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社会では、呼び名、あだ名というものがあり、何年たっても思い出すもの皆さんにもありませんか?私には、あります。それが、マツジュンです。今大河ドラマでどうする家康で主役をやっている俳優のあだ名と同じです。10年前に勤めていた救急病院での話です。そこにいた循環器内科の若手医師で松が一番先にくる名前の先生がいました。(プライバシーがあるので実名はふせます)この先生、ちょっとドジな所がありますが、一生懸命に仕事をするので、看護師さんからもかわいがられていました。病院に毎日のよ
今回は、私の印象なので、医学的根拠はありません。砂糖をたくさん摂る方が、何人かまわりにいます。コーラを日常的に飲んだり、コンビニスイーツを毎日食べたりしています。そのような方に、なんか多いのが、極端な反応です。キレやすい。これは、前から言われています。これ以外にも、なんか受け答えが、場違いにオーバーであったり、ノックする時にも不快感が生じるように強く叩いたり。コミュニケーションは、その場にふさわしい所作であったり、程度など、微妙なさじ加減というものがあります。しなやかさとでもいいま
今回は、医療の現実を書きます。最近週刊誌などで各大病院の手術の成績が公表されるケースが多いです。手術症例が何例手術合併症が何例長期生存率が何パーセントなどなど当然各病院はこの成績を上げるために躍起になっています。その一環なのか明かに手術の適応となる癌患者さんを紹介しても断られるケースがあります。その場合大体糖尿病や喘息など内科的問題があり手術の成績を落とす可能性がある症例が多いです。特に脳梗塞、脳出血や心筋梗塞をやったことある方
医師自体が、認知症。これがわかっていて、病院が、外来をやってもらう。こんな事あるわけがない。普通は、このように考えますよね。でも、実は、あるのです。病院において、医師を安定供給してくれる組織は重要です。それは、大学医局です。ここの機嫌を損ねると、大損害になります。そのためいいなりなんです。ある病院での話です。元大学教授の医師がバイトとして医局から斡旋されて来ました。でも、そのヒトは、認知症。。トイレに行ったら、帰り方を忘れて、診察室に戻れないので看護師さんがつきっきりでケアで
今は、パワハラは絶対ダメの時代です。医師の世界でも、そうでしょう。昔は、違いました。殴る、蹴る当たり前です。でも、これは目をかけてくれている証拠でもありました。見込みないとみなされた医師は、相手にされませんでしたので。私の研修医時代、ICUで勉強した時の指導医が、コワイ方でした。あだ名が、軍曹。私は、可愛がられ、よく殴られました。ある時、患者さんが急変しました。その時に、軍曹は言いました。急変した時に、俺の後ろにいたら、殴るから。そのため、急変あったら、全力で走りました。習性
“減塩”のトリックですよね内科医です。マグネシウムがたっぷり入った海塩(自然塩)を十分に取ると、血圧が適切なレベルに下がったり不整脈が落ち着くケースがしばしば見られます。料理に積極的に取り入れたり、きゅうりなどの野菜やナッツなどにつけて食べてください。直接舐めてももちろん構いません。また、マグネシウムの十分に入った入浴剤(硫酸Mg、塩化Mg)を使ってゆっくり入浴しても、同じような効果が期待できます。一方、マグネシウム含有量の不十分な安い精製塩では、血圧
終末期医療特に、高齢者に対してどうするかは、非常に難しい課題です。医学的には、呼吸不全に対しては、人工呼吸器食べられない方に対しては、胃ろうなど技術的には、いろいろあります。では、これらをフル活用すればいいかこれを自信を持って、そうだと言えない自分がいます。人工呼吸器管理は、患者さんは苦しそうです。胃ろうを行うと、頭の方の衰えが進む事もよくあります。刺激が無くなるからでしょうね。一方で、ご家族としては、大事な肉親が少しでも生きていてほしいと思う事も当然の感情でしょう。ど
内科医トリおんなのブログへようこそ☆医療者向け会員制サイト、m3.comでの連載が公開されました。(m3.comのコンテンツ、医療従事者の経験・スキルをシェアする「メンバーズメディア」内での連載です)今回のタイトルは今、つらさ抱えている研修医へ…7年目医師からのメッセージログイン|m3.com医師のための総合医療情報ならm3.com。日々の診療や臨床・医学研究に役立つ医薬品情報、医療ニュース、学会情報、医学文献検索、医師掲示板、求人募集・転職情報、薬剤検索、医院
不眠本当に日本人は多いです。ただ注意しなければいけないのは、高齢者の不眠です。多いのが、”若い時みたいな熟眠感や十分な睡眠時間がとれない”という訴えです。これは不眠という病的なものでなく、老化による睡眠の変化の可能性があります。このような状況の方に睡眠剤を投与すればそれこそドツボにはまります。高齢者の方には、若い時とは違うとお伝えしなるたけ睡眠剤は処方しないようにしています。不眠について睡眠剤の前の段階があります。注目ポイントは朝です。睡眠は、メラトニンと関
外科医から依頼される事で、以前はあまり無かった事を書きます。大腸癌の患者さんで、病変部位に点墨する事です。大腸癌の手術は、昔は開腹、つまりメスでお腹をガバっと切って、大腸癌を切除していました。この時は、術者が直接触れる事できるので必要がなかったようです。でも、今は腹腔鏡手術が主流です。これは、数カ所穴をお腹に開けて、そこから細い器具を入れてモニターを見ながら切除します。これだと病変がどこにあるかわからなくなる事あるようです。そこで、病変のそばに入れ墨して、外からわかるようにするのです
朝食を、私は、基本摂りません。それは、私個人は体調がいいからです。人によっては、朝食摂る方が、体調いい方もいるでしょう。もし、私が、朝食を毎日摂るならと想像して書いてみます。かなり偏って極端です。あくまで個人的な感覚なので、科学的根拠はありません。その1パンは食べません。日本に流通している小麦のほとんどがアメリカなどの外国産です。農薬、遺伝子組換えバンバンです。これを毎日定期的には、私はしません。炭水化物摂るなら、米、イモですかね。その2牛乳毎日は飲みません。
内科をやっていて、よくある事を書きます。開業医の内科などに受診した際あまり、診察してくれないようです。忙しいからか、めんどくさいからか。。先日も、ある若い男性が、喉が痛いと受診しました。よくよく診察すると痛いのは、奥歯。押すと痛みがヒドイです。つまり、親知らずによる歯周感染です。お近くのクリニックでは、診察されずに風邪と診断です。こんな感じなので医師が、診察しないなら、患者さん御自身が診察してはどうでしょう?少なくとも痛い場所は、押してみましょう。押して痛いのが、
私の治療を受けている病院は癌専門病院なので、日常の簡単な健康トラブルの対応には不向きです。特に悪性リンパ腫の癌患者の場合は何処に癌が再発するか、注意がおこたれません。其の辺を考慮して診察してくれそうな内科医、耳鼻咽喉科、歯科医等の近所のクリニックを相談しました。残念なのは、定期的な訪問医療のクリニックはあるのですが、緊急時の訪問医療をしてくれるクリニックが無いことです。緊急時は救急車を呼ぶしかないのかな?患者相談室は混んでいて、予約を取らないと駄目ですが、闘病に関する、色々な相談ができ
以前勤務していた病院の同僚の先生の話です。その先生のお父さんがある病気で手術をすることになりました。面談で手術のいろいろな話を主治医とお父さんそしてその医師がした際彼は言いました。”先生!執刀を先生がするなら前日当直に入り当日、当直明けで手術をすることだけはしないでください。そうでないなら合併症が起きても文句はいいません”確かに当直明けの医師のパフォーマンスはぶっちゃけ落ちます。。。私も外来やっても内視鏡やっても前日一睡もしていない
内科医トリおんなのブログへようこそ☆映画館で介助を断られた車椅子利用者の方が、その顛末(てんまつ)をネット上に公開し、議論を巻き起こしています。すでにご存知の方も多いと思いますが、どうやら、車椅子利用者の方が、車椅子専用席ではなく、あえて段差のある座席の利用を希望→映画館スタッフに、車椅子の移動や座席への移乗を手伝うよう依頼(この際、車椅子ごと抱えて運ぶような危険な行為があったのではないか……と推測する向きもあり)→初めのうちは映画館スタッフが対応していたが、同じようなことがたび
患者さんの容態が、急変した時の対応は、その後の患者さんの予後に直結するため、重要です。この時、ゴチャゴチャ頭で考えていては手遅れになります。頭よりカラダで反応しなければいけません。これは、研修医の時に、救命救急センターなどでトレーニングを受けていると、全然違います。急変だらけなので。気道確保や、点滴確保、場合によっては、電気ショックを行う流れが、スパッといくといいのですが、看護師さんが、動きに慣れていないと、スムーズにいきません。ある病院などは、ボスミンもってきてほしかったのですが
患者さんの病状により、入院を考えるべき時があります。また、患者さん側が、入院を希望するケースもあります。私は、積極的に入院を勧める時と、なるたけ入院しない方がいいともっていく時があります。入院を積極的に勧めるケースは、想像しやすいでしょう。重症化の不安が強い時です。キチンと経過も見れ、治療の選択肢も広がるからです。入院を、なるたけ避けるケースは、入院したら、自宅に退院する事難しくなるケースです。例えば、高齢者の方です。入院生活をすると確実に筋力が落ちます。自宅では、自分で何とかし
私自身やっていてメタボリックシンドロームの患者さんにもお勧めしているのが断食です。私は、週一回24時間の絶食を行っています。水分は十分とります。暑い時は塩分も必要かもしれません。この断食のメリットを冷蔵庫を例に説明しています。まずメタボの方の食生活ですが絶え間なく炭水化物というすぐにエネルギー利用できるものが入って来ます。冷蔵庫に例えると上の部分つまり冷蔵の部分に食材がたくさん積み込まれています。そういう状況では、冷蔵の中がメインで冷凍は面倒くさいので使われないと思い
私の勤務している病院での話です。ある日、事務長に呼ばれました。その病院に、Aという医師がいます。この医師は、本当は消化器内科医です。でも、前の病院などで、ヤラカシまくり、今の病院でも、あと少しで大惨事を起こし胃カメラを、やらせないようにされました。今回、なぜか、胃カメラを再びやらせろと要求してきました。だめなら辞めると。究極の人手不足の病院なので、こんな医師でも辞められたら、まずいという事で、相談です。私に、何かあった時のバックアップの依頼です。Aさんは、勤務時間の半分を
健康チェックのお勧めを書きます。自分の脈拍のチェックです。やり方を書きます。利き腕と反対右利きなら左手の手首の手のひら側さらに親指側を右手の人差し指と中指で触ります。ドクンドクンと脈打つのが分かれば測定を始めます。15秒数えてください。その数を4倍します。例えば15秒間に18回であれば4倍して72です。これが1分間あたりの脈拍数です。正常範囲はざっくりですが、50から80回くらいです。遅い方は、甲状腺ホルモン異常、ブロックといって心臓の刺激伝導がうまくいってい
急に涼しさが増してきましたね。今朝は寒く感じる程でしたが日中は窓を開けて気持ちいい気温になったので快適でした。今日は入居して約2ヶ月程放置していた間接照明のお掃除にチャレンジしてみました。リビングの天井にドーンと2列合わせて14mの間接照明が入っているので掃除もそれなりに手間がかかりました。天井がやや高めなので4段目に立っても安全そうな手すり付きの脚立を購入。早速わんこが食い付いてます。そうそう、そろそろお庭
私の外来での話です。ある40歳代の男性患者さんが、います。この方は、いろんな項目の栄養障害です。原因不明の貧血、癌をやった事もあり問題大有りです。一つ一つ不足の栄養素を補充しましたが、何かイマイチです。この方、ビタミンDをチェックしてみたら、やはり欠乏です。ビタミンDの補充を、少しずつ開始しました。ビタミンD濃度が、正常値に近くなったら、何と、栄養障害が、ほぼ完全に治ってしまいました!この方にとって、カラダの不調の根本的な原因は、ビタミンD欠乏だったという事なのでしょ
内科医トリおんなのブログへようこそ☆前回記事(下記)の続きです。『医師ならではの「改姓」手続き、まとめてみた【m3.com連載】』内科医トリおんなのブログへようこそ☆2023年度も終わりですね。仕事納めだった皆さまも、そうでない皆さまも、本当におつかれさまでした1年間を乗りきったご自身に…ameblo.jp(本当は3月中にアップするつもりだったのですが…「するする詐欺」になってしまいました)医師ならではの改姓手続きのうち、医籍変更についての注意点を取り上げたいと思います
思い出話です。医師は、看護師さんからのイジメを受ける事がありえます。特に、研修医など若い時には。医療現場で勤務するのは、かなりストレスがかかります。そのはけ口に使われます。さすがに年食った医師には、できないのでしょう。大体は、30歳代前半までで、実力、経験ともにいまいちの医師です。中には、これは患者さんも困るのではないかと思えるような嫌がらせも行います。そもそもイジメを行うような医療関係者は、医療を行う資質に欠けている訳なのでリミットはなく何でもありです。これの対策は、若手
口内炎が、よくできる方へのアドバイスです。マイナーエマージェンシーという本からと他の文献からです。まず、10mmより大きい潰瘍ができ治り遅い場合は、免疫低下の可能性が出てきます。また、目の症状、腹痛、皮疹、関節痛など出てくると、膠原病などが関連してくるので内科受診ください。口内炎ができやすいのは入れ歯が合わない、歯ブラシが硬すぎる。食物アレルギーの関連があり、シリアル、果物、トマトなどで起こる事あります。また、歯磨き粉の中のラウリル硫酸ナトリウムで起こる事あります。歯みがき粉の
内科医トリおんなのブログへようこそ☆2023年度も終わりですね。仕事納めだった皆さまも、そうでない皆さまも、本当におつかれさまでした1年間を乗りきったご自身に、どうぞ拍手を!!私はと言えば、4月から仕事の環境が変わるので、新年度に向けて少しドキドキな土日を過ごしています。さて、医療者向け会員制サイト、m3.comで少し前に公開された連載をご紹介したいと思います。(m3.comのコンテンツ、医療従事者の経験・スキルをシェアする「メンバーズメディア」内での連載です)今回
女性にとっては、生理というのは、いろいろな影響を与えるようです。以前40歳台の女性で生理の前に毎回風邪をひくとおっしゃる方が、受診しました。詳しい話を聞くと生理の前1週間ぐらいになると毎回頭痛倦怠感微熱がでる。ただ生理になると不思議によくなる状態でした。その方は、月経前症候群という疾患が考えられます。この疾患は原因ははっきりとはしていませんが、おそらくは、女性ホルモンの変動によるのではないかと言われています。症状は倦怠感頭痛腹痛微熱いらいら
最近斎藤ひとりさんというお金持ちでスピリチュアルな活動をしている方のYOUTUBEを見ました。そこで、ある状況になる方は、それにふさわしい身なりや話す内容など、いわゆる似合ったキャラになるとありました。これは、医療の現場にいると感じます。病気が重なる方、不幸が続く方いろいろな方と接してきましたが、そう感じます。ひきつけてしまうというのが、全てではないにしてもあるように思います。病気や不幸になったら、から元気でもいいので、笑顔になる。服装も派手にしたり、オシャレをしてし
医師の世界では、医局という制度があります。大学教授を頂点として、数百人の医師が所属している事が多いです。この医局から、一般病院に医師が派遣され医療のかなりの部分が成り立っています。この医局というものは、実は、トンデモナイ医師も所属しています。医局派遣の医師だから問題ないヒトという訳ではないのです。一般病院に、このトンデモナイ医師が赴任した場合、病院から医局に医師の交代を要請される事になり、大学病院内で飼殺しになっていることも多いのです。大学病院でかくまわれていたトンデモナイ医師
医者になったばかりの20年前は、同世代の他の業界の人の給料など知らなかった。他の業界の友人はたくさんいるが、他人に給料を聞くことなどない。そもそも私の妻も他の業界で働いているが、自分の妻の給料を知らない(笑)が、最近はSNSの発達で、年収チャンネルや給与明細買取屋などといったデリカシーのない記事(や動画)ができたので、他の業界の待遇が容易に分かるようになった。勤務医の年収はこちらのリンクの通り。医師の年収はどれくらい?勤務医の平均年収や年収アップの方法を解説|医師の