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水際の興亡史から2年。『興亡史シリーズ』の“第2巻”を上梓しました。タイトルは、『無脊椎の興亡史』です。特定のテーマに沿って、特定の分類群を化石の写真と美麗なイラスト、わかりやすいテキストで綴っていくシリーズ。時代順で刊行した黒本は、2010年代のサイエンスライター土屋健の代表作となりました。この「興亡史シリーズ」は、2020年代の代表作となることをめざしています。この本は、無脊椎動物……つまり、“骨なし”の古生物たちがびっしりと詰まっています。表紙は、2
化石の日に前後するように、2冊の本を上梓します。1冊は、2022年から刊行を続けてきた「生命の大進化40億年史シリーズ」の最新刊にして、最終巻。「新生代編」です。今回のテーマは、6600万年前の恐竜類絶滅後のお話です。哺乳類の進化と多様化を軸に話を進め、人類の誕生までを綴っています。私たちの“身近な仲間たち”の栄枯盛衰の物語をご堪能ください。監修は、群馬県立自然史博物館の皆様。新生代編に登場する絶滅哺乳類の多くは、群馬県立自然史博物館さんを始め、日本各地の博物館で化石を見るこ
この間フィヨルドでフェンリルを倒し、ARKももう5、6年ほど遊んでいてほぼmodを入れたことがないな、と感じたので前々から遊びたかった「ARKAdditions:TheCollection!」という恐竜などの古生物を追加する有名なmodを入れてみました。このmodはアクロカントサウルスやブラキオサウルス、コンカヴェナトルなどの恐竜と、更にデイノスクス、ヘリコプリオンなどの古生物を追加するんですよね。かなり良くできていてASAで最初に追加されたmodがこれだったのかな?しかしAS
ΕναρχηιηνοΛόγος(Enarkhēiēnhologos、エン・アルケー・エーン・ホ・ロゴス)はじめに論理ありき。古生代何が発端かはわからない。だが「何か」が起きた。これがなんだかもわからない。それは、突然に始まった。あまりに突然なので、科学者たちはこう名付けた。カンブリア大爆発古生代を分ける。この最初の時期をカンブリア紀という。簡単にいうとこれより前の地層からは化石が出なかっただけなのだが。代表的なのはカナダにあるバージェス
『MEGザ・モンスターズ2』(2023年)には数々の間違いや疑問点がある。「ネタバレの感想」でも書いたが、書ききれなかったので、「間違いや疑問点」を別記事にして掲載する。1.登場する古生物について①メガロドンはいつの古生物?メガロドンは「ウィキペディア」によれば「約2300万年前から360万年前の前期中新世から鮮新世にかけて生息していた絶滅種のサメ」である。つまり白亜紀(中生代)の古生物ではなく新生代の生物で、ティラノサウルスとは時代が全く違う。本作の映画パンフレットでも「発見され
監督:ベン・ウィートリー2023年主な登場人物(俳優)役柄ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)潜水レスキューで環境活動家。ジウミン・ジャン(ウー・ジン)海洋研究所の所長。メイイン・ジャン(ソフィア・ツァイ)スーインの娘でジウミンの姪。リガス(メリサンティ・マユ)潜水艇操縦士。カーティス(ウーピー・ヴァン・ラーム)潜水艇操縦士。ランス(フェリックス・メイヤー)潜水艇乗員。サル(キラン・ソニア・サワール)潜水艇乗員。ジェームズ・マックライズ/マック(クリフ・カーティス)司