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このお話は7章①「ソネット18番」の中の数行をクローズアップしたショート・ストーリーです。ネタバレには絡まないお話です。ご自由にご覧ください。11年目のSONNETスピンオフ★★★「さむ~い!これじゃ凍死しちゃうわっ」「だから言っただろ?真冬になんか行く所じゃないって」二人は、聞いてない、言った、聞いてない、言った、と決着がつかない言い争いをしながら羊の看板が掛かったお店の中に駆け込んだ。スコットランドのエジンバラ。『ロミオとジュリエッ
『13日の金曜日3』えっと『それはない』ってどういう意味?いつのまにか草の上に寝転んでいたおとうさんは、眉間にしわを寄せぎゅっと目を閉じている「あいつとはもうすぐ別れるんだから、そんなこと絶対にありえないんだよ。」あああたしをちゃんと、おかあさんの娘だって認識してくれたんだだから、おとうさんは未来の自分におかあさんによく似た娘なんているわけないって思っちゃったのか「ねぇ、ほんとにおかあさんと別れちゃうの?種族が違うからってだけで、なんでダメだ
チェギョンは頬を膨らませ、プリプリ怒りながら戻ってきた。まるでシンの不機嫌がチェギョンに伝染したみたいだ。「シン、すごく機嫌が悪かったみたいだけど、何の用だったの?」「全く…どうもこうもないわよ。あの横暴王子ったら何て言ったと思う?『お前は皇太子妃なんだぞ。俺以外の男とベタベタ馴れ馴れしくするな!二人きりになるな!』だって。」「本当にシンがそう言ったの?」まさか…嘘だろ?あの能面みたいな奴がそんなこと…「そうよ。馬っ鹿みたい…だって俺以外ってユル君だよ?
ほんの息抜きな呟き二次小説(笑)…でございます<m(__)m>『魔道祖師』~雲深不知処の平和な一日。<その④>雲深不知処で今、その報を知らぬのは彼らだけだった。もちろん、藍思追と藍景儀は努力したのだ。機会を慎重に計り、静室の扉の前に立つこと十数分……。ただ一言「失礼します、含光君、魏先輩」と声をあげれば良かっただけなのに。しかし、まだ年若い二人は、とうとう一歩を踏み出す勇気を持てなかった。陽も高く昇っているこの時刻に閉ざされた扉――。それが
※画像はPixabayさんからお借りしています。この小説は映画「チェリまほTheMovie」の二次創作です。☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆「結婚式にご招待」④~浦部健吾様~OPテーマDEEPSQUAD「GimmeGimme」EDテーマomoinotake「心音」映画のHPはこちら小説の<目次>はこちら☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆「安達ぃ~」昼休憩を終え、午後の仕事に取り掛かろうとしていた時、背後から聞こえ
★腐向け注意★銀時×桂「トライアングル2」~13~(2幕第6話)です↓これまでのお話はテーマ別一覧からどうぞ^^http://ameblo.jp/orenngipeko2010/themeentrylist-10097318692.html「トライアングル2」~13~季節は春へ移ろうとしていた。桜の木がピンク色の蕾をつ
そうそう、アニメ・ベルサイユのばらのフランス語版視聴の件☆クリスマス前に第18話まで観て、第19話はシャルロットの悲劇回なので一話ごとバッサリカットし、そして第20話を観よう観ようと思いつつ、最近下の子(8歳)が一緒にアニばらを観だしたのだけれども、第20話から結構大人モードのお話だし、第20話の冒頭は王妃さまとフェルゼンががっつりあいびき❤してるし(笑)...なので下の子が一緒に観ているときは、子どもも楽しめるアニばら前半戦🌸
チェギョンと一緒にいたのは、誰あろう俺の親友の一人…カン・インだった。何故インが…?頭の中は疑問符でいっぱいになったが、それもほんの一瞬のこと。インの手がチェギョンの手を握り締めているという許し難い光景を目の当たりにした俺は、次の瞬間インの胸倉を掴みその頬を殴り飛ばしていた。「きゃ~~~っ!シン君、何するの?止めてっ!」「煩い!お前は黙ってろ。イン、これは一体何の真似だ?」「何って、見ての通りさ。シンがチェギョンを大事にしないから、僕が守ってあげる…そう言って、今チ
それからというもの、学校で休み時間にチェギョンを目の端に捉える度に、俺はある行動に出た。あいつに気づかれるより先にヒョリンの傍へ行き、必要以上に体を寄せて親密さを装うんだ。「何なの、シン?」「いいから…」そしてチェギョンが俺を見つけると、必ずと言っていいほど頬を膨らませて俺を睨んだ後、ふん!とばかりに顔を背けて行ってしまうのを眺めるのが楽しくて仕方なかった。あいつ…また妬いているんだな…膨らんだほっぺたが河豚みたいだぞ。すぐ顔に出るんだから…可愛い奴…怪訝そうなヒ
年が明け…。1月が誕生月の私は、毎年この時期に何故か…。ちょっと精神的に疲れやすくなるのよね。疲れてる時って、いろいろと理性が働かなくなるじゃない。←私だけか?どうにもこうにも調子が出ない。とうとう力尽きるのか…「也好」それもよい。「魏嬰……」「……藍湛!やっぱりダメだ。早く来てくれ!」大げさに騒ぎ立て、魏無羨は両腕を伸ばした。濡れた上半身はすでに何も羽織っておらず、彼の白い素肌が気分の高揚を表しているかのようにほんのりと紅く染まっている。「……魏嬰
まだ入ったことが無い旧州議事堂に入ってみた。警備がしっかりしており一瞬の隙も無い完璧さを感じる。ハンコックの部屋にいるファーレンハイトという名前の女性は寛いでいるが目がそう感じさせずいつでも行動出来るという雰囲気を醸し出していた。ピックマン・ギャラリーの調査僕はハンコック市長に顔見せをしっかりした後、仕事を貰うことにした。彼は「市長はいちいち付けなくていい」と言ってくれた。気さくに話し掛けていいという事だろうと思い、名前だけで呼ぶことにした。仕事はないかと尋ねると、ピックマン・ギ
今回のお話は、原作コミックの冒頭ページにあった安達のエピソードを掘り下げてみました。藤沢飛鳥☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆「ねえ黒沢、知らないの?」OPテーマomoinotake「産声」EDテーマDEEPSQUAD「GoodLoveYourLove」ドラマのあらすじはこちら小説の<目次>はこちら☆~~~☆~~~☆~~~☆~~~☆朝からずっと、柘植は新作の構想を練るためにパソコンの画面を凝視していた。さずがに目の疲れを感じて手
———きた。胸の奥がつかえたように一瞬息がつまり、激しく咳き込む。乾いた咳が続いたあと、それはやってくる。目に突き刺さるようにあかい、あかい———鮮血が口を押さえた手を、息苦しさに堪えかねて倒れ込んだ寝台のシーツを染めていく。熱い咳が喉を灼き、喀血の合間にひゅうひゅうと喘ぐように息をする。少しずつ咳がひいてゆき、呼吸が落ち着いてくると、背中からじわりと冷汗がにじみでる。初めて喀血を見てからのわずかな間に、坂道を転げ落ちるように状態は悪くなっている。常にだるさを覚え
【はじめに】フォローいただいた方にはフォロバしております。非公開にしているので私のIDなどはないと思います。あと、商業さんは申し訳ありませんが承認しておりません。すぐ消す方と特に繋がりたいとも思わないので、ちょくちょく来ていただいてる方はちゃんと分かっています。ありがとうございます。───────────────この昨日の話の続きとゆうか、『カナブンになりたい(逃避)』なんで鬼滅の日に限って自分が滅してるんだろう、はしらげーこ、まだ一回も観れてないやん、ふんだんに薬の力を使
いざ自分の気持ちに気づいてしまったら、想いが一気に加速したのか、公務の最中もあいつの顔が浮かんできて、会いたくて仕方なかった。だから、出来るだけ早く切り上げて東宮殿へ戻ってきた。なのに…俺を迎えたのは妻の笑顔じゃなくて、あろうことか妻が他の男に抱かれる姿。「何をしている?」瞬間頭に血が上り、気づいた時にはユルの腕を捩じ上げていた。「妃宮に触るな!俺の妻だ。」「シン、誤解だよ。」「煩い!とっとと出て行け。」ユルの腕をそのまま引っ張り、テラスへと引き摺ってい
timeaftertime来てみらんしょin福島〜5/6その①~【Tsukushi】『此の辺りだけど…』梅木さんに教えてもらった地名を頼りに、ナビの案内で「名所」へと向かう。梅木さんの話では、其処は樹齢の古い桜樹が小川に覆い被さるように咲き、美しい桜回廊となる場所なのだそうで。名所として有名になった現在も地元民の憩いの場となっており、此の時期は観光客誘致を兼ねた町のイベントのひとつして「桜まつり」を開催しているとのコトだった。目標物は、ローカル線の小さ
味千ラーメン。わたしが結婚したころは22日に220円だったのに、値上げに値上げして今450円ですよ・・・。世知辛いねぇ。味は可もなく不可もなく。頭のおかしい小説の話をしよう。わたしが今ピクシヴにアップしているので一番のメインコンテンツなのは集団調教。クライアントの望むプレイをする攻め役4人で活動している人たちのを書いています。結構読まれる。っつか第一作目はエグいくらいイイネついてる。皆好きねぇー。痛い熱い系を書く人が少ないのか、需要があるようです。エスエムはわたしの趣味でも
ブログのタイトル前々回のブログのタイトルを「髭」にしたところ、アクセス数が地味に伸びていておいおい皆‥三瓶先生に夢中か!やっぱりお髭をみちゃうよね☆と思っていたがもしかして某アーティストのことだと勘違いしていたり、もしくは夏フェス「音楽と◯達」のことだと勘違いしてアクセスしているのでは‥‥髭違いで申し訳ない気持ちになりました。でも、先週の5話は綾野先生の目の演技が見事で、術衣姿の三瓶先生はお髭が隠れてしまうため「誰だっけ?」状態なのはワシだけですかね。オタバレしないように(もう
『mistake』「あらっ、早かったのね。」「ただい…えっ?」夕方、バイトを終えまだ明るいうちにアパートに帰ると「なんでここに…」彼女ではなく、おふくろがいた「まぁ、ご挨拶ねー。久しぶりに母親と顔を合わせたって言うのに。」「いや、だからなんでこんなところにいるのかって聞いてるんだけど?」「なんでって、可愛い息子にたまにはご飯でも作ってあげようと思って。」可愛い…はこの際無視するとして言われてみれば久しぶりに会うおふくろは魔界でのドレス姿ではなく、二人で暮らしていた時のような
あははwwwまた参上。さっきの記事に貼ろうと思った画像、貼り忘れた(笑)ネパールのおおまかな地図です。拾い画ですが……。バンディブル(バンディプール)が載ってる地図が少なくて……。ポカラというバンディプールの近くに2023年に国際空港が開港しました。国際空港ですが現在ほぼ国内のみの運航らしいです。唯一国際線がバングラデシュ行き。カトマンズが首都です。サガルマータ国立公園内にナムチェ(ナムチェバザール)があります。と、言うわけですwww明日は二ノ宮お休みなので……。なにか
ついにブラックムーン(オスカル様バージョン)を手にいれました。仕事帰りにスーパーに寄ったら、ブラックムーンオスカル様バージョンを発見!ブラックムーンの棚はサ〇リオキャラのまま。ガッカリ〜でもね~その後ろにひっそりとオスカル様が隠されていたの。在庫のサンリ〇が完売になるまでは、新作のオスカル様は表に出さん!っていうスーパーの思惑が見えてくるよね。姑息だね。だけど!そんな手にのるわたしではない。商品をひっくり返してみる癖ついてたから(近所の人とか職場人には見られなくない所業)
※このお話にはオリキャラが登場しますのでご理解の上でお読みください。『distance2』濃い霧に覆われた森を抜けると、そのお屋敷は突然姿を現した「ここ、だよね?」我が家に魔界のヴァンパイア村からの使者がやって来たのは数日前のことだった「お父さんの生家でやるパーティ!?」書斎に呼ばれて渡された一通の招待状には、ヴァンパイア族の若者の親睦を深めるためのパーティにわたしも是非参加して欲しいと書かれていて「でも、わたしは純粋な吸血鬼じゃなく
『備忘録1』えっといつも拙い妄想話を読んでくださってありがとうございますおかげさまでこちらのブログを始めてから約1年半が経ちましたタイトルも結構な数になり、自分自身でも内容を思い出せない話が増えてしまいとりあえず、いちばん数の多い『高校時代』のお話だけでも簡単にまとめておこうと思います。あくまで自分用ですし、ほぼ『おんなじ話』と言っても過言ではありませんが…興味のある方はお暇な時にチラッとのぞいてやってくださいませ
俺はイ・シン、王立大学付属高校映像科に在籍する高校3年生だ。そして、何を隠そうこの国の皇太子でもある。自分で言うのも何だが眉目秀麗にして頭脳明晰…これは決して自惚れでも何でもなく、国民が俺を『完璧王子』と呼ぶのだから周知の事実だ。なのに…その完璧王子であるこの俺が、何の因果かまだ高校生だというのに無理矢理結婚させられたんだ。それも、相手はお祖父様である聖祖皇帝陛下が生前にお決めになった許婚とやらで、およそ才色兼備とは程遠い一般庶民の女だ。何故お祖父様はこんな女を選ばれたのか首を傾
あれから…チェギョンに『大嫌い』と言われてから、ほとんど会話らしい会話をしていなかった。ちゃんと話さなくちゃいけないと解っていながら、どう切り出していいのかそのタイミングさえ掴めず、ただ無駄に時間を過ごしていた。チェギョンのことが気になって仕方ないのに、あいつの俺を見る以前とは違う冷めた瞳が、どうしても素直な言葉を躊躇わせる。なぜこんなことになってしまったんだろう…いや、本当はもう答えなどとっくに解っている。全ては不甲斐ない俺自身のせい…あいつに好きだと言う代わりに、
滑走路を行き交う航空機が真正面に見える眺めの良い貴賓室のソファーに深く腰を沈め、僕は逸る心を抑えて静かにその時を待っていた。ここ金浦空港は国内線がメインであるが、アジアのハブ空港である仁川には遠く及ばないものの、近頃では国際線の発着便数もかなり増えてきている。我が韓国を訪れる観光客の数が急増しているのがその原因だ。何でも、世界中で韓国ドラマやK-POPが大人気なのだそうだ。それでドラマのロケ地を訪れるため、またK-POPのライブ観たさに、世界各地から観光客が押し寄せているというのだか
皆さんこんにちは。もう間もなく2017年前半から復活したフルカラー漫画も、200枚に到達します!!!!実際はもう到達しているのですが、その作品は現在創作中なので、完成したらカウントします。さて、今でもアクセス数の多いこのブログ↓『二次創作が嫌いになった現在』二次創作をやめて早4年・・・・・。すっかりオリジナル漫画が席巻している私の漫画環境。2016年までに過去10年にわたってお世話になった二次創作には悪いのです…ameblo.jp自前で世界観からキャラクターまで賄
『longroad6』結婚式を明日に控えた夜なかなか寝つけずに来てしまった、通い慣れた洋館の前で桜を散らす夜風に吹かれながら佇んでいると平和な家族から引き離したくなくて、何度も突き放しては泣かせてしまったことを思い出したあのころとは全く事情が異なっているとはいえ明日になれば、今まで大切に育ててきた両親から彼女を奪ってしまうことになるそれでも裸足のまま腕の中に飛び込んできた、この世にたったひとつの温もりを手放すことなんて出来ない俺は「朝
SATOEMAプレゼンツ!!島村ジョー誕生祭2024相方のエマエマ会場も開催してるよ^^b実は、ジョーの誕生日の5月16日の前日の5月15日は相方のエマエマと出逢った記念日でもあるのです^^bもう出逢って3年になりますね^^b色々ありましたが、海あり、山あり、乗り越えてここまで来ました。とにかく最初から感性が合って、気もあって、なかなかこういう友達とは出会えない。ということで、今は「サト子エマ雄」・・・ではなくw「SATOEMA」というユニット
「シン、話があるの。ちょっと来て。」例によってチェギョンにヒョリンと親密そうにしているのを見せ付け、不機嫌になったあいつを見送って内心悦に入っていたら、ヒョリンに急に腕を引っ張られた。少し怒った様子で無言のままの彼女に連れて来られたのは、人気の無い音楽科のレッスン室の一角だった。「何だよ?こんなところにわざわざ…」「シン…あなたいい加減にしたら?」ヒョリンはくるりと向き直ると腕組みをして、真っ直ぐな瞳で睨んでくる。けれど俺には、彼女に睨まれるようなことなど身に覚えがな