ブログ記事1件
1976年10月に掲載された「名作の舞台」”今と昔”です。今なお残る奥羽路の旅情「草の戸も住替る代ぞひなの家」の句を残し、江戸深川から東北、北陸の旅に出た。実に5ヶ月間の旅は弱体の芭蕉は死を覚悟の旅だった。自分の生涯を「旅」と観ずる人生観がそうさせ、止むにやまれない”漂泊の思い”にかられた。『日本旅のペンクラブ』会長が松尾芭蕉で日本のカレンダーに”旅の日”が制定された日が芭蕉の旅立ちの5月16日になっている。