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金閣炎上(新潮文庫)Amazon(アマゾン)<概要>金閣寺を放火した犯人の修行僧、林養賢が、犯罪を犯すに至るその背景を出生から親子関係から、師弟関係まで精密な取材をもとに描いた小説的なスタイルをとったノンフィクション。<コメント>梅原猛著『京都発見』で、金閣寺の放火に関しては、三島由紀夫の『金閣寺』よりも水上勉の『金閣炎上』を読むべし、と書いてあったので、遅ればせながらエジプトからの帰国後に読了。本書は、金閣炎上に至るその要因もとても興味深いのですが、むしろ、昭和
GrüßGott!!明明ですみなさまもう秋ですね深まる秋秋の味覚楽しまれていますかわたしは帰り道にパン屋さんの🍎アップルパイを頬張りました~~秋刀魚はまだ食べていないです食べたいけど、うちは相方の方が料理してくれるので、西洋風料理が多くて、魚=おすし秋刀魚は実家にお願いしないと食べられません温暖化で、日本で取れる魚の種類が季節ごとに変わってきているとか…ないものを嘆いてもしょうがないですが、あるものに感謝して頂きたいと
こんな舞台を観ました。金閣炎上作=水上勉演出=宮田慶子キャスト:君澤透、魏涼子、石井淳、横堀悦夫、小豆畑雅一、柳下季里、澁谷凜音、佐藤祐四、小磯聡一朗、市橋恵、須賀田敬右、賀久泰嗣、伊東潤、中野亮輔、三浦拓真、角田萌果、當銀祥恵、桜木信介日時:2023年5月19日(金)18:30~場所:東京都新宿区紀伊國屋ホールネタバレ禁止で、少し空けますね。1950年7月2日、金閣寺から火の手が上がった。国宝の舎利殿(金閣)が全焼したほか、創建者である室町幕府3代将軍足利義満の木像、観
青年座第251回公演『金閣炎上』を見ました。5月18日(木)。紀伊國屋ホール。作、水上勉(1919~2004)。演出、宮田慶子。この作品は、もともと、雑誌『新潮』に、1977年の1月から1978年12月まで連載されていたもの。それを、作者自らが脚本を書き、舞台化して。1982年のこと。鹿苑寺金閣。その放火事件は、1950年7月。その事件は、戦争による混乱の、まだまだおさまりきらない社会に、大きな衝撃を与えました。三島由紀夫は、1956年には、小説『金閣寺』を発表。この小説
今日は観劇はしご。昼は自分の所属している劇団青年座〈金閣炎上〉の観劇。ロングランをやっていると劇団の公演やイベントに全然関われなくなっていく。少しでも関わりたいなと思いオフだしチャンスだなと受付のお手伝いもさせてもらった。入団して初めて受付スタッフに入ったのもここ、紀伊国屋ホールだったな宮田慶子さんの作品だったなと、ふと思い出しながら。最近観た中で圧倒的に重厚感のある、お芝居でした。会いたかった人にもたくさん会えて嬉しかったなぁ。同期のけいも、頑張ってた!
出張ついでに31km31km走りました
今日は何の日?いつものようにラジオを聞いていたら金閣寺が燃えた日とのこと1950(昭和25)年7月2日午前3時位の時間帯だったそう火災の原因は修行中の若い僧侶の放火だというその後、再建されて現在のよう金閣寺の姿に小説や映画にもなっていて知ってはいたが、焼け落ちた古い写真を見ると複雑な気持ちになる今朝の山カフェのテーマが「金山」ゲストは山梨県見延にある金の博物館である湯之奥博物館の学芸員小松美鈴さん日本には大小合わせて金山は1000はあるらしい現在も鹿児島県の菱刈金山は現
11月23日、NHK-BSプレミアム「アナザーストーリーズ運命の分岐点」という枠の「金閣炎上若き僧はなぜ火をつけたのか」を観ました。「アナザーストーリーズ」は松嶋菜々子さんMCで(以前は沢尻エリカさんでしたw)、《あなたが気になる“あの事件”の裏には、かならずもうひとつの物語がある。》をコンセプトに、ひとつの事件を当事者だったり取材者だったり、3つの視点から見ていく趣向。時々まどろっこしい回がありますが、ハマれば実におもしろい番組です。1950(昭和25)年
昨夜は2年ぶりにカラオケスナックに行った。私たち夫婦だけの貸し切り。神田川や美しい十代などを歌った。三島由紀夫の本を集中して読んだが、そろそろ飽きた。水上勉の金閣炎上では、放火犯の林養賢のことが詳しく書いてある。彼は吃音である。私は、吃音の当事者だったので、彼の気持ちがいくらか分かる。もし、彼の近くにいれば、良い友人になれたかもしれない。犯行に至るまでの軌跡を見ると、孤独さがよく分かる。おまけに、肺病という病もある。今朝のQuoraの回答で、犯罪加害者側の問題が取
今朝のBS「アナザーストーリー」再放送金閣寺がテーマ。今、私がちょうど読んでいる本。「金閣寺の燃やし方」酒井順子さん。放火犯の林養賢は吃音がひどい。番組では吃音の悩みは問題にされていない。お寺の生活で吃音は、一般社会よりも軽くなる。しかし、養賢さんの悩みは深い。生きることに行き詰まるという心境だと思う。これは、私も良く分かる。私の青春も同じ状況だったから。放火の前、養賢さんは住職に尋ねているようだ。生きる意味はどこにあるのか?住職はうまく答えられなかっ
アナザーストーリーズ運命の分岐点「金閣炎上若き僧はなぜ火をつけたのか」1950年7月2日、京都の国宝・金閣が放火により焼け落ちた。犯人・林養賢は金閣寺で修行する青年僧。禁止ワードになり削除した部分がいくつも『紅葉の金閣寺』blogramランキング参加中←よろしかったら応援お願いします高尾からうん十年ぶりの金閣へ、前回は学生時代の雪の金閣?小説や映画でも有名なお寺。高山寺では…ameblo.jp2013年の記事と写真高尾からうん十年ぶりの金閣へ、前回は学生時代の雪の金閣?
今日読んだブルグで。先日亡くなった瀬戸内寂聴さんは、「人生の目的は恋愛することで、エロスは生命力だ。」と言っているとか。仏門に入ってからも、男女の営みを楽しんでいたようです。さすがですね、寂聴さん!三島由紀夫の本を、最近、集中的に読んでいる。彼にとっても、エロスは、人生の大きな目的の一つであったようです。エロスの賛歌をたくさん書いています。エロスと死は、仲の良い概念です。ほぼ同じかもしれません。三島さんには、そろそろ飽きが来ています。私には、少し底が浅いように感
11月23日(火)午後9時~【BS3】【再放送】12月2日(木)午前8時アナザーストーリーズ金閣炎上~若き僧はなぜ火をつけたのか~1950年7月2日、京都の国宝、金閣が放火により焼け落ちた…【司会】松嶋菜々子【出演】酒井順子【語り】濱田岳アナザーストーリーズ運命の分岐点ダイアナ妃の事故死、ベルリンの壁崩壊、ビートルズ来日...人々が固唾を飲んで見守った、あの“出来事”。あの日、あの時、そこに関わった人々は何を考えたのか?それぞれの人生は
等持院等持院…等持院は足利尊氏が衣笠山上にあった仁和寺の一院をこの地に移し、夢窓国師を開山とした等持寺の別院としたものである。足利尊氏の墓所となっている。等持寺の由来は、一寺を建てて三寺に当てるべく、寺の字を三つよせて「等持寺」と名付けたという。等持院というと、作家の故・水上勉が思い浮かぶ。若いいっ時、作品をよく読んだし、何かの集会の折に、ゲストとして呼ばれた氏の講演を聞いたこともあった。かれこれ三十年以上も前のことである。講演の内容は、氏の生い立ちに関わる話で
【今日の一冊】新版古寺巡礼京都〈21〉『金閣寺』〔著;有馬頼底,他〕[BOOK]淡交社◎ISBN-10:44730349178:00起床。36.8℃緊急事態宣言25日目。天気がよさそうなので、WHILLで遠出をした。iPhoneで見ると、10km弱走ったことになる。家を出た時はよかったが、昼を過ぎて風が強くなってきた。車いすに乗ったままなので、寒さは余計こたえる。でも、こうやって外の空気を吸うのはいいことだ。○華麗で金ピカ1937(昭和12)年、盧溝橋事件が起きる。前年の2.26
今日の朝日新聞に今年度の大佛次郎賞の受賞作品が発表されていた。内海健さんの「金閣を焼かなければならぬ林養賢と三島由紀夫」(河出書房新社)新聞記事を読み、即座にもう猛烈に読みたい‼️って思った。この冬休みの読書の一冊が決まった。(笑)このブログでもすでに幾度も綴ってきているが、私は三島由紀夫の「金閣寺」という小説がたまらなく好きである。さらに、金閣寺放火の犯人、林養賢と二人三脚するようにルポルタージュ風に書き上げている水上勉の「金閣炎上」にも心打
この夏の一等最初の読書は、水上勉「金閣炎上」だと決めていたが、今、その作品を半分過ぎたくらいまで読み終えた。地元の図書館で借りてきて、文庫本を借りてきたのだが、今、220ページ辺りで、まだあと半分はある。水上勉が20年の歳月をかけて書き上げた作品だという。文庫本には長編小説だとあるが、ルポルタージュだと言い切ってもいいように私は思う。水上勉さんが、歩き回り、聞きまくり、調べまくって丹念に丁寧に書き上げられていることがもうひしひしと伝わってくる。
一学期の成績をすべて付け終わった‼仕事の方はようやくちょっと楽になった。それで、地元の図書館に行って、3冊の本を借りてきた。まずは、わが人生の師、水上勉の「金閣炎上」。この一冊は予定通り❗この夏の一等最初の読書。読むのがもうモーレツに楽しみだ。そして、色川武大のちくま日本文学全集。色川武大はわが男の師、伊集院静の師である。つまりはわが男の師の師。笑私は男はやっぱり無頼派がカッコいい❗って思っている。笑このブログでよく言っているように、
今日の朝日新聞の天声人語。京都の金閣寺について書かれていた。(三島由紀夫と水上勉の小説についても触れていた)今日、7月2日は、金閣寺が焼失してちょうど70年目になるという。私は、金閣寺にこれまで何度行っただろう?滋賀県の公立中学校は一年生か二年生のどちらかで京都へバス旅行に行くが、その引率で行った際、だいたい平安神宮とか金閣寺なんかは生徒たちの班行動の通過ポイントとなっていて、よく何時間も金閣寺の入り口に立っていたものだ。恥ずかしながら、実は私と
『金閣炎上』(水上勉:新潮現代文学全集)を読み終えました。昭和25年7月2日深夜、京都市北区の鹿苑寺(通称金閣寺)本堂(国宝)から火の手が上がり、堂内に安置されていた足利利満像(国宝)とともに全焼しました。翌日、西陣警察署は同寺の修行僧・林養賢(21歳)を放火容疑で逮捕します。金閣寺放火事件です。小説家・三島由紀夫はこの事件を題材にした『金閣寺』を発表します。小説のなかで三島由紀夫は、林養賢が放火した理由を『絶対的な美に対する嫉妬』として作品を書き上げます。学生時代、『金閣寺』を読
連日台風19号の爪痕が報道され、手の施しようもない被災地の状況に驚きを覚えている。一刻も早い復旧作業がなされるように…京都は少し前の猛暑が嘘のように朝晩は冷え込んでいる。紅葉はまだまだだが、この分だと早まるかもしれない?昨日は久しぶりに堂本印象美術館の企画展に行ってきた。川端龍子の名前は朧げに知っていたが、女性とも男性とも分からないほどの知識しかない。龍子と書いて「りゅうし」と呼び、1885年6月6日和歌山市に生まれの歴として男性であった。川端龍子の展
瓜割の滝を降りて、探すまでもなく次なるスポットがあります。【天徳寺】【方丈庭園】144坪で、江戸初期に作庭。残念ながら入れません。【弘法大師像】※看板の逸話から、想像で再現します。(・ω・)「ここには信仰心ってもんが無いのかよ。」「何故ですか?」(・ω・)「何か作るじゃんフツー、誰もやりゃしないからさ」「はぁ、そうですか。」こうして弘法大師は立ち去った。すると…「家宝の壺が真っ二つになってる。」「もう、3週間も雨が降らない。」「これは神がお怒りだ!」そして、こ
境界としての長坂について考えるとき、忘れてはならないのが左大文字です。京都の夏を彩る五山送り火の一つ。8月16日の午後8時に如意ヶ岳の右大文字から点火が始まり、反時計回りで、妙法、船形に続いて四番目に点火されます。私も子どもの頃から、大文字というとそろそろ夏休みも残りの方が少なくなってきて、宿題が気になるというか、行く夏を惜しむというか、少し寂しさの混じった季節感を感じる年中行事でした。西陣に住んでいましたので、山が高い右大文字は道路から見えたのですが、他はビルの屋上にでも上がらないと見え