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刀剣研磨の種類について、ちょっと書いておきたいと思います。1:白研ぎ(抜刀研ぎ)刀身表面が白くて肌も刃文も見えない状態。斬るだけなら一番よく斬れる状態らしいです。http://blog.livedoor.jp/bizenosafunesukemitu-1982/archives/15765035.html薬品(硝酸)で刃文だけは見えるようにする事もあるようです↓白研ぎ:備前長船助光作刀鍛錬記6月上旬に制作した刀の白研ぎが終わりました。改正砥石で研いだ後、希釈
仙台の実家で掃除中にみつけた、白虎刀のおもちゃ。ほこりまみれ・・大昔、小学校の会津若松での修学旅行で買ったものです。そういえば、ルソン島北部の高原都市バギオの植物園のお土産屋でみかけた、日本刀のおもちゃ。ここは大戦末期時、日本軍の司令本部があった、トンネルがある。また、去年行った、ルソン島北部の観光都市ビガン。スペイン風石畳の通りにあるお土産屋に、日本刀のおもちゃ。にほんブログ村
大きな目釘穴が開いている刀に、柄の目穴を細めに作れば、当然の如く、刀身が動いてきます。周りの柄木がしっかりしていれば、最初は動きませんが、何度も振っている内に、だんだんとずれて隙間が生じてきます。そのため、頭身の目穴に合わせる形で目釘を作り直しています。しかし、持ち込まれるお刀や買ってきたお刀で、ぴったりと合っているものの方が少ない位です。居合や抜刀道をされている方の方にもそういうものをよく見かけます。皆さんも、鍔鳴りがしだしたら、少し確認してみてくださ
図書館で本を読んでいて、現代の皇室で現役で儀礼用刀剣が使用されている写真をみつけました。・・・・・以前から、日本刀(木柄式の鎬造湾刀)のはじまりは戦場での実用性から生まれたものではなく朝廷内での儀礼用刀剣としてデザインされたものなのではないか?と考えていました。実用上の必要性から生まれた姿というよりは、政治性とか宗教性を現したような姿なのではないかとも考えます。前に書きましたが、弥生時代末期から
本日二つ目の記事ですが、、、前回の記事で紹介した石井昌国氏の名著を読んで思い出した事があります。古刀は芯鉄を入れない無垢鍛え・丸鍛えという方法で作られていたという俗説があって、結構信じている人がいるようです。これは完全にデマ、というか誤解です。無垢鍛え・丸鍛えの刀は古刀にも新刀にも現代刀にも一定の割合で存在しますがいつの時代においても常に少数割合です。今回はこれについて書いていこうと思います。・・・・・蕨手刀日本刀の始源に関する一考察/石井昌国著/雄山閣/
これ、リレー小説だそうです。共通するテーマは、日本刀「軒柱(のきばしら)」。鎌倉時代末期に、備前の刀匠・助平の手から生まれた名刀「のきばしら」が、その後室町時代、戦国時代、江戸時代、幕末、明治、昭和の各時代にどこからともなく現れ、それを手にする人物たちに災いをもたらしていくという。ある意味、ホラーな作品です。名刀の霊力っていうんですかねえ。忌まわしい過去をもつ刀ですが、いつの時代でも人々を魅了し、その人生を不幸にする・・・でも、この魅力に取り憑かれた人間は刀を手放せない、
この間虚偽申請の登録しようとしてなんか捕まってたニュースみてそういえばワシの日本刀どこ行ったか探してるんやけど見やたらんのやけど誰かに貸したのかな?あれ?どこかにしまったのかな?まずいでワシはちゃんと登録しとるんでな所持者はワシ自身やカラ何かに使われたらヤバいでちなみにこれね2019年やから5年前のブログに書いてけどこれから一切手入れしてへんから出てきても錆びてるかもしれんね当時油吹き
先日、ホームページから照会がありました。他店で、注文をされたお刀を研いだ所、鎬筋の上に、2カ所ほど鍛え傷が出たようです。①それを、添え樋を入れて消すことはできないか?②業者はそれで了解してほしいと言うがどう思いますか?と言う2つの質問でした。これに対して、私は、「私は、鍛え傷は、大変大きく目立ったもの以外は、基本的に傷とは捉えていません。」「日本刀が古式製法によって作られた証であると考えています。」とお答えしました。近年の、日本刀を飾り物として、わ
今日は、古くからのお客様が信州から来られて、終日、お供させて頂きました。(私よりずっと若い女性の方です)お客様と言っても、お互いの生い立ち等の境遇をメールで何度も話して居たので、初めて会っても初めての気はしませんが、直接会えた事には感動でした。実はその人の叔母さま夫婦が私と同じ門真市に住んで居られたので、一緒に来られました。一通り挨拶した後、私が氏子総代をしている、三島神社に行って朱印を貰って、事務所に戻って拵の相談をして、昼食まで、叔母さまにご馳走に成りました。
1年ぶりの投稿です。お久しぶりです。tiktokは頻繁にあげてるんですけどアメブロの存在をすっかり忘れてました(笑)すいません。ブログなにも更新してないのにアメブロのフォロワー数が1万7千人になってました。それにビックリ!ちなみにtiktokも5万8千人のフォロワー数になってしまいました。フォローしてくださってる方々には本当に感謝しておりますありがとうございます。そしてご報告です。コツコツと3年間続けてた居合道で昨年の秋にとうとう黒帯になってしまいました。石の上にも三年って言いますけど、め
居合刀には、大きく分けて、標準刀身の比較的軽いお刀と、幅広、あるいは厚口刀身と呼ばれる重量のある刀身に分けられます。それ以外にも、女性や子供用として、薄口刀身もありますが、基本的には標準刀身と厚口刀身があると理解していただければ良いと思います。当店の場合、標準刀身として、雲竜拵と厚口刀身を使うものの、金具を安く設定した、練武刀池田美術モデルの2種類を中心に商品展開しています。(標準刀身の雲竜拵)(厚口刀身の練武刀)主に、男性で、私の所属する団体に入ってきた人
刀に取り付ける「笄(こうがい)」ネットで調べると説明書きには、「マゲを結うために使う」とか「櫛のようなもの」とかそんな感じで書かれているのですが、イマイチ使い方がよくわからなかったんですよ。まあ、そんなに本気で調べてもいなかったのですが昨日何かの記事でみた使い方で腑に落ちたというか納得できた感じがします。「髪型を崩さずに頭を掻く時に使う」そう書かれていました。これは納得です。マゲのようにきっちり髪を縛ってしまうと手で痒いところを掻いたら髪
日本刀にはいろんな刃文があります。大別すると直刃と乱刃にわけられます。実用的にはどのような刃文が良いのか?過去に何度か書いたのですが、改めて現在の考えを書いておきたいと思います。昭和の軍刀刀匠の柴田果は乱刃でないとダメだと書いています。金属片などの硬いものに打ち付けた場合、何度やっても直刃の方が刃の欠損が大きくて乱刃の方が刃の欠けが小さい。だから軍刀は乱刃でないとダメだ、という意味の事を書いています。しかし、日中戦争に従軍した軍刀修理班の成瀬関次は中直刃が
「なぜ日本刀に反りがついたのか?」これについて紹介したtweetが先日バズりました。このような内容が多くの人の興味を引いた事に驚いています。多くの人にとって先日の内容が珍説に思えるからなのかな?とも考えました。でも、日本刀の成立過程について歴史学の世界で現在どう考えられているのかを知れば、少なくとも「珍説」とは思えなくなると思うのです。今回改めて日本刀の成立に至る過程が現在どう考えられているのかを紹介してみようと思います。↑長らく石井昌国氏のこのような説が強く支持されて定説
研師さんから電話がありました。一昨日送った、3振りの内、1振りについて「焼き刃がなく、研いでも刃がつかない。」と言うお話でした。しょうがないので、研ぎの依頼をされたお客様に電話をして、「一旦研ぎは見合わせましょう。」と言う話をしました。少し、話を聞くと、有名工の刀が安くで出ていたので、ヤフオクで落札したとの事でした。「何か方法が有りませんか?」と仰るので、再刃を検討しています。現状、刀としての機能は、無くなってしまっているお刀なので、これ以上お金を掛ける
昨日、本日と連続で刀剣商の集まる市場に行って来ました。特に本日は、岡山の市に昨晩から乗り込んで買って来ました。昨日は、二振りしか買えませんでしたが、本日は、お金が空っ欠に成りながら、八振り買って来ました。どんどんアップしていきます。3日.4日は、先日来から告知している様に、みやこめっせで、開かれる京都刀剣祭りに出店する為、店舗は、全面的にお休みさせて頂きます。来店頂いても、不在と成りますので、ご注意下さい。よろしくお願いします。🙇
備前長船助光刀匠に依頼した注文打ち。ついに完成しました。72.6cm・反り18mm以下は鍛治研ぎ後の数値元重8ミリ先重ね5.8ミリ幅は注文通りなら元幅32ミリ先幅23ミリちなみに茎が長めで7寸5分刀身重量が重くて908g鞘を払って1255g色々考えた結果、普通の寸法が一番と思いこういう感じになりました。重ねは少し厚め。そのため長さの割には重たいです。研磨は思う所あって美術研磨の化粧研ぎ(刃取り)をしていません。いわゆる居合研磨です。切れ味フェチな
当店は、この所、新作現代刀を多くアップしています。まぎれも無く事実なのでこれはこれで良いのですが。決して開業以来の基本方針である「誰でもちょっと頑張れば、日本刀を手にすることが出来る店づくり。」を変更しようと言う意志では全く有りません。現に、並んでる刀の多くは20万円台の物ですし、中には、10万円代の大刀も有ります。基本的にはその流れは全く変わっていません。新作現代刀を作るように成ったのは、「既製品で良い物が、なかなか手に入りにくい。」という現実があった為、無ければ作れば良
まずは樋入りで重ねの厚い刀↓日本一の斬れ味徳島県重要無形文化財【清心子長...-ヤフオク!日本一の斬れ味!徳島県重要無形文化財【清心子長寿】2尺3寸6分長光写し豪壮傑作刀働き見事な沸出来丁子乱れ刃両面樋入上手居合拵波兎図透かし鍔■コメント■ご覧いただきありがとうございます。【銘】表『清心子長寿作之(花押)』裏『昭和四十八年十二月吉日』長寿刀匠は本名を小島為一といい明治34年に徳島県小松島市で生まれ、父・小島友郎国友と兄…page.auctions.yaho
最初の日本刀がどういう理由から生まれたものなのかというのは、私にとってとても興味深い謎です。現在では宮中における儀礼用刀剣としてデザインされた形状なのではないか?と考えるようになりました。そういう論説をみつけたこともあって。平安時代の中頃に、朝廷での執務スタイルが大陸風の立礼から床に直に座る座礼に変化した。それに合わせて朝廷内での服装が大陸風の朝服から束帯に変化した。この座礼に適した形状の刀剣として湾刀(日本刀)が生まれたのではないか?という春日
長大なお刀を触って居る時、長過ぎて、先端で指の第二関節の所を突いてしまいました。とりあえず、絆創膏で血が🩸付かない様に、カバーしていましたが、第一関節が腫れて来て、指が曲がらなくなりました。傷口は小さいですが、やや大切っ先の刀で、結構深く入りました。腱に傷が付かなかったと思われるのが不幸中の幸いです。情けない話です。1日経っても、相変わらず、腫れが引かずに、柄が握れません。やっと、少し引いて来たので、プログ書きました。来週は、昇段審査が有るので
洋鉄素延べ刀は保存刀剣にならないのだろうか。平成14年作の貞光を持っているが、保存刀剣の鑑定書がついている。素延べと同等に斬れるのなら問題ないのだが、こちらの方を手放した方がよいかな。所有している宗勉と似ているので残したい気持ちがあるが、迷ってしまう。左側が宗勉、右側が貞光
お家に鯉のぼり飾ってる?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう鯉のぼりなんて、飾ってもないし、置いてもないhttps://youtu.be/cIujdYHlOtI?si=7_9BbV6fLAmRjqEzこれぞ身を守る縁起物。日本刀の刀鍛冶が魂籠めて作る、玉鋼製の御守り刀|一振🌟最速先行販売決定!🌟「HIOTFURI新時代の御守り刀」がMakuakeで新商品発表!29日(祝・月)朝10時〜スタート安藤刀匠のフライング投稿から始まったこの企画がやっと形になりまし
「横溝正史シリーズII・夜歩く」「横溝正史シリーズII・夜歩く」全編TBS系列で1978年7月22日から8月5日まで毎週土曜日22時-22時55分に放送された。全3回。毎日放送・東宝。脚本:稲葉明子監督:水野直樹キャスト:金田一-古谷一行日和警部-長門勇古神八千代(古神家の娘)-范文雀屋代寅太(鉄之進の甥)-谷隼人お柳さま(八千代の母・古神家先代の後妻)-南風洋子蜂屋小市(画家・八千代の婚約者)-岸田森仙石直記(
本日もご来館、コロナ感染拡大防止策へのご協力ありがとうございましたイベント「拵入りの刀を分解してみよう」。こちらでも開催してみましょう使うのは信屋(江戸時代中期の尾張の刀鍛冶)です。一礼します。刃を上にして左手で下から鞘を持ち上げるように握ります。右手で柄を握り鯉口を切り(最初少しだけ力を入れて抜く)、あとはゆっくりと抜きます。ドキドキしますが慌てずゆっくりまっすぐに目釘(刀身と柄をつなぐ部品)を目釘抜きで外します。この「とんとん」をやらないと柄から外れません。コツを掴むまでちょ
1.セックス帳【時期】・2006年12月【自分】・塩原支店勤務、当時35才【相手】・1985年3月28日生、当時21才・設計事務所勤務・独身【経緯】・取引先の社員で、懇親会の後流れでセックス【感想】・大量の蜜でホテルのシーツを汚してしまった2.業務日報銀行という職場は女性同士のトラブルが多い。獲得成果の奪い合いは日常茶飯事で、2~3分の休憩時間の長短も争いごとの火種となったりする。上席者として相談を受けた以上は解決を試みるが、解決しないケースもある。そして、それ
サーフィン不慣れな言ってしまえば無様な姿を投稿。弱みを広くさらす。なかなか出来ることではない。確かに若くはないですけど、それでも新しいことに挑戦してる。もちろん一番には竹原さんご本人の為ですがそうやって人々が退屈を吹っ飛ばす事によって、世の中が好循環する。よいこと♩日本人として初めてミドル級世界王者。初防衛戦にて負傷しそのまま引退となってしまったことが返すゝも悔やまれます(泣)数年前重度のガンからご生還。ご家族の看病はもちろんその他にも神の思し召し等。『もっと生きろ』と
5月2日、3日と、京都のみやこめっせで開催される、第26回京都刀剣祭りに、池田美術も出店させていただきます。【会場】京都市勧業館「みやこめっせ」特別展示場(地下1階)京都市左京区岡崎成勝寺町9-1(二条通東大路東入)【開催期間】2024年5月3日(金)~4日(土)午前10時~午後5時〈※最終日は午後4時閉場〉1ブースなので持っていけるお刀も数が限られるのですが、切れ味保障のお刀や、訳あり特価のお刀など20数振りを選んで、店開きさせていただく予定です。
先ずは、何とか乗り切れました。何より、何処に何があるのか良く分かりませんでした。一番フルタイム業務に携わっている、私ともう一人のスタッフは、お客様対応などで、物の移動に深くかかわる事が出来ませんでした。正直、未だ何処にどの商品が移動したか良く分からず、苦しみました。まだ、旧店舗むに残してきた物も多く、連日のように、往復を繰り返しました。移動や、連日やってくる拵の依頼も、一人の仕様書を作っていると、別の人から照会が入ったり。一時期、無くなってしまっ
刀が好きな人間としては刀匠から直接なにかを教えてもらうと嬉しくなるものです。それが本やネットには書かれていないような事だと、なんだか「刀作りの真実」とか「業界の真実」の一端を知ったような気になってしまったりします。これは私が作刀依頼に関して助光刀匠と連絡を取り合っていた時に、ついでに色々教えてもらって実感した事です。客観的にみると、こういう体験をした人は日本刀の注文打ちを経験した人や刀匠と個人的に親しいような人であればきっと他の人も経験してきた事なのだと思います。注文打ちを