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7月8日付「村上春樹の立ち位置を考えてみた」、7月15日付「大江健三郎の王国と村上春樹」と、このブログではこの2週、志賀直哉以来の日本近代文学の流れの中で村上春樹という小説家がどんな位置づけとなるのかを考えてきました。今週の“日曜日の村上春樹”はその続き、村上春樹と三島由紀夫のことを少し考えてみたいなあと思います。村上春樹は「三島由紀夫と川端康成が生理的に嫌い」と発言しています。だからあんまり読んだこともないと。まあ三島由紀夫に関しては、こういう反応を示す作家は珍しく