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潤に漸く気持ちを伝えられて、潤からも『好き』と言って貰えて、それからお互いの気持ちを確かめるように熱いキスもして、〝めでたし、めでたし〟だと思っていたら、潤の様子がおかしい、というかちょっと怒っていて、俺のキスがしつこ過ぎた所為に違いない、と思って、「潤ごめん。」「やっぱり翔、初めてじゃなかったんだ💢」「へっ?」「とぼけないでっ!誰としたの?」「えっ?『誰としたの?』って?」「だ〜か〜らぁ、キス!」「イヤ、イヤ、いや、嫌💦俺潤以外とキスした事ないし、」
明日はホワイトデー、それで〝ふたり〟のあとがきにも書いたように〝波瀾〟のホワイトデー編を短編でお届けします。はちゃめちゃな翔さんが今回はどんな〝活躍?〟を見せるのか?楽しく読んで頂けたら、と思います。〜優海〜それではどうぞ〜♪バレンタインデーが終わってすぐから、ホワイトデーには潤に何をプレゼントしようか、と悩んでいた俺。2月14日は、チョコ潤を思う存分楽しんだから、3月14日のホワイトデーにはそれ相応のプレゼントをしたいけれど、、、俺としては、
また言われてしまった、、、『翔のバカ!』って。でも、本当に俺の片思いじゃないか、って思ったから。潤にとって俺は可愛い弟みたいなもので、小さい頃からいつも一緒にいたから、恋愛対象として見られないのかな、って。「はっきり聞きもしないで、なんで勝手に片思い、って決めちゃう訳?」「それは、、、岡田(君)が、俺よりずっと強いし頼り甲斐があるから、俺敵わないかな、って思って。」「もぉ、ホント呆れる!確かに師範は強くて頼れる人ではあるけど、だからと言って恋愛対象には
今日から新しいお話を始めたいと思います。今回のお話は、翔君が高校に入学した時からのお話になります。今回の翔君は明るく聡明で適度にノリが良くどこにでも居そうなごく普通の高校生。そして潤君は、、、潤君がどんな人か?はお話の都合上今はまだ秘密という事で、、、。勿論今回も恋のお話。(悲恋ではありません)今のところ全編翔君目線からのお話になる予定です。皆さんに楽しく読んで頂けたら嬉しいです。〜優海〜それではどうぞ〜♪今春、中学を卒業して高校に進学
高校に入学して1ヶ月の5月のゴールデンウィーク明け、世間一般では5月病という言葉があるけど、俺はそんな事は全く無く、高校生活満喫中。初めての電車通学も全然苦じゃなくて、電車の中で密かに人間観察して楽しんでいるし、学校の授業はかなり厳しくて、放課後に毎日豆テストがあってそれで100点を取れないと居残りになったり、宿題もかなりの量があって、大変といえば大変だけど、真面目なヤツが多いから宿題は昼休みにみんなで協力して終わらせちゃうし、宿題が終われば、
『どうぞ上がって。』という潤さんの言葉に甘えてお家にお邪魔すると外観とは違って中は洋風の造りで、広〜いLDKの窓際や出窓には大小様々な観葉植物があって、ここにいるだけで癒される感じ。「翔はそっちに座って。」「はい、」潤さんに言われるままソファーに座ると、「今ばあちゃん、近所の茶飲み友達の所に行っちゃってていないからナニをしても大丈夫だけど、どうする?」そう言いながら意味深に『ふふっ』と笑う潤さん。「そ、そんな事💦俺しません!」「そうなの?真面目だね
松本君に嫌われたく無い俺が、必死になって謝ると、「誰にも言わない?」「勿論!絶対に誰にも言わないよ、松本君が車に対してトラウマがある、なんて。」「(*`ω´)💢誰にも言わない、って言ったくせにもう言ってるじゃん‼️」「いや、だって松本君は本人だし、、、💦」「〝誰にも〟って言ったんだから、たとえ本人にも言ったらダメだ、ってなんで分からない訳⁉️」「、、、ごめん。金輪際もう絶対に誰にも言わないから許して貰えない?」「まあ許してやらなくも無いけど、、、」俺の言葉
潤と初デート出来て、それは勿論嬉しかったけど、でも、、、「翔何でそんなにつまらなそうな顔してるの?俺翔の希望通りにしたのに何が不満?」「だって、、、帰って来るのが早過ぎるよ。」確かに潤はシャーペンとボールペンと消しゴムを入学祝いとしてプレゼントしてくれて、しかもシャーペンは、「翔俺の使ってるシャーペン、凄く書きやすいし、疲れにくくて良いから俺のと同じのでいいよね?」って言ってくれて潤とお揃いのを買って貰って、それは凄く凄く嬉しかったけど、ささっと買ってしま
寝起きで、まだ完全に覚醒しきれてなくてボ〜ッとしている俺に、バチン!おでこにデコピンされた!デコピンではっきりと覚醒した俺。「痛ぇ!何するんだよ、潤!」「おっ、やっと完全に目が覚めた?」「そりゃあ、おでこに思いっきりデコピンされたら流石に目が覚めるよ。それよりも潤酷くない?俺の可愛いおでこが青あざになっちゃうだろ?」「それは俺がメールしても全然返事来ない、既読にすらならないから。高校合格したらデートして欲しい、って俺に泣きついて来たくせに、、、」「俺
〜Jside〜翔君の気持ちが、はっきりと分からなくてちょっともどかしい今日この頃。でも翔君、僕と一緒にいる時、つまらなそうな顔をした事は一度もないし、時間がある時は、僕を学校まで送り迎えしてくれるし、それに、今週から翔君は、大学の後期のテストが始まって忙しいだろうから、と僕が、「ね、翔君テストの期間中は、僕の家庭教師休みにしてくれて良いのに。」と言っても、「大丈夫、俺出来る男だから、」とか言って、僕の為にいつも通りに来てくれるし、家庭教師の時間は
今日の授業内容をきちんと伝えられなくて、潤さんに冷たい目で見られてしまったけど、「あっ!でも宿題は数学のプリントで、、、ちょっと待って。」カバンの中から宿題のプリントを出すと、「コピーさせてくれる?」「うん、勿論♪」「ありがと、翔。」と言って貰えて、ちょっとだけ名誉挽回。ついでに一緒に宿題をやってしまおう、という話しになり、、、俺の方が先に終わって、潤さんが真剣に宿題をしている姿を『ホント、綺麗だよなぁ〜』なんて思いながら眺めていたら、「翔ちょっと最後の応用問
潤さんのパジャマ、、、着たかった💧💧落ち込んでる俺に、「さ、翔夕飯までまだ時間あるからその間俺の部屋で勉強しようよ。」「、、、うん、分かった。」俺は勉強をする為に来たのだから、パジャマの事でいつまでも落ち込んでる場合じゃ無い!と気持ちを切り替え、ちょっとドキドキしながら、2階の潤さんの部屋に行くと、その部屋は6畳ほどの洋室で、ベッドと本棚、それとローテーブルがあるだけの至ってシンプルな部屋で、俺の部屋と間取り的には似ているけど、中身は全然違ってて全く
松本君との日帰り旅行は夢のような時間で、こんなにも俺の願い通り、、、というかそれ以上に楽しくて、天気にも恵まれたし、平日だった事もあって松本城も、その後に行った美術館もそれほど混んでいなくて、ゆっくり見られて、しかも、熱心に展示物を見る松本君の美しい横顔も見放題だったし、、、(^-^)vただこんな時は何故か時間が経つのがあっという間で、気が付けば帰りの電車の時間まであと少し、「そろそろ駅に行かないといけないね。」「えっ?もうそんな時間ですか?」「
あ〜、『まだ帰りたくない!』と言って愚痴っていた自分が恥ずかしい。自宅のある最寄り駅に戻って来て、そこから向かったのは家ではなく、この辺では一番人気のケーキ屋さん。潤は俺の入学祝いにケーキを予約してくれていて、「えっ?潤、ケーキ予約してくれてたの?」「勿論!そんなに大きなケーキじゃないけどね。でも分ける時翔に大きい方をあげるからさ、いいだろ?」「・・・(-_-;)」俺、もう子供じゃないから『大きい方がいい!』なんて言って駄々を捏ねたりしないしっ!💢でも
突然、『翔』なんて呼び捨てにされたら、ドキドキして、真っ赤になっちゃうのは仕方ない事で、そんな俺を見て、潤さんはクスクス笑いながら、「翔、うぶで可愛い。もしかして親以外から『翔』って呼び捨てにされたの初めて?」「、、、悪い?」「バ〜カ、〝悪い〟なんて言ってないだろ?俺は〝可愛い〟って言ったんだけど?」「、、、///」「あっ、また赤くなってる。俺可愛い翔の事好きだよ♡」「えっ?(//∇//)」「もう💢聞こえなかった?『好き』って言ったの‼️」「勿
明けましておめでとうございます。と言ってももう既に1月6日ですが、、、💦本年もどうぞ宜しくお願いします。今日から新しいお話しをUPしたいと思います。前回のお話しのあとがきで、お正月三ヶ日が過ぎたら、新しいお話しをUPする、と書いておきながら、なかなかお話が書けず、UPするのが今日になってしまいました。本年もお付き合い頂けたら嬉しいです。今回のお話し、[Jside]と[Sside]行ったり来たりしますが、楽しく読んで頂けたら、、、、と思っています。どうぞ宜
潤の着ている服を全部脱がせて一糸纏わぬ姿が露わになると、白くもちもちの素肌が眩しくて、いつも以上に興奮している俺に、「翔さんじゃ入ろ♪」「あ💦うん。」2人でバスルームに入りお互いにかけ湯してから湯船に浸かると、「ね、翔さんこの間のバレンタインの時は、翔さんに好き放題にされたから、今日は逆でいいよね。」と突然潤から言われ「えっ?て言う事は、今日は俺が好き放題にされる、って事?」「そ、だから翔さんは逆らっちゃダメだからね♪」「うん、分かった。」そう答
潤に対する感謝の気持ちを込めて、キスをしようと潤の肩に手を置いたら、「ふふっ、懐かしい♪小さい頃は俺がお菓子をあげたり、何か手助けしてあげると、お礼にほっぺに〝ちゅっ♡〟ってしてくれてたよね。」と言われ、一気に気持ちがダウン⤵️して、潤の肩から手を離したら、「えっ、なんでキスしてくれないの?小さい頃みたいに、ほっぺに〝ちゅっ〟ってしてくれるんじゃないの?」「・・」イヤイヤ、俺は小さい頃を思い出してキスしようとした訳じゃなくて、勿論小さい頃と同じように潤
潤さんと連絡先を交換してから朝と夜には『おはよう』『おやすみ』のメールを送り合って、勿論それだけじゃなく直接電話もして、それが最初は一日おきくらいだったのに、いつしか毎日9時に電話を掛けるのが決まりになって、、、『今日の5限目の授業眠かった〜。だから全然授業内容が分からないんだけど、潤さん分かる?」『ふふっ、翔の場合5限目が眠いのは、今日だけじゃないでしょ?』『うっ、それを言われると、返す言葉がない、、、(◞‸◟)』『今日の授業はねぇ、、、』と勉強の
潤さんのおばあちゃんがご馳走してくれる、って、、、でも俺、潤さんのおばあちゃんにご馳走して貰うような事、何もしてないし、、、潤さんに白玉あんみつは奢ったけど、それだけの事でご馳走して貰うのは、ちょっと悪いような気がして、さっきは潤さんに、『いつでも行く!』って返事しちゃったけど、やっぱり『ご馳走なんていいです。』って遠慮した方が良かったかな、と思い、昼休みに潤さんにその事を伝えようとしたら、その前に潤さんから、「明日でいいよね、」と言われてしまって、結局
潤さんの家に泊まる前日、えっと、、、何を持って行けばいいんだろう?勉強道具は学校から直接行くから大丈夫だし、あとは、、、着替えの下着と普段着とパジャマと、、、あっ!歯ブラシも。バスタオルも持って行った方がいいかな?シャンプーやリンスは???、、、そこまではいらないかな?それから勉強の合間の息抜き用にゲーム🎮を持って行こうか、、、イヤイヤ、でもそんな物を持って行ったら、潤さんに『翔何でそんなもの持って来たの?必要無いでしょ💢』って言って怒られそう。だからゲーム
次の日目が覚めると、俺の横には、すやすやと気持ち良さそうに眠る俺の最愛の人。その寝顔は、どこかあどけなくて、ほんの数時間前まで、セクシーで濃艶だった人とは別人のよう。そんなあどけない潤の寝顔はまるで天使のよう。暫く天使の潤を眺めていたけど、起きる気配は無くて、、、可愛い潤の為に、偶には俺が朝食を作ろう、と思い立って、ベッドからそっと抜け出し、キッチンへと向かった俺。冷蔵庫の中を確認して、何を作ろうか?と一応考えたものの、俺の作れる料理といったら、考え
俺が潤さんの家に着くと、潤さんは玄関前で待っていてくれて、「翔、グッドタイミング❗️俺そろそろ着く頃かなぁ、って思ってちょうど玄関を出た所だったんだよ。」ニコニコと笑顔で俺を迎えてくれた潤さんは、制服からカジュアルな服に着替えていて、服の上にはラベンダー色のエプロン。その姿がめちゃ可愛いから、俺はドキドキしちゃってしどろもどろ。「あ、えっと///き、今日はお招い、、お招き頂き、、、」「ふふっ、そんな堅苦しい挨拶はいいからさ、どうぞ〜♪」「ばあちゃ〜ん、櫻井君
俺が潤さんに聞きたい事、って一体、、、一所懸命考えたけど〝聞きたい事〟が思い付かなくて、しかも潤さんが忘れ物を取りに行って戻って来たのが思いの外早くて、「あっ、お帰り早かったね💦」と焦る俺に、「ふふっ、そぉ?はい、翔が先に飲んでいいよ。」とお茶のペットボトルを差し出した潤さん。「(@_@)‼️」なに?なに??なに〜???先に飲んでいいとは?1本のお茶を2人でシェアする、って事?「い、いいの?俺が先に飲んでも。」「うんいいよ、あっ、でも全部飲まない
今日から新しいお話しを始めます。〝はっきりしてよ〟のあとがきに書いたように、タイトルは〝ふたり〟社会人1年目の〝ふたり〟のお話しで、全話翔君目線のお話しになる予定です。(もしかしたら最後の方に、潤君目線のお話しも〝おまけ〟として書くかもしれません、、、)それではどうぞ〜【ふたり】昨年の3月、大学をかなり優秀な成績で卒業した俺。その時には大手ハウスメーカーに就職が決まって、卒業式の日には、仲の良かった友人の一人から、「それぞれ進む
潤君に頼まれた買い物をして帰り、玄関の鍵を開けながら、「ただいま〜!」と声を掛けると、潤君は、「あ、翔さん!お帰りなさぁい。」と言いながらリビングから出て、俺を出迎えてくれた潤君。俺の『ただいま』に大好きな人が『お帰りなさい』と返してくれる、これこそ俺が望んでいたもの。もうこれだけで感動❗️「はい、これ潤君に頼まれた物。」「ありがとう、翔さん、、、あれっ?翔さん、ビールが入ってるけど、、、。」「うん、引っ越し祝いに乾杯しようと思って。ほら車はお袋が乗っ
松本(城)に日帰り旅行に行って写真を撮った時、潤君が俺に〝好き〟をアピールしてただなんて、全然気付かなかった俺って、ダメ過ぎこんなダメな俺に、潤君は、「でもそんな鈍感な翔さんの事を好きになっちゃったんだから仕方ないかな?」って言ってくれて、、、「、、、(*´꒳`*)」『良かった。』と思ったのも束の間、「それで翔さん、他に何か言う事無いの?」「へっ?他に言う事?」もう『大好き』って言ったし、他に言う事は、、、ダメだ思い付かない「もう💢翔さん、僕の事大好き
〝3時のお茶〟を終えて、「さ、そろそろ私は帰るけど翔は潤ちゃんの片付けを手伝ってから帰るでしょ?」「うん、もちろ、、「あ、いえあとは僕1人で出来ますし、」「いいのよ潤ちゃん。遠慮しないで、翔をこき使って。大して働いてないのに、今日のお昼も3時の休憩の時も一番食べてたんだから、」「ふふっ、そう言えば、、、」「でしょ?」「・・・(-_-;)」確かにお袋の言うとおり、お昼のおにぎりも休憩の時のラスクも俺が一番食べたけど、大して働いてない、というのは酷い!俺
これから潤さんと俺、幸せな日を重ねて行くんだ❣️と確信していた俺だったけど、、、次の日学校へ行くと、潤さんの周りには数名のクラスメイトがいて、、、(o_o)❗️何で〜、俺だけの潤さんだと思っていたのに、、、ショック‼️だけど、潤さんが転入して来た時にクラスメイトと潤さんが仲良くなるのは、俺が望んでいた事でもある訳で、『みんなと仲良くしないで!』なんて言える筈がない。でも、でも、、、やっぱり面白くないしモヤモヤする潤さんとみんなが、どんな話しをしているか気
潤さんの〝お礼〟がキスじゃ無かったのは残念だったけど、でも本多君と一緒に帰るのを断る理由に俺を使ってくれた事はやっぱり嬉しい。今日は一日、モヤモヤしっぱなしだったけど〝終わり良ければ全て良し〟というか、ここがまだ風山高の敷地内とはいえ潤さんとこうして並んで歩くのは初めてだし、まるでデートしているような気分。そうして、潤さんに案内され着いた場所は、、、「ここだよ。」「ここが潤さんの癒しの場所?」「うん。」それは、運動部の部室の裏手の小高い丘で、「知らなかっ