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昨日、石清水八幡宮の奉納演武を、無事終了しました。最初は、昨夜「本日は、」と書き始めましたが、昨日は、疲れてフロアで寝てしまいました。朝から、微妙なお天気でしたが、早朝、大量の畳表を洗い、斬り台等準備一式を積んで、出発しました。直前まで、神社側も迷いましたが、結局雨が強くなり、体育館での演武と成りました。それでも、1人の怪我人もなく、無事終われた事は、大成功だと思っています。いつもは、本殿脇で試斬奉納もするのですが、小雨が降っていたため、会全体としては中止とな
刀剣研磨の種類について、ちょっと書いておきたいと思います。1:白研ぎ(抜刀研ぎ)刀身表面が白くて肌も刃文も見えない状態。斬るだけなら一番よく斬れる状態らしいです。http://blog.livedoor.jp/bizenosafunesukemitu-1982/archives/15765035.html薬品(硝酸)で刃文だけは見えるようにする事もあるようです↓白研ぎ:備前長船助光作刀鍛錬記6月上旬に制作した刀の白研ぎが終わりました。改正砥石で研いだ後、希釈
朝は普通に出勤。なんとなく寝不足感。これはいつものことだなぁってなり始めている。職場についてメールをチェック。特に何もないので居合の稽古。なんか、なんかちょっとずつ違う。でも何とか頑張って一通りやる。その後竹刀を振って終わり。午前中は契約書関連の調査など。知財権の取り合いについて共同研究とか委受託契約とか。お昼後、工場敷地内の美化デーということでゴミ拾い。ほとんどない。午後は会議資料のまとめ。なんかいろいろ足りないなぁと思いながら。おやつはクラッシュカラムーチョ。カラムーチョのス
備前長船助光刀匠に依頼した注文打ち。ついに完成しました。72.6cm・反り18mm以下は鍛治研ぎ後の数値元重8ミリ先重ね5.8ミリ幅は注文通りなら元幅32ミリ先幅23ミリちなみに茎が長めで7寸5分刀身重量が重くて908g鞘を払って1255g色々考えた結果、普通の寸法が一番と思いこういう感じになりました。重ねは少し厚め。そのため長さの割には重たいです。研磨は思う所あって美術研磨の最後の工程の「拭い」「刃取り」をしていません。いわゆる居合研磨です。切
2017年7月の記事に、娘が既に手伝ってくれていた跡を発見しました。懐かしさと、ありがたみを思い出したので、もう一度載せて見る事にします。居合人口の拡大を図りたいと、地元の小学校(私は娘で五代はこの小学校に通っています)の体育館を借りて居合教室を始めました。自宅の前(うちの村では昔からのメインストリート)に大きなポスターを張り出して、一ヶ月、やはり中々人は来ませんねー。位置づけとしては、私が会長をしている居合団体の稽古場の一つとしていますので、そちらの会員で
春友さんが教えてくれた記事「撮影所でニコニコしながら…」亡くなる約2年前の三浦春馬さんの姿を主演映画を撮った監督が明かす〜奈緒子の古厩智之監督「撮影所でニコニコしながら…」亡くなる約2年前の三浦春馬さんの姿を、主演映画を撮った監督が明かす|女子SPA!“青春映画といえば”の古厩智之監督にかかるとどんな若手俳優も活気づいてきらめく。長澤まさみ初主演作『ロボコン』(2003年)でも高専の学生を主人公に、ロボットコンテストの熱気を画面からふるわせた。2…joshi-spa.jp先日の
(居合刀用の柄木です。中に深めに茎を刺す穴が開いています)何度かお話ししているのですが、居合刀は、基本的には分解できないよう作って有ります。厳密に言うと、分解は可能なのですが、一般の人には極めて分解しにくい様に作成されています。居合刀の柄は、量産された柄木です。なので、刀身を差し込む時に経木などで、固めてガタツキが出ない様にして、押し込んだ刀身ごと、目釘穴を斜めに開けて、そこに目釘を差し込んで、両端をカットします。説明書きの有る場合は、大抵、分解しない様に書い
こちらの脇指、先日、、サイズが少しおかしいと思い、先日現物確認に行って、唯一、登録証とは別物と完全否定された一振りです。登録証では、昭和26年3月と本当に、所謂大名登録の初期の登録証です。お客様から買取したお刀ですが、長さも反りも若干合いません。登録証には、各都道府県に元票と言って最初に登録された時の情報がいろいろ書き込まれています。例えば、鍛え目、刃紋、時代等が詳細に書かれています。それと合わなければ、「全国照会」と言って、「こんな刀がお宅の教育委
かなり使い込んだ刀の鯉口ですが、ここまで傷む前にまめに補修してあげると、簡単に補修出来るのですが。写真の鯉口は、抜刀道の方が長く使われた刀の鯉口です。こちらの鞘もかなり酷い状態ですね。そんなに長期間使われた訳では無いようなのですが。ここまで傷めると鯉口の補修もかなり面倒に成りますが、早め早めに補修していたら、物の5分で終わる作業なんですが。こちらは、私が普段の稽古に使っている刀の鞘です。替鞘でもなく、本歌の鞘でもなく、模擬
先ずは、何とか乗り切れました。何より、何処に何があるのか良く分かりませんでした。一番フルタイム業務に携わっている、私ともう一人のスタッフは、お客様対応などで、物の移動に深くかかわる事が出来ませんでした。正直、未だ何処にどの商品が移動したか良く分からず、苦しみました。まだ、旧店舗むに残してきた物も多く、連日のように、往復を繰り返しました。移動や、連日やってくる拵の依頼も、一人の仕様書を作っていると、別の人から照会が入ったり。一時期、無くなってしまっ
居合刀には、大きく分けて、標準刀身の比較的軽いお刀と、幅広、あるいは厚口刀身と呼ばれる重量のある刀身に分けられます。それ以外にも、女性や子供用として、薄口刀身もありますが、基本的には標準刀身と厚口刀身があると理解していただければ良いと思います。当店の場合、標準刀身として、雲竜拵と厚口刀身を使うものの、金具を安く設定した、練武刀池田美術モデルの2種類を中心に商品展開しています。(標準刀身の雲竜拵)(厚口刀身の練武刀)主に、男性で、私の所属する団体に入ってきた人
なかなかに大迫力のお刀です。作者は、慶正刀匠、無鑑査刀匠松葉國正刀匠の門下と成ります。新作刀展での優秀賞など、既にその優れた技量が世間にも認められている刀匠さんです。今回は私が懇意にしている、助光刀匠の紹介で、こちらのお刀を分けて頂きました。正確には88.㎝余りで、1cm強、3尺には足りないのですが、大迫力は変わりません。助光刀匠に「現代刀匠で、誰の刀なら全力の試斬が出来るか?」と質問した所、松葉一門の刀なら間違いが何い。」という言葉で
「斬る」と「切る」読み方はどちらも「きる」同じ読み方だからなんとなく両者の区別がつきにくいわけですが、自分でも感覚的に意味の違いがわかったのは最近です。違う意味の動詞なので字が違う。「斬る」(叩いて衝撃を与えて割る)https://www.touken-world.jp/tips/71968/↑刀剣ワールドの記事ではこのように簡潔に説明されています。↑前にも紹介した事がある動画なのですが、摸造刀で竹を斬っています。叩き折っているという感じ
刀の研ぎの仕上げ方法は、所謂「化粧研ぎ」と言われるものと「差し込み」に分かれます。大きな違いとしては、「化粧研ぎ」は最期に「刃取り」と呼ばれる工程で、刃紋を小さな石でなぞるように研いで、刃紋部分を白く浮かび上がらせる点でしょうか。現在は、この化粧研ぎと言われるものが刀剣研磨の主流で、研ぎと言うと、化粧研ぎを施された物をイメージされる方が多いです。当店の場合は、説明に書いては居ますが、差し込み仕上げを基本として、化粧研ぎをしていません。その分安い料金で研ぎをさせて
昨日は、新装開店初日ということもあり、お花やお祝いを多数の方から頂きました。ここまでこれたのは皆様のおかげと感謝しております。何よりも変わったのは。この接客スペースです。今までの事務所は、ウナギの寝床状態で細長く、一度に1件のお客様とお話しするのが限度でしたが、今回の接客スペースなら、最低でも2件同時に対応することが可能と成りました。皆様の来店をお待ちしています。オーソドックスで扱い易いお刀です。長さ、二尺
今や、絶滅危惧種と言っても良いのが、鞘師等の刀職の人達です。現在も、70歳代後半から80代の方達が頑張ってこの世界を支えてくれて居ます。しかも、人数は、毎年の様に減って行ってます。当店にも、「刀鍛冶に成りたい!」と相談に来た方は居られますが、鞘師に成りたいと相談に来た人は居ません。一つには、工作代金が安過ぎるのが大きいと思います。それだけで食って行くには安過ぎます。かく言う当店もその様な価格帯の職人さんにお願いして居るのが実態ですが。それでも、美術刀
この所、何故か、赤松太郎注文打ちのお仕事を良く頂きます。注文打ちを始めたのは、一昨年の九月からですが、一年程は、一振りしか注文が来なかったのですが、ここ三ヶ月、毎月コンスタントに一振りづつ注文を頂いています。当店の注文打ちは、他店に比べると安いので、それが浸透してきたのでしょうか。それとも、実際に出来たお刀を買って頂いた方からの口コミでしょうか。刀身は一般的な赤松太郎の刀身ですが、一年以上に渡り、毎月注文打ちをお願いしてきた為、一振りの打ちおろし単価は、一般の刀剣店に比べると大
洋鉄素延べ刀を一口持っているが、洋鉄素延べ刀の特徴を記載する。・無地の肌・ぼんやりした匂い出来・沸は無い・切先の焼き返りが浅い・茎の造りが荒い(茎尻を整えるのすら面倒だったのか雑な一文字に切られている)全体的にとにかく手を抜いてる造りなのだ。そしてよく斬れる笑下手ななまくら刀よりよく斬れるが、折れやすいらしい。なので今のところ畳表しか斬っていないが、スルリと野菜のように畳表が斬れる、しかも手応えが小さい。え?でも洋鉄素延べ刀だっていう確証はあるのかって?勿論
久し振りに、長船助光刀匠の新作刀が入荷しました。この店を作って間もないころからの仲間ですが、今ではすっかり人気刀匠に成ってしまって、なかなか無理をお願いできません。偶に無理を聞いてもらって回してもらってます。長さ二尺四寸、反り1.8㎝、元身幅3.35㎝、元重ね0.65㎝、先幅2.65㎝、先重ね0.55㎝、刀身重量約830gの豪刀です。現在、研師さんによる研ぎと、ハバキ作成(銅一重)まで出来ています。流石に、武用刀の刀匠だけあって迫力満点の
昨日も、新店舗への移転準備でバタバタでしたが、「ここは人海戦術だ!」と思って、居合の同期入会の二人に手伝いをお願いしました。一人は、先日からむお願いしていましたが、もう一人は、昨日いきなり呼んでみました。それでも、「準備したらすぐ行くわ」と快諾してくれました。私達が入会した年は、香取慎吾さんが近藤勇にふんした、「新選組」の大河ドラマがされていて、誠和会の同期入会は6~7人居たと思います。(最大で40人を超えていましたので)しかし、一人抜け、二人抜けで、中堅どころにな
面白いイラストをみつけたので載せてみます。刀の差し方のイラストなのですが、刀を差すための説明ではなくて刀を差している人のイラストを描くための説明画像。これがなかなかわかりやすい。↓↓↓↓なるほどなー、って感じで勉強になりました。帯を三重に巻いて服と帯の間に脇差、二層目と三層目の間に大刀を差すんですね。ベルトに刀を差してみたのですが自然と落とし差しになります。栗型がベルトに引っかかって落ちないしとても安定します。でも、
昨日、岐阜県関市のある居合刀メーカーの社長と話をしていました。時々、工作をお願いするのですが、その督促と、今後の見通しについてです。刀を作るときは、一般に、刀匠が刀を打つ↓研師が下研ぎをする↓白金師がハバキを作成する↓鞘師が、柄と鞘の下地を作る↓塗師が鞘を塗り、柄巻師が柄を巻く↓研師が仕上げ研ぎを行う↓完成というのが、関辺りでの一般的な流れかと思います。
この研ぎ師さんとは独立する前からの付き合いだけど、本当に上手になったよ。https://katanakenma.wixsite.com/token-kenma-labo最初は居合用の刀しか研ぎに出せないかな、格安だし試し斬りに使う刀だけにしておこーっとって思ってたけど今となっては日刀保の審査に出してきちんと合格するくらい良い研ぎになったなぁちゃんと元の刃紋に忠実に刃取りしてくれるし、古刀は古刀らしく現代刀は現代刀らしく研いでくれるし(左の古刀は刃区付近に元々刃紋が無い、右の新刀は
今度の日曜日は、石清水八幡宮の男山、桜祭り武道大会に参加します。私が知る限りでも40年以上参加し続けて居る、誠和会の貴重な支部行事です。国宝の本殿の前にセットされた特設の舞台で形演武をした後、本殿横で試斬演武を行います。何処の奉納演武でも、最初に四方払いの形でお祓いをするかと思いますが、私達の流派の場合は、四方に立てた竹を斬って、お祓いをします。ただ、近年、試斬演武で竹ではなく、畳表を斬る人が増えて、「四方払いも、畳表の細いのでやっては」と言う意見も出ました
居合の流派はかなりの数があり、技も型も千差万別だが柄の握り方一つとっても右手と左手を離して持つ流派と、右手と左手をくっつけて持つ流派がある。現代は拳を離して持ち小指に力を入れるやり方をする流派が多いが、新撰組の土方さんはクソ握りと言われるバットのように右手と左手をくっつけて持ち、親指と人差し指に力を入れて刀を持っていたそうな。ここのブログに書かれているように、確かに室内で振り回すには拳をくっつける方が振りが小さくコンパクトになる。好みの問題な気もするが、影抜きという技は拳をく
私達の様に、刀を飾るのでは無く、使う人にとっては、柄の握り心地は非常に大きな問題です。この握り心地に大きな影響を与えるものの、意外と知らない人が多い事が目貫の位置です。当店は拵の注文を受ける事が多いのですが、この点に言及される方は意外と少ないです。「そういうのも有るとは、知っていても、何だか変だし」と思う方も居られるのではないでしょうか。目貫の位置の標準は、差表は鍔に近い所に、差裏は、頭に近い側に配置されます。一般に指定をしなければ、大体その様に配置され
今日、お客様から替え鞘の照会が有りました。買った刀の鞘も長くて鞘鳴りが酷い。柄もガタついている。との事でした。恐らく、合わせの拵でしょう。元々、その刀の為に作られたのではない。全く別の刀の拵を持ってきて、見た目を整えただけのものです。使用には全く適しません。刀剣商の市に行くと、拵だけで、刀身の入っていない物が結構販売されています。今時は、刀は飾り物として販売している事が多いので、使用を想定していないから、多少ガタついていても構わないと言う考え方です。良く、ヤフオク
居合に使う模擬刀は出来れば真剣に近いほうがいいむかし、先師の師匠、斎木先生が苦言を述べた記録を見た斎木「おがらのようなモノを振っている慮外者がいる」苧殻とは軽いという意味です。当時は模擬刀がない時代で刃引きの本身だったでしょう。よに横行するでたらめな模擬刀は、大日本居合道連盟の平井阿字斉先生もあきれて、これではいかんとお考えになり正しい模擬刀を初心者のために作られたのを存じ上げています。ということで、私もできうる限りに能力を動員し、武衛會の会員が使う模擬刀を製作
最近、私が代表をしている会に新人さんが入りました。道具を揃えたいとの事で、内の店に来ました。私んところの団体では、特に何処で道具類を購入しなければいけないと言う決まりは有りません。本人にも、それは最初に伝えて有りましたが、そうは言っても、何を揃えたら良いか良く分からないと言う事で、店を訪ねて来てくれました。案外、そういう人も多いかと思い、先日販売した物を、書き出す事にしました。①道着(居合衣)、私は長年剣道用の一番安いので過ごしてきましたが、「代表がボロをまとって居ては、会の
昨日は疲れの余り、ネガティブなブログに成ってしまいました。反省しつつ、今朝5時からまた仕事しています。どうせ書くなら、少しは参考に成る事の方が良いですね。昨日、お客様からあった照会についてのやり取りを書いて参考にしてもらいましょう。お客様からのお問い合わせは、通常の居合刀と、剣道形形の居合刀は何が違うのかと言う事でした。以下私の回答です。おはようございます。剣道形用居合刀池田美術モデル(二尺三寸)ですが、普通に居合の稽古に使用出来ます