イトーヨーカドーの閉店が止まらない。2024年2月に北海道・東北・信越の17店舗を閉店することを明らかにしたばかりであるが、3月に入ると首都圏の6店舗について閉店もしくは閉店する方向で検討を進めると発表した。日本を代表する総合スーパー(GMS)であるイトーヨーカドーの立地戦略は、「駅前立地」を基本としてきた。駅前の一等地に大型店舗を出店し、駅前に集まる顧客を対象にして売上拡大を図ってきた。出店にあたっては、立地を重視して場所を慎重に選ぶとともに、近隣エリアに集中的に店舗配置を行うドミナント戦略に