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枕雑草子おはようございます当ブログの昨日のアクセス数は509でした、ありがとうございました。では、今日もほんの少しの間、私と爽やかな朝を過ごしませんか…今週は変則で、昨日が休みで今日が仕事です。今朝は晴天で、少し寒いくらいです。熱い缶コーヒー持って仕事に行ってきますね。草イチゴって知ってますか?草イチゴっていうのが、すごくおいしいんですよ。スーパーでは売ってません。昨日、実家の周りを散歩していたら草イチゴ(野イチゴ)を見つ
2022.5.31一日一季語百合の木の花(ゆりのきのはな)【夏―植物―初夏】牧野先生ゆりの木の花咲きましたたなか游たなか游句集『ゆりの木の花』句集名となった一句である。「博士お手植えの樹なれば」という詞書きがある。呼びかけの一句であるが、溌剌とした声が響いてくる。「ゆりの木の花」だけで中七を充たしている。上五は「牧野先生」字余りであるが呼びかけであるので気にならない。そして下五は「咲きました」だけ。ひとつの花が咲いたという報告のみであるが、「ゆりの木の花」という素敵
大和文庫、840円+税。植物生理学の田中修さんはとっても易しく植物たちを紹介してくれます。科学はまだ一枚の葉っぱにも及ばないと田中さんはいいます。葉っぱは光合成をしていますが、その光合成の装置を科学はまだ作ることができないのです。彼の本を読んでいると、まわりの植物たちがうんと身近になります。一つ一つの草花や木が確かに生きていることを感じるのです。別の言い方をすれば季語という文化を強く支えてくれます。季語の土台を豊かにしてくれるのです。
枕雑草子おはようございます当ブログの昨日のアクセス数は790でした、ありがとうございます。では、5月の爽やかな朝をほんの少しの間、私と一緒に過ごしてください。今朝は晴天です。そして、題名を「立夏」にしたにもかかわらず少し寒いくらいの気温です。このまま、こんな感じで夏が過ごせたらいいんですけど、きっと猛烈に暑い夏が今年もやって来るんでしょうね。問題です芍薬(シャクヤク)の原産地はどこでしょう?3か国にまたがっていますので、1か国でも当
2021.6.18一日一季語青田(あおた《あをた》)【夏―植物―仲夏】白鷺の発ちて青田の残りけり長谷川守可水を張った田んぼ、そして苗を植えた、植田の頃に、白鷺など、多くの鳥が集まってきます。水田で、狙っているのは、オタマジャクシのようです。オタマジャクシを狙って田んぼに飛来する白鷺に焦点を当てた句。青田となって、水が無くなり、蛙へと成長した頃には、白鷺は去るのでしょう。写生が効いた句に感じます。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。*2021.6.
2024.5.17一日一季語新茶(しんちゃ《しんちや》)【夏―生活―初夏】新茶の香宇治十帖を巡りたり金田美恵子日本茶に関する知られた歌で「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」というものがある。静岡茶、宇治茶、狭山茶の3つのお茶のことを日本三大銘茶として広く知られている。この句の香りへの注目は、新茶の特徴が表されている。*2024.5.15狭山茶の産地にて⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】走り茶(はしりちゃ《はしり
2019.6.27一日一季語結葉(むすびば)【夏―植物―初夏】祝・春燈800号結葉や脈々と継ぐ師の余情小局昭夫歴史有る句誌の一つ、「春燈」の800号(平成25年7月号)に対する挨拶句。季語の持つ、力強い生命力が結社の繁栄をと継続をたたえている。「春燈」は、安住敦(あずみ・あつし)と大町糺(おおまち・ただす)が、久保田万太郎(くぼた・まんたろう)を擁立し、戦後の混乱のさなかの昭和21年1月1日に創刊されました。久保田万太郎、安住敦、成
2017.06.01一日一季語十薬(じゅうやく《じふやく》)【夏―植物―仲夏】どくだみの花の白さに夜風あり高橋淡路女1890-1955大正-昭和時代の俳人。明治23年9月19日生まれ。「ホトトギス」をへて,大正14年から飯田蛇笏(だこつ)に師事し,「雲母(うんも)」同人。阿部みどり女の「駒草」にも参加した。昭和30年3月13日死去。64歳。兵庫県出身。上野女学校卒。旧姓は織田。本名はすみ。初号はすみ女。句集に「梶の葉」「淡路女百句」など。
2021.5.30一日一季語卯波(うなみ)【夏―地理―初夏】あるときは船より高き卯浪かな鈴木真砂女51歳で銀座に小料理屋を開き、店の女将と俳人という二つの道を歩んできた。店の名前は自作の句「あるときは船より高き卯浪かな」から取った「卯波」。2度の結婚と離婚、40年にわたる恋愛など真砂女は正に波多き人生を送ってきた。俳句を心の支えに歩んできた96年の波乱の人生を語る。NHKアーカイブスあの人に会いたいより引用https://www.nhk.or.j
2020.5.2一日一季語新茶(しんちゃ《しんちや》)【夏―植物―初夏】頃合ひの湯を注ぎたる新茶の香山口キミコ*2019板橋区ホームページ引用日本人はその季節に初めて出回る野菜や果物や魚介類を好んで食べる習慣があります。八十八夜に摘み取られた新茶を飲むと、1年間無病息災で元気に過ごせると言われています。新茶の爽やかな香りを楽しむためには、70℃から80℃ぐらいのお湯が最適のようです。沸騰したお湯を一度カップに移してから、急須に入れると8
2019.5.27一日一季語目高(めだか)【夏―動物―三夏】一匹となりし目高に水を足す増田幸子*2019.5.23茨城県道の駅にて近くの小川などで採ってきた目高。水槽で飼っていたのでしょうけど、日に日に死んでしまい、ついには、最後の一匹となってしまった。水槽の水をすべて入れ替えると、金魚なども好ましくないようです。飼育水は飼育開始時から、飼育開始の時間の経過とともにどんどん水質が変化していきますし、水道水を足す(もちろんカルキを
2024.5.16一日一季語葵(あおい《あふひ》)【夏―植物―仲夏】雨降りてあたりしづかや立葵岸本尚毅京都、三大祭りの一つ「葵祭」が五月15日に行われた。上賀茂神社のシンボル、葵を飾って神様を迎える祭りを行ったことが起源とされる「葵祭」。しかし、およそ1400年続く伝統行事だが、祭りに欠かせない「葵」が激減だとか。京都の上賀茂神社周辺では、「フタバアオイ」が自生する「葵の森」があるが、気温が高くなりすぎたり、野生動物に食べられたりしたことで、15年ほど前にほとんど姿
夏の季語について考えてきましたが、季語に対する私の考えは次の2つに集約できそうです。1、季語は多くあっても実際に作者が使えるのはごくわずか。2、農村的な季語から都市的季語へ転換すべき。1は言葉の身体化の問題にかかかわっています。2は俳句の言葉の現在の問題です。「まず洗う気の強そうなトマトから」「トマトかじって雨降りが好きになる」。「窓」春号に出ている谷さやんの句です。トマトという季語が都市的な暮らしの中で生き生きしています。ちなみに、今や農村も都市的です。都市的な暮らしが現在の日
全品370円になってから初めて鳥貴族へ行ってきた。トリキではカップ酒、と言っても赤ワイン、を飲むことが多いからか、グラス一杯ほどの小さなカップワインが高く感じる。まあ、いわゆる『ふつう』になっただけのことと思えばそれまでだけど。元々安上がりで舌音痴にできているせいか、トリキとサイゼリヤの通常の赤ワインはいくら飲んでも翌日残らないうえ、どんな料理にも合う。どうかもうこれ以上値上げしないでください。先日ソムリエ氏と仕事をする機会があった。ここ数年ソムリエもしくはワインエキスパートの資格取
2019.4.22一日一季語葱坊主(ねぎぼうず《ねぎばうず》)【春―植物―晩春】居酒屋のコップに挿せる葱坊主小山尚子葱の収穫時を過ぎてしまい、葱の花が開いてしまう。市場価値は低いとは思いますが、ねぎぼうずは実はすごくおいしく食べることが出来るそうです。天麩羅や味噌汁、味わい方は様々のようです。ほとんどの人は食べたことがないでしょう。当然、スーパーなどでは、葱坊主だけを売っているところは無いでしょう。しかし、この居酒屋さんでは、葱坊主の愛嬌のある姿
第108回blog句会「悠々自適」句会に参加しました。【漢字席題】の部「作・発・輪・来・根・線」猫渡るトタンの屋根に朧月静可愛【課題】の部季語を離して使う、ストップ・モーション兼題:当期雑詠(晩春~初夏)バス停に長椅子一つ飛花落花ためらひて山の混浴夕桜/静可愛≪ためらひて≫の句は草津温泉に行っ
最近キュートなアシカちゃんの人気がドジョウのぼり(>_<)鰻程はのぼらないらしい今日から19日迄特売🤗ワンポイントが可愛いよ❤️チヌ釣り師釣れると聞いてどこにでも季語無し釣れてますよ🎵だいたい遅いのよねこの前迄良かったのに昨日釣れたのにきょうも釣り友が良い目をした場所に天気予報を考えて1日早く行かれました何時でも行けるなら良いけど中々そうは行かないです月一回の貴重なお休み高いエサ交通費お前が言うな好き勝手しやがってと聞こえたけど普段はな下げたくも無
2024.5.15一日一季語葉柳(はやなぎ)【夏―植物―三夏】夏柳ベンチは池を囲みけり廣畑育子この句のような景は東京だと、不忍池を思います。不忍池は昔、海。東京湾の入江だったものが次第に後退して陸地化し、池として残ったのだという。池が形成された時期は平安時代ごろとも室町時代とも言われている。不忍池は江戸名所として賑わいをみせるようになり、歌川広重をはじめとする江戸の画人たちによって多く描かれる*2024.5.12長野県八代にて⇒画像をクリックするとブログ記事
■花カラー汚れを知らぬ白さかな(はなからーけがれをしらぬしろさかな)今日取り上げる「カラー」は、主として川や池などの水辺に生育するため、見たことがないという人も多いかもしれない。写真のものは、植物園の人工的に作られた水路に咲いていたものだが、仏炎苞(ぶつえんほう)の白さには、いつもながら驚かされる。*仏炎苞:仏像の背後にある炎をかたどる飾りに似た苞。本日の掲句は、その様子を詠んだもの。それはまさに汚れを知らぬ白さだった。ただ、この白さは長続き
2019.6.6一日一季語葵(あおい《あふひ》)【夏―植物―仲夏】雨となる風に大揺れ立葵左右木韋城梅雨入りと梅雨明けを知らせると言われる花です。梅雨入りの頃に花が咲きはじめ、そして、てっぺんまで花が咲くと梅雨明けの頃と言われています。この句の雨は、梅雨の走りなのかもしれません。【傍題季語】花葵(はなあおい《はなあふひ》)銭葵(ぜにあおい《ぜにあふひ》)蜀葵(からあおい《からあふひ》)立葵(たちあおい《たちあふひ》)【季語
青紫蘇の双葉に優し走り梅雨静可愛私の俳句はいつもの事ながら失敗の巻です。季重り、季またがりでましてや青紫蘇、双葉、走り梅雨の三語もです。💦夏には冷やしうどんに千切り青紫蘇をたっぷりかけて頂きましょう。♬(*^-^*)【季語】迎え梅雨・・・初夏【子季語】梅雨の走り/前梅雨/走り梅雨【解説】梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続
8月のお稽古に備えて、茶杓の銘に使える「季語」を整理した。真夏から秋にかかる時期ということで夏の季節に合わせて夏木立、木陰、晩夏夕立、白雨、虹の橋、蝉時雨、蝉時雨、空蝉ウツセミ花火、遠花火、水月、玉簾タマスダレ、空をみると、積乱雲の季節で雲海、雲の峰、夏の雲、雲井海辺に行けば、有明、渦潮、潮風、雲海、浦風篝火カガリビ夏の暑さから涼を求める意味と秋にかかる時期ということで、朝涼、新涼、涼風、清涼朝夕に涼しさを感じるようになると朝露、露、
2021.5.19一日一季語麦の秋(むぎのあき)【夏―時候―初夏】麦秋や出土の土器に指のあと田中佐知子最新の考古学の世界では、「縄文時代から農耕が始まっていた」という新事実が発見されたという。『タネをまく縄文人最新科学が覆す農耕の起源』(吉川弘文館)第5回古代歴史文化賞大賞受賞。発売日:2015/12/18より。日本でいつ頃から「むぎ」が栽培されていたかを知るには、遺跡の発掘調査で見つかる炭化麦が大きな手掛かりになるという。麦は土器などの底に炭化した状態で残っ
2023.5.21一日一季語栗の花(くりのはな)【夏―植物―仲夏】一村を圧して匂ふ栗の花三村純也長い穂の白い花は雄花で、実をつける雌花は穂の根元にひっそりついています。朝鮮半島南部と日本原産で、日本では北海道南西部から屋久島まで分布するといわれるブナ科の落葉広葉樹。日本人の生活に密着した樹木であり、その名は「古事記」にも登場する。栗の花のにおいは、少し香ばしさも感じられますが、イカが腐敗し始めたようなにおいと例えられることもあります。ほかの花では、嗅げないにおいです。
2022.5.20一日一季語麦の秋(むぎのあき)【夏―時候―初夏】麦秋や劇薬ココアバターの匂ひ杉山久子作者のブログ、杉山久子ののほほん俳句HAIKUブログ~小鳥来るる日記に、先日、以下のコメントと共に掲載されていた句。30年前の句。なぜこんな句が?当時働いていた医療機関にあった薬麦秋。漢字で書かれていて、ばくしゅう、なのか、むぎあき。なのか、読み手に委ねられる。ばくしゅう、という言葉から、爆弾、爆風など、劇薬に響くものがあったのか。これから梅雨になるという、ちょ
11月のお稽古の準備として、11月の季語のおさらい11月は、霜月らしく、霜柱、秋の霜、秋霜、露寒柴の雪、雁(かりがね)寒きなど、寒い季節の季語が並ぶ。それに伴って、詫びた景色の浦の苫屋、葛屋、山居、山瑞などが続く。それに常緑で寒さに耐えるという意味からか、松のつく季語千歳松、聴松、松籟(しょうらい)この「籟」の字は、ひびきの意味で、松籟は、松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音のことで、松韻(しょういん)も同じ意味。これに対し、松濤(しょ
2020.5.26一日一季語昼顔(ひるがお《ひるがほ》)【夏―植物―仲夏】昼顔に電流かよひゐはせぬか三橋鷹女鷹女の句では、鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし、にみられるような自我を押し出した句が特徴だと思います。孤高の女流として知られ、〈四T〉の一人。原石鼎に師事した俳人。昼顔の句の着眼点は、蔓性の植物である昼顔。独自の目で捉え、電線のように塀や他の植物にからみついている蔓。これを電線に見立てたのでしょう。電線のような蔓に、電流が流れ込んできはせぬか、という意外性
2022.5.25一日一季語梅雨晴(つゆばれ)【夏―天文―仲夏】梅雨晴間馬場を狭しと駿馬かな足立典子梅雨の合間の晴天を喜んでいるのは、人間ばかりではないようですね。馬場ということから、これはサラブレッド、競走馬のようですね。駿馬にはそのような意味もあるのかもしれません。今年の梅雨入りは、東京では、6月に入ってからすぐになりそうです。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】五月晴(さつきばれ)梅雨晴間(つゆはれま)【季語
いつのまに居ついてをりぬ夏薊静可愛先日、草取りをしていたら庭に20センチ程の夏薊が咲いています。山野や草原に咲いているものと思っていましたが嬉しいサプライズです。庭が草原ぽくなってきたということか・・・。💦【季語】夏薊(なつあざみ)・・・三夏【解説】薊は春の季語であるが、初夏から夏の間に花を咲かせる薊を特に夏薊という。一メートル程の草丈の先に咲く紫色の花が山野を訪れるものの目を楽しませる。【例句】会釈して通
2022.5.29一日一季語若楓(わかかえで《わかかへで》)【夏―植物―初夏】若楓おほぞら死者にひらきけり奥坂まや先日、文學の森ZOOM句会で、講師をしていただいた、奥坂まやさん。当日の句会でも、若楓の句があり、合評の中で若楓の季語が好きだと言われていた。『妣(はは)の国』(2011)所収。令和三年三月の第四句集「うつろふ」のあとがきで、使者を送る句集だっと書いている。ZOOM句会での講話にもあったが、この地球の四季のうつろい、その中で繰り返される季語と