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創価大学文学部の専門科目「現代日本語文法A」に関連する話題の第2回です。前回は日本語母語話者が現代日本語文法を学習する意義について書きました。日本人にとって日本語の文法知識は必要か?本科目の受講者から日本語母語話者向けの現代日本語文法書を紹介してほしいとのリクエストがありました。本科目では教科書を指定していないため、自学自習に適した文法書を紹介してほしいとの趣旨です。以下に独断と偏見で何冊かを紹介します。少し年代的に古いものも含まれています。それらは最新の現代語の実態を反映して
今日は久々に最近体験した面白い、不思議なお話をしますね。蟻に占拠された家今年に入ってからずっとあることに悩まされていました。台所やダイニングテーブルに蟻が出没すること。私はダイニングテーブルで仕事をしているのですが、パソコンで作業しているとキーボードの中を蟻が出たり入ったりしてる。何気なく後ろを振り返った時は必ず壁を蟻が歩いている。台所の食器棚にも毎日いる。最初は一匹ずつ逃がしていたのですが、だんだん数が増えていき、追い付かなくなりました。
PCの不調により、アップロードが遅くなりましたひらがな練習の第3弾、第4弾をまとめて配布しますなお、こちらの2枚組のプリントは、第6弾までで完結(すべてのひらがなを網羅)します。※プリントの使い方・できれば、濃い鉛筆(2B以上推薦)とソフト下敷きをお使いください。より詳しい説明はこちら・教科書の書体に近い子ども向けと、大人向けの書体の2種類を作っています。大人の方は、お好きな方をお使いください。では、子ども向けから↓pdfはこちらすいプリNo.10「なつ、せ
今日から、ひらがな練習のプリントを配布します※はじめに・できれば、濃い鉛筆(2B以上推薦)とソフト下敷きをお使いください。より詳しい説明はこちら・教科書の書体に近い子ども向けと、大人向けの書体の2種類を作っています。大人の方は、お好きな方をお使いください。・下に動画を載せています。見ながら取り組んでください。では、子ども向けから↓pdfはこちらすいプリNo.6「はる、さくら、のやま、つばめ」の書き方すいプリNo.7「はる、さくら、のやま、つばめ」の練習(A4
「一読総合法」は確かにすぐれた読み方の訓練法です。おそらく「国語教育」では最もすぐれたものだと思います(わたしの経験上)。しかし、だから大きな欠陥をもちます。というよりも国語教育がもっている欠陥を、すぐれているがゆえにもたされてしまっているというべきでしょう。国語教育に受験は切り離せません。受験の基本が文章の読解である以上、国語教育は読み方の訓練を要求(目標に)されます。わたしが最も評価している国語訓練法「福島式」にしてもやはり読み方の訓練が目的です。(ただし、福島さんは文を書くこ
よく検索されている記事をご紹介します。---2010年08月02日に書いた記事昨日の夕方、テレ朝の番組「クイズ雑学王」をみました。若手芸人同士が出演し競っていたのですが、そのなかで、非常に快い問題が出題されていました。小学校の国語の教科書にも載っている、新美南吉が書いた物語『ごんぎつね』に関する問題です。実は『ごんぎつね』の原作は、教科書の締めくくりとは異なるとのこと。ざっと、ごんぎつねのあらすじを述べると、”ごん”という名のきつねは、兵十という村人の捕まえたウナギを逃がしてし
高校生から質問された。「『かかり』って、なんで「ラ変」なんですか?」ノートを見せてもらったら、品詞分解が書かれていて、「かかり」の右横に「連語・ラ変」の文字が。どうやら、板書で教員がそう書いたものの、説明がなかったらしい。その生徒には、中3のときに、私が、ラ変は「あり・をり・侍り・いまそかり」とくり返し唱えて覚えさせたから、「かかり」がラ変と言われてもピンとこなかったようだ。「指示語になる副詞『かく』にラ変の『あり』がくっついた『かくあり』が、縮まって『かかり』になったの
筑摩書房の現代文Bの教科書所収、森岡正博『「自然を守る」ということ』。2700字余りの評論。これを2コマで終わらせた。1コマ目。副教材の問題集で、評論文の話題とキーワード、対立関係にあるものにマークする練習をした。それを踏まえて、『「自然を守る」ということ』にも同様のマーキングをするように指示。ストップウォッチでタイムを計りながら速読。単に早く読むだけでなく、鉛筆片手にマークをつける。マークをつけながら早く読む訓練。早く読み終わった生徒は、プリントの課題に取りかかる。何も
三省堂『現代の国語』中学1年生(平成28年度版)に、大隅清治『クジラの飲み水』という説明的文章の教材がある。これは、説明文・評論文の典型的な段落構成になっている。私が授業で着目している点をまとめる。【第1段落序論】冒頭が「海には水が不足している。」と逆説的なひと言から始まる。クジラは哺乳類なので海水が飲めない。クジラにとって、海は飲み水が砂漠レベルの乏しい環境である。こういった意外性から切り込むのは、説明文・評論文のあるあるだ。そして、段落の最後に「いったいクジラはどのようにし