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たくさんのバラエティー番組や、情報番組に出て、今自分たちがどれだけ求められる存在であるかを、初めて知った。それと同時に、ユノ兄がどれだけスターであるかを実感した。ユチョンさんに、見せられたネット記事。僕の事を、酷い言葉で誹謗中傷してあった記事。それにも傷ついたが、この事でユノ兄の芸能生活が終わってしまうと思ったら、体中から力が抜けた。僕がユノ兄のそばにいたからこんなことになったんだと思ったら、目の前が真っ暗になり、気づいたら病院だった。でもユノ兄がそれを救ってくれた。ユ
病院にジェジュンを連れて行き、手当てを受けさせる。ガラスで切った足には、包帯が巻かれているが、大事には至らなかった。ジェジュンは安心したのか眠ってしまい、頬に付いた青あざを見て、再びユノの怒りに火がともる。チャンミンが来て、ジェジュンの痛々しい様子に眉をひそめた。「ユノ兄、ジェジュンは?」「大丈夫だ。目が覚めたら家に連れ帰ってくれ」「行くんですか?」「あぁ。二度とこんな事させない」「分かっているでしょうが…一応あの人は、あなたの母親だという事を忘れないで」「うるせぇ」
次の日、朝食の為レストランに降りると、ユチョンとジュンスがコーヒーを飲んでいた。昨夜は熱い夜を過ごしたのだろう、ユチョンは「やぁおはよう!」とキラキラした笑顔を見せ、隣でジュンスは気だるげに肘をついていた。「おはようございまーす♪」元気そうなジェジュンの姿を見て、ユチョンはアレレ?と思った。もしかしたら今朝は起きて来られないのでは?と思っていたから。「え?ユノ兄…?もしかして、まだ?」「うるさい!今、段階を踏んでいる所だ!」旅行に来てまでもヤらないなんて、ユノ兄はよ
ジェジュン兄たちがスペインバルセロナに発って、早1か月が過ぎた。忙しい中、時間を作って見送りに来たチャンミンに抱きついて大泣きし、そのあまりに長い抱擁に業を煮やしたユノ兄に引っぺがされ、引きずられるように飛行機に乗って行ったジェジュン兄。落ち着いたら遊びに行くとジュンスとユノ兄に願い出たが、来るなと言われ、絶対に行こうとジュンスと誓った。「元気してるかなぁ…。スペインでもドジってなきゃいいけど…」ユチョンは一抹の不安を抱え、この青い空の向こうにいるであろう兄を想った。ユ
今日は久しぶりにジェジュンが家に戻ってきた。仕事も早く終わり、明日も3か月ぶりのOFFなのだという。「今日はいっぱい作るゾ~~!」毎日忙しく、趣味でもある料理をする時間が全くなかったジェジュンは、今日は思う存分料理をするぞと、楽しみにしていたらしい。帰ってきてそうそうスーパーに走り、大量の食材を買い、よたよたと帰ってきた。鼻歌を歌いながらキッチンに立ち、テーブルの上に乗りきらないほどの料理を作っている。「すごい量っすね。そんな食べられるのかな?」「大丈夫。ジュンスも
手術は成功し、体が回復したらリハビリを始めようと主治医に言われた。グンスは、その言葉を聞きながらも、どこか他人事のように感じていた。ジェジュン兄と初めて会ったのは、子供の頃、頭をぶつけた事で一時入院した日だった。入院する必要もなさそうなケガだったが、心配した母親のせいで入院することになった。退屈だったグンスは、病院の中を歩き回っていた。すると、中庭に車いすに座った少年がいた。色白で目が大きくて、とても綺麗な顔をした少年だったが、車いすに乗って歩けないようだった。目が合う
あらかたの撮影は終了し、次の日も夜の撮影だけだったため、今日はみんなで思う存分美味しい料理やお酒を堪能することにした。「おっつかれ~」メンバー達を始めスタッフも揃い、中打ち上げが始まった。ジェジュンは、皆にお酒を配ったり、スタッフと談笑しながら料理を取り分けたりして、こまごまと動き働いた。「ジェジュンさんも座って!飲んでください!」テフンは、思ったよりよく働いてくれたジェジュンに、お酒を勧めた。「いやぁジェジュンさんに来てもらって本当に助かりました。ジェジュンさんが来てく
YJLBのXジェジュンのコンサートに元メンの名前をアピールすること自体が馬鹿げてるとは思わないのか?禁止と書かれてなくても持ち込まないのが常識でしょ誰のコンサートに来てんだつーの!!😡👎馬鹿げてるのはどっちだちゅーの!!そんなの持って来なきゃスムーズにはいれたんじゃないのか!あんたらのせいだろ!!屁理屈も大概にしろ!!ジェジュンが問題にしてないんじゃなくて車からの動画だからそんなのに気づいてもないと思うけどね自己正当化も大概にしろや!!👎主催者側も大
「ユチョンは、随分あの子供にご執心のようで」メガネを拭きながら、チャンミンが伺うように言った。「施設育ちの子供と交流しないようにと、あなたの母親から嫌味を言われましたよ」「何が施設育ちと交流しないように、だ。あのババぁ。マジでムカつく」「ユノ兄、口が悪くなってますよ。まぁ気持ちは分かりますが…」「ユチョンが認めた友達だ。俺たちが守ってやらなきゃいかんだろ」「どうするんです?」「俺たちも一緒に遊ぶんだ。バースを超え子供同士仲良くなった微笑ましい姿を演じればいい。演技力が必要だ
♕-D-U-E-T-Memories-アルバム画像集-D-U-E-T-Memories-アルバム-Yunjaelica's♕Roomユン❤︎ジェリカの部屋です。yunjaelica.blog.fc2.com
次の日の朝、ユノとジェジュンはギリギリまでホテルを出てこなかった。空港に向かうリムジンに乗るときも、飛行機に乗るときもユノは片時もジェジュンの傍を離れず。お初エチにより腰砕けになってしまったジェジュンを気遣い、ジュンス達さえ近寄らせなかった。飛行機が飛び立てばすぐにジェジュンをベッドに寝かせ、傍でユノがマッサージしながら甘いトークを繰り広げていた。ユチョン達もさすがに呆れたが、自分たちが初めて結ばれた時もユチョンは同じような行動だったので、理解を示し、二人の邪魔はしなかった。「
CYグループ理事室で、副理事長のムンスミンは、秘書からの報告書を片手に震えていた。「何ですって…?ユノがオメガを屋敷に住まわせてると…?母である私に何の報告も無しに、いつもいつもユノは勝手な事を!」濃いメイクに大きなダイヤの指輪を光らせ、忌々しい顔で長い爪をカチカチ鳴らしていた。スミンは、ユノの父チョンウンソクの妻であり、ユノの母、そしてチョングループの副理事長である。江南にある高級タワーマンションに一人で住むスミンであるが、時折ユノが住む屋敷に顔を出す。スミンも、ユノの子供に
爆弾を落としたジェジュンは、結局そのまま眠り続け、疲れていたのか、起きたのは次の日の夕方になっていた。「あー!!せっかくのOFFがぁ…」三か月ぶりのOFFを一日寝て過ごしてしまい、頭を抱えるジェジュンに、ユチョンが水を持ってきた。「ハイ、ジェジュン兄」「あ、あぁ…ユチョンありがとう。チャンミンは?「出かけた。たぶんジュンスと」「そっか」ユチョンはジェジュンの隣に座ると、フンッと鼻息を荒くした。「ん?どうした?ユチョン」「…昨日の事、覚えてるんだよね?ジェジュ
10日にお知らせするつもりが、Twitterでフライングしてしまったので。←PC音痴こちらでもお知らせします。「キョウルの妄想小説別館」です。キョウルの妄想小説別館ユンジェ小説書いています。5人出てきます。妄想小説です^^kyouru9.blog.fc2.com詳しくはまた明日。新しいお話「星に願いを」を2話分アップしてますので。どうぞよろしくお願いします。
ムンスミンは、報告書をギリギリと握りしめ、秘書に向かって投げつけた。「ユノがオメガを旅行に連れて行って、家に住まわせてるですって?!まさか、もう番にしたんじゃないでしょうねっ!」「いえ、それはありません」「でも本気って事よね。まったく勝手な事を!あなた達、今まで何をしてたの!」「申し訳ありません。思いのほか情報が漏れてこず…」「シムチャンミンの仕業ね。まったく忌々しい…シム家の長男が!」「あと…申し上げにくいのですが、青瓦台の方からの派遣も続いておりまして、最近は帰さず、応対して
ヒチョルは一枚の紙をチャンミンの前に差し出した。「これは…」それは、ジェジュンの診察記録だった。そこには、こう書かれていた。「ホルモン異常。不妊の兆候あり」…ジェジュンが…不妊?これはユチョン達と「ヒートが来ない」とオメガ専門の病院に行った時の記録か。という事は、ユチョン達は知っていたのか?さすがのチャンミンも、一瞬狼狽えてしまったが、そこを見逃すヒチョルではなかった。「こちらといたしましても「不妊のオメガと番になる」などという最悪のケースは避けたいので。ご
僕たち3人は、身を寄せ合って暮らしていたが、一つ、困ったことがあった。「おーチャンミン、なんか食うもんあるか?」ズカズカと家に入ってきたのは、ドンジン叔父さん。僕の父さんの弟だ。ドンジン叔父さんが、僕たちの身元引き受人になってくれたから、未成年の僕達は一緒に暮らせている。でも僕は知っている。ドンジン叔父さんが、僕たちの身元引受人になってくれた代わりに、ヒョンが保険金のいくらかを、叔父さんに渡したって事。ユチョン兄は、この叔父さんが大嫌いだった。ドンジン叔父
このブログはユンジェと東方神起5人の歌声を愛する人たちのブログです。アメンバー会員さんだけの記事中心となっています。次回、会員募集は2021年2月。興味ある方はこちらのブログの過去記事東方神起5を読んでくださいませ!🌺安珠公式ブログhttps://blog.goo.ne.jp/anjyu-5
「あ~~ムカつく!!」ミンヒがホテルのベッドに持っていたカバンを投げつけた。「あんな衣装にするから…。でも一瞬だから見えませんでしたよ」「はぁぁ?見えないわけないでしょっ!」ミンヒはマネージャーに八つ当たりし、そこにあったクッションを投げつけた。まだ20代の若い女性マネージャーは、怒りまくっているミンヒに何も言えず、ただ八つ当たりを黙って受けていた。「明日の撮影は午前中だけで、午後からは休みですから…お買い物でもして…」「何言ってんのよ!午後になったら、アンタユノオッパ
養子先に来て2年が過ぎた。養子先は、田舎町で農業を細々と営む貧しい家だった。一応中学校には行かせて貰えたが、繁忙期は学校を休んで家の仕事をさせられた。「ジュンス!さっさと籠を用意しろ!これを倉庫に運べ!」「はい!」養子というより雇い主と従業員のようで、親子とは言い難い関係だったが、その方が良かった。今更、べたついた親子関係を演じるのも面倒だったからだ。毎日の仕事は辛かったが、ご飯は食べさせてもらえたし、お風呂にも入れた。施設で暮らした日々を思えば、仕事をするぐらいなんでも
打ち合わせにユノのオフィスに顔を出したチャンミンが、珍しく携帯と睨めっこしている。「なんだ?」ユノが画面をのぞき込むと、犬ぞりレースの動画を見ていた。「知りません?カナダでは毎年犬ぞりレースが行われるんです。僕がカナダにいた頃はまだ子供で参加できなかった。いつか参加したいと思っていたんです」「お前、カナダ行くのか?」「…アナタのそういう鈍い所…はぁ~…ジェジュンさんに同情しますよ」「は?ジェジュン?」「ジェジュンさんに頼まれたんですよ、カナダで仕事をするかも
イトゥク先生の所から帰ると、ジェジュンが屋根部屋の前で蹲っていた。その瞬間、ジェジュンへの愛しさが爆発した。ジェジュンに会いたくて、ずっと一緒にいたくて。子供の頃交わした小さな約束、孤独の中で唯一心を許せる存在だったジェジュン、何も与えられなかった自分たちが唯一欲した存在、それがジェジュンだった。あんなに会いたかったジェジュンと、運命のいたずらで別れ別れになり、記憶さえ失って。でもまた巡り合えた。やっぱり、俺にとってジェジュンは運命の人なんだ…!言葉が出ない。
夕方になり撮影は一旦終了し、夜の撮影まで休憩となった。ユノは一目散に、ジェジュンに駆け寄った。「ジェジュン!大丈夫か?」「ゆのぉ…」「よしよし、よく頑張ったな。病院行こう」ヘロヘロになっていたジェジュンをユノはひょいと背負うと、テフンと共に現地の病院に駆け込んだ。点滴をしてもらい少し元気になったジェジュンは、薬をもらってホテルに戻った。「夜の撮影にお前は出なくていい。ここで休んでろ」ベッドに横になったジェジュンの髪を優しく梳くユノ。「俺…恥ずかしい。仕事しに
主人公が1話目から包茎手術とかって、今の日本のドラマじゃありえない。こんなイケメン男子高校生が、それはそれは痛そうに、病院から帰るシーンが面白くてしょうがない学校ではクールな感じなのに、家に帰ってくると子供っぽくなるのも、男の子のリアルさが出ていて、メッチャ良い〜。まだ1話目なのに、こんなに面白いなら、あと15話どーなるんだどストライクで好きなタイプのドラマだわ。ってか、まだ1話しか観ていない私が語るのもなんだけど、このドラマ、永久保存版になりそうあの有名なセリフ、「マン
物心ついた時から、僕はオメガ専門の保護施設にいた。ここには捨てられたオメガの子供達が30人ほど、国の支援金で暮らしている。アルファに無理やり襲われ出来た子供、生まれた子供がオメガだったため捨てられた子供、番解除が出来なくて処理されたオメガの子供…。オメガ保護法が出来てから、捨てられるオメガの子供は減ったが、それでも時々つれて来られる。僕がどういう経緯でここに来たのかは分からない。ただ分かっているのは、僕が「捨てられた子供」という事だ。園長は僕たちに言う。「養子に行くのが、君
久々に書いても相変わらずじわじわ進む感じ。もっとパッと景色が変わるようなパキッとした話を書いてみたいものですね。http://ci0604.blog.fc2.com/blog-entry-346.html
スタッフが用意してくれた打ち上げでは、みんな撮影の緊張から解放されて、ワイワイと賑やかな打ち上げだった。メンバーもスタッフも揃って、良いPVが出来たと、みんなで喜び合った。不満げではあるがミンヒも参加し、何とかメンバーたちの所に入り込もうとしていた。だがそこは、男だらけのsecret。酒も入り、超ド級の下ネタ大会に、ミンヒはとても入り込めなかった。ジェジュンはメンバーとお酒を飲んだことで、機嫌が悪かったのを忘れてしまい、ユノとゲラゲラ笑っていた。チャンミンやジュンス、BB達と
ユノがいなくなった会議室では、社長や数人のスタッフが頭を悩ませていた。「これは、恐らくパクミンヒ側からのリークだろう」「そうですね、恐らく売名行為でしょう。彼女は最近女優業に力を入れていましたが、どれもパッとしなかった、おそらくオファーはもう来ないでしょう。焦ったミンヒ側が、今注目されているユノに目を付けた。ちょっと熱愛を匂わせて話題にするつもりだと思います」「ま、ありがちな手法だが…。今、ユノはどんどん人気を伸ばしている。チャンミン、ジュンスだけでなくこの調子で他のパフォーマ