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「優しい」「優しさ」この言葉には他人に思い遣りがある様・情が細やかな様など、温和で好ましい印象があります。どうして人はそのような思いを持つことが出来るのだろう。「優」の漢字を分解すると、人に憂(うれい)と書きます。人は何気にただ道で一瞬すれ違うだけの人でも、苦手な人でも、犯罪を犯してしまった者であっても表面的な姿からは知り得ない、憂いを心の奥底に抱えて生きています。これは私の人生経験からですが、愛在る理解が出来なければ、真の優しさは湧き出ません。計算ずくの優しさや自己
進んで化けるのが進化なら、私達人間はここ100年ちょっとの間に、IT・化学・医学等各方面に於いて、すさまじいスピードで進み化けて参りました。と同時にその便利さに操られ、人間としての大切なものも変に化かされている事に気づかないことが、心苦しく思えて仕方ありません。進化が人間の精神の成長を阻害するとは、何と皮肉なことでしょう。以前は電力も水道も通信もなく食べ物は季節ものが有るだけで、現在からみたら不便としか思えない時代でも、人々はそれなりにたくましく助け合いながら暮らしていました。
2024年は、大災害と大事故から始まりました。お正月気分は一気に吹き飛び、ニュースばかり気にしていた年の初めでした。犠牲者の方々へのご冥福とご回復を心より願い、祈ります。今年は辰年。「陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛に成って大きく成長し形が整う年」と言われております。人の世から見れば努力が実り、出世・成功に関わる年と言えますが、自然界から見れば気象異常・地震・火山活動等、地球の変換期が更に旺盛に成る年とも言えます。能登の地震がまさしくそれなのでしょうか。自然界の掟の
2023年は間もなく過ぎ去り、様々な喜怒哀楽を宇宙の素粒子に刻みながら新年を迎えます。私は昨年の11月11日に膵癌の手術をしました。余命宣告も受けて臨んだ大きな手術でした。医者からは当然、抗癌剤などの治療を勧められましたが拒否致しました。退院後、友人らは「次(2024年)の正月は会えないだろう」と思ったそうです。無理も有りません。68kg有った体重は48kgまで落ち、顔面蒼白で真っ直ぐ歩くこともできませんでした。しかしなぜか、声だけは迫力が有ったそうです。死についても、
高井のつぶやき片づけとは文字通り「片を付ける」ことです。因みに英語に「片づけ」に相当する言葉は無いそうです。それはなぜか?「片づけ」=精神的にスッキリするという意味であって、行為や動作の問題ではないからです。部屋が散らかっていたら整理整頓をし、人間関係が悪かったら決別してスッキリ出来れば、それはそれで良いとは思います。しかし物を整理出来ない自分、思い通りに成らない人を毛嫌いする自分の心のモヤモヤは、新たな問題を必ず提起してしまいます。そ
高井の想い昔、「絆」の基準は血縁・主従・村や部落など、身近な関係が元になっていたように思います。そこには厳しい上下関係や掟があり、苦しい人生を強いられた方もいたでしょう。今の言葉で言えば「ハラスメント」です。私自身も体験したり、目にすることがありました。しかし時代は気象異常だけではなく、宇宙規模で大きく変化しているので、「絆」も単なる身近な人の繋がりから、エネルギーレベルでの繋がりになっているように思われます。いわゆる目に見えない心・縁・思考・意識・
高井の思い赤ちゃんが「オギャー」と産声を上げるのは、肺の中に溜まっていた水を吐き出し、空気を取り込めるよう「息」をするためです。そして臨終の際は、皆「息」を引き取って終わります。人生の一番最初と最後にする行為は「息」なのですね。「息」は「行来(いき)」でも有り、生きるとは「行って来る」こと。すなわち、あの世からこの世に「行って来て」、この世で息をすることが「生きる」ということではないかと思います。「行来(いき)」は「行く」が先で「来る」のは後。あちらの世界からこち
一般的には、運動=スポーツと理解されますが、日本語の「運動」には勝敗を競うとか、娯楽的な意味は含まれていないようです。「運動」の本来の意味・目的は、文字通り「運」を「動かす」ことです。身体を動かせば運気も動いて良い運も巡って来る、ということを教えてくれています。宇宙も恒に動いて、バランスを保っています。「運動」は正しく、宇宙の真理なのかも知れませんね。病気やけがで寝たきりになったとしても、指先や足首だけでもいい、動かせる所を動かして良き運を呼び込
高井の思い一見、駄洒落のようですが「かがみ」から「が(我)」を取ると「かみ(神)」になります。私達は時折、神社に出向き参拝しますが、それは何故なのでしょう?神社には、お寺や教会のように拝むべき対象はありません。本殿の奥にあるのは「鏡」だけです。そう、私達はわざわざ鏡に映る自分の姿を見つめるために、参拝するのです。古来から多くの信仰者達によって高められた、霊的な力が存在する神社の「か我み」は、エゴ・我良しの邪(よこしま)な考えなどの「我」
高井のひとり言驚くような特別な事が起きた時、思わず「凄い!」「素晴らしい!」と相手を称えますが、自分自身の状態が、最も色濃く現れた時にも「凄い」ことが起きます。では、自分自身の状態が最も色濃く現れる時とは?あなたの「素」の状態が自然体で、あなたらしく居られる時の事であり、あなたが利他の心を以て、自らの「素」の状態をこだわりなく表現出来る時の事です。もうそれだけで間違いなく、あなたは「凄い人」です。現代社会は大なり小なり、組織すなわち集団で生きる仕組みになっていま
高井の一人言男女同権と男女平等は一見似ていますが根本的には大きな違いが在ります。権利は人間が規則によって与えるもの、平等は人としての道理。体の造り・思考・価値観等、男女には相当な違いがあり、その違いが愛情を育み、憎悪を産みます。もっともそれは男女に限らず、人それぞれ考え方も価値観も生き方も違います。金子みすゞさんの詩に「みんな違ってみんな良い」と有りますが、人間同士が、愛する心・理解する心・赦す心の上に成り立つ言葉で無ければ、争いの元に成りかねません。「ただ誹ら
高井のひとりごと皆さんは「潮時」という言葉の意味、正しくご存じでしょうか。以前、先輩から「お前も潮時だな」「この商売も潮時だ」と言われ、自分の限界を指摘されたと思い、落ち込んだ経験があります。最近になって調べたところ、私は大きな誤解をしていたことが判明しました。潮時とは「潮が満ちたり引いたりする時」の事であり、言葉の意味は「漁師が船を出すのに最も適した時を、潮の状況で判断していた」事から、「物事をするのにちょうど良いとき」「好機」という使い方が正しいようです。
高井の独り言「子宝」を持つご夫妻に、心からのお願いがございます。新生児から就学前の子供は、言葉の理解が完全ではなく、表現力も未熟です。だからといって、思いや心が無いわけでは有りません。赤ちゃんは泣くことで、欲求や甘えたい気持ちを訴えます。少し知恵が付いてくると、わざと親を困らせる行為をします。内容によっては、思わず大声で叱りたくなるでしょう。ですが、幼い子供のいたずらや反抗には悪意など有る訳も無く、・ひたすら親に愛されたい・構って貰いたい・自分に注目して欲しい
高井の思い「世界で約23億人が中程度または重度の食糧不足に陥り、9億2,400万人近く(世界人口の11.7%)が深刻なレベルの食糧不安に直面している」(2021年調べ)ある国のレストラン、裏口には連日食べ物を求めてたくさんの人が列をなします。なぜ裏口かと言うと、並んでいるのは貧しい人達。レストランのスタッフが、お客さんの残した食べ物を彼らに分け与えるからです。賛否両論あるでしょうが、この国では許されている日常です。方法は違っても、世界中が飢餓について真剣
高井のつぶやき癌と闘って約1年、Aさんの苦闘を記させて頂きます。牡蠣に中た(あたった)ことが始まりでした。回復後も原因不明の目眩が数日続き、意識を失いかけ救急車で搬送。そこでは以前からの疾患以外は全く問題なしとの診断。しかしその後の精密検査の結果、悪性の癌が見つかりました。他に転移してれば手術は出来ず余命3か月、手術出来たとしても5年生存は難しいとの宣告を受けたそうです。退院し投薬治療が始まると数値は徐々に良くなり、体力が付いたところで抗癌剤治療を始めま
高井のつぶやき昨日まで明るく元気に、朗らかに過ごしていたのに、「肝臓の数値が高いので精密検査をしましょう」医者から言われた一言で、みるみる心に暗雲が立ち込め、明日への希望がしぼんでいく。生命の奇跡や日常の幸せに感謝無く暮らしていると、病気・自然災害・戦争・経済崩壊などに襲われた時、絶望感から悪い結末ばかりを連想してしまいます。そんな時にこそ「幸せだから笑うのでは無く、笑うから幸せになるのだ」この言葉を思い出して。たとえ今日、余命宣告されたとしても、それは今世のこと。
高井の独り言異常気候は少し納まり、すっかり暖かくなりました。東京は昨日、例年より10日早く桜の開花が宣言され、いよいよ春本番です。【梅・桜・菜の花】位は私にも解りますが、道端に咲く名も知らぬ小さな花の美しさ・可憐さに、思わず立ち止まり「頑張ってるね。ありがとう」と、独り言をつぶやいていました。帰宅途中に近所のアパート前を通ったら、ご家族の明るい笑い声が聞こえてきて、何故か解らないけど涙が流れてきました。確か高齢でご病気のお父さんと、介護をしながら共稼ぎしているご夫婦と、小
昨年から一握りの権力者によって、何十万人何百万人の方が苦しみながら、家族の悲しみと共に天に還りました。責任の「責」とは、他人の行為や罪などを咎め、なじることです。プロパガンダに操られると、破壊・暴力・へイトスピーチ等、個人で有れば決してしないであろう他者への攻撃をしがちです。そこには自分自身への責任など、ありません。どこまでも攻めまくることも出来てしまいます。もしもその行為が全くのデマだったとしたら――それは悲劇です。地球上に80億人いるならば、80億の正義と80億の別の正義が
高井のつぶやき有る政治関係者がジェンダーに対して、暴言ともいえる失言をしていました。男同士であれ女性同士であれ、大切なのは「愛」では無いでしょうか。犬猫始め植物にさえ、触れ合えば愛が芽生え、大切に育てていくものです。私は男性ですから、母性的優しさに欠けるところが有ります。それだけに力ずくの我良しの道を歩みがちですが、その間違いを認め、父性という庇護の精神を自覚しています。虐待、引きこもり、貧困、子育て、孤独、老い、病気、介護疲れ、被災等、周りを見渡せば、苦しんでいる人
春になれば色々な花が咲き出し、蝶舞い鳥歌う。水ぬるみ風あたたかに、見るもの聞くもの一切が、のどかに華やかになって来るように、人間も又その時になれば、その時のことが自然に出来だしてくるもので在る。いくら扇風機や氷柱を並べても、夏は暑いように、人間も又、いくら焦りもがいても、浮かべないときには、浮かべないもので在ります。全ては「時」「天」の有り様次第です。科学はあくまで、遊戯で在り閃きによる気まぐれの仕事であって、決してこれが人間を導くものではありません。人はこの世を幸せに生き
高井のつぶやき男が弱くなったのか、女が強くなったのか。答えを出すのは難しいが、戦後の男女平等教育、まだまだとは言え女性の経済力が伸びてきたことは否めないと思います。力(体格や体力)では男性に敵わない女性も、口(言葉)では負けません。女性の口(言葉)は理に合っていますが、男性は力任せなわがまま者だからだと思います。夫婦間では更に遠慮がなくなり、思い通りに成らないと怒鳴り散らす夫。妻は冷ややかに「そんなに私が嫌なら別れましょう。慰謝料は頂きます!」たいした財も無い夫は黙るし
皆様が無事に、明るい新年を迎えられたことと存じます。年末年始は「良いお年を」と挨拶を交わしますが、「良い年」は向こうからはやって来ません。どんな困難があっても、自分自身で良い年にしてしまう知恵が必要です。『怒』を『喜』に『哀』を『楽』に。思い次第・考え方次第で、人の心はいかようにでも変えていくことが出来ます。怒りが及ぼす悪ストレスは、自身の内臓と30兆以上の細胞に確実に悪い影響を与えます。反対に気楽に過ごすことができたら、免疫細胞は力を十分に発揮してくれます。結果、ほのか
高井のつぶやき猛暑の夏が過ぎ、秋終盤まで季節外れの暑さが続いたため、今年の冬はいつ来るのかと思っていたら、いきなり大雪と寒波に襲われました。北海道並びに東北北陸にお住いの方のご苦労は、如何ばかりと思います。「苦在れば楽在り」年末・年始は、皆様が笑顔で穏やかに過ごせることを祈っています。信じる者は疑念無し、信じ切れない者は常にどこかに欲が有ります。爽やかに生きている者の心は赦す思いで満たされ、恨みの心には憎しみという苦の根が張っています。笑顔は極楽、怒りは地獄!!
高井のつぶやき蝶々の季節といったら春先ですが、日本の国蝶オオムラサキは夏の蝶です。埼玉県比企郡に「おおむらさきゴルフ倶楽部」というゴルフ場が有り、名前の通りオオムラサキを良く見ることが出来たので、シーズン中は目を楽しませてもらいました。皆さん同じだと思いますが、私は毛虫が大の苦手です。小学生の頃かくれんぼをしていて、左手を軒下から縁側に手を置いたとき、毛虫が手の甲に乗っていたことがあります。もうかくれんぼどころじゃなく、大声で泣きながら駆け出していました。あの毛虫が
高井のひとりごと新聞のコラムで、ハサミムシの生態を見ました。石をひっくり返すとハサミムシは慌てふためいて逃げ惑う。しかし逃げずにハサミを振り上げ、威嚇までしてくる個体も中にはいる。見れば傍らには産み付けられた卵。この勇敢なハサミムシは母親です。子育てする昆虫は極めて珍しい。昆虫はカエルやトカゲ、鳥や哺乳類等様々な生き者の餌としての存在だからです。厳しい自然界での「子育て」は、子供を守る強さを持つ者に許された特権なはずですが、ハサミムシは武器(ハサミ)を持ったが故、卵(
高井のつぶやき美空ひばりさんは、亡くなる二年前「言葉ではなかなか人の心を打つことは出来ない。だけど旋律が在ると深く人の心に響く。だから私は歌い続けます」と語っておられました。確かに苦しい時・悲しい時、唇に歌を、或いは鼻歌を奏でて、気持ちに安らぎを頂いたことが多々有りました。今では知らない方がほとんどでしょうが、私が20代の頃、反戦を訴えて焼身自殺をしたフランスの女性フランシーヌさんを偲んで「フランシーヌの場合は」と言う曲が作られました。確かベトナム戦争でだったと思い
高井のつぶやき以下高井の夢です。***********************************遂にロシアが核兵器を使用した。ウクライナ始めNATO諸国の主要都市、それに応呼未するように中国・北朝鮮がアメリカ・日本に攻撃を仕掛けてきた。しかし西側諸国の対応は素早くモスクワ始め中国の主要都市・北朝鮮など二日も持たずに壊滅して、金正恩・妹など影も形もなくなった。プーチンは捕まり直ちに死刑、中国は後二発の打ち所がどこかで、人類の未来は決まる。しかし中国はミサイルを海に破
高井のつぶやき人の考えは十人十色どころか千人千色、万人万色、人類一人一人が違う考えを持って然るべきで、それが自然なのでしょう。ですが日常あちこちに仕掛けられたプロパガンダに洗脳されて、豊かな個性は無残にも打ち砕かれ、良かれ悪かれアジテーターに心まで奪われてしまうことに、恐ろしさまで感じます。ものは考えようで、闇が光に変わることを私はずいぶん経験しました。例えば貧乏に苦しむ時に、人の情けを知りました。病気の時に、助け合いの心を身に付けました。人生に迷った時に、新しい生き方
高井のつぶやき歓びとは何でしょう?宝くじに当たろうとオリンピックで金メダルを取ろうと、一流大学或いは企業に受かろうと、自己満足の粋から出ることは出来ません。人間が「真の歓び」「真の幸せ」を感じる時に邪魔になるのは「自我」ではないでしょうか。スポーツで勝利したとき「決してはしゃぐな!善戦して敗れた敗者を心から讃えよ!」と言った監督がいました。もしそれが出来たなら、相手ではなく讃えた自分の心に「歓び」が生涯残るで在りましょう!時代はどんどんエゴイズム的になって参りました。
高井のつぶやきみずみずしかった私の身体は、いつの間にか枯れてまいりました。葉(毛)は落ち、枝(手足)は細り、根(内臓)はあちこち傷み、容貌は枯れ木のようです。しかし、ありがたいことに心(魂)には蕾が一つ、生き生きと今や咲かんと存在しています。この蕾が、たとえ小さくても開花するまで枯れ木のまま生き続けます。倒木するのが定めで在っても、ここまで生きて来れたのは、数え切れない命のふりかえのお蔭様在ってのことです!広島・長崎の原爆は無論のこと、私が暮らす東京は東京大空襲を受け