顔を擦った前足が、ノアの耳に引っかかる。「ん、や……。」すぐに後部座席のドアが開けられ、キャリーケースが持ち上がる。「うわっ!ノア!」まだ寝ボケているブランがノアに抱き着く。ノアはさらに寝ぼけていて、何が起こっているのかわからない。「だいじょー……ぶ……ふわぁあ~。」大きな欠伸をし、また目をつぶって揺れる籠の中で寝ようとする。「ノア、起きて!」ブランが前足でノアを揺する。揺れる籠の中で揺すられても、ノア
BL妄想小説です。ご注意を。出来るわけないっ出来るわけっ……っ…バカっ……ブワッと溢れる涙「バカ……って。」俺の頭を抱え込んで瞳を覗き込む智くんは「一生大事にするっつったろ?1人になんかしねぇつったろ?愛してんだオマエだけなんだょわかんだろ?カズ…っ!」揺れた瞳まだまだ溢れてくる涙でニノが零れ落ちそうな気がして焦ってギュッと目を閉じると智くんが唇で涙を掬いとっていった//////「…ゴメン、思わず…」「だ//////大丈夫です…わ、わかる、から!」♪ピンポ
妄想です。自己満足のBLです。妄想です。智はシゲさんに「明日からまた迷惑をかけるけど…よろしくお願いします。」頭を下げて翔の両親に「皆の言葉に甘えてパリ万博の作品を作らせていただきます。出来るだけ工房のお手伝いはさせていただきたいと思っています。翔のことをよろしくお願いします。」シゲは智に「無理するなって言ってもな無理なんやろうから…な…皆んなに甘えてな…」と肩を叩く。哲は「思いっきり楽しんで刺してくれな工房のことは気にするな…立派に職人が育って
妄想です。自己満足なBLですから。妄想ですから…朝だし巻きの香りで翔が目覚めると朝ごはんが出来ていた…だし巻きお浸し香の物塩さば焼き味噌汁も出汁が効いている美味い…素直に思う。そしてまた、無口な智に戸惑う智は静かに朝ごはんを食べている翔は「あの温泉…今度の休みは月曜日なんですけど…日曜日の午後から行きますか?」自分から智を誘う智は「翔くんいいの!僕はいいよ。待ってホテルに電話するね」智は電話をして予約をする「部屋付き露天風呂の部屋で
BL妄想小説です。閲覧ご注意を。
BL妄想小説です。ご注意を。オレの誕生日・・・[お疲れ様。やっと帰って来るんだね君との距離が近づくんだ。君との時間がやっと始まる。きっと君は、俺を受け入れてくれるよ?]
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…本日でアメンバー募集締め切ります。しばらく募集はしません。はじめての方も遠慮なく。申請条件を見てねいつも読んでいたきありがとうございます。私ハッピーエンドが大好きです個展の準備に智は花を美しく見せるための花器作りに出かけたり花をその日に最高の姿にする為に突然早朝に翔の中庭に遭われたり自分のアトリエに一人で翔の家から真夜中に帰ってしまっていたそのたびに岡田に注意される智ストレスがたまり始めていた翔は
「ねぇねぇ、ブラン?キューピットの矢がささるとどうなるの?」二人はキューピットの矢の先のカップルを見つめる。「え……子供ができるんじゃないの?」「子供……?」「だって、それが天使の仕事でしょ?」「魂の再生……じゃないの?天使の仕事って。」「そうだよ。」ブランは視線をカップルに向けたまま答える。「その為の入れ物……体を作るのがキューピットの矢なわけじゃん。」ノアが首を傾げたままでいると、ブランがノアの方を向く。「人間には男と女がいて、二人が愛し合うと子供が生まれる。」「知って
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですから…ぬるま湯の中背中から智に支えられ湯の中に浮かんでる翔翔が優しく微笑んで「大丈夫だったでしょう…」智は苦笑いを浮かべ「そうか?…腰も足も辛そうだし…ほら、顔冷やせ」翔の泣き腫らした目に冷たいタオルを乗せた…「からいき…辛いだろう何回もejaculation(射精)するから倦怠感半端ないし…意識飛ぶし…飛んでもまだ責められるし…ん?もう…懲りたか」「いえ…懲りてませんよ…わかった事は次の日は必ず休みじゃなき
妄想です。自己満足のBLです。妄想ですからね…お店の二階と離れが翔の住まいだった智は静かに翔についてくる懐に鯛焼きを大事に抱えてる二階の渡り廊下を通り離れに降りる裏庭を見られる部屋智は嬉しそうに縁側を歩く窓の外を見ながら「素敵な離れだね…庭が好きな人が住んでたんだね」「老夫婦が住んでたらしいんですけど離れにほとんどいた見たいです」翔が襖を開け放つと翔の香りが智を襲う智は目を見開き恐る恐る部屋を覗く智は大きなお内仏とベッドと小さなキッチン本は積
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。(ニノサイド)最近、独りで部屋に帰るのが寂しすぎて困る。独りでの空間には慣れているつもりだったんだけど。ゲームっていう、独り遊びに最適な趣味だってあるし、オンライン上でのゲーム仲間もいる。ぶっちゃけ、メンバー以外で考えるのでれば、普通に生活していて知り合う仲間よりゲーム仲間の方が気楽なの。実際、オフ会をして仲良くなった友達だっていて、俺を『芸能人二宮和也』ではなく『
帝王様と凪はすぐに天界に向かい、ブランとノアは、黙って人間界に行った罰として、ウリエルから膨大な課題が手渡された。「マジでこれ全部やるの?」二人っきりの部屋で、ノアがチラッとブランの机を覗き込む。「しゃべってる時間があったら、手を動かさないと終わらないよ?」ブランが次のプリントに取り掛かる。「いいよ、ブランはすぐ進むから。僕は……時間かかるもん。」ノアが尖らせた唇の上にペンを乗せ、鼻で押さえてバランスを取る。「僕も手伝ってあげるから。早く終わらせないと帝王様たち帰って来ちゃ
「そこでね、ショウ君に会ったんだ。」智は帝王様との出会いを思い出し、優しい笑みを浮かべる。「へぇ~、帝王様、どんなだったの?」ノアが腕の中から智を見上げる。「カッコ良かったよ~。出会った頃から、今でも。」智の笑顔に不満そうにブランが口を尖らせる。「顔はね!問題は中身!」「中身だってカッコいいよ。みんなを大事に慈しんでる。」「帝王様なのに?」「帝王様だから。」「我が儘でわからずやでも?」「それは……愛してるからだよ。」「そんなことない!」ブランが叫ぶと、ノアが智の衣を引っ
BL妄想小説です。ご注意を。「ニノ、おーちゃんは…絶対諦めないよ」そんなの…わかってるょだから、後少し…後少しだけ傍にいたいんだ「ニノは、カラダに戻ったら…意識を取り戻せる可能性があるはずだ。智くんがついてる。」……意識が戻らなくたってね?逢いに来てくれるよ答えないオレに話しかけて…通い続けるよオレが返せるもんなんて何もないのに!オレは智にそんな人生しかやれないかも知れない…そんな事わかるかよっ!それでも!それでも……生きてやれよ相葉くんの云う通りだ智くんは
BL妄想小説です。ご注意を。あの日から。智くんは、空いた時間に病室に通いご家族と…ニノとの約束について話し合っていた。ニノ、本人から何かあったら智に全部任せてくれとご家族は云われていた事があったのと生かされているのでなく生きて欲しいと願う智くんの想いは少しずつ理解されて来たようだ。「おはよう、ニノどうだった?」「ん〜、、、また検査っつってたけど。脳波も振れている時があったとかって。俺が来た時か母ちゃんがいるからかもめそうだわ。」「リーダー、母ちゃんとニノの取り