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仕上がりを見た娘曰くもっと可愛い感じになると思った…との第一声彼女が丁寧にほどいてくれた着物隣で様子を伺いながらイメージを創った仕立ててゆく過程も楽しく軽快あっという間に出来上がった絞りの古布しかしながら不思議なもので、思い描いていた物と何かが違うだからこそ創作とは、本当に面白く感慨深く奥行きがある
帯結びは芸術魔法の様な変化を魅せてくれるお太鼓系、文庫系、立て矢系、蝶々系…晴れ着を一層華やかに演出するそれは今も昔も変わらないこの国の伝統衣裳の素晴らしさ30年近く前のこの帯も、まだ生きている
秋の紅葉(こうよう)の時節より、遅れること数ヶ月を経ての製作を終える我が足跡を改め直す冬紅葉(ふゆもみじ)という言葉がある北風に吹かれ、時雨に当たり、霜が降り、より一層色味を増し、真っ赤に染まり、深みと鮮やかさを増すそうだ俳句や短歌でも、紅葉散る、となれば冬の季語この青味がかった黒い紅葉柄の古布は、どの季節に相応しいのだろう強く美しく和スカとして、息を吹き返してあげられたのだろうか
年が明けてからの大掃除!(苦っ)愛する人達の多大な助けをいただいての、実現にて仕事場大公開?(笑)昨年の終盤は忙しさにかまけ怠けていたと…猛省中本年は足元を見つめ前を向いて、着実に進もう自分を叱咤激励し応援して下さる皆様に、恥ずかしくない自身で在りたい
息子が成人の日を迎えた今日多くの人々のお導きにより、今日が在るのだと感謝が溢れてくる振り返れば、楽しいことも悲しいことも、全てが愛おしい自分のお振袖を眺めるわたくしの母もその時、このような想いを胸にしたのだろうか
レッド&ゴールドX'masのそれとは一味違う存在感柳に施されたゴールドは神々しく、南天の実は深く赤いこの頃お邪魔させていただく、ワインバーの温かい彼女を想わせるグラスの中で揺れるワインレッドを
今年は南天の木を見上げて始まりました。夏に白い花を咲かせ、秋には葉を赤く染め、赤い実をたわわにする。花言葉…【愛が増す福を成す機知に富む良い家庭】その由来から、災い転じて福と成す…とされ、お正月飾りの縁起物ですね。わたくしが氏神様で目にした元旦、もう寒い空に高く固く冬景色の中でした。長く根を張ってきた強さを、改めて感じさせていただいた南天の木。本年は難を転ずるべき場面に出逢ったら、ここに還って自分と向かい合おう。…静かに合掌。
念願のコンサートに行って参りました疲れているように見えていた母に、娘が用意してくれたチケット魂のシャンソンを二人で堪能美輪さんの歌の素晴らしさは勿論、語りも音楽のような魔術のような美しさ美空ひばりさん、石原裕次郎さん、五木寛之さん、川端康成さん、エトセトラetc.…次々と溢れる皆様方とのエピソードを交え、唄いながら…舞うように…この2月に同講演が前日休止となり、嘆いた母娘に贈られた幸福なこの日みなとみらいで叶わなかった想いを胸に、名古屋栄オアシスに、同じ和スカを連れてゆきました
一番好きな季節がやって来る赤や黄色やオレンジ秋を彩る紅葉は、自然の成し得る美しさ強さ、そして儚さをも想わせるこの古い羽織の紅葉柄敢えて黒を基調とし差し色に青とピンク、珍しい稀少品どの様に生まれ変わるのだろうか
モノトーンには何か特別な説得力を感じる天使のシンボルカラー時に優しく、時に清廉で、時に厳しい演出をする身に纏う人を表現するのだろうこの仕上げは、今わたくしの側にいる天使に託した
着物の伝統礼装である留袖地の漆黒にも各々の色味があるその上に彩られる文様様々な個性を演出する美しさ大切な母の留袖最高に魅せられるよう…生かせられるよう…ミドル丈の和スカ仕立てに心を込める
最近は長羽織が流行っていますね仕立て直してもう一度、袖を通したくなるような粋な品々ほどいて和スカにするのが勿体ないような、古き味わい深い羽織たち
大切な友の浴衣落ち着いた上品な濃紺に桔梗柄お育ちや人柄を垣間見るこの夏最後の、浴衣地の和スカ製作を締め括る
日常の雑踏を離れ暫しの北海道旅価値観や自身の在り方に立ち返る自然のグリーンシャワーの中この先の人生を静かに見つめ直す
楽しかった名古屋場所春日野部屋の皆さんから、沢山の元気や勇気をいただきました法被作りはまた来年感謝を込めて反物の残りで、リバーシブルのトートバッグを製作
大変に好きな白黒の配色古さを感じさせない色褪せない絶妙の柄行き昭和中期の力強さのようなものを感じる
青味がかった可愛いピンク白いトップスに赤のウエスタンブーツそんなイメージでの製作若い女の子のアンティークコーディネートお洒落ボーイのブリティッシュスタイル創作意欲が溢れてくる古布たち
つまみ細工作家の知人にオーダーしたお品伝統美濃和紙の美しさ作家のお人柄も表れるよう繊細で艶やかで上品で…わたくしと娘の宝物
止むこと無く寄せられる古布紬、縮緬、綴れ、浴衣地、ウール、羽織、男物...どの様に創作しようかとあれこれ嬉しい迷い、しじら織の浴衣を着付けていた息子が一言"オレのは作ってくれないの?"男性用!有りですね
わたくしの母は桐塑人形作家正絹の縮緬などに囲まれての創作に励む激動の昭和を必死に生きてきた今だからこそ、辿り着いたのであろう根気を要する作業を楽しむ姿は、強く美しく元気や勇気を頂く
本日7月27日はスイカの日スイカの黒い模様が"綱"に似ている事から…つな→ツナ→27とのコト(笑)近年では本来は丸いものを四角く栽培時代のニーズや人の好みは千差万別良い悪いは別として、人というのは常に新しい物を探求してゆく個人的には本来在るべき姿が、一番美しく感じるでもこのスイカはちょっと可愛い(*´∇`)和スカに関係ないですが、思わずご紹介(笑)
お宮参りや七五三の着物幼子の無病息災と幸福を祈願し、親は無償の愛情を注ぐ裁つのを躊躇うほど美しい和スカに変身させるのは勿体ない…と、ついつい眺めて温めている
暑い名古屋での、熱い15日間愛知県体育館に、国歌斉唱が響き渡る久し振りに、声を出して君が代を唄う大相撲が国技であることを改めて嬉しく思う名古屋場所の終焉を淋しく感じながら、地域の伝統有松絞りの浴衣を纏い想いをのせる力士の皆様お疲れ様でしたそして有難うございました
平成の大横綱が、元魁皇関の記録に並んだ日溜で観せていただく館内は熱気と大歓声で、夏の暑さと熱さを増してゆく横綱の右手から、塩が弧を描いて舞う祈る胸中は不思議なもので、水面に浮かぶ小舟のように静かでした
着物をほどく手間と根気を要する地味な作業洗いさらし地直し反物幅を生かし組み合わせてゆく心ある人々の助けを頂き感謝の想いで丁寧に…丁寧に…
四股名が入った浴衣地の反物を頂きました和スカ製作、なかなか粋な出来映え?今年の薔薇には、しじら織り昨年の鯉には、絞りを合わせてみる碧山関の奥様がデザインされたという反物愛情が後押しする前半戦の連勝でしょうか好調の春日野部屋の力士たちFight!
波乱の幕開けとなった今年の名古屋場所厳しい稽古を積み勝負に挑むどの力士たちも滴る汗が光る蛍は生息地や種類また環境によっても、放つ光の間隔や色味が違うというこの夏の土俵で力士たちは、どのような光を放つのだろう
初日を明日に控え愛知県体育館では土俵祭五穀豊穣と15日間の無事安全を祈願春日野部屋にも太鼓が参りました蝉の鳴き声と浴衣地の和スカいよいよ名古屋の夏本番を演出
難しい訪問着の柄合わせ古布の扱いは色褪せや染みに配慮する繊細さを要する生地の緑色が作業を癒し愉し伊勢神宮の深緑にも似て美しい
本当に多くの皆様に支えられ、ホームページ開設の運びとなりました随分レトロですが愛用の職業ミシンと、綺麗とは云えない我が両の手大事に大事にしながら製作して参ります一人でも多くの方に、素敵なお品をお届けできますように…