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昨日の続きです。ある火曜日のことですが、研究稽古の日です。その第3部になりますが、これまでそこでは「変手法(へんしゅほう)」を行なっていましたが、先日の稽古で一通り終えました。ということで今回からしばらく「投げの形(なげのかた)」を行ないますが、タイトルにあるようにこの体系には15の技があります。相手からの攻撃のパターンとして上段・中段・下段でそれぞれ5本ずつあり、それで全部で15本になります。研究稽古ですから、それを細かくポイントを理化してもらいつつじ
ある火曜日の稽古の話です。研究稽古の日になりますが前回、時間の関係で「変手法(へんしゅほう)」稽古時間が無く、概略の確認だけに留まりました。その日のことを書いたブログに次回の稽古の時にきちんと稽古す予定ということを書きましたので、この日はいつもと順序が変わり、「変手法」→「形(かた)」の分解・解説→「変手法」という流れで行ないました。ということで最初に行なったのは、タイトルにもありますように「変手法」22番の「腕十字(うでじゅうじ)」になります。意外とこの要領を説明し、
昨日の続きです。とは言っても、この日にきちんと稽古したという話ではありません。昨日のブログでもお話ししまた市が、この日は本来の様子とは異なった関係で、予定していた「変手法(へんしゅほう)」の稽古ができませんでした。しかし今、オーストラリアから空手の稽古を前提に来日している指導員がいますので、その人に対するメニュー構成にも気を使います。日本にいる間、なるべくいろいろなことを学んでもらいたいということで少々詰め込み気味になるかもしれないと思いつつ、最後に本来行なうは
昨日の続きです。研究稽古として引き続き「抜塞(ばっさい)」の分解・解説を行ないました。今日お話しするのは、「形(かた)」の最後のほうに登場する「添手手刀受け(そえてしゅとううけ)」という箇所の話です。その具体的な動きを表したのが上のイラストですが、「猫足立ち(ねこあしだち)」をベースに、両「手刀(しゅとう)」の掌を下にして受ける技です。「形」ではその状態のまま前足を動かしますが、それが上のイラストの右側の様子です。一見すると土台の脆弱性を感じますが、
昨日の続きです。今日はこの日に最後に行なった「変手法(へんしゅほう)」の話で、21番目の「腕固め(うでがため)」という技になります。今回の技にもいろいろな要素が入っており、それを確認しつつの稽古になりました。その中の一つでも疎かになると、技の効果が薄くなり、それが隙となり、せっかくのチャンスをフイにするどころか、ピンチを招き入れることにもなりかねません。いずれ返し技についても稽古することになりますが、そういうことには順序があり、まずはきちんと技を掛ける方に意識を
昨日の続きです。ある火曜日の話ですが、研究稽古の日になります。2回続けて「抜塞(ばっさい)」の分解・解説の様子をお話ししてきましたが、今日は「変手法(へんしゅほう)」として稽古する技の話です。その18番目になる「波返し(なみがえし)」という技ですが、タイトルにあるように、最初の対応がこれまでの技とはかなり異なります。その分、瞬間的にそのような動きをした場合、相手は幻惑される可能性が高く、そこから続く技の効果もアップします。もっとも、技を掛ける側にしても特
昨日の続きです。第2部として行なった「変手法(へんしゅほう)」の稽古ですが、15番目の技になります。前回、14番目の技として「入り身背負い投げ(いりみせおいなげ)」を行ないましたが、今日はタイトルにあるように「膝車(ひざぐるま)」となります。連続してみてみると、両者は似たような技に感じると思いますが、それは稽古生も同様だったと思います。しかし、内容は似て非なるもの、というわけですが、今回はそのことを実感しながらの稽古になったと思います。今日も当日撮った写
昨日の続きです。研究稽古としてのメニューになりますが、今日は最後に行なった第3部で、「変手法(へんしゅほう)がテーマです。昨日同様、当日に撮った写真と共に説明していきますが、この技の難しさはタイトルにあるように、同時に複数の動作をすることであり、その点にフォーカスすると応用・展開の話まではできませんでした。もっとも、この技の特徴である同時性がきちんと発揮されれば、そこから逃げることは難しくなります。逆に言えば、そのタイミングがズレれば可能な方法もあるということですから、
昨日の続きです。ある火曜日の研究稽古の様子ですが、今日は第2部の「変手法(へんしゅほう)」の話になります。この体系は千唐流独特の技で構成されており、今回は「足刀(そくとう)」という名称になります。基本で稽古する「蹴り」と同じ名称ですが、この技が極めとして功を奏すことになります。第1部の「二十四歩(にーせーし)」の分解・解説で思った以上に時間を使ったため、「変手法」の稽古では基本の確認だけになりました。でも、初めてこの技を稽古した人もいましたので、結果的にはちょう
ある火曜日の稽古の話です。研究稽古として行ない、第1部は「形(かた)」の分解・解説です。第2部では「変手法(へんしゅほう)」になります。今日はタイトルからもお分かりのように第1部の稽古の様子で、具体的には「二十四歩(にーせーし)」になります。この「形」の分解・解説の場合、公式には11の技を稽古しますが、そこからの展開や発展の技を意識するのが研究稽古です。今回もその意識で行ないましたが、ベースになるのが3番目の技になります。それを当日撮った写真を交えながら説明したいと思い
昨日の続きです。ある火曜日の話ですが、第1部は大会での経験を踏まえ、問題点の克服と改善のための意識を持ってもらう内容になりました。あいにく写真が撮れず、後半の様子については割愛させていただきましたが、機会があれば撮影し、ビジュアル付で解説したいと思います。ということで今日は第2部として行なった内容がテーマですが、ここでは研究稽古としてこれまで行なっていたメニューになりました。具体的にはタイトルにもあるように「変手法(へんしゅほう)」ですが、全部で28の技があり、昨年の稽
昨日の続きです。ある火曜日のことですが、研究稽古として行ないましたが、メニューとしては少し異なり、第1部では「形(かた)」そのものの稽古になりました。第2部からいつものパターンになり、「形」の分解・解説を行ないました。具体的には「鎮東(ちんとう)」と「壮鎮(そうちん)」に登場する動作をピックアップし、それぞれ1種類ずつ行ないました。それらの様子を昨日までのブログでお話ししましたが、今日は第3部として行なった稽古のことを綴ります。具体的にはタイトルにある「投げの形
昨日の続きです。でも、「壮鎮(そうちん)」の分解・解説の話ではありません。タイトルにあるように、「投げの形十五構(なげのかたじゅうごこう)」の稽古の様子になります。今日の技は、タイトルにあるようにこれまでのパターンとは少し違っており、使い方によっては関節技、あるいはそのまま関節にダメージを与えることも可能な技です。最終的にはそこから「投げ」に持って行くのが今日ご紹介する技なのですが、稽古では関節技としての要素も含めながら説明しました。「形」の分解・解
ある火曜日の稽古の話です。研究稽古の日になりますが、具体的な内容としては「壮鎮(そうちん)」の分解・解説と「投げの形十五構(なげのかたじゅうごこう)」になります。今日お話しするのは前者になり、この日は2つの技を稽古しました。その内の最初がタイトルにもあるように「裏拳打ち(うらけんうち)」からの動作に関係するところですが、ここではその後、膝を床に着けて「下段交叉受け(げだんこうさうけ)」に続きます。その箇所をどう解釈し、武技とするかということが今日のテーマにな
昨日の続きです。でも、「形(かた)」の分解・解説の話ではありません。前回からスタートした「投げの形十五構(なげのかたじゅうごこう)」の話です。いつしか研究稽古の日になっている火曜日ですが、ここでは一般稽古ではあまり行わないようなメニューを中心にやっています。その場合、出席者は限られることになりますが、道場生にとっては初めて稽古する技もある関係上、その点では初心者に似ています。でも、身体の使い方の練度についてはそれぞれのステージに応じた状態になっており、新しい
昨日の続きです。ある土曜日の話ですが、一昨日・昨日のブログでお話ししたように、この日のテーマは「受け」でした。具体的に稽古したニューはよく行なっている基本の4種の「受け」ではなく、少し変わった技を抽出して行ないましたが、今日お話しする技はこの日稽古した中ではその特徴がもっと出たものだと思います。しかし、時代劇では見かけたことがあるかもしれない技であり、空手道の大会でも演武の中で登場することがあります。この話とタイトルに記したことを合わせることでピンときた方もいら
昨日の続きです。とは言っても、今日の話は「抜塞(ばっさい)」の分解・解説ではありません。先日もお話しした通り、この日の稽古メニューは「形(かた)」の分解・解説と「変手法(へんしゅほう)」の2つでしたが、前者については昨日までのブログでお話ししました。ということで、今日はこの日の後半に行なわれた「変手法」の話になりますが、技名はタイトルにもあるように「波返し(なみがえし)」となります。これまでご紹介してきた「変手法」の技の場合、その名称から何となくその内容が見えた
昨日の続きです。研究稽古のメニューの最後になりますが、タイトルにあるように「変手法(へんしゅほう)」がテーマです。今回は16番目の技で、「内足車(うちあしぐるま)」と言います。タイトルから何となく技の内容が分かるような分からないような感じだと思いますが、ブログをご覧になればその様子がお分かりになると思います。こういう技を稽古する時、一つ一つの挙動を順に追うような感じで行なうことが多くなりますが、現実にそういうリズムで行なっていれば相手からすぐに第二、第三の攻撃を
昨日の続きです。と言っても、昨日のブログは土曜日と火曜日に稽古した「形(かた)」の話で、日付的にはミックスした内容です。ですから、正確に言うと、昨日お話しした火曜日のところからの続きとなります。つまり、研究稽古として行なった日の続きということですが、その前提で話を続けます。今日お話しするのは火曜日の稽古の第2部ということになりますが、そこでは「形」の分解・解説となります。今回は2つの「形」について稽古しましたが、今日はその内の一つ「正整(せいさん)」に登
昨日の続きです。ある火曜日の稽古の最後のメニューになりますが、研究稽古の日ですので「変手法(へんしゅほう)」となります。この日で15回目になりますが、28の技がありますので、ようやく峠を越えた感じです。毎週一つずつということになりますので、あと2ヶ月少々で一旦終了します。他にも同様の形式で伝えたい技がありますし、一通り終了しても復習の意味で、あるいはそこからの展開をテーマにいろいろ稽古のメニューがあります。研究稽古という名称にふさわしい内容で行なえますので、私も楽しみに
昨日の続きです。研究稽古の火曜日の最後のメニューになりますが、タイトルにあるように「変手法(へんしゅほう)」がテーマになります。技名はタイトルに挙げてあり、「入り身背負い投げ(いりみせおいなげ)」と言います。今回の技は名称から何となくその様子がお分かりになると思いますし、タイトルにはその際のポイントが記してあります。そういう意味では、今日のブログでご紹介する技について比較的理解しやすいのではと思いますが、実際の稽古では必ずしもそういう状況でなく、なかなかうまくで
昨日の続きです。前半は「正整(せいさん)」の分解・解説の稽古を行ない、後半は「変手法(へんしゅほう)」という具合に、最近の火曜日の研究稽古らしいメニュー構成で行ない昨日までのブログで「形(かた)」に関連した内容はお話ししましたので、今日はタイトルにもある12番目の技「半転肘詰膝関節蹴り(はんてんひじづめひざかんせつげり)」の話になります。今回の技の場合、この名称で内容が分かってしまうような感じで、しかも今日はタイトルでもそれを補足するようなことを記しましたので、中身は読まなくて
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらの後半では形の稽古が行われていました。グループ分けをして稽古しており、私のグループは壮鎮(ソウチン)を行っていました。下はその中の角構えの箇所です。こちらの腕のかたちの部分で注意がありました。下イラストはこの動きの分解のひとつになりますが前側の腕で受けを行っているのがわかるかと思います。そこからの反撃と動きは形の順序通りとなります。さらに、この動きにおいては前側の
ある火曜日の稽古の話です。研究稽古として行ないましたが、そういう稽古には少し早いかなと思える道場生も参加していました。でも、まじめに稽古する人なので、予習的な意識で参加してもらうことにしました。この日は「形(かた)」の分解・解説と千唐流で教授される「変手法(へんしゅほう)」がテーマでした。今日は前者の様子をお話ししますが、対象となったのは「二十四歩(にーせーし)」です。最近、研究稽古で何度か行ないましたが、1回あたり稽古できる技の種類が時間の関係で限られているの
3日前のブログの続きです。ある火曜日の稽古の最後のメニューになりますが、この日のテーマだった「締めの型(しめのかた)」に登場する技の用法例として行なった話です。タイトルからもお分かりのように、その際の仕掛け技は「上段突き(じょうだんづき)」になります。組手ではよく見かける技で、その分、対処法もいろいろあります。今日お話しする技もその一例になりますが、武術としての意識から試合を念頭に置いた組手を意識してのものでなく、相手の動きを封じる、あるいはしっかり身体の一部を
昨日の続きです。この日は「締めの型(しめのかた)」でスタートし、呼吸法の基本を再確認しつつ、そこに登場する技の用法を稽古しました。その用法の具体例については昨日のブログでもご紹介しましたが、同様の稽古はその後も続きました。今日はその中の一つをご紹介しますが、カテゴリー的には昨日同様、「崩し」になります。ただ、今日の技は「締めの型」に直接的に由来するものではなく、昨日のブログでお話しした解釈をベースにしたものです。そしてそれがタイトルにある「龍山(りゅうし
昨日の続きです。ある火曜日の稽古の話ですが、この日は「締めの型(しめのかた)」をメインにメニューを組み立てました。まずは単独で稽古したわけですが、そこでの目的は武術体の養成と呼吸法を意識した内容であり、武技の基本を練ります。少しずつ稽古時のポイントを説明し、そのことを念頭に数をこなす、という流れで行ないましたが、もちろんそういう人は一朝一夕で目指すステージまで登れるものでないので、今後も同様の稽古を行ない、少しずついろいろなテーマで身体を動かすことを交えつつ、レベルアッ
今日はタイトルにある「中段裏拳打ち(ちゅうだんうらけんうち)」から関節技への連続技について説明します。基本稽古の中に「裏拳(うらけん)」の用法を学ぶところがありますが、その一つに左右の中段を狙って打つ、ということがあります。1対複数を意識しての場合ということが基本になりますが、1対1の場合にも自身の身体の向きを変化させることで活用することができます。もちろん、それだけでうまく極めることができれば大変結構ですが、そこからの展開例まで理解し、実際に使えるならば武術家としての幅が広が
昨日の続きです。この日は最初、「上段刻み突き(じょうだんきざみづき)」に「鎮東(ちんとう)」に出てくる技で対応する技を稽古しましたが、今日も「形(かた)」に登場する動作を活用した対応についてのお話です。具体的にはタイトルにあるように「壮鎮(そうちん)」に登場する「角構え(つのがまえ)」ですが、もちろん基本として稽古する分解・解説があります。ただ、それは定番の「中段追い突き(ちゅうだんおいづき)」に対する場合であり、今回の設定である「上段刻み突き」に対応する技ではありませ
昨日の続きです。基本的には「変則蹴り(へんそくげり)」の一部としてスタートしたある火曜日の稽古ですが、最後に行なったのは相手の手首を捕って蹴る、というものでした。稽古スタイルそのものがペアを組んで行なったため、そのような流れになったところもありますが、稽古の様子を持ていると手首を捕った後の動作までにほんのわずかに間(ま)」が開きます。客観的に見ているとそこが隙になることが分かりますが、稽古している人同士ではそのことがピンときていないようです。そこである道場生に技