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翔side「相葉さんもう少しで来れるらしいよ、リーダも一緒だって」「じゃあもう少し待ってる?」これ食べて待ってよ?とキッチンから作ったものを持ってきてくれた潤が腰を下ろすと再びグラスを合わせた今日の仕事でこんな事があったこの前誰と会ったよ…そんな何げない会話をしながら雅紀たちが来るのを待っていた「あっここにあるの飲んじゃったね…かずは?まだビールでいい?」「うん、ありがと」「しょうくんも?」「あぁ俺持ってくるわ…潤は座ってて?」「いいの…?」
潤sideじくじくする入り口に滑りのある熱い塊来るだろう刺激に目を閉じたう…っいた…っ…い「は…っせま」しょうくんの声が遠くに聞こえるのに上手く息が吸えなくて頭の中が真っ白になっていく…『じゅん…』しょうくんの声…だ…どこ?『じゅん…息をしろっ…』息…?え…あ…俺今までどうやって呼吸をしていたんだろう…わかんない…一人迷い込んだ白闇の中から救い出してくれたのは柔らかな温もり
潤side「潤ちゃんっ」「うおっ」不意に肩を掴まれ変な声が出て振り返るとまぁくんがにこにこと立っていた「なんだよ…びっくりすんじゃん」「あははっ、ごめんごめん」肩を並べて歩く廊下は静かで誰も通らない「にのから聞いたよ…」「うん…でも…やっぱり迷惑で…」言い終わる前に遮られた言葉に隣の顔を覗き見ると真剣な眼差しで俺をみていた「それは言わない、言わなくて良いんだよ?」「でもさ…」気持ちは嬉しいけど、3日経っても何も連絡がない現状だしっていつかの為に年末のこの時期、忙しいメン
翔side出会ってから四度目の夏も…俺たちを明るく照らす花火を見ながら肩をならべていた『しょうくん…なんか言いたい事あるんじゃないの?』少し大人びた顔して覗き込まれその時が来たんだと…向こうに行くことを告げた大きな瞳を見開きぽろぽろと涙が頬をつたい落ちていく『潤ごめん、言いだせなくて…泣かないで…』『待ってて…いい?』『潤…』『…待ってるから…俺の事離さないでよ』潤の涙は離れる事を受け入れ行かないで…とは一度も言わなかった
翔sideビールもあっという間に飲み終わり綺麗に盛られた総菜もどんどんと消えていく「もう一本飲むか?」「ん…のむ…」「おっけー」足取り軽く冷蔵庫から持ってくると二つのグラスに注ぐとじゅんのグラスが直ぐに空くからまた注いで持ってきた缶も空になった「今日はピッチが早いな?」「ふふっそっかなぁ…」頬がうっすらと赤く染まり目がとろんとして言葉も随分と甘さが増している飲ませ過ぎたか?「水にするか?」「ううん…ワイン…買ってきたののむ
潤side「早く終わって良かったね」「うん、楽しかった…ふふっまぁくんテンション高いんだもん」終始賑やかな撮影は順調過ぎる程、順調に進み予定時間より早く終わった「ねっ、これから行っても良い?」「良いけど、まぁ…ほんとになんか予定あるんじゃない?大丈夫?」だってさ、斗真から電話がなかったらここで別れて、まぁは自分の時間を過ごしていたはず…もうっと言いながら頭をグリングリンと撫でまわされた「潤ちゃんっ」「…俺犬じゃないんだからそんなにワシャワシャ撫でないでよ」「あははっごめん
潤sideこれ以上この話は…「斗真…もうだいぶ遅くなったし帰ろうか」「ん?ああ…まあ…そだな」「会計…俺してくるから」斗真の前にある伝票を取ろうと少し身体を屈めた視線を感じて、ん?と斗真を見ると胸元をジッと見つめていた俺、なんかついてる?俺と視線が合わない斗真とその視線の先に何があるのか見当がつかず不自然な形で固まってしまった「なぁ潤…ここ…お前の好きな人が付けたの?」Tシャツの首もとを指で下げられ露になる証うそっやばい…見られた「えっ…
翔side「ちゃんと謝らせて」「謝ることなんて…ないって言ってるじゃん」俺の言葉を頑なに拒む潤に言葉が出てこないその沈黙を破ったのは潤だった「しょうくん…俺…智と…過ごしてきた時間は大切な想い出になってるし…」「うん…」複雑な表情を崩すことなく話し始めたのは今まで聞く事がなかった潤の気持ち「あの頃…あの時…智の手をとった事は後悔したくないし、していない」「…わかってる」手を離したのは俺だ仕方がなかった…後悔はしていない…とは言いきれな
翔sideそれから時々見かける名前も知らない男の子はいつも一人だった寂しそうにとぼとぼと歩くその子が気になって廊下で見かけると話しかける事が多くなったまつもとじゅん名前を聞くと少し高めの声で教えてくれた「さくらいせんぱい…ですよね」「…ん?知ってたのか?」自己紹介する前に名前を呼ばれ驚いた「うふふ…有名だもん」初めて見たはにかんだ笑顔に胸がきゅとする痛みを感じたあとにどくどくと鼓動が早くなっていく自分の気持ちが何なのか分からないまま『翔ちゃん?』『今行くっ
翔side傍にいた智くんがいなくなった事に気が付いていないのかここには俺たちだけだって見えていないのか静かになった部屋で今にも溢れ落ちそうな涙を蓄え、震える自分で身体を抱き締めていた「…じゅん…」そんな寂しい事すんなよ…手を伸ばせば俺がここにいるだろ?「しょ…く…」横に座りそっと自分を抱き締めていた手を外し握ると、やっとゆらゆらと俺を捉えた「大丈夫…誰も入ってこないよ?にの達が上手くしてくれてるから」「誰も…?あっさと…リーダーは?かずもまぁ
翔side幼いころから時間を共にし、仲の良いのも知っているしと、楽しそうに顔を寄せる斗真に嫉妬心なんて無かったけど…様子がおかしい笑顔で話しかけられてるのに徐々に顔が強張り瞳が揺らいでいる二人の様子を探ってると、昨日潤が言っていた事を思い出したもしかしたら俺達の事を何か言われてるんじゃないかと思えば迂闊に言葉を発せなくてでも、揺らぐ瞳は俺を求めていて新聞を読むふりをしながら、この場をやり過ごす方法と言葉を探していた強い視線を感じて顔を潤達に向ければ、挑
翔side「ね…っ」「ん?」今度はなんだ?仰向けで寝転び天を仰ぎながら話しかけられまた少しの沈黙が出来た「あのさ…」話したそうにして言葉の先を飲み込むから肘を立てじゅんの言葉を待ってるとゆっくりと俺を捉えて「つぎもある?」は?え?「こんどはちゃんと息するから」ちょちょ…まてまて「また…してくれる?」…じゅん?ちょっとまて…ってその上目使いやばいって可愛いが過ぎるだろ…てか…『またしてくれる?』す
潤side温かい雲の上しょうくんの匂いを連れたふわりとした風が優しく髪を撫でてくれるそれがすごく気持ちが良くてまた深い眠りに落ちていたん…意識が浮上しゆっくりと目を開けるとしょうくんのシャツが目に止まりえ?あ…え?顔を上げると髪に指を絡ませたまましょうくんが静かに目を閉じていた…ねてる?の…?ってか俺が膝の上で寝ちゃってるしわ…わ一人焦っても身体を動かしたらしょうくんが起きちゃうし理由を付
潤sideふわりと意識が浮上し目を開けると翔くんがベットにもたれ本を読んでいた「…起きたか?」視線に気が付いたのかパタンと本を閉じ視線が絡まった「…うん…」その時の翔くんの表情がすごく優しく見えて見惚れてしまったそれに…ちゃんと部屋着を着ている翔くんと毛布の中でなにも身に着けていない俺…さっきまでの情事を思い出し照れくさくなって毛布に鼻先まで潜り込んだ「ふははっなに可愛いことしてんだよ…」ぐりんぐりんと頭を撫でられその仕草にさえと
潤sideリビングに戻ったと同時にピンポーンと音が鳴った「おかえり…鍵開いてるよ」とインターホンを特に確認もしないで玄関が開くのを待ったそしてリビングのドアが開き冷たい空気と共に入ってきた人に息を飲んだな、なんで…「やっと会えたな…潤」「と…ま…」「誰か確認しないで開けるなんて無用心だな?トップアイドルなのに」「まぁ…くんだと思ったから」ここまで来るなんて想像できる?「相葉ちゃんは?」「…いま卵…買いに」「なぁもしかして相葉ちゃんなの?」「はぁ?なに言ってんだよ」確信
翔side「でも…」と潤の小さな呟きに手の動きが止まった「でも?」「あっ…のさ…」視線を合わせればゆらゆらと揺れる瞳「ベットが…さ、音がさ…聞こえるんじゃないのかな…って」「そんなに激しくされたいのか?」途端に耳を赤く染め「なっ」と大きな声をあげたと思ったら「あっ…」と飲み込んでまた声を潜めた「そ、そんなじゃないけど…」「ふはっ冗談だよ…最後までしないからこのまま…な?」「うん…いいの?」「その代わり…今度いっぱいしてやるから」耳を赤く染め忙しなく動く瞳も
潤sideう…んあっつい…身体を包む暑さにうっすら目を開けると、翔くんが気持ち良さそうに寝ているふふっ、この体制寝にくくないのかな?抱き枕代わりの様に半身を絡ませて、呼吸をするたび、唇が震えている…可愛いな寝顔に見惚れていると『じゅ…ん』って唇が動いた起きたと思ったけどすぐに寝息が聞こえ、夢の中にまで俺がいるのかな…?と思ったら凄く嬉しくて頬が緩んだそっと体をずらしても、『う…ん』と声を洩らすだけで、やっぱり瞳は開かなくて枕元の携帯で時間を確認すると、まだ8時…そっとベッ
翔sideふわふわふわふわと笑って甘えて腕にすり寄るじゅんん…?おれより体温が高くね?「な…じゅん…熱あるんじゃないか?」「ねつ?…俺かぜひてない…よ?」いや…そうじゃなくてそっと首筋に触れると熱いまではいかないが…「やっぱお前熱出てる」「そう?…気のせいじゃない?」いや…頬も赤いし…言葉もふわふわしてるし「薬飲んだ方がいいかもな」身体が悲鳴を上げたんだ…『ちょっとまってろ』そう言い残してベットから飛び降
潤sideピチャ…チャプン…とお湯が揺れる中しょうくんの伸ばした足の間で膝を抱えるようにして、向かい合って湯船に浸かっているすっきりとした香りの入浴剤を入れたお湯は白く濁り、恥ずかしさを減らしてくれていた「じゅん…」「ん?」呼ばれて顔をあげると「ただ呼んだだけ…」と暖まった手で頬を撫でられ、きゅんと胸が締め付けられた「…しょうくん…」「ん?」「ふふっ…ただ…呼んだだけ」「んだよ…真似すんなよな…」と言いながらも声が優しくて白く靄の向こうで目を細めていた頬を覆っていた温かい温
翔side向かい合う大きな瞳はいつも真っすぐで…『…キス…されて』ゆらゆら揺れる不安でいっぱいな瞳で、言いたくなかっただろう事実を教えてくれた聞いたら嫉妬に心が焼けてしまうだろうと思ったのに、心は自分で驚くほど穏やかだったそれはこの瞳を見たからだろうな…『上書き…させて』といった気持ちに嘘はないこの唇に斗真が触れただなんて悔しいし斗真に対しての苛立ちだってあるでも本当に上書きしたいのは悲しい思い好きだから唇を重ねたり愛してるを体にも伝える為に
翔sideリビングに戻り炭酸の抜けたビールを一口飲んで何となくテーブルの上を片していると「…しょく…ん」「おっさっぱりした…か…?」じゅんの声がして振り返ると言葉を見失った「…ん…ありがと…さっぱりした」そう微笑むじゅんは下半身だけにタオルを巻き付けそこに立っていた陶器みたいな白くて透明な肌肩幅はあるのに腰が…服を着ているよりも随分と細くてタオルから延びる足は薄っすらと体毛がある程度舐め回すようにじゅんの身体を見ていると
潤sideさっき泣いてしまったのが嘘みたいな優しくて甘い時間「ふふっくるしいよぉ」そう言ってみたけどこの腕の中は凄く暖かくて居心地が良すぎてほどくことができない「もう…飯よりお前が食べたい」「っ…ダメだよ?…ちゃんと食べて…ちゃんと寝ないと」「わかってる…」「しょうくん口尖ってる…ふふふっ」遅くなった時間に胃に優しいものをと二人が好きな好きなお蕎麦を茹でる為にキッチンへ入ると後ろにぴったりくっついて来て…つ、作りづらい…「…しょうくんこれ手伝ってくれる?」「できっかな…
潤side笑った顔美味しそうに食べる顔低い声優しい眼差し全部思い浮かべれば全部が好きでこれ以上好きになってはいけないとそう思っているのにどうしてもこの気持ちだけは無くならなくて一緒にいれる時間は楽しいのに一人になると少しだけ苦しくなった「はあぁ…ごめ…ふふっなんか溢れちゃった」涙も止まる頃見えてきた自分の思いこのままでいいだから…お願いもう少しだけ…しょうくんの傍にいたい誰にも言えぬ思いを話せたことで心はど
翔side薄暗い部屋の中手探りで毛布を広げその上で向かい合う瞳はまだ揺らめいていて「大丈夫…そう言ってくれて嬉しかった」そう伝えると「ふふっ良かった…」って小さく笑ってくれたその表情がぞくっとするくらい可憐でもっと近くで見たいとそっと横たえると身体を擦り合わせた「背中…痛くないか?」「ん…」伸ばした腕は俺の背中を抱き寄せて「…キス…しててね?」今度は悪戯っ子みたいに微笑んだほんと…飽きねぇな…お前色んな顔を見る度に愛しくて愛しくて
翔side耳もとに届いた熱い息と共にお互いの想いが身体を駆けぬけていった「はぁ…は…ん」「じゅん…」繋がったままそっとベットに沈め零れてしまっていた涙を拭うと荒く息を吐きそれでも幸せそうに頬を寄せ甘える潤が愛しくてそっと中から抜け出るとその刺激に身体を震わせ小さく声を漏らした「だいじょうぶか?つらくない?」「…んだいじょうぶ…」「シャワー浴びよっか?」「…うん…」首の下に腕を回しゆっくりと体を起こさせるとそのまま胸に抱きとめた「しょうくん…あり
潤sideチャプンとお湯が揺れる中包まれるように一緒にお湯に浸かっていた「肩…冷たくなってるぞ…」とお湯を掬ってはかけてくれて翔くんの優しさと暖かいお湯そして背中に感じる鼓動に体を預けた聞こえるのは翔くんの手から落ちる水の音だけそんな静かな時間に目を瞑った独りで乗り越えようと過ごした数日の心の強ばりが溶かされ癒されていくのを感じて久しぶりにゆっくりと息をつける時間だった翔くん自身が抜け出ると体の芯を無くしたみたいに、崩れ落ちそうになった身体を支えてくれた『大丈夫か…』
翔sideでもやっぱりお前の笑顔が俺は好きだ今更メンバーに嫉妬かよそう自分でも思うけどその笑顔を独占したいという欲求がなくなる事なんてなくてでも…こうしてすべてを曝け出して求めてくれるこの姿だけは俺のモノ俺だけが知っている潤だから今宵も熱くて甘い時間を共有して果てるその時もお互いの名前を呼び引き寄せられるように自然と重なった唇に囁いた『『愛してる…』』の言葉はお互いの体に溶けていった「…しょう…く」「ん?身体きつくない
翔side「…潤…ごめん…」もう一度唇を重ねると「ううん…俺もごめん」とキスをくれ「…泣かせてごめん…」と頬に残る涙のあとにキスをした「ふふっくすぐったいっ」くふくふと笑う潤が可愛くて…愛しくてまた唇にキスをした「もう…いっぱいごめん…貰ったよ?」「ん?これは大好きだよ…のキス」目を瞬かせると嬉しそうに笑いながら「んっ…じゃ俺もっ」とキスをくれたチュッと音を立て唇が離れるといたずらっ子みたいな顔をして「おれも…大好き…だよ」と微笑んだ堪らず後ろ髪を撫でて引き
潤side交わす目線と中に感じる熱いしょうくんが強く結ばれた指で耳元で聞こえる気持ち良さそうな声でその全てで想いを伝えてくれるから一つ零れた涙が想いと一緒に溢れて止まらなくなった溢れた愛の言葉は本心で直ぐに入り込んできた熱を奥深くに飲み込みゆっくりと揺すられ果てていったシャワーを浴びて寝転がると抱き寄せてくれる逞しい腕と柔らかく…優しく俺を呼ぶ声「じゅん…」「しょうくん…」トロトロに溶かされた身体をしょうくんに預けて胸の鼓動を聞いていた「なあ…何かあったら…
翔sideパったんと閉まったドアを暫く見つめていたいや…見つめる事しか出来なかった「ふははっ…可愛いすぎんだろ…あいつ」真っ白くぷっりとした丸みを隠すことを忘れてたのか服を抱えて出て行った後ろ姿に頬が緩みひとり呟いた幾度、身体を重ねても恥らいを無くさず俺の指で俺の熱に徐々に快楽にのまれ漏らす声はどこまでも甘く反らす身体はしなやかに俺を飲み込んで身体も心も捉えられ離さない「もう…離せない…」離さない…離せない…潤の中に吐き出す