ブログ記事2,609件
こんにちは、こんばんは。双龍です。墨汁=質の悪い墨、と受け取ってる方もいると思いますが、職人さんが開発した墨汁は固形墨に引けを取りません。結論から言うと、特別にコダワリがなければ、墨汁で問題ありません。だからと言って、百均の墨汁はやめましょうね。品質が悪すぎて、練習にすらなりません。「開明書液」の価格が最低保障金額の墨汁です。そんなに高くないですよね(。・・。)さて、墨汁も擦る墨(固形墨)のそれぞれのメリットデメリットをお伝えしましょう。★固形墨メリット①墨の粒子が細かいの
こんにちは、こんばんは。双龍です。子どもの頃に習う平仮名を大人になって使用すると、大人っぽい文章は書けません。上の平仮名は丸の部分が大きく、きれいではありますが、なんだか子どもっぽいですよね。いわゆる「習字的」な文字です。一方、下側の平仮名はシュッとしています。最近話題になった、中谷美紀さんの達筆なお手紙を見てみましょう。「は」「お」「ま」の丸の部分が小さいことがわかります。また、漢字に対し、平仮名が極端に小さいですね。もしこの2点が違う形であれば、まったく印象は変わってし
楽毅論は、三国時代の魏の夏侯玄〔209-254〕が楽毅について論じた人物論。348年王羲之がこれを書き,のち彼の楷書の第一として重要視されている。光明皇后がその模本を臨書した(744年)といわれるものが正倉院宝物中にあり,正倉院の書跡中の白眉(はくび)とされる。(Wikipediaより抜粋)王羲之の筆跡をより誇張して書かれたものが光明皇后の楽毅論で、書学にて重宝されています。女性の筆跡とは思えない気迫に満ちています!王羲之の原本は正方形に近い字形を守っ
音楽やダンスなどの音楽性が含まれるものは、幼いときから始めないと、なかなか習得は難しいそうです。リズムは理屈で考えてもできるものではないですもんね。それでは、書道はどうでしょう(。・・。)先に結論を述べます。大人から始めても取得できます。ある程度、理論的な思考が可能な大人であれば、あっという間に子どもからやっている方を抜き去ることができます。むしろ、子どものときにやってない方が、クセがなく、スムーズに取得できることもあります。現に、うちの書道会では、50歳からやり始めて、60歳で教
こんにちは、こんばんは。双龍です。インスタグラム〜作品集&揮毫動画〜Login•InstagramWelcomebacktoInstagram.Signintocheckoutwhatyourfriends,family&interestshavebeencapturing&sharingaroundtheworld.www.instagram.com↑インスタしてると、必ず指摘を受けるのが、書き順の間違いの指摘!書き順は、書体によって
こんにちは、こんばんは。双龍です。ふたば書道会では、正方形、均等、左右対称に書く「級」「習字」的に書く文字と、変化を加える「段」「書道」的に書く文字を分けて手本に掲載します。ふたば書道会の各教室、通信の情報はこちら小学生の頃に習う「習字」のメリットとデメリットをまとめます。〜メリット〜①読みやすい②誰が見てもキレイ③真面目な印象を与える〜デメリット〜①時間がとにかくかかる→一度でもミスをすると、そのミスが目立ってしまい、書き直ししなければいけないことが多いため。要する
こんにちは、こんばんは。双龍です。昨日の記事で、印鑑の押し方をお伝えしました。今日は様々な印鑑の種類を覚えましょう!①朱文(しゅぶん)→雅号印赤の面積が狭く、白っぽい印象になります。スマートな書体であるのが一般的です。②白文(はくぶん)→姓名印赤の面積が広く、赤の色味が強く出ます。作品の雰囲気によりますが、朱文より白文の方が使う頻度は高めです。次に朱文と白文の選択方法についてお伝えします。①カスレていない線の隣に、朱文を置くパターン朱の色が足りないので、弱い感じがします
こんにちは、こんばんは。双龍です。YouTubeに墨の付け方の解説動画があります。「墨の付け方」動画はこちらからよく質問されるのが、「先生が書くと、にじまないのはどうしてですか??」それには理由が二つあります。①墨の付け方毛先だけ墨汁をちょんちょんと付けてしまうと、半紙と墨汁がたっぷりついている穂先との距離が近すぎて、すぐに滲みに変わってしまうのです。正しくは、根本までしっかりと墨汁をつけ、穂先は硯や紙などで取ってあげます。②指の力指に力が入ってしまうと、根元に力がか
こんにちは、こんばんは。双龍です。オンLINE書道サロンの新規のご案内です。お家で楽しむことができる書道はいかがでしょう。●3月分の申し込み期間本日から今月末まで3月2日(土)〜21日(木)の間にLINE添削可能です。リアル教室と同じくらいのクオリティで指導でき、マンツー、音声&画像添削、1ヶ月に3回の指導が双龍から直接受けられるのが特徴です。なんと、オンラインのみで師範資格を取得することができます。以下、詳細のご確認お願いします♫ご連絡は、souryuonline@g
こんにちは、こんばんは。双龍です。書道で最も難解な仮名作品を、わかりやすく解説していきます。以下は、ふたば書道会認定試験で見事に合格されたお二人の作品です。素晴らしい、、考え尽くされていますね、、、!さてこのお二人の作品のどこが評価されて合格したのかを日を分けて解説していきます。今日は「散らし書き」についてです。散らし書きとは、①行頭から行尾にかけて徐々に右にずれていく※左の行にいくにつれ、そのずれ方が激しくなることが多いですが、決まりはなく自由です。②行間の余白を均等に
こんにちは、こんばんは。双龍です。先日の記事にて、筆ペンでの右払いの「急にボコッとさせない」をお伝えしました。筆ペンの右払いのコツの記事はこちら今日は深く掘り下げます!筆ペンは穂先が通常の書道の小筆より硬く、弾力が効きすぎてボコッとなったり、払い先がピンピン鋭くなってしまいがちです。この動画は大筆での右払いの書き方のコツをお伝えしていますが、筆ペンでも同じ感覚なのです。大筆科目を受講されていない方は、筆ペンでの穂先の向きはあまり意識しないですよね。筆ペンの穂先が進行方に対して逆
ふたば書道会の4月、5月の仮名古典は元永本古今集です。この2年間は高野切、関戸本、寸松庵、継色紙を出典しました。難易度は別にして、どちらかというとオーソドックスな有名どころを学習してきました。3年目の本年度は、変化をつけた法帖が出典されます。元永本古今集は『古今和歌集』の仮名序から巻第20までを完存するなかで現存最古の遺品。書風は非常に巧みで、芸術性に優れています。字形は縦長、漢字の使用が多く仮名との調和も見事です。継色紙のような枯淡があれ
あけましておめでとうございます。双龍です。今年もよろしくお願いします。ペン字、筆ペンの試験の変更について書道教室・通信講座で書を愉しもう|ふたば書道会武田双葉、武田双雲、武田双鳳、武田双龍が所属する書道会。通信講座では、手本を書く映像をPCやスマートフォンでご覧いただくことができます。各書道教室のご紹介も。www.futabasyodoukai.comご挨拶にて変更点をお話ししていますので、筆ペン師範試験を受験される方はご覧くださいませ。認定試験の審査基準、勉強方法をまとめた記事は
こんにちは、こんばんは。双龍です。以前、私のお教室でアシスタントを数年担当して頂いた笹島沙恵先生の紹介です!笹島沙恵先生のホームページはこちらsae-sasajimaOfficialSite書道家、笹島沙恵の公式WEBサイトです。書道教室(中目黒・水戸)のご案内、商品ロゴ・屋号や看板・各種イベントでのパフォーマンス書道など、さまざまな形態でご依頼いただいた作品の一例を紹介しています。sasajima-sae.comインスタグラムはこちら笹島沙恵先生は、幼少期からガチで書道を勉強し
こんばんは。まるマリンです。4月から新しい職場に変わり、全く余裕がない日々を送っています。ふと気付けば、清書提出の時期!さて、いや、はて?朝ドラ、ハマってます( ̄▽ ̄)私は、どれを提出したでしょーかっ!お手本は4月が一番簡単で、段々と難しくなるようにしてあるそうです。細字があまりなく、太目の字体で書かれていました。そうなると、太字で楷書の今回が、進級チャンスなのですが、はじめた頃と違って、級が上がってきた今、進級するには『完璧な』出来にしなければいけませんね(・_・;これっ!っ
こんにちは、こんばんは。双龍です(。・・。)私はありがたいことに、自分の教室の生徒の皆様だけでなく、ふたば書道会全国の先生方、そして先生方の生徒の皆様、通信の皆様に指導する機会を与えてもらっています。そこで、書道がいち早く上達する方の共通点をお話しいたします。まず前提として、音楽やスポーツと違い、書道はセンスや経験年数はさほど必要ないことを知っておいて下さいね。以前の記事の、書道師範資格、今から始めても取得できるの?にてそのことについて細かく記述しています。〜書道が上手になる
こんにちは、こんばんは。双龍です。大筆を使って半紙に書く場合、筆を半紙に対してどの角度で立てるかが重要です。基本的には半紙に対して垂直に立てることが最も重要なのですが、それをわかっていたとしても、進行方向に対して逆側に筆管が倒れてしまうものです。そこで、生徒の皆さんに指導する場合、「進行方向に傾けて書いて下さい」と伝えてちょうど垂直を保つことができます。実は、筆管は、進行方向に向けて傾けていった方が強い筆圧となるという要素もあるのです。動画で確認しましょう。進行方向に傾けて書
こんにちは、こんばんは。双龍です。丸める筆の動かし方はこちら今日は形についてお話しします。ひらがなの形は1つではありませんが、「答え」を設定しないと、何に向かって学べばいいかわからないですよね。だから、ふたば書道会では「答え」を明確に設定し、指導しやすくもなっているのです。とりあえずは、上の丸め方を覚えておくとといいのです。上達したら、様々な形の丸め方を覚えていくといいでしょう。
こんにちは、こんばんは。双龍です。鍛え始めてからお酒はあまり飲まないようになりました。飲むとしても蒸留酒系のウイスキーや焼酎を飲みますが、それでもダイエットにはお酒って良くないんですよね、、いやー、真実はいつも残酷だ。たしかに蒸留酒そのものにはカロリーはなく、直接的に太るわけではないのですが、本来ならば脂肪を燃焼するはずのエネルギーをアルコールを分解する方に使っちゃうので消費カロリーが落ちてしまうのです。でも、、こんなこと言ってたら人生楽しめなくなっちゃいますね(。・・。)
ご存じでした?「高名」の読み方を。僕は、ハッキリとは分かっていませんでした・・・。オンラインで書道を学ぶ小学生の生徒さん向けに、「高名」の書き方動画をアップしたのですが、そもそも「読み方」について、知識が薄かった。。調べてみれば、「大人でも間違いやすい」と。それで、ちょっぴり慰められましたが、やはり、間違えたくはないものです。●「高名」は2通りの読み(「こうめい」と「こうみょう」)があって、「御」がついた「御高名」の場合は、「ごこうめい」という読みしかない。●「
こんにちは、こんばんは。双龍です。ふたば書道会の試験のコンセプトは、手本がない文字を書ける能力を養うことです。当たり前に思えるこのコンセプト、実は他の書道会では珍しいことなのです!普通は、先生や師匠に手本を書いてもらい、その書写作品を提出します。ふたば書道会はまず、師匠が手本を書くこと自体禁止しています。双龍が作品を見れば、手本が存在する字なのか、しない字なのかは一目瞭然です。書道教室は本来、普段の文字を綺麗にするために通いますよね?手本を写すだけで美しい文字は絶対に書け
こんばんは矢田雲優です今日は三池先生のボンド墨講座に参加させて頂きましたはじめてのボンド墨で書いた書色を混ぜるとまた違う雰囲気になったりして楽しかった〜そして三池先生のお教室が気持ちいい風が吹くとっても素敵な古民家で落ち着く〜昔の双雲先生のお教室も素敵な古民家だったのでその時のこと思い出しちゃいましたみんなで楽しく勉強させて頂きさらに準備など何から何まで至れり尽くせりでほんと三池先生に感謝です今日も楽しくて幸せな一日に感謝************
こんにちは、こんばんは。双龍です。書道の規模が年々縮小しています。それを如実に表しているのが、小学校からの習字教育時間の削減の流れです。すでに国立や私立の小学校において、習字を学ばない学校が増えました。英語やダンス、そして、基本的な勉強量が増大している現状では、書道教育が隅に追いやられることは当然の結果だと思います。ですが、日本全体の流れとは別に、書道が縮小してしまった原因があります。それは、「小学校の教員の書道技術の衰え」が挙げられます。小学校の教員をされている先生方への批
こんにちは、こんばんは。双龍です。仮名をつらつらと書きたいですよね!ただ、、普通はお手本のある文字を書くだけで、自分でデザインすることをしません。そこで今日は仮名作品の作り方を、仮名師範試験に合格された志氣さんの作品をお借りして、日を分けて説明いたします♫素晴らしい、、!変化が自然でとても美しいですね♫「散らし書き」とは、色紙・短冊などに歌の文句を行を整えず、行間に疎密を作ったり、草仮名や平仮名をまぜたり、濃淡、太細などさまざまに散らして書くことです。要するに、紙に対し
こんにちは、こんばんは。双龍です(。・・。)今までの記事で、様々な美しい法則をお話ししましたね。厳密に言うと、まだまだたくさん法則がありますが、わずかこのくらいで十分に美しい文字を作ることができます。あとは、いろんな「偏」の美しい書き方をおぼえることで、さらに精度を高めていく必要がありますね。美しい法則を全て書き終えたら、美しい漢字の作り方をこのブログで解説するのが目標です。まずは記事の、「偏の右側に壁をつくる」をご覧頂き、偏を美しく書く準備をしましょう。①ぎょうにんべん偏
こんにちは、こんばんは。双龍です。雑談は後半にまわします!私の仕事の中で、重要なお仕事の一つが、「雅号命名」です。雅号とは、書道の通名(芸名)のようなものです。私の本名は将之で、書道の名前が双龍です。師匠の名前から一文字とってつけることが多いので、母の双葉の「双」を取ってこの名を頂きました。やはり、名前を頂くというのは人生が変わると言っても過言ではありません!19歳の時に母から頂いてから、私の人生は変わりました。責任感がつき、勉強や仕事へのモチベーションが向上しました。私
こんにちは、こんばんは。双龍です。左の落款の書き方の法則をお伝えします。落款のルール①本文で書いた大筆を使って書く(小筆を使わない)→小筆を使うと墨色や書風が変わってしまい、落款部分が浮いてしまうため②本文と同じ崩し方、もしくはより崩した書体で書く→例えば、本文を行書、落款を楷書で書いてしまうと落款部分が目立ちすぎてしまう。※真面目な書体(楷書)は目が行き、崩した書体(草書)は目が行かない法則があります。落款部分は、あくまでも「本文」を引き立てるために書くので、目