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Q5給水装置600字直結給水方式と貯水槽方式の特徴と維持管理上の留意点を述べよ。【解答例】1直結給水方式の特徴と維持管理上の留意点直結給水方式は、配水管から分岐して直接給水する。直結直圧式は、ポンプを介さず直接給水するもので、低コストであり、省エネルギーを実現できる。直結増圧式は、ポンプで加圧して給水するもので、ビル等の給水に際して貯水槽や高置水槽を設ける必要がないため、省スペース、コスト縮減、水質の向上、省エネルギーの実現が可能になる。一方、直結給水方式の採用は、配水管網
令和元年度の技術士二次試験の解答例を作成しました。今回は必須科目Ⅰ-2です。【問題】I-2上下水道事業は,我が国の生活基盤を支えるインフラとして重要な役割を果たしている。一方で,その事業活動は,インフラ整備,水輸送のための管路システム及び水処理におけるエネルギー消費等により,地球温暖化に影響を及ぼしている。上記のような状況を踏まえ,以下の問いに答えよ。(答案用紙3枚以内)(1)上下水道事業においては地球温暖化防止のためのさまざまな取組が求められている。これについて,技術者とし
【問題】必須Ⅰ-2上下水道は、生活基盤を支えるインフラとして重要な役割を果たす一方で、その事業活動においては、多くの資源やエネルギーを消費し、温室効果ガスや廃棄物等を大量に排出している。このため、上下水道には、事業活動に伴う環境負荷を低減し、地球温暖化の抑制や持続可能な社会の構築に貢献していくことが求められている。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。(1)上下水道分野において事業活動に伴う環境負荷を低減するために、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれ
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Q16【必須】良好な水循環の維持1800字人の営みも含む水環境を良好に維持するためには、河川の水質・水量に加え、地下水の水質、海域の水質等を適切に管理する必要がある。このことを踏まえ、①上下水道に関連する技術的課題を3つ以上抽出し、②上下水道に共通する最重要課題を1つ挙げ、それに対する複数の解決策を示した上で、③解決策に共通して新たに生じうるリスクとその対策、④業務遂行において必要な要件を技術者倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。【解答例】1上下水道における健全な水循環に
技術士に関連しそうなものをピックアップしていきます。今回は、震災対策についてです。国土交通省は、令和6年能登半島地震の発生を踏まえて、有識者による上下水道地震対策検討委員会を立ち上げています。この委員会の中で、上下水道施設の被害状況について資料提供されています。この資料は、水道と下水道について、それぞれ施設と管路に分けて、被害の特徴と対策を説明しています。技術士試験対策として、重要な資料になると思いますので、要チャックです。国土交通省HPで確認することができます。以下の通りです。
●選択Ⅱ-2が難しい理由技術士二次試験は、必須Ⅰ、選択Ⅱ-1、選択Ⅱ-2、選択Ⅲで構成されています。これら4つのうち、その出来が合否を左右するのは、どれでしょうか?選択Ⅱ-2です。選択Ⅱ-2が、最も難易度が高いからです。では、選択Ⅱ-2の一体何が難しいのか?必須Ⅰや選択Ⅲは、一般的、抽象的なテーマを扱います。例えば、上下水道の災害対策を問うような問題です。こうした問題であれば、何かしらのことを書くことができます。選択Ⅱ-1は、内容をシンプルに問うものです。しかも、問題が4問あ
令和元年度の技術士二次試験の解答例を作成しました。今回は必須科目Ⅰ-1です。これは、上下水道部門の問題ですが、他部門の方も参考になると思いますので、読んでみてください。【問題】I-1上下水道事業は,市民生活にとって重要なライフラインであり,災害や事故発生時においても事業を一定のレベルで継続させ,早期に業務レベルを復旧することが必要不可欠である。このため,頻発するさまざまな災害や事故にも実効性のある上下水道事業共通の計画立案と災害リスクの低減が求められている。上記のような状況を踏ま
Q12アンモニア態窒素と藻類1800字表流水を水源とする凝集沈殿ろ過の浄水場において、原水中に相当量のアンモニア態窒素、藍藻類、珪藻類が含まれている。①当該浄水場で想定される技術的課題とその観点を3つ以上抽出し、②最重要と考える課題を1つ挙げ、それに対する複数の解決策を示した上で、③解決策に共通して新たに生じうるリスクとその対策を述べよ。【解答例】1表流水を水源とする浄水場の課題(1)残留塩素濃度低下への対応原水中のアンモニア態窒素等が増加することにより、塩素の消毒効果が
【問題】Ⅱ-2-1水道施設の適切な管理のために、水道施設台帳を作成して保管するとともに、水道施設の計画的な更新を行い、その事業の収支の見通しを公表するよう努めることが求められている。あなたが、この水道施設台帳を新たに整備する業務を進めるに当たり、以下の内容について記述せよ。(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。.(2)留意すべき点、工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。(3)水道施設台帳の運用も含め、業務を効率的、効果的に進めるための関係者との調整方策に
I-1-25次のA~Dのシステム安全工学手法と,その特徴の説明である(ア)~(エ)の組合せとして,最も適切なものはどれか。A:VTAB:FTAC:FMEAD:ETA(ア)作業がすべて通常どおりに進行していれば事故は起こらないとの考えの下で,通常から逸脱した操作や判断,その結果としての状態を時間軸に沿って分析する。(イ)頂上事象の発生に必要な条件と要因の因果関係を明らかにし,それをツリー状に展開して表現する。(ウ)初期事象がいろいろな経路をたどり,最終的にどのような事象にまで進展する
【問題文】水道において塩素処理は重要なプロセスの1つである。浄水処理において塩素処理を実施する目的を複数挙げ、適切に目的を達するための実施方法、留意点を述べよ。【解答例】1塩素処理の目的、実施方法浄水場における塩素処理は、消毒と酸化を目的に実施する。塩素による酸化は、緩速ろ過方式以外の浄水場において、マンガン、鉄、アンモニア態窒素、異臭味、藻類等を処理することができる。実施方法は、混和池や着水井で注入する前塩素処理、沈殿池とろ過池の間で注入する中間塩素処理、ろ過池
【問題】Ⅰ-1日本の将来人口は、減少していくことが予想されている。この人口減少により上下水道事業では、将来水需要の減少に伴う料金収入の減少や職員数の減少が見込まれている。一方、多くの施設は、老朽化が進行しており、更新時期を迎えつつある。このため、今後も安定して事業を継続していくためには、厳しい財政状況の下で執行体制の省力化を図りながら事業を進められるように上下水道事業の基盤強化を着実に進めていくことが求められている。(1)上下水道事業に共通する事業基盤強化に関して、技術者としての立場で多面
Q4水道施設台帳600字水道施設台帳の目的・効果と台帳作成に際して確保するべき情報を述べよ。【解答例】1水道施設台帳の目的・効果水道施設台帳は、調書と図面で構成され、水道施設の適切な維持管理・更新のために整備する。その効果としては、アセットマネジメントにおける更新需要の算定制度の向上、大規模災害時等における危機管理体制の強化が期待できる。また、広域連携や官民連携等のための基礎資料として活用することができる。2水道施設台帳の作成に際して確保するべき情報調書は、水道
令和元年度の技術士二次試験の解答例を作成しました(以前投稿したものを修正しています)。上下水道の必須Ⅰ-2です。ひとつ前で問題文の解説をしています。見たい方はこちらをどうぞ。【解答例】1上下水道事業の安定的な継続に関する課題上下水道事業は、将来に渡って国民が快適で衛生的な生活を送ることができるよう、事業を安定的に継続する責務があり、以下の課題に取り組む必要がある。(1)厳しい財政状況への対応人口減少、水需要減少により上下水道事業の財政状況は厳しくなっている。財源不足が
【問題】Ⅱ-1-1活性炭処理の種類とそれぞれの特徴と処理上の留意点について述べよ。【解答例】1粉末活性炭処理の特徴と処理上の留意点粉末活性炭処理は、大きさ150μm以下の活性炭を原水に注入する方式である。対象物質を吸着し、凝集沈澱ろ過工程でフロックと一緒に除去する。水源における油事故やかび臭味物質の一時的な増加等、短期間の処理に有効である。粉末活性炭を注入後、接触時間を少なくとも20分以上確保し、ろ過池から活性炭が漏出しないよう、適切に凝集処理を行う必要がある。2粒状活
Q1高度浄水処理【600字】浄水場で粉末活性炭を注入することにより処理できる物質を3種類以上挙げ、注入時に留意するべき点を述べよ。【解答例】1粉末活性炭により処理できる物質粉末活性炭(これ以降「粉炭」と言う)は、浄水処理工程で原水に注入する。通常の凝集沈澱ろ過処理では除去できない物資を吸着することにより、処理することがでできる。処理できる物質としては、①車両や重油タンク等から公共用水域に流出した油類、②ダム湖等に生息する藻類が発する2-MIBやジェオスミン、③河川に排出された
令和元年度の技術士二次試験の解答例を作成しました。上水道及び工業用水道の選択科目Ⅱ-2は、2問の中から1問を選んで解答するものです。今回は選択科目Ⅱ-2-1です。【問題】Ⅱ-2-1効果的な管路更新計画策定には管路診断が不可欠である。この管路診断業務を担当責任者として進めるに当たり,下記の内容について記述せよ。(答案用紙2枚以内)(1)調査,検討すべき事項とその内容について説明せよ。(2)業務を進める手順について,留意すべき点,工夫を要する点を含めて述べよ。(3)業務を効率的・
【問題】Ⅲ-1中小規模の水道事業者の多くは、人口減少に伴う水需要の減少、水道施設の老朽化、深刻化する人材不足等に直面しており、技術的・財政的に様々な課題を抱えている。さらに、市町村合併等が行われた地域の水道事業者においては、浄水場等の水道施設が点在し、運転監視装置の設備機器構成や仕様が異なることにより、運転管理や保全管理が複雑になっている場合があり、適切な維持管理を難しくしている。上記の状況を踏まえ、水道分野の技術者として以下の問いに答えよ。(1)水道施設の監視制御システムを整備するに当たり
4合格者に求められる3つの能力4.13つの能力資格試験に合格するためには、「3つの能力」が必要です。3つの能力とは、知識力、説明力、応用力です。知識力は、情報を記憶してストックする能力です。あらゆる能力の基礎です。多くの情報を知識として記憶していれば高い知識力を有していることになります。技術士の二次試験対策上の知識力では、重要な情報を知識として記憶する能力を意味します。説明力は、知識を解りやすく説明する能力です。自分で自分だけのための作業以外は、他の誰かと他
【問題文】近年、震災や風水害が続いており、広域な断水など甚大な被害が発生している。水道事業は、災害時においても給水への影響を最小限にするリスクマネジメントが求められている。このリスクマネジメントの業務内容としては、リスクの特定、分析、評価、対応の観点から被害の予防対策や軽減対策を調査、検討することが挙げられる。あなたが、このリスクマネジメント業務を進めるに当たり下記の内容について記述せよ。(1)調査、検討するべき事項とその内容について説明せよ。(2)業務を進める手順とその際に留意するべき
Q6水質検査計画1200字水質検査計画を策定する場合、①調査・検討すべき事項とその内容、②業務を進める手順と留意点、工夫を要する点を述べた上で、③業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。【解答例】1水質検査計画策定に関する調査・検討内容(1)基本方針の決定水質検査方法に関する基本方針を決定する。(2)水道事業の概要に関する調査水源の種類、水源周辺の環境(工場、し尿処理施設等の有無等)、浄水施設(処理方法、浄水量、薬品の種類及び使用状況
令和5年度上下水道部門Ⅰ-1【維持管理情報等の利活用】【問題】近年、上下水道事業では、人口減少に伴う収入の減少、深刻化する人材不足及び老朽化の増加等の課題に直面している。そのような中、国において、水道では水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドラインを改訂し、下水道では新下水道ビジョン加速戦略での重点項目において維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル(点検・調査、修繕・改築に至るサイクル)の確立の重要性を明記するなど、効率的・効果的に計画・設計、修繕・改築を行うための維
Q2設備600字表流水を水源とする取水場において、水源で発生する油漏れ事故、毒物混入事故等のリスクを監視する計装設備を3例挙げ、運用時の留意点を述べよ。【解答例】1取水場におけるリスク管理用の計装設備取水場は、水質、水量、水位等を監視するため計装設備が設置されている。表流水を水源とする取水場の場合、リスク管理の観点から、①河川への毒物流出やBCテロに備えたバイオアッセイ、②重油タンクの油流出事故等に備えた水中油分計、③取水場等への不審者の侵入に備えた赤外線センサーや監視カメ
●宮古島市の事件018年、宮古島市で断水事故が発生しました。4月27日から5月1日の5日間、伊良部島南部が断水しました。原因は、ボールタップの故障による配水池の枯渇です。伊良部島で断水被害を受けたホテルは、宮古島市に対して損害賠償請求の訴訟を提起しました。この裁判、ホテル側が勝訴し、宮古島市は200万円を支払うことになりました。概要については、以下の新聞記事をご覧ください。伊良部断水問題市が敗訴、損害賠償へ/福岡高裁–宮古毎日新聞社ホームページ-宮古島の最新ニュースが満
【問題】Ⅲ-2Ⅲ-2水道事業では、外部環境として、原水水質の悪化、水需要の減少及び自然災害の頻発化への対応等の多くの課題を抱えている。また、内部環境として、水道事業の基幹施設である多くの浄水施設で老朽化が進んでいる。このため、今後の水道水の安定供給に向けた浄水施設の更新や機能強化が求められている。(1)浄水施設に関して、上記の要因を考慮した多面的なそれぞれの観点(水質、水量、強靭)について複数の課題を抽出し、その内容を観点とともに示せ。(2)前問(1)で抽出した課題のうち、強靭の観点に関