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[月の賛美歌]「おめでとうございます!」「おめでとうございますクイーンっ!!」ク)「ありがとう。みんな」21世紀、、クリスタルTOKYO。沢山の来客に笑顔でそう言うのは、この青い水晶球、地球のネオ・クイーン・セレニティ。一年前にクイーンに即位したばかりの少しだけ幼さが残る可愛らしい女性である。他星からの攻撃が止まない地球をセーラームーンとして守っていたが、ついにその維持すら難しくなったこの星を守るために「地球国」として一つの国にし、クリスタルTOKYOを創造した。国の数や人口は急激
この「月星のなみだ」シリーズは、星うさではありますが、まもうさありきでもあります。主人公は中学生になったちびうさで、うさぎは故人になってます。純粋に星うさ、またはまもうさを好きな方には受け入れられないかも知れません。また、このシリーズの世界観にはセーラー戦士の概念はなく、皆普通の人間です。その為、星野も地球人で地球に暮らしています。完全にパラレルです。以上のことを踏まえて、それでもという方のみ読む事をおすすめします。愚かな大人の事情に巻き込まれてしまった子供のお話です。月のこども①Sea
夕焼けに染まる歌最終章夕暮れ時の空港は、様々な人達でごった返し、賑やかな声で溢れている。うさぎと星野は、溢れる人混みをかき分けるように歩いた。最後のけじめをつけるために。広い広い空港の通路を、二人は黙って歩き続けた。星野は、うさぎと始めて会った二年前を思い出していた。二年前、うさぎはこの場所で恋人と幸せそうに腕を組んで歩いていた。本当の事を言うと、あの時の可愛らしいうさぎの笑顔を見て、その心を鷲掴みにされたのだ。、、、一目惚れだった。あれから沢山の喜びや悲しみ、苦しい程の切な