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(前回からのつづき☟)それではここから股関節の変位に対する調整法について、もう少し具体的に見ていきたいと思うのですが、この際ひとつ「軸足」と「利き足」という要素を加味して、考えてみましょうか。そもそもまず「軸足」というのは何かを改めて問うてみますと、「片足を蹴り上げた時に地面に残って体重を支える逆足」ということになります。この「片足で体重を支える」ということをするためには、その足を重心の真下に持ってくる操作が必要でして、それはつまり両足で立っていた時の状態に比して「
今回は大腿筋膜張筋のリリーステクニックについてご紹介させていただきます。まずは大腿筋膜張筋の場所を確認します。股関節、臀部などの複数の筋肉が集合している所にあります。大腿筋膜張筋の特徴である、筋繊維だけでなく、途中で腸脛靭帯へと移行しますので、非常に物体となります。アライメントが崩れることで、下記のような状態になります。この図の場合大腿筋膜張筋だけの問題ではありませんが、肢位が変わることで、筋の状態がこのようになると思っていただくだけでも構いません。大腿筋膜張
(前回からのつづき☟)ということでここでは、「大腿骨頭が外方変位した軸足側の股関節」の調整法をご紹介しましょう。被術者は仰向けで、軸足側の股関節と膝関節を屈曲し、やや内転して足部を逆足に引っかけた体勢を取ります。①施術者は、被術者の軸足側の上前腸骨棘を片手で押さえ、逆手で軸足の大腿外側・遠位を内転方向に押して、軸足の股関節から大腿部の外側にかけてをストレッチする。(⇒臀筋群や腸脛靭帯へのカウンターストレイン)②その体勢を維持したまま、被術者の軸足の大腿外
(前回からのつづき☟)①のカウンターストレインというのは、普段から引っ張られ緊張している筋肉を、さらにもう少し引っ張る方向にストレッチしてキープすると、「危険だからもうこれ以上伸びるな」という信号が神経から筋肉に送られ、結果的に筋肉の緊張が解けるとされているテクニックです。②の大腿外側への手掌揉捏は、腸脛靭帯の直上より少し大腿の前・後側にズラして行い、外側広筋や大腿二頭筋と腸脛靭帯とが重なった部位を狙うと、より効果的かと思います。③は、股関節を外転するのに連