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みなさん、こんばんは。今日は、採卵計画の全容の続編です。(過去ログは、採卵計画の全容、月経前の調整はE2製剤かピルかカウフマンか、それとも何もなしか)の続編です。ちょっと飛んで今日は排卵抑制についてお話します。以前にも書いた通り、卵巣刺激には、①採卵周期開始前②採卵周期開始の時期(方法)③卵巣刺激④排卵抑制⑤トリガーの5つの柱があります。低刺激とか刺激周期(高刺激)とか自然周期とかいうのは③の区別です。ランダムスタート法や遅延スタート法は②の区別です。これに対し
みなさんこんばんは。知りたいけれど、どこかに書いていそうで書いていない内容を解説する、生殖医療解説シリーズ、今日で第16回です。なお、スーパードライのネタは番外編に変更しました。私たち医師は、どのように卵巣刺激を選んでいるのか。もちろん、最終的には個人の体質や治療歴によって大きく変わりますが、今日は雰囲気だけでも分かっていただければ。そもそも、卵巣刺激には、①卵胞を育てる(卵巣刺激・排卵誘発)+②育った卵胞を排卵しないように抑える(排卵抑制)+③卵子を成熟させる(トリガー)、の3段階
第2子1回目の採卵周期は、通院3回で採卵日が決定しました。全部で9個。10ミリ以上は5個。目標凍結数5個、未達の予感しかしない分かりやすく肩を落としていたら、「以前通院していた頃よりも数は減ったけど、E2はしっかりでているのでいいのでは?」とDッシーが言ってくれました友人の婦人科医も38歳過ぎたら数に対してE2が高めであることが大事!と言っていました。そういう周期は良好胚が獲得できる可能性があるのだそうです。OHSSに苦しんでいた頃がもはや幻?というくらいになりました。採れる卵胞は減っ
期待したらダメだよねうん、ダメだよね化学流産宣告されたんだよ先週の金曜日もうだめだよね?リセット待ちだよね?でもさっきの妊娠検査薬・・・気になるよね?今度はドゥーテストで一応やってみたよ。一応ね、期待はしてないけどね・・・妊娠検査薬出ます閲覧注意BT26小杉ーじゃない濃すぎーーー逆転現象どころの話じゃないBT19までの検査薬⬇️BT19でもうっすら逆転現象おきてるけど今日の逆転現象ヤバすぎー!!!で、期待してるわけじゃないんだけど・・・⬇️画像お
■質問内容検査で卵巣年齢がかなり高くなっていることがわかりました。去年までは普通だったのに・・・。卵巣年齢が高くなってからは、超音波で見える卵子の数も極端に少なくなりました。採卵もままならない状態です。これに対しての治療の方法はどんなものがありますか?■当院からの回答卵巣予備機能の低下(卵巣年齢の上昇)には、実年齢の上昇による生理的な変化と、年齢が若いにも関わらず排卵誘発を試みても十分な卵胞発育がない早発の卵巣機能低下の二通りが考えられます。当院では、卵巣年齢を推定す
コロナ対策のため、付添は禁止、本人のみで来てください、と貼り紙があったり、ウェブサイトに書かれていたりするのに、子連れで来院する人を、今日だけで二人も見た。うーん、私は、夫に仕事を休んでもらって娘を見てもらっているので、どうしても、ずるいという気持ちが湧いてしまう。いろいろと事情はあるだろうけれど。私は実家も遠い(本州)ので、義実家に頼んでいる日もある。今のところないが義実家がだめならシッターさんにお願いする必要も出てくるのだ。付添オッケーならオッケー、ダメならダメと徹底してくれ
■ご質問内容体外受精を控えているものです。刺激法として、アンタゴニスト法か、別の選択肢としてPPOS法をご提案いただきました。すごく迷っているのですが、PPOS法が全胚凍結になることはきにしないとして、それぞれのメリットデメリットはなんでしょうか?卵の数や質に違いはあるのでしょうか?PPOS法がかなり新しい方法なので不安もあります。ご回答よろしくお願いします。■当院からの回答PPOS法は、黄体ホルモン内服によりLH抑制を行いながら卵巣刺激を行う方法です。採卵数や胚質において他の卵巣
みなさんこんにちは!lunaです初の採卵から2日経ちましたが、、お腹が…めちゃくちゃ痛い………もう泣きたくなるほど痛くて採卵直後は生理痛に近い鈍痛だったのが、もっと鋭く、刺すようなズキズキに変わり、本当に!辛いです下腹部もぽっこり腫れて膨らんでいます。寝る前に痛み止めを飲むんですが数時間で効果が切れてしまうので、だいたい明け方ごろに、痛みで目が覚めます今朝もそうで、朝の5時ごろ痛みで目覚めたので「イタタタタ…!」とうめき声を上げながらキッチンに痛み止めを飲みに
みなさん、こんにちは。知りたいけれど、どこかに書いていそうで書いていない内容を解説する、生殖医療解説シリーズ、今日も番外編です。体外受精においては、自然周期、低刺激、高刺激等の方針があります。中には完全自然周期とか中刺激という用語を使う場合もあります。意外かもしれませんが、これらは、各クリニックあるいは医師が独自に表現・分類しているだけで、「こういうものを低刺激といいましょう」とか、「こういうのを中刺激といいます」という共通の明確な定義はありません。例えば、クロミッドだけを内服
今回の採卵は移植周期の翌周期に行いました。私が不勉強だったのですが、どうも移植周期後の採卵はあまり数が取れないようです。。私は2度目の採卵が終わってから調べて初めて知りました結果は前回の半分しか採卵できず撃沈です。これから採卵する人は移植の次の周期の採卵は絶対避けた方がいいです。同じくらいお金がかかっているのに数が半分なんて悲しすぎるので…再度の採卵にかかる金額は最低50万と聞いていましたが、おそらくPGT-Mをする人はみんな高刺激(アンタゴニスト法とか)だと思うので最低70万以上は
タイトル通りだいぶ前のことなんですが陽性、妊娠、と非現実的な日常に適応できずなかなかリアルタイムで更新できませんでした。これからのことも素直な気持ちも書いていきたいので、まず遡って時系列ごとにまとめておきたいと思います。陽性判定がもらえるまでめちゃくちゃ調べまくった超初期症状その他移植に向けてやったことなど……今日は実際に私が今回陽性が出るまでのお話しを記録として書いておこうと思います。卵情報アンタゴニストでの採卵採卵時28歳全顕微受精自費での移植4AB×2着床せず
トリガー(きっかけ)とは、排卵期におこる黄体形成ホルモン(LH)のサージ(一過性増加)を作ることを意味します。LHサージの開始から、1日半程度後に排卵すると考えられますので、体外受精などの採卵は、トリガーから1日半後の排卵直前に行うようにします。採卵する前に排卵が起こってしまうと採卵できませんので、調節卵巣刺激法においては、この自然のLHサージが起こらないようにGnRHantagonist(アンタゴニスト法)やGnRHagonist点鼻薬(long法・short法)や黄体ホルモン(
こんにちは!ういです不妊治療歴一覧2018年1月~:妊活スタート2018年5月~:産婦人科にてタイミング療法試行2018年9月~:不妊治療専門院へ転院卵巣刺激法にてタイミング療法試行2019年3月~:治療お休み期間2019年6月~:不妊治療再開。AIH実施→陰性2019年7月~:採卵~IVF+ICSI実施採卵12個>成熟卵10個>ICSI3個受精>初期胚凍結1個2019年9月~:凍結初期胚(7cellG3)移植→陰性2019年11月~
【前置き】このブログでは、自らの不妊治療の記録〜妊娠・出産までを個人的な備忘録として綴っていきます。投稿は不定期でリアルタイムではありません。今悩まれている方にアドバイス的な内容になれば幸いです。表現等で不快な気持ちにさせてしまいましたら申し訳ありません。これまでの記事〜不妊治療に乗り出した理由〜〜不妊治療〜〜高度不妊治療〜ここから、採卵に向けた治療を数日分まとめてご紹介させていただきますD5【診察内容】●卵胞チェック○右卵胞1つ11㎜他小2つチョコレート嚢胞17
■質問内容体外受精採卵を予定していますが、卵巣刺激法として、アンタゴニスト法か、もうひとつ別の選択肢として、PPOS法をご提案いただきました。すごく迷っているのですが、PPOS法では「全胚凍結になる」ことは気にしないとして、他のそれぞれのメリットデメリットはなんでしょうか?卵の数や質に違いはあるのでしょうか?■当院からの回答PPOS法は、黄体ホルモン内服によりLH抑制を行いながら卵巣刺激を行う方法です。採卵数や胚質において他の卵巣刺激法と比較して有意差は認めません。メリ
PPOS法は、黄体ホルモン内服によりLH抑制を行いながら卵巣刺激を行う方法です。採卵数や胚質において他の卵巣刺激法と比較して有意差は認めません。当院においても2019年から導入していますが、OHSS防止、全胚凍結例を含め、急速にその適応範囲は拡大されています。当院の採卵のための卵巣刺激方法の選択基準をお示しします。女性年齢と抗ミュラー管ホルモンAMH値を基本としますが、このほかにも月経時の胞状卵胞数、過去の卵巣刺激に対する反応性なども参考に最終決定しています。PPOS
新規リコンビナントFSH製剤レコベル®皮下注ペン(フォリトロピンデルタ)の販売が開始され、当院でも4月より導入しています。(0818_レコベル患者冊子_A5_TP(ferring.co.jp)この薬剤を日本人女性に対してAMHと体重に基づき個別化固定用量で行った卵巣刺激のOHSS発症リスクを、フォリスチム®注(フォリトロピンベータ)と比較試験を行った結果をご紹介します。レコベル®皮下注ペンを用いた個別化卵巣刺激では発育卵胞数が減り、回収卵子数が低下したのでOHSSリスクが減ったという
45歳から不妊治療を開始しました。妊娠、出産への時間は、残りわずか・・・キセキと医療技術を信じて超高齢出産を目指してガンバルブログです前回の続きです・・・診察後は、自己注射のレクチャーでした。やるとか、やらないとか、今後の治療方針とか、なにも説明もないまま、どんどん進んでいくんものなんですねー妊活ブログを読んでいて、みなさんショート法とかアンタゴニスト法(?)とか記載されているのを見て、私は高齢だし何法になるんだろうと思っていましたが、この時点では何の説
こんにちは!ういです----------不妊治療歴一覧2018年1月~:妊活スタート2018年5月~:産婦人科にてタイミング療法試行2018年9月~:不妊治療専門院へ転院卵巣刺激法にてタイミング療法試行2019年3月~:治療お休み期間2019年6月~:不妊治療再開。AIH実施→陰性2019年7月~:採卵~体外受精(IVF)+顕微授精(ICSI)実施採卵12個>成熟卵10個>ICSI3個受精>初期胚凍結1個2019年9月~:凍結初
Q39歳、第二子治療中【Aクリニック1人目】35歳〜36歳①ロング法、採卵数3個、受精2個(使った薬剤は記録なく不明)3日目の8分割を採卵後3日目に移植→陰性残りの1個は胚盤胞にならず途中で発育停止*卵が予想より育たないためAMHを検査したところ、0.44②アンタゴニスト法、レトロゾール朝夕各1錠5日間、HMGフェリング300単位D3〜D9、採卵数8個、受精6個4個分割、3個胚盤胞採卵6日目に2個(2c+1c)を移植→陰性残り1個の胚盤胞を凍結→凍結胚(5BB)を