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内容(ブックデータベースより)俊作が住む昌平店に男の子を背負った男が深夜紛れ込んできた。武家屋敷に盗みに入ったが、若い武士に「若を頼む」と言われ子どもを背負い逃げてきたと言う。若君を武家屋敷に届けて欲しいという厄介事を抱え込んだ俊作だったが…。シリーズ第五弾。令和6年4月21日~22日
はあーとため息をついて右衛門大尉・佐伯秀島は文机の前にまで左足を伸ばして座り墨をする準備に入った。昨日の右衛門佐の恩賞の話は秀島には驚き以外のなにものでもなかった。昇進すれば家屋敷も広くなるうらやましい以外の言葉はない。水を差し墨をすろうとするとすぐに男児の泣き声が聞こえてきた。妙に気に障る。「ええい、気がちる。静かにさせよ」秀島は大声をあげた。「申し訳ございません」すぐに妻が詫びを言いに秀島のもとへ来た。「どこぞへ連れていけ」「はい」妻はおろおろして子どもたちのところ
三人が寺に戻ると、丁度中食どきで炊出しの真っ最中だった。早くも子連れの母親や老人たちが並んでいる。銀角が両袖を奴凧のように広げて、はたはた振りながら戯けた。「我ら、全身伽羅香焚きしめたような有様にござりまするぞ。」金角も己の根結垂髪の裾を嗅いで、鼻に皺寄せている。「飯や汁の匂いより遥かに強いことは確かでございますな。」「あれだけの香木で、まさかここまで物凄い薫り立つとは思いもよらなんだ。」袖で鼻先仰ぎながら顔顰められる桃豹殿に、金角は溜息まじりに申し上げる。「お方様が焚べられたのは阿
内容(ブックデータベースより)信州諸田藩藩士で一刀流の遣い手滝沢俊作は十八歳の時、若君の近習に抜擢され江戸藩邸へ。しかし、二年がたったある日、同僚を殺害したと言う身に覚えのない罪で追放される。ひょうんなことで知り合った浪人の万請け負いの仕事を手伝うのだが、未だ慣れぬ江戸の町を右往左往する・・・。待望の新シリーズ第一弾!令和6年3月30日~4月2日
崖に一番近い端の墓石の前に屈み込んでいた銀角が、頓狂な声を挙げた。「あれぇ!?このご仁のご命日は、宝永六年己丑(つちのとうし)睦月十日…犬公方様のご薨去と同日でござりまするぞ。」「これ!無礼を申すでない。常憲院様と申し上げよ!」桃豹殿が眉根を寄せて咎めると、銀角はぺろりと紅い舌を出した。常憲院様とは5代綱吉公のことである。銀角は生類憐みの令などという悪法を発布した綱吉公を、庶民を苦しめたからという理由より、忌み嫌っている犬を擁護したからという理由からひどく毛嫌いしていた。因みに19世
こんばんは🌙どこも行かずにスウェットのまま一日中過ごしてました。ゴロゴロ。いつもより忙しかった今週でしたので🤭ゴロゴロしてるのはいつもですがね。利用者さんにもいちんち寝てたらいかんよ!と言われました。見えてらっしゃる(笑)韓ドラはディズニープラスのチャウヌが出てる「ワンダフルワールド」とNetflixの「100日の郎君」見てます。時代劇も見てると段々と陛下とか世子とか王様だの王子だの大君だの言い方がごちゃごちゃだけど、少し理解できてきました。これから郎君の続き見な
万福寺では朝から近在の家々の内儀たちが集まり、施餓鬼会の支度に取り掛かっていた。真言宗では他の宗派より供養の回数が多いのだが、何分物要りでもあるし、ころにゃん騒ぎになってからは盂蘭盆会法要の付け足りみたいな小規模なものになっていた。しかし、今年は桃豹殿から竹林の地滑り修繕費には余りある寄進があったお蔭で、盛大な法要ができるとあって、和尚は大喜びだった。ぱりっとした袈裟を着けた和尚は常にも増して堂々と見え、参列した者たちは皆ひどく有難い気分になり、低頭して手を合わせている。この袈裟は先の修繕費
一年のうちでも特段暑い時期の盆の中日、そろそろ陽射しきつくなる頃、お館の奥まったお居間にて、桃豹殿と若君は対座して朝餉の真最中であった。それでなくとも煙たい存在のご後見桃豹殿と若君が、如何なる訳にて朝餉を共にしているかというと、勿論昨夜の一件絡みに由来する。早う肩の荷降ろしたしと考える若君は、桃豹殿がお出かけの前に粟飯原縁者の持込んだ蔵の鍵をお渡ししてしまおうと目論見み、朝寝の床抜け出して急ぎ身支度整えてお居間を訪うたのである。桃豹殿が日々のならいにて、寝起きのお薄を一服され、お仕舞とお着
本日は雛の節句である。姫君のご入輿から、はや5年。世間騒がせしころにゃん禍から、外歩きもままならぬ押しこめに等しき日々過ごされてはいるが…。元より若君姫君なるは家来どもに傅かれ、見張られるが日常なれば、気儘なる暮らしとは対極にあらせられる。故に上屋敷と隠れ里桃豹山のお館しか知らぬ暮らしにも、格別不便も不満もなきご様子にて、仲睦まじくお過ごしである。「のう、姫。月日過ぐるは早きものにて、輿入れからはや5年経つ。ころにゃん騒ぎのためもあるが、お里に随分長く帰っておらぬな。」「左様でおざりま
粟飯原の家は鎌倉期に主君和田義盛の乱に伴い、当時の当主が討死した。その後、末裔が北条氏に仕え、かつての領地だった相模国相原より遠く離れた、別所あたりに住まうようになった。別所は起伏に富んだ地形で、海から内陸の街道筋に至る抜け道に位置する。鎌倉期には丘陵の木々を伐採して、木曽や信濃より買付けした馬を養う幕府直轄の牧があったという。戦が一段落して平和になってからは、犬追物に使う馬以外に、荷駄用の馬も放牧され、これらを管理するのが粟飯原の役目だった。その後、牧はなくなったが、本牧や金沢の浜に揚げた
こんにちは~yellです王様のブランチのJO1待ち~JO1公式ツイの“きまたろうくん”いいね~若君の新作時代劇お待ちしてます🏯じぇおグラムでは“木全家のしょうやくん”可愛いお母さんとお揃いが嬉しい年男🐰きまちゃん最高じゃん[#木全翔也]この度、JO1、連続Tigerドラマ「必殺地元民」にキマタロウ役として、出させていただきました!!⚔️とても明るい現場で、楽しく撮影ができました!これからもっとマゲが似合う男になっていきますので、
大晦日の朝起きたら…我が家だけ、停電だった。メインブレーカーは落ちていないし、各々のブレーカーにも問題はない。(ーー)あ〜う〜外は雨で薄暗い。懐中電灯つけて、東電請求書の束をぱんさーママに出してもらいながら、スマホ検索して連絡するが…自動音声が業務時間外案内と応える。請求書に印字してある番号は、業務時間外で繋がらない番号と同じだった。おいおい…緊急事態だってば!東電パワーグリッド緊急連絡先を検索して連絡し、停電確認してもらい、60〜120分後に工事の人が来てくれることになった。
今年は人生で一番漫画を読んだ。読みまくった。その中で、一番おもしろかったのが「アシガール」戦国時代にタイムスリップした女子高生が男前の若君に恋をして。。。という話で、ストーリー的には興味はなかったのだが、人気漫画に選ばれていたので、読んでみた。はなら、むっちゃおもしろい!!笑い転げるユーモアも多くあるが、なんといっても、若君が男前!!多くの漫画を読んできたが、一番男前は誰か、と言われると「アシガール」の若君をあげるだろう。(ただし、最終巻だけ、もひとつな描き
少し前に「アシガール」にハマりまして、思わず描いた現代版若君です。
外気の暑さから隔絶された落ち着いた室内には、鏡の前にティーセット、重厚なテーブルにディナーセットは大倉陶園のものである。ガラス器と銀のカトラリーの中、青と金に縁取られた皿が映える。んふふ❤メインデッシュは何かなぁ?我は好き嫌いなきゆえ、やわらか仔羊でも、濃厚ソース絡めた鹿肉でも、はたまた肉汁滴る牛肉でも何でも戴きまするぞ❤塔屋から見た港側の風景。大きな窓から見えるスパニッシュ庭園の向こうのビル群が、何ともシュールな眺めだ。ティーセットが設えられた丸テーブルのあるお部屋。きりりとし
2023年の夏は厳しかった。7月から猛暑が始まり、8月は度重なる台風の影響による大雨が続き、9月に入っても残暑半端ない。桃豹殿は夕食後、ニュース観ながら寝落ちる日ばかりである。庭に面した洋間の窓辺に猫みたいに転がったが最後、ぱんさーママに何度声かけされようが墜落睡眠に陥るので、その日のトップニュース程度しか観ず、後でネットニュースや天気予報をチラ見している始末なのだ。甲状腺障害で長らく通院して、アイソトープ治療もしたが、状態は一進一退。数値良くて薬量減らすと、また数値悪くなり、何時まで経
ぱんさー学園の夏休み前半はクソ忙しかった。夏季講習というより、各教科共、1年生の補習に追われたからだ。高校に入学して以来てんやわんやの日々送り、勝手わからぬままに要領よく日課をこなせずに、夏休みに入っても未だ課題残している者が少なくないからに他ならぬ。補習期間は約2週間。午前午後それぞれ2時間ずつ、記録的猛暑の中を毎日やってくるのだからご苦労なことである。しかし、8月後半の残暑厳しき時期よりマシであろうことは間違いないのだから、7月並びにお盆休み前に片付けておくほうが宜しいに決まっている
かんのん橋すぐ脇の橋では、大岡川下流側から狙い撃つ射的をやっていた。大人のお客さんも結構いて、皆、真剣そのものである。ぱんさー学園の夏フェスや文化祭などの射的よりかなり難易度が高く、戦利品持ち帰り客は多くない。ぱんさー学園では短銃の他に、滅茶苦茶器用で何でも作っちゃうF先生お手製の弓矢なんかもあるが、このお店の獲物はライフル銃のみである。やはり狙った感高いものな〜。商店街に入ったときから、何やらピーピー吹き鳴らしている子どもたちに大勢すれ違った。高く澄んだ音色の笛で、煩いのだがなかなか
8/8(火)、昨年たまたま通りかかった古刹門前町の縁日に、今年も他の用事で偶然行きあった。定時退勤して、未だ明るい時間に京急弘明寺(ぐみょうじ)駅に着き、商店街界隈でちょいと買い物して用事済ませて店外に出たら、辺りは暗くなっていた。弘明寺商店街はアーケードの両脇にあり、この道は「かんのん通り」とも呼ばれている。昭和にタイムスリップしたかのようなレトロな眺めである。「人情下町門前町ぐみょうじ商店街」の横断幕。昨年は無かったような気がする。この商店街は毎月衣替えするようだ。7月には七夕
柏木の衛門の督は、女三宮の御出産や御出家の事を聞き、もう回復の望みも無い位容態が悪化するのよ。柏木は、北の方の女二宮の事をお可哀想に思い、今更こちらにお越しいただくには宮の身分上軽々しい事だろうし、父・大臣も母・北の方も何かの折にうっかり女二宮のお姿をお見かけする様な事態もあってはならない、と思うのよ。そして「一条のお邸にどうしてももう一度行きたいのです」と言うけれども、両親が許さないのよ。それで、衛門の督は、誰彼なしに自分の死後の女二宮の事を頼むのよ。女二宮の母・御息所は、この結婚
山の朝(あした)は清々し日の出前に山昇り岩棚に着き一休み胸一杯に吸い込んだ息を口から長く吐き汗がひくまで深呼吸湿った大気心地よく麓の牧場見下ろしてカメラ覗いて撮影し朝日が稜線越えた途端レンズフレア写り込み今日も暑くなりそうな今年もやってきたよ浴衣の季節♥お気に入りの花火柄(=^・^=)桃豹殿は休日出勤続き既に夏バテヘロヘロで通勤電車が第二の寝室ww1人で簡単着付け♪はんなり高級浴衣5点セット浴衣セットレディース(ゆかた・しわ兵児帯・下駄・着付け本・腰
日本列島のあちこちに被害もたらした台風2号。6月2日(金)朝、電車遅延&もみくちゃ混雑の中、漸く勤務先に辿り着いた。本日は荒天にも関わらず、楽しい(?)校外学習なのである。台風接近につき延期も考慮されたのだが、行先は堅固なる町田市庁舎。曲がりなりにも高校生ゆえ、大雨ぐらい何のその。生徒たちはこの日を心待ちにしていたのである。…理由は、PCや電卓演習、訳わからん論説文読み解きの国語なんかの授業より、余程楽しいからに他ならぬwwwww町田市庁舎の見学は、予約をとるのが結構大変なのである。おま
源氏はこの年の新嘗祭の節会に五節の舞姫を差し上げる事にしているのよ。前年は、藤壺の尼宮の諒闇の為に五節は中止になってい他ので、今年は例年よりは華やかにと思って家々が競って立派に善美を尽くして準備するという評判なのよ。公卿からは按察使の大納言、左衛門の督から舞姫が出されるのよ。それに殿上人からの五節の舞姫は、今は近江の守で左中弁を兼ねている良清が差し上げる事になったわ。源氏からの舞姫には、今は摂津の守で左京の大夫を兼ねて居る惟光朝臣の姫が召される事になったわ。舞姫たちは、全てそのまま
さて宮中では、そろそろお后を決める時期になっていたわ。源氏は、前斎宮の女御を、亡き藤壺の母宮も帝のお世話役と申していた方だから。。と推薦するわ。でも、皇族から引き続いて后が立つことも、誰よりも早く入内した弘徽殿の女御(内大臣の姫君)を差し置いて、と言う訳にも行かないのよ、世間一般的にはね。それでもやはり梅壺にお住いの斎宮の女御が中宮に立たれたわ。そして源氏は太政大臣に、右大将は内大臣に昇進したわ。源氏は、天下の政治は内大臣が執るように実権をお譲りするのよ。実は、内大臣には弘徽
本日、春分の日。桃豹家では毎年恒例のおはぎをぺたぺた拵え、ランチ替わりにたらふく食し…、腹がくちくなって、昼寝までしてしまった(ーー;)。このところの花粉飛散量ハンパなく、重篤なスギ&ヒノキ花粉症患者である桃豹は、3月が無事に打ち過ぎるを願うのみである。加えて天気もいまひとつ芳しくない。朝から、冬着散らかしたセーターを片っ端からホームクリーニングして、干しまくる。お高いブランドものだろうが、カシミヤだろうがモヘアだろうが、何でもかんでも家で洗ってしまう桃豹…高
渡り廊下の連子窓は全て開け放たれている。山から吹きおろす風が竹の葉をさらさら鳴らし、泉水のせせらぎの音と入り交じる。案内の小坊主は曲り角でそっと後ろを振り返った。廊下にはキュッキュッと小さく鳴る自分の足音が響くばかりで、客人のそれが聞こえないので心配になったのである。鏡のように磨きあげた床板の半間ほど離れた処に、光琳模様の着物の裾と白足袋が見えた。人が歩くと鳴る鶯張りの床の筈のなのに、客人の足音が聞こえないのは一体どうしたことだろうか。厨の入口に立つ姿は、竹藪の間から漏れる光に溶けて、一
💐ご訪問くださった全ての方々へ💐いつもご訪問ありがとうございますby珍しくフツーのスーツ姿の桃豹殿下花粉がたっぷり飛び交う季節になりました。頭ガンガン喉イガイガ目カユカユ。(TдT)ひぃ〜〜〜ん!とは申せ弥生には大切な日があり申し候。明日桃の節句は「ぱんさー劇場」のご案内役ぱんざぶろー若君と桜子姫君のご成婚4周年記念日であります。紅い毛氈敷き金屏風たて廻し細やかなれど季節の菓子など揃えて茶会などできれば幸い哉。横浜の隠れ里桃豹村
可愛い絵にイチコロ♥ネコ好きさんにはお薦めである。体育科のK先生は大のネコ好きである。昨年夏に可愛いコミックを貸して戴いた。日々忙しい桃豹があまりにヘタレているので、癒やしにどうぞということだったらしい。夏休み中に漸く本を広げる時間ができて、のらねこ軍団の世界に引き摺り込まれた。作者さんには失礼だが、絵が素人っぽくて、ちょっと絵心ある方ならば、自分でも描けるんじゃね?みたいに思える。同じ顔の8匹のネコは、何れもコロコロと肥えており、2.5頭身で可愛らしい。その後、絵本も貸して戴い
ぱんさー学園、校外研修お泊まり行事にて、本日は横浜観光に来ている。朝もはよから横浜駅東口に集まり、バスにてホテルに直行。横浜市営バス一日乗車券フル活用せんとて、敢えての横浜駅集合である。昨年11月に中華街食べ歩き&カップヌードルミュージアムでマイカップヌードル作りしたので、一部は活動エリアがかぶっているが、横浜の歴史に触れてもらおうということで、ホテルに荷物置いて港の見える丘公園まで谷戸坂を上がる。展望デッキから港背景に記念撮影。天気がいいから、遠くまでよく見える。近くのイギリス館に入
本日のオススメ漫画⑫2023/2/8アシガールアシガール1~16完結森本先生の漫画は、本当に面白い‼️少女漫画のくくりですが、この方の漫画は、男女関係なく読めます。ギャグあり、ロマンスあり。若君、カッコよし꒰⸝⸝>̫<⸝⸝꒱⸝👍🏻