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僕が門司港まで足を伸ばした目的は二つ。門司発祥の「焼きカレー」を食べることと出光美術館を訪問することだ。日本の絵画収集では屈指の美術館。東京の「本館」は何度も訪れているので、今回で出光美術館コンプリートだ。JR門司港駅から地図を頼りに徒歩6分くらい。入館料は700円。開催中の企画展は「京都画壇と江戸琳派」。琳派は安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した本阿弥光悦と俵屋宗達に始まる流派だ。尾形光琳と弟の乾山を経て江戸の酒井抱一によって継承された。迫力あふれる描
細見美術館平安神宮、京都市京セラ美術館の近くにありましたたまたま通りかかり一度行きたい美術館の一つだったので入ってみる事にしました開館25周年という事で「若冲・北斎・江戸琳派」展開催中良い時に来たようですチケット売り場の左手が入り口です3階建てで各フロアは外階段で移動します(もちろんエレベーターもあります)美術館の建物がおしゃれで1階には落ち着いたカフェがあったけど満席であきらめました
2023年9月17日日曜日三連休の中日に久しぶりに東京・日比谷にある出光美術館「江戸時代の美術「軽み」の誕生」展、そして大倉集古館「恋し、こがれたインドの染織」に行きました。まずは出光美術館の事を書くことにします。出光美術館は何度も訪れていますが、今回コロナ禍明けで久しぶりの訪問となりました…、と思っていたのですが、今ブログを見直してみると何と2015年9月19日以来の訪問でした(^^;あちゃ~、やっちまった(^^;お恥ずかしい限りです(^^;こちらが前
今日は、京都府立図書館へ本を借りに行ったついでに、近くにある細見美術館で、「愛し、恋し、江戸絵画-若冲・北斎・江戸琳派」という展覧会を見てきた。細見美術館は、大正から昭和初期の大阪の実業家だった細見古香庵から、現代まで親子三代にわたって蒐集した美術品のコレクションを基にできた美術館である。それが開館25周年を迎えて、その記念展のシリーズ1の展覧会ということだった。元々、伊藤若冲が今ほど有名にならなかった頃から、若冲の絵画は蒐集されていたらしい。それで今日は、若冲のコレク
江戸琳派の大家、尾形光琳の「燕子花(かきつばた)」図屏風の模写です。1本ずつ微妙に花の形や大きさを変えて配置していくのはデジタル絵画でも手間がかかりますが、光琳はこれを肉筆で描いていたのだから全く恐れ入ります。
『生誕250年記念展酒井抱一と江戸琳派の全貌の図録』琳派といえば本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し尾形光琳・乾山兄弟によって発展酒井抱一・鈴木其一が江戸琳派を定着させました『夏秋草図屛風』で知られる酒井抱一(さかいほういつ)は姫路藩主酒井家のおぼっちゃま酒井家は松平家初代の親氏の庶子である広親の子孫にあたり雅楽頭家と左衛門尉家にわかれました『どうする家康』で海老すくいを踊る酒井忠次(大森南朋)は左衛門尉家姫路藩主となった方は雅楽頭家になります抱一
丸ノ内に移転した静嘉堂文庫美術館が館長を祝って移転前の場所で特別展が8日間限定で開かれている。最寄り駅から遠いのでアクセスが悪いけれど鬱蒼とした緑地を歩くのは、アート鑑賞する前段階として必要不可欠でした。ただチラシを貰っていてきちんと読んでいなかったので丸ノ内の方で途中からこの特別展示がやるのかと思っていました国宝の俵屋宗達を筆頭に琳派や野々村仁清など20点ちょっとで厳選した感じが見受けられました。余談ですが日美などで見かけた山下裕二氏が駆けつけていて館長と談笑している場面に遭遇し盗み聞きし
本日、日本橋高島屋S.C.に行ってきた。「開館25周年記念展京都細見美術館の名品ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー」展である。ラッキーなことに、細見美術館館長の細見良行氏によるギャラリートークに参加することができた。以下は、そのメモ。細見氏のお話を聞いてメモしたことや、覚えていることを書いたので、そっくりそのままの内容ではないと思う。『七宝夕顔文釘隠』(桃山時代)室内の柱、建具などに黒い漆が使われているようになって、釘隠がこのように華やかな色彩を
✨江戸琳派「雨華庵」継承✨伊藤哲画伯🌸日本画展池袋東武美術画廊NPO法人神田雑学大学でご講演いただいて以来、お久しぶり桃山・江戸時代より400年以上続く琳派を継承され、江戸琳派の祖・酒井抱一の酒井家雅号「雨華庵」を襲名された伊藤画伯と再会✨素晴らしい作品を拝見〰❣️ありがとうございます個展は5日まで
今年はのんびり美術展。お次は出光美術館江戸絵画の華【第2部】京都画壇と江戸琳派です〜第1部「若冲と江戸絵画」が良かったので、第2部も観に来た。そんなわけで出光美術館へここの係員は妙に丁寧。で、鑑賞開始。うーむ。京都の絵画は全体的に地味なので、ピンと来る作品が無い………円山応挙《雪松図屏風》………………があると思ったら、円山応挙ではなく、その弟子の(駒井)源琦の作品だった。でも、見応えはある。明るい雰囲気、気持ち良い線、濃淡、バランスの良さ。後半の江戸琳派になって、少
アメリカの日本美術コレクター、エツコ&ジョー・プライス夫妻蒐集の作品の一部が、2019年出光美術館のコレクションに加わり、お披露目の展示。虎図円山応挙天明5年(1785年)(以下、写真は展覧会のチラシから)伊藤若冲、円山応挙、酒井抱一、鈴木其一・・。「伊藤若冲はプライス・コレクションによって発見されたといっても大袈裟ではない。」コレクターの審美眼。蒐集のタイミングと財力。それらがすべて合わさってこうして、後世の私達はその恩恵に預かることができる。柳宗悦の蒐集についての
江戸絵画の華〈第2部〉京都画壇と江戸琳派出光美術館2023年2月25日(日)エツコ&ジョー・プライスコレクションの第2弾は円山応挙が中心の展覧会ではなく、京都画壇VS江戸琳派という構成でした。今回の出展作品では江戸琳派の勝ち!という感じもしましたが、その辺は実際見て確かめていただければと思います。1懸崖飛泉図屏風円山応挙四曲・八曲一双の変則的な組み合わせの屏風です。おそらくは注文主の住宅事情、長方形の部屋の短辺と長辺に合うよう幅を変えたと思われます。それを再現するよう会場でもわ
いつもなら食べないが、今日は時間がないので日劇地下のマックでそそくさと昼食を終え今度はこちらへ先日の若冲中心の第一弾の続き応挙をトップとする丸山派の絵師、琳派の一派がそつなく描いた作品が集まっている。まあ佳作というべきであろうか、見ていて悪くはないのだがやはり丸山応挙、酒井抱一、鈴木其一というメンバーであればもっと強く印象に残るような絵であってほしい所このあたり、この美術館の展示方法の問題などもあるのだろうか出光美術館は得意の仙厓などは面白くみせてくれるのだがどうも今回
21日からの第二部、応挙周辺の作品が見られるので楽しみにしていました。本日ハシゴの最終来訪館。応挙の可愛い虎図と、高弟源琦による応挙「雪松図」の模写が目玉ですかね。上の画像の、若冲の白象の左が王教の虎。写生の応挙、日本にいない虎を描くのにモデルは猫。従って、ニャンとも可愛い虎図なのです。他に岸駒や森狙仙の動物画や、応挙のレッドクリフ図などが楽しめました。今回、後半は江戸琳派なのですが、江戸琳派っていささかさっぱり、こじんまりとしていて、本家の光琳の斬新さ、大胆さに比べるとやはり面白
東京駅を中心に位置する、東京ステーションギャラリー、アーティゾン美術館、出光美術館、三井記念美術館、三菱1号館美術館の5館の中で、出光美術館「江戸絵画の華」の第2部、京都画壇と江戸琳派に訪れました。円山四条派、(江戸)琳派は、好きなジャンルだったのでどの作品も見応え充分。円山応挙の国宝作品「雪松図屏風」を模写した源碕は、自分らしさをそこはかとなく表現していました。虎を実際に観て描いていない虎図の比較は、面白い。酒井抱一&鈴木其一を中心に江戸琳派が確立した中で中村芳中のタッチは、秀逸でした。
出光美術館では、現在加わったプライス・コレクションの展覧会が開かれている。第2部の事前予約を済まし他の展覧会へ行こうか画策していた中で家の本棚にプライス氏へインタビューして半生を振り返る著書があったのですぐさま手に取りました。若冲ブームの火付け役と言ってもいい彼がどのようにして作品と出合い江戸美術の虜になっていったのか・・・「新美の巨人たち」で大乗寺の円山応挙と弟子たちが手掛けた襖絵を取り上げていました。そこには、ジョー・プライスもその昔訪れていて運命を感じました。
寒波の1月末を乗り越えて2月になるとスギ花粉飛散の季節となる・・・都内の新型コロナ新規感染者数(実態数を捉えていないと思うが)は、減少傾向にある。もはや変異株は、これからも登場し付き合っていくしかないのが現実的だろう。とりあえずリストアップした4つのうち日時予約が必要なのが半分を占める。先日のエゴン・シーレ展のように東京都美術館での展覧会は、コロナ禍前だったら詰めかけて立錐の地なしで下手すりゃ足が遠のいてしまうかもしれない。人数制限は、怪我の功名ならぬコロナの功名。ただし全てに当てはまるも
美術館などへ行く際、事前予約制になったメリットは、人数を制限出来て感染が明らかになっても連絡先を把握しているので迅速な対応をとれる点。デメリットは、支払い方法をクレジット決済だけにしてしまうとその利用者しか買えない。事前予約&チケットは、専用サイトの他に発券は、コンビニでも出来る方法(東京都美術館など)、事前予約だけしてチケットは、当日窓口で支払える(汐留美術館など)のは、鑑賞者を狭めていない。そして根津美術館でも当日枠を設けて受け入れるようになったのは、幸い。鈴木其一「夏秋渓流図屏風」を
高岡市美術館コレクション展日テレNEWS24このコレクション展では、ほほえむ、花の蕾がほころぶという意味の古語「笑まふ」と題して97点が紹介されています。くすっと笑みがこぼれる作品...ミヤギタケオペタルアート展花びらで「癒し」「優しさ」表現Yahoo!ニュース空の高さや桜島の雄大さを、今の時期だからこそ感じてほしいと思って作った」この展示会は、鹿児島市のマルヤガーデンズで来月5日まで開かれてい...足利学校で市制100周年記念「相田みつを」展学校に関連する
常憲院殿霊廟勅額門を見学した後は、反対側にある根本中堂へと移動しました。中堂の手前にはこのような古い佇まいがありました。格子の型枠の造形も面白い。道路はコンクリートで舗装されていますが、なかなか風情を感じる場所です。根本中堂の周囲は緑も多いです。新緑の季節ですが、秋の紅葉の時に訪問するのも良さそうです。「あ!」と思わず立ち止まってしまったのが、この尾形乾山の乾山深省蹟と右手にある墓碑でした。(墓碑は撮影し忘れました)乾山といえば、琳派が好きなら知らない人はいないでしょう。説明文には
個展『樋口鳳香・墨美神展~春の水』まであと2週間となりました。壁に吊るす額装作品はほぼ出来上がり、最後の仕上げとして、あるフランスの作家が”Carte”というカード画を毎晩描いたように、鳳香花(ホウカバナ)を描いています。姫色紙という小さな手のひらサイズの色紙に1種類の花(植物)を、江戸琳派のたらし込み技法で描いたものです。顔彩の鮮やかな色調と、金色が鮮やかな作品群です。Carteは高額ですが、ホウカバナはかなりお手頃価格。そのせいか前回
連投失礼いたします。皆様こんばんは。第二弾メガネです。もう先週のことになりますが、私が卒業した通信大学の在校生、卒業生、講師の方が地元に来るということで、私も初めて集まりに参加しました。博物館へ行ったり、明治時代に建てた旧邸宅に足を運んだりととても貴重な時間を過ごしました。その中で芸大ですから、お土産を持ってきたので、その一筆箋の絵の画家、その方に関することなんでも1,2分で説明して下さいと言われた。メガネは。。。やはり大焦りだった。メガネがとっ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇12月掛け軸風・ディスプレーは江戸時代後期を代表する江戸琳派の創始的絵師酒井抱一「梅椿に鶯図」を展示◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇花の香りに誘われてやってきた鶯梅と鶯という伝統の画題に華やかな椿が加わることで斬新な調和を生み出しています温かみを実感させます◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ごゆっくりお過ごし下さい。今月も「集中力」と「真心」を忘れずに意味ある一日、正直な一日を過します。闘う
先月末、京都文化博物館で開催していた「百花繚乱ニッポン×ビジュツ展」を見に行きました。こういう展覧会にしては珍しく、撮影OK。すごい人気で、なかなか前に進めないぐらい混んでいました。展示物は東京富士美術館所蔵のコレクション3万点から選りすぐりの40点。一つ一つに短い解説が添えられていて、QRコードを取得すると詳しい情報入るという気が利かせ方には脱帽でした。40点を6つのキーワード(キモかわ・サムライ・デザイン・黄金・四季・富士山)に分けて展示。とても分かりやすく、目から
大分)続々よみがえる郷土玩具別府の工房「豊泉堂」朝日新聞社竹串に刺さった役者やキツネの顔――。14日に大分市の柞原(ゆすはら)八幡宮で始まる「浜の市」では、土人形「一文人形」が売り出される。江戸時代が起源と...老舗も初フェア、ほうじ茶の時代が来た!Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)ほうじ茶スイーツやラテが各社から登場するなど、近年人気の「ほうじ茶」。そんなほうじ茶をテーマとしたスイーツフェアが、江戸時代創業の甘味処「伊藤久右...若冲と京の美:金魚玉図(神坂雪佳
こんばんはみよです自己紹介こちら→今日のcoffee。Instagramで更新中→みよ鈴木其一(すずききいつ)江戸時代後期の絵師。江戸琳派(りんぱ)の祖・酒井抱一の弟子。コレラで突然亡くなってしまったけれど、長生きすれば、葛飾北斎にならぶような面白い作品をもっとたくさん残しただろう、との研究者の見解。琳派とは、桃山時代後期~近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いた流派。『風神雷神図』で有名な俵屋宗達、『燕子花(かきつばた)図』で有名な尾形光琳、江戸に琳派を定着させた酒井抱一な
6月中旬に、千葉市美術館で、『板橋区美×千葉市美日本美術コレクション展―夢のCHITABASHI美術館!?』を鑑賞してきました。板橋区立美術館が改修工事で休館中ということで、実現したコラボレーションです。どちらも日本美術のコレクションで定評があり、期待できそう…ということで、仕事が忙しい中でしたが、時間を取って足を運んできました。結果として、行って大正解でした!館内に「コスパよすぎ」なんて垂れ幕が堂々と下がっていましたが、その通り。200円でこれだけの展示が見られるなんて…と
白居易の詩文集『白氏文集』は平安時代に中国から日本に伝えられ日本には残っているのですが本家本元の中国では散逸してしまい、残っていません(宋時代はなんでも新しくする気風があったため)明治の廃仏毀釈の嵐で貴重な仏像が美術品として海外へ渡ったりまたパトロンを失った大名ゆかりの工芸品も多く海外へ流れましたが彼の地で長く愛され、再び日本の収集家によって戻ってきたものもありますプライスコレクションもお里帰りができたようですありがたいことです『出光美術館(東京・千代田)が江戸絵画の収集で
(会期終了)展覧会に行って来ました。ちたばし美術館って😄はいはい、歓迎ムードですね、ありがたい。お、名文句、永遠の穴場、そう板橋区美術館ティーバ君こえましょうね。応援しています。おふざけな?タイトルなのですが、展示は、酒井抱一から始まる江戸琳派作品は真面目にスタート。と見て行くと、途中で、そのキャプション、やはりどこか、自虐的と言うか作品への突っ込みがちらほらあり可笑しくなることも😁「物思いにふけるゴイサギ」(写真一枚目)「野鳥なのにカメラ目線」(写真?枚目のミミズク)どち