財界の重鎮、森島興業の社長である森島信太郎が、アンドロメダの奇跡と呼ばれる3億円のダイヤを欲しがっている女性と宝石店の外商、久原諒一を仲介するため、箱根にある邸宅の応接室に呼びつけた。そこへ突如訪ねてきた「黒ずくめの女」。森島は、この「黒ずくめの女」と二人きりで値段の交渉をしたいと久原に話を持ちかけ、久原から渋々承諾を貰い応接室で商談を進めていた。しかし、しばらくたっても応接室からでてこない2人。妻の世津子と森島興業の専務、浜田和重が部屋に入ると、森島信太郎は殺害されていた。殺害現場は、何の抜け