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今年も、一昨日にこの日を迎えた。あいにくの雨だったので、遠出もせず、近所に買い物に行っただけで、誰とも会わずに過ごした。SNSが僕の誕生日を知らせてくれるので、Facebookの友達やTwitterのフォロワーの人達等から、「お誕生日おめでとうございます」の言葉をたくさんいただいた。おかげで、寂しさを紛らわすことができた。リブログしたブログは、今から4年前のものだが、この時はFavoriteBananaIndiansの公演(第10回本公演「【劇場版】FairyMelody」〜私はピアノ
先日、ある人と芝居に関しての打合せをしていた時のこと。その人は何度か、僕の芝居(作品)のことを「息吹さんの芝居って独特じゃないですか」と言った。その人は、その言葉を決して否定的な意味合いで使ったのではないということは分かった。ただ、その言葉の裏には、僕の書くものには「汎用性」がない、という意味が隠れていたことも、同時に分かった。「極端に言えば、(今はないが)キャ○メル○ック○の成井豊さんみたいな、高校生が上演できるものを作ってみてはどうですか?」とも言っていたからだ。この場
今日は、俳優の水沢レインさんがMCを務める、鳥越アズーリFM「三井と水沢の知ってもらいまSHOW」という番組にゲスト出演した。鳥越アズーリFMは、その名の通り浅草の鳥越神社の側のビルにある。放送は朝10時からだが、打合せのために1時間早い9時に集合がかかっていた。今日の放送が2回目だそうだが、今日はMCの1人である三井宏文さんが別のお仕事で欠席。レインさん1人でMCをやることになっていた。久し振りのため、レインさんはかなり緊張していた。それはそうだろう。50分とはいえ、1つの番組を回さなければ
昨日は、ライター(幻冬舎から自叙伝的エッセイ「破壊から再生へ」を出版した彼女を、こう呼んでいいのかどうか分からないが)の橋岡蓮さんと、久し振りに会った。昨年の「ゆめいろらいぶ4」を見に来ていただいて以来だと思う。実は、蓮さんから僕に、エッセイ集の出版を提案されていて、その話をするのが目的だった。といっても、出版社を通しての紙媒体の出版ではなく、Amazonを使った電子書籍出版である。彼女自身、2作目の「氷の楽園」をAmazonから自費出版している。処女作の「破壊から再生へ」は、出版社を通しての発
早いもので、もう2月に入った。本来なら、昨日が僕の演劇ユニットFavoriteBananaIndians第14回本公演の千穐楽だったはずだ。このご時世なので、打ち上げは想定しておらず、もしかしたら少人数で少し飲みに行っていたかも知れない。もっとも、飲食店の閉店は20時なので、バラシが終わって完全撤収した頃には、殆どの店が閉まっていただろう。ところで、昨日知人の女性と話していたところ、僕の売り出し方とか発信の仕方の話題になり、その中で彼女は、僕のブログ(つまり、これである)は文章が固い上に長
一昨日のことだが、2016年12月に上演されたFavoriteBananaIndians第9回本公演「SingularityCrash〜〈わたし〉に続く果てしない物語(ストーリー)〜」に出演して下さった俳優の水沢レインさんと、久し振りに会った。彼と僕は、上記の舞台終了後、立ち上がったばかりのとある芸能事務所に所属し、映像や舞台等で活動してきた。レインさんは、その明るいキャラクターで人気となり、エキストラや再現映像にとどまらない活躍を見せていたが、昨年12月いっぱいで事務所を退社し、独立して
先日、年老いた親のことを相談に、地域の「高齢者総合相談センター」に行ってきた。両親は2人とも80代で、幸いなことにまだ認知症や寝たきりなど、介護が必要とされる状態ではない。だが、いつそうなってもおかしくない年齢ではある。特に母親は、ここ数年で急速に衰えた感じである。耳が遠い上に、眼も白内障を患っている。父親は脊柱管狭窄症で、骨粗鬆症でもある。両親とも心臓に疾患を抱えている。こういう状態なので、今後の生活をどこでどのようにおくるのがいいのか、相談しに行ったのだ。介護保険の話等を一通り聞いたが、同
昨年末、稽古を終える段階では、このような事態になるとは、正直夢にも思っていなかった。確かに、感染者数は増えていたが、まだ想定の範囲内だったといえる。菅政権も、緊急事態宣言の発出には後ろ向きだった。しかし、大晦日に東京の感染者数が初めて1,000人を超えたところで、潮目が変わった。今、東京は2,000人台で推移している。そして、緊急事態宣言が実際に発出された。前回と違って、劇場に休業要請はなかったものの、午後8時までの営業が呼びかけられた。このような状況を踏まえ、果たして予定通りに公演を行ってよ
新年も7日目である。今月4日に、地元の商工会議所主催の創業塾で出会った人と、久し振りに会って食事をした。このご時世だが、昼間で、人数は2人なので、ご勘弁願いたい。ただ、だいぶ長時間話していた。考えてみると、その人と2人っきりで話したのは2度目である。大抵誰かがいたり、大人数だったりした。あとは、僕が彼女から施術を受けている時にポツポツと話すくらいだったろうか。声をかけてきたのは彼女だった。セラピストである彼女は非常に忙しい人で、平日はなかなか体があかない。日曜日は個人的に施術をしているため、自
新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年も、どうぞ宜しくお願い致します。2021年になった。今年はコロナのこともあり、静かな正月だった。普段なら父方の伯父・叔母達が集まるのだが(といっても、それ程大人数ではない)、今年は自粛した。火が消えたようだとはこういうことをいうのかと思った。多くの人が、年頭に当たって今年の抱負等をブログやSNSで書いている。僕も何かと思ったのだが、あまり浮かばない。今月末に迫った公演のことは当然全力で取り組まなくてはならないのだが
あと数時間で2020年が幕を閉じる。今年は本当に異常な年だった。僕個人的な振り返りをすれば、1月に僕の脚本「エーテルコード」が合同会社リトル堂さんのプロデュースで上演された。だいぶ中身が変わっていたようだが、僕自身は見に行っていない。一度託したものに対しては、口を挟まない主義である。そして2月下旬。寒いさなかに行われたのは、イベント「朗読女子会」。僕は脚本と演出を担当した。再演ものと新作を1本ずつで臨んだが、「朗読」というよりは普通の芝居に限りなく近くなってしまった。この頃は、まだコロナが入
FavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜」の年内の稽古が昨日で終わった。僅か6回の稽古だったので、まだまだスタートラインに立つか立たないかという感じである。僕としては、できればこの位まで行ってほしいという所まで到達することができなかったので、正直言って少々不本意である。次の稽古までは8日間の間があく。そこで1人1人が何をするかによって、年明けの稽古でどこまで持っていけるかが決まってくる。いつも思うのだが、1回1回の公演の評価が、次の活動
今日はついにFavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」の稽古初日である。少人数の芝居なので、稽古も少人数である。ここ数年では珍しいことだ。ダブルキャストではあるが、今日と明日はTeamTのキャストの大部分を占めるアイドルグループ・Xholicのライブがあるため、稽古自体はTeamLのみの予定だ。稽古に先立って、劇場で販売する公演パンフレットに収録する僕と作家の橋岡蓮さんとの対談を、先日都内某所で行った。昨年上演した「Mil
「ゆめいろらいぶ4」で上演した朗読劇「PSY・SAY」は、何とか無事に終演した。先週の「episode0」に比べて稽古時間が長くとれたこともあって、制作過程は順調だった。本番も、少しの言い直しや歌詞間違いがあったが、致命的なミス等はなく、比較的順調であった。ただ、いつもライブイベントで思うのは、リハの時間の短さである。昨日も、本来は15分のところを、倍の30分を費やしてしまった。そして、30分あったからよかったのかというと、本番を見てみると、こちらの意図とは違うタイミングで照明がついたり、音響
今日から12月である。今月で2020年も終わりだ。あっという間だった気もするし、長かったような気もする。今日12月1日は、僕の演劇ユニット・FavoriteBananaIndiansの第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」の情報解禁日だった。いつもは同時に特設サイトをオープンして、そこで情報を解禁していたのだが、今年は開設が間に合わず、Twitter上での情報解禁となった。といっても、特設サイトは間もなく立ち上がる。そこで再度情報を確認して、チケットをご購入いただく
「ゆめいろらいぶ3」参加の「TrueLove-episode0-2020」は、大きなアクシデントもなく、無事に終了した。お客様の殆どがFavoriteBananaIndiansの芝居は初見ということもあったが、何とかご好評をいただくことができた。芝居といっても、スペースが狭いこともあり、袖も作れないので、動きという動きは殆どできない。その中で、シーンの転換を照明や音響の力でやるという、本当にミニマムな芝居だった。前日のブログにも書いたが、役者も稽古が2回しかできず、通し稽古は前日に1
とうとう明日になった。1ヶ月前に諸事情で延期になった「ゆめいろらいぶ3」本番である。より正確に言うと、今回の企画は延期になったものではなく、元々「ゆめいろらいぶ4」としてこの日に設定されていたものだ。元の「ゆめいろらいぶ3」が延期になり、12月5日(土)に「ゆめいろらいぶ4」となって実施される。東京をはじめ、コロナ感染者が増えつつある。そんな最中のライブイベントである。それでもご予約して下さるお客様は結構いらっしゃる。大変有り難いことだと思っている。昨日が僕達FavoriteBanana
このところ、新しいブログのアップに力を入れていたので、こちらがご無沙汰になった。そうこうしているうちに、11月も終わりに近付いてきている。そして、前から宣伝している「ゆめいろらいぶ3」がもう今週末だ。その中でFavoriteBananaIndiansは「TrueLove-episode0-2020」を上演する。まだ稽古は始まっていない。出演者が皆忙しいので、稽古の時間が取れないのである。5年前に一度上演したものに手を加えたものだが、キャストは1人を除いて変わっている。劇中には歌もある
これまで僕は、このアメブロと、noteにブログを書いてきた。アメブロは、かつては政治的なことや芸能関係、新聞の社会面的なことも題材として書いていた時期もあったが、現在は「脚本家・演出家・ライター息吹肇」の思うところを書いている。内容は圧倒的に自分の演劇活動のことになっている。僕にも政治的な信条はあるし、日々日本や外国の世情を見ていると、言いたいことは山ほどある。ただ、今はアメリカでもそうなっているように、政治的な話題は、立場をはっきりさせると、別の立場の人が離れて行ってしまう。アメリカだけではな
みんなの回答を見る早いもので、11月に入ってからもう1週間が経とうとしている。このところの僕は、11月29日(日)の「ゆめいろらいぶ3」で発表する3人芝居「TrueLove-episode0-2020」と、「ゆめいろらいぶ4」で発表する朗読劇「PSY・SAY」のことで頭の大部分が占められていた。そこにもってきて、11月になったということで、来年1月のFavoriteBananaIndians第14回本公演「TrueLove〜愛玩人形のうた〜2021」のこともさらに動き出し、そ
突然だが、FavoriteBananaIndiansが昨年第13回本公演「MilkyWay,Faraway〜七夕伝説異聞〜」を上演した、大塚にある萬劇場さんは、コロナ禍で一時営業を自粛していたが、客席等のコロナ対策を万全にして、営業を再開している。対策を取るに当たっては、大変な資金と労力を必要とした。また、自粛していた間は当然収入はなくなるし、再開してからも、やはり以前のようには需要は戻りきらず、かなり経営的には苦しい状態が続いているようである。そんな苦境に立たされ、それでも演劇人達の
このブログでも告知していたF.A.P.P主催「ゆめいろらいぶ3」だが、諸般の事情により、11月29日(日)に延期されることになった。正確にいえば、今回の企画は12月に予定されている「ゆめいろらいぶ4」に移行される。ただ、出演予定だった神崎綾乃さんは、スケジュールの関係で出演できなくなった。新たなキャストは現在調整中である。このご時世に、ご予約をして下さったり、見ることを検討して下さったりした方には、大変申し訳なく思う。それと同時に、とても有り難いとも思っている。昨今、あちこちの劇場や劇団・団体
10月も後半になった。10月最後の日曜日である25日に行われるライブイベント「ゆめいろらいぶ3」でFavoriteBananaIndiansが上演する朗読劇「PSY・SAY」の脚本が漸く完成した。上演時間としてもらっているのは30分なので、時間内に収めなければならない。しかも、今回は「生歌入り」でお届けする予定だ。歌の部分を抜くと、純粋な朗読の時間は20分強に限られる。そして、出演者は女性2人だ。この条件でどんな物語を紡ぎ出せばいいのか、だいぶ悩んだ。ただ、1つ決めていたのは、長さの問題
10月に入った。今年もあと3ヶ月である。入ったタイミングで、とある役者さんが今年いっぱいで活動を辞めるとツイッターで報告した。そしてこの1週間の中で、俳優の自殺や結婚の話題が次々に沸き起こった。ツイッターを見ているだけでも、何人かの役者さんが事務所を退所してフリーになったり、舞台を降りたりしている。何かの変わり目なのだろうか。確かに、季節は夏から秋に移り変わっている。それにしては、偶然にタイミングが重なりすぎているよなと思う。これまでも、役者の引退は数多く目にしてきた。ただ、昔はSNSがなかっ
気が付けば、9月も初旬を過ぎた。暑かった夏も漸く終わりが見えてきた感じだ。そんなタイミングで、「ReframeTHEATEREXPERIENCEwithyou」という映画を見てきた。これは、テクノポップユニット・Perfumeが昨年に行った渋谷公会堂柿落とし公演「Reframe2019」のステージの模様をそのまま映画にしたものだ。Perfumeといえば、今やダンスや楽曲だけではなく、ファッションや最先端のテクノロジーを駆使したステージングが話題のアーティストである。彼女達自身のパフォー
演劇をやっていて言うのもなんだが、僕は濃密な人間関係というのがあまり得意ではない。主宰であり、演出家である僕は、公演のたびに様々な役者やスタッフと知り合い、共同作業をする。その数は公演によって異なるが、多い時には40人前後になることもある。こうなると、もう学校のクラスである。勿論、毎日全員と顔を合わせるわけではない。特に関係が濃くなるのは、稽古期間はほぼ毎日顔を合わせ、一定の時間を共にする役者とだろうか。それでもうちは劇団ではないので、稽古期間は1ヶ月から長くても2ヶ月弱。それが終わればバラバラ
気が付けば、随分とご無沙汰してしまった。その間に、世界も、日常も大きく様変わりした。池袋のライブハウスで「朗読女子会」というイベントをやった2月下旬は、新型コロナウイルスの感染者がちらほらと見かけるようになってきた時期で、今ほど「3密」や「ソーシャルディスタンス」が強く言われていなかった。マスクも、用心深い人はする、というレベルだったように思う。「朗読女子会」も、主催者の判断で、特に何のコロナ対策もせず、座席は密だったし、当然上演中の換気もしていなかった。演者と客席は近く、誰もフェイスシールドや
僕の知っているとある小劇場の劇団が、紀伊國屋ホールで公演を行った。週末だけの公演とはいえ、正直驚きであった。勿論人気も実力もある劇団だ。池袋演劇祭など様々な演劇祭の受賞の常連であるし、そこそこのキャパの劇場でも公演を行なっていた。その意味で、そこまでの大きな意外性はないともいえる。しかし、かなりの急速な「出世」であることは否定できない。今から40年ほど前、世の中が「小劇場ブーム」に湧いていた頃、小劇場の劇団の「出世双六」があった。無名の小屋(→シアターグリーン)→ザ・スズナリ→本多劇場→紀伊國
一昨日は「朗読女子会」の3回目の稽古だった。新作「水が描いた絵」が完本し、キャスティングも決まって初の稽古。1人を除いて全員参加だったので、まずは本役で通して読んでもらった(休みの人の役は代役をお願いした)。読んでみて感じたのは、「NoisyGallery〜絵は口ほどに〜」の「活きのよさ」である。前にも書いたとおり、この作品の初演は2005年。今から15年も前の平成の時代だ。今回、最低限の手直し(「くすぐり」の変更等)を行っただけで、ほぼ初演時のままだが、古さを全く感じさせない(友達とのやり取
昨日は「朗読女子会」の2回目の稽古だった。出演者7人のうち6人が参加し、キャスティングのための本読みを行なった。今回の座組みには「元○○」といった人はいないし、現役のアイドルさんもいない。その代わり、声優畑の人が多いのが特徴だ。また、朗読には全く関係ないが、殺陣・アクションができる人が複数いる。勿論、全員女性である。昨日は、途中までできた新作の「水が描いた絵」を中心に読み合わせをした。ちょっと不思議な雰囲気の会話劇である。登場人物は4人いるが、4人全員で登場するシーンはほぼなく、2人だけの会話