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<この記事はSahokoが担当します>「プロヴァンスの三姉妹」と呼ばれるプロヴァンスの3つのシトー会修道院のひとつ「ル・トロネ修道院」(AbbayeduThoronetアベイ・デュ・トロネ)。12世紀後半に建設されたこのロマネスク様式の修道院は、ニースとエクス・アン・プロヴァンスのほぼ中間、ヴァール県の人里離れた林の中にひっそりとたたずんでいます。「ル・トロネ修道院」を含む初期のシトー会修道院は、装飾がなく、つつましく、簡素さと精緻さを兼ね備えているという特徴があります。
<この記事はMasayaが担当します>8月も後半に入りますが、まだまだ夏の日差しが溢れる南仏プロヴァンス。夏の表情を留めたままの景色を眺めると、この地方において「残暑」という言葉を使うには、まだ早いように感じられます。このような季節柄、だけではなく、観光的には常に熱気十分な南仏プロヴァンスにおける、運河に囲まれた美しい水の街を今回はご紹介。南仏にあるヴェネツィア、「リル・シュル・ラ・ソルグ(L'IslesurlaSorgue)」です。アヴィニョン(Avignon)の
<この記事はMasayaが担当します>全部で8回あったと言われるヨーロッパ中世の有名な「十字軍遠征」(※)。中には、フランスが中心となって軍隊を編成・派遣した回もありました。その際に重要な役割を果たした街が、南仏カマルグ(Camargue)にあります。それが、「エグ・モルト(Aigues-Mortes)」です!現在の市街地の辺りは古くからの沼地であり、かつては海岸線が街の近くにありました。そこでは、古代からローマ人によって塩湖での製塩や漁業が盛んに行われ、続いて9世紀にはベネ
<この記事はSahokoが担当します>撮影協力:「ファイアンス・ボンディルFaïencesBONDIL」南仏プロヴァンス地方、ターコイズブルーの渓谷と湖で有名なヴェルドン地域自然公園(ParcnaturelrégionalduVerdonパーク・ナチュレル・レジョナル・デュ・ヴェルドン)にある「フランスでもっとも美しい村」ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Sainte-Marie以下、「ムスティエ」)。人口700人の風光明媚なこの小さな村は、二つの崖の間でき
<この記事はSahokoが担当します>南仏プロヴァンス地方にあるフランス最大の湿地帯カマルグ。地中海とローヌ川とその支流に囲まれたデルタ地帯、野生の動植物の楽園です。カマルグの海の玄関、地中海沿いの小さな港街が、サント・マリー・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)です。「海から来たマリアたち」という意味のこの街には、有名な伝説があります。イエス・キリストの死後、マリア・ヤコベ(イエスの母マリアの姉妹)、マリア・サロメ(12使徒のヤコブ、ヨハネ
<この記事はSahokoが担当します>ファースト・フードの定番メニュー、フライド・ポテト。アメリカでは「フレンチ・フライズFrenchfries」と言いますが、フランスの食べ物なのでしょうか?その謎を探ってみました。①フライド・ポテトの発祥地はどこ?フランス発祥説もありますが、ベルギー発祥というのが定説のようです。フランスでも、一般的にベルギーの食べ物とされています。一説によると、17世紀後半、ベルギー南部で誕生。この地域では、小さな川魚のフライを食べる習慣がありま