ブログ記事689件
朝から上機嫌のチェギョン。それはシンからお土産で貰ったネックレスを付けているから。朝の挨拶で目敏くそれを見つけたのはヘミョンだった。「あら!どうしたの?素敵なネックレスね、チェギョン」「ありがとうございます!シン君から頂いたんです!」一気に視線がシンに集中する。「どういう事?え?お土産?私達には?え?ないの?嘘でしょ?出しなさいよ!ホラ!!」ヘミョンの尋問は恐ろしいもので、親であっても中々止めに入る事ができなかった。お土産だと言ってしまったチェギョンも、言
『結婚しないか』ある日の午後、無人の教室の片隅で彼女に告げた。ヒョリンは瞳を丸くして、それでも冷静に答えた。『私達はまだ学生よ?』確かに彼女の言う通り、現実的に無理がある。皇族の結婚は早く黙っていれば勝手に妃を決められる。宮家の言いなりになり知らない女と結婚するのは癪に触る。皇太子という特殊な立場故に一般的な常識が皆無かまたは欠如した思考に陥りやすかった。『結婚』の発言自体、皇太子として生きてきたシンにして余りに突発的である。ヒョリンからすれば驚いて当然の申し出だった。厳しいしきた
どれほど眠ったのだろうか。目が覚めれば周りは薄暗くなっていた。「あ。起きた?調子はどう?」声のする方に顔を向けると、そこにはユルがいた。「来てたのか…」「うん、ついさっきね。チェギョンも戻ってるよ。今は妃教育に行ってる」ユルから“チェギョン”という言葉を聞いただけで眉間にチカラが入った。ユルもそれを見逃さない。「ねぇ、シン。病人に対して今こんな事言うのも申し訳ないんだけどさ…」「何だよ」「どうしてヒョリンにあんな事言ったのさ」「あんな事?」「そう。チェ
どうして手を握ってしまったのか…。だが、自分が出て行くのを止めてくれた事が嬉しかった。シンの幼き日の事を少しだけ知ったチェギョン。まだ5歳だったシンと、親との別生活。普通では考えられない事だ。普通ではない事が起こる。それが宮というものなんだろうか。確かに今、自分が置かれている契約結婚という状況も普通ではない。幼きシンがどれほど親を恋しがっても傍にいてくれない。言いたい事も言えない。やりたい事もできない。そんなシンを思うと切なくなる。これは同情なんだろうか…。それ
口さがない人々は、年齢や階級とは関係がないらしい。チェギョンは一人、校舎の廊下で窓の外を見ていた。友人のガンヒョンは欠席している。何でも一族の重要な集まりがあると言っていた。旧家の出身のガンヒョンもまた、チェギョンのように伝統という名の古めかしいしきたりに縛られているのだろう。「そんなこと言ったら、シン君が一番そうね」毎年1回行われる公式な行事で、彼は彼の両親の国王夫妻や王族たちと一緒に、宮殿のバルコニーで人々に手を振っていた。正式に婚約をしたことで、チェギョンの顔と名前がメディア記事に載
ユルから『シンに確認する』と言われたヒョリンは心穏やかではなかった。本当に確認されたら嘘だとバレていまう。かと言って、ユルに確認するなとも言えないし、シンにユルから確認されたかどうかも聞けない。もしもシンに問い詰められたら…何か良い言い訳を考えなければ…。そう思えば思うほど、良い案は浮かんでこなかった。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★そんな事があった翌日。シンは大学に来ていた。教室に入るとイン達が手を上げてここだと合図する。「よぅシン!災難だったな」「風
それからチェギョンは演奏の練習。シンは公務での打ち合わせなどで、お互い忙しく東殿にいる時間もなく帰って来るのは深夜0時を過ぎてから。もちろん顔を合わすことなどないに等しい。特にシンは事前に勉強すべき事が沢山あり大学にも行けないでいる。チェギョンは割と余裕があるスケジュールで週に2日程度は大学に顔を出す事が可能だ。そしてその日、チェギョンは大学に来ていた。授業も終わり、これから皇后様とカヤグムの練習の為、宮に戻る所で声を掛けられた。「チェギョンさん、お久しぶりね」振り返る
『ウッティレート医師、チェギョンが妊娠とは確かなんですか?確かだとしても何か他に病気があるわけではないのですか?頻繁に倒れるのは何か』『いえ、妊娠初期は様々な症状がでます。妃宮様の場合は典型的と言えば典型的ですが数値も著しく悪い訳ではありません、、食事が摂取出来ない事が何より心配ですがでは、殿下見てみますか?』『見てって…見れるのか?だったら是非』『妃宮様先程は見られるのはお嫌だと言われましたがどうされますか?』『だって恥ずかしいし』『何が恥ずかしいんだ!』『だって』『先生お願いし
どうして嫌な事が連日続くのだろうか。目の前から来る人物たちにチェギョンは小さく息を吐いた。「これはこれは、今日も妃宮様はお元気そうだ!」「えぇ、お陰様で」「シンはまだ大学休んでるっていうのになー?」「いえ、殿下はもう熱も下がってお元気です。ですが、執務が溜まっていましたのでその処理の為に…」「要はそれってあなたのせいよね?」昨日と全く同じメンバーが代わる代わるチェギョンに嫌味を吐き出す。チェギョンも黙っていれば良かったのかもしれないが、つい言い返すような真似をしてしま
シンの滞在するホテルの一室。一際重厚な扉の前には物々しい雰囲気で護衛官・イギサが立つ。チェギョンにも本国では三名の女性イギサが付く。タイへの公務中のシンを訪ねたユルはかつて皇太子だった。僅か5歳の頃まで皇太子として景福宮で暮らした。父・孝烈皇太子が急逝したため第二皇位継承権の叔父が帝位に就くと皇太子の位は従兄弟であるシンへと移行した。そして、母ファヨンと共に宮廷を追われた。それさえ無ければチェギョンの許嫁は本来、義誠君と呼ばれたユルであった。そんな昔に思いを馳せながらシンは口を開いた
『明日ね…』『あぁ、明日…』シンとの電話を切った直後からチェギョンは言い知れぬ不安に襲われていた。『妃宮様?』無言のまま携帯を耳に付け静止した妃宮にチェ尚宮は声をかけた。『妃宮様、どうかなさいましたか?何か心配事でも…』尚宮の声に気付く気配もなくゆるやかに長い髪を不安に揺らしながら主は携帯を見つめる。それから気を取り直したように顔を上げると再び携帯を耳に当てた。『あ…もしもし…お久しぶりです・・コン内官?チェギョンです…。はい。私も尚宮も元気ですよ。え?シン君が画像を?・・ありが
診察の時間外、静かな待合でヒョリンの落ち着いたトーンの声が響いた。『…順を追って説明するわね。シン、いまの貴方は呆れるくらいに理性的ではないわ。。チェギョンの事だから仕方ないのかもしれないけれど』一瞬見せた寂し気な表情を今度は深呼吸とともに切り替え、凛とした目を向けた。『まず、今日の正午頃、私はインを迎えに行った空港で、すれ違い様に倒れた人がいて助けたの…それがチェギョンだった…』『倒れた?』なんの報告もなかったと無言で鋭い視線を尚宮へ投げるシン『…えぇ』『…尚宮、お前の仕事は何だ
むせるような花の香りと水気を帯びた熱い空気が辺りを包んでいた。観衆の見守る中、専用機のタラップを静かに下りる。近付いてきた一人の少女が小さな花の束を差し出す。受け取ると感謝の挨拶をする。少女ははにかみながら笑顔で手を振った。いつか見た光景と重なる。眩しく輝く太陽の下、シンは目を細めた。『殿下、この後歓迎の儀が行われ、パレード、それからホテルへと参ります』コン内官は簡単なスケジュールを伝えた。『あぁ、分かった・・』人々は大きく手を振りシンを歓迎していた。かつては皇太子としてこの国
夜風がタイの街を駆ける。街路には国花でもあるゴールデンシャワーがひしめき咲いている。透けそうな白い茉莉花は風に揺れ夜露が香りを幾分薄め鼻腔を擽る。辺りは水気を帯びた土の香りを漂わせ、一層不可解な夜を創造する。タイ訪問の公務の最中、シンは母国を追われた従兄、ユルと再会を果たした。ホテルの一室、広いリビングに置かれた長いソファに腰かけ、窓辺に立つ従兄を静かに見つめた。『皇太后様が体調を崩されたとは…容態は大丈夫なのか?』本気で心配しているユルをシンは不思議に思う。何故、彼が叔父や叔母で
『尚宮お姉さん…どうしよう…』肩にかかる髪が風に揺れる。俯き、拗ねたように唇を尖らせた。『どうなさいましたか?妃宮様…』従うべき主の気持ちの浮沈を敏感に感じとるのも皇太子妃に仕える尚宮の仕事。本音を隠した主人の心の機微を察知するのは至難の技である。特にイ・シンに於いてはコン内官にしか見せない心の内がある。内官の宮での信頼感はそこからも伺い知れる。しかし、チェ尚宮は平然を取り繕う。チェギョンの感情の起伏を平坦にすべく考案したのはチェギョンの悩みについて感情を入れないこ
『ちょっと!大丈夫ですか?』『…様っ?』暗がりに甲高い声が耳に飛び込んで来る。どうやら自分を呼ぶ声のようでチェギョンは薄っすらと瞳を開いた。誰かに抱き留められているようで、肩を強く揺さぶられる。『妃宮様っ、大丈夫ですかっっ?』チェ尚宮の声にもう一人が強く反応する。『え。。チェ、チェギョン?』『大変申し訳ございません、あまり動かす事も危険ですのでこのまま…護衛のものが参りますので…』『あら?貴女…チェ尚宮さん?』『あ、あなたは…』『…ん…』妃宮を支える通りすがりの人物に尚宮
ソロエヌンムリトェオ서로의눈물이되어-효린(ヒョリン)-互いの涙になってパクソジュンver.スルプンヌヌロナルパラボジマヨ슬픈눈으로날바라보지마요悲しい涙で私を見つめないでアプンクデマウムタポイジャナ아픈그대마음다보이잖아痛むあなたの心が全部見えるじゃないイロルコミョンナルクニャンットナジクレッソ이럴거면날그냥떠나지그랬어こうなるなら私からただ去れば良かったヌンムルマンジュミョンナヌンオットケヨ눈물만
HYOLYN-THISLOVE(feat.PaulBlanco)같이가자고말해쉽게簡単に「一緒に行こう」って言ってよ뭐가그렇게복잡한데왜何がそんなに難しいわけ?신경끌려고애써도안돼気にしないようにしようとしても出来なくて몇번을얼마나あとどれだけたくさん더말해줘야내말을믿을래?言ってあげたら私の言葉を信じる?GirlIknowwhatsonyourmindIknowitBut이느
【MV】【和訳動画】アンニョン_ヒョリン안녕(Hello,Goodbye)_효린(Hyorin)---------------------------------ウヨ二ネゲタガワ우연히내게다가와思い掛けず私に近づいて来てカムッサアナジュゴ감싸안아주고かばってくれてソロモンハニパラボダ서로멍하니바라보다お互い呆然と見つめ合ったのコンネンマルアンニョン건낸말안녕言った言葉はさよならクムソゲソマンスチョガットン꿈속에서만스쳐갔
やっと引っ越しが終わってネットが使えるようになりました♪片付けも半分以上終わったので、今日は週末らしく家で「お姉さんたちのスラムダンク」を5時間ストレートで見るという幸せな時間を過ごしました★今日は先日も紹介した「お姉さんたちのスラムダンク」から学ぶ韓国語をシェアします♡引き続きUnniesというグループのMV撮影や衣装選びの編をみました!何回聞いても楽しくなる曲「Shutup」です!是非聞いてみてください~まず、こちらの単語★「블링블링」(ブリンブリン)はキ