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ガダバウトチェアに腰かけて、春のあたたかい陽ざしを浴びています。屋根があって、コンクリートの上にいると落ち着くのですね。とてもいい気分です。こんな景色を眺めています。少しずつ黄色い世界から緑色の世界に変わっていきます。色が見えるのは、その物体が色の粒を放出しているからだ、古代の哲学者がそう言っていました。そういう発想、考えの浮かぶ人間になりたいなと思いました。僕は、なぜ色がみえるのかなんて考えないから(笑)コールマンのチェアをテー
静かな森のなか、木々に覆われた小さな山小屋、年を重ね、自然と朽ちていく、その姿を見ています。やらなければいけないことを減らしていくと、見えてくる世界がありました。ポツンとひとり、おだやかなほほえみを浮かべ、切り株に座っている自分のすがたです。毎年、自然に生えてくるニラ、ここに来たころに種を蒔き、ずっと生き続けています。僕は食べる分だけをナイフで切り、料理していただきます。残った根からまた新しい芽が伸びてきて、僕はまた食
今朝は降りしきる雨のなか、歩いています。東風ですね。地震が多いので気をつけないといけないなと、小心者の僕はいつも心配しています。停電に備えて以前から持っているバッテリーです。もともとキャンプ用に購入しましたが、街と違って山は停電が多いので重宝しています。リチウムイオンではなく鉛バッテリーです。リチウムイオンは爆発や火災が恐いので、安定した鉛のものを使っています。重いのですが安全第一です(笑)このダッチオーブンはもう20数年前に買ったもの
飛行機雲が横切る青い空に向かって、まっすぐに立ち昇る白い煙です。料理のために薪ストーブを焚いています。電気もガスも使わなくていいように、森の木を燃やしています。週に1,2度、ダッチオーブンで鶏の塩茹でをします。半日ほど茹で続けると、ホクホクとした肉と、濃厚なスープが出来上がるのです。冷ましたあとは冷蔵し、ひと塊ずつ料理に使います。料理しているあいだに森に出て、落ち葉を手でそっとかき分けてみると、ムスカリがあちらこちらに。
梅の花がやっと咲きました。コールマンの椅子を持ってきて朝陽を浴びながら、微かに漂う梅の香りを嗅いでいます。上を少し見上げるには、この椅子がいいのです。昨年はこの家を街に建てました。どうしたら成功できるか、知ってる?必ず、成功する方法があるんだよ。2年ほど前に書いたブログです。本当に強く願い、必ず実現したいことは、こころの奥深く、誰も見ることのできない場所に、しっかりと鍵をかけて保管しておくのです。ふきのとうがひとつだけ、
いい天気になりました。いつのまにかトサミズキのクルっとした黄色い花もたくさん咲いています。気温もあがり、とても気持ちいいです。何もしなくて、何も考えなくても、しあわせだなあと思える、自然の豊かさはすばらしいですね。毎日飽くことなく、森を整えています。自分が美しいと思うように、木や枝を切ったり、草刈したり、移植したり、それはもうずっと考えています。きっと、自分のこころがこの景色に映し出されているに違いありません。芝や落ち葉のひろがり
昨晩の雨も止み、明るい朝を迎えました。絶好の焚き火日和です。昨日まではぜんぜん雨が降らずに砂漠のように乾燥しきった高原でした。「ウー、ウー、林野火災発生、久住町大字久住字久住、林野火災発生中です。」1日に何度も山中にスピーカーの声がこだまします。こんなによく働く消防団をいままで見たことがありません。だから、ずっと焚き火は控えていました。山に住んでいて火事ほど恐ろしいものはありません。昨晩の雨で地面や落ち葉が濡れ、やっと火を燃やすことができました。
リンゴの木を日当たりのいい場所に移植しました。今朝は雨の気配を風のなかに感じます。湿った空気の粒が流れ込んでいるのでしょうね。天気予報の精度が高くなり、ネットで数日先まで天気がわかるから、ますます人間の持っているセンサーのような予知能力は鈍ってくるのかなジューンベリーのわき芽もこうして株分けして、移植し増やしていきます。森のあちらこちらに真っ白で可憐な花が咲いて、赤い実が緑のなかで点々と輝き、小鳥たちがついばみにやってくる、思い描
今年の冬はいままでになくチェンソーを愛してしまいました。ハスクバーナとゼノアが愛しくて仕方ないのです。寝ても覚めても思うのはこの2台、もし、この森に来なかったらチェンソーを使うことは一生なかったでしょうね。14,5年も前になるでしょうか。数年間、山の土地を探していたときに、ネットで見つけたのがこの森です。仲介してくれたのは、とても不思議な不動産屋さんでした。そのときの様子は、「山で出会った不思議な人」たしかに津波や温暖化でこれから山のほうが安
トランギアのクッカーで食事の準備をしています。1日に食べる2食はこんなものです。すべてが簡素なものとなりました。食事も服も、住む小屋も、そして仕事もこれ以上削るものはあるでしょうか。あるとき、自慢ばかりをしている自分に気が付きました。こんな仕事をしていて、こんなに儲かって、こんなところに住んで、こんな車にのって、、、へえ、すごいですね~相手の反応がうれしくて、もっとがんばろう、もっと儲けよう、もっと、もっと、、、彼はある洋服屋の店
あたりが明るくなると森に出て、薪をチェンソーで切り、斧で割り、まさに森の生活者です。東京や上海にいたころに、まさかこんな生活になるとは夢にも思いませんでした。人に会うこともなく、たったひとりでしているネット通販の仕事で食い、本を読むことをなによりも楽しみ、幻想、妄想、それとも瞑想というのでしょうか、静かに語らず、ただ森でたたずんでいます。山繭ですね。こんなに目立ったらカラスに食べられるのではと心配してしまいます。どんな組
チェンソーの刃を研いでいます。硬い木を強引に切り裂くのですから、鋭利な刃はすぐに切れなくなるのです。毎日、丁寧にひとつ、ひとつ目立てしていきます。そういえば、若いころ読んだ本に、「木こりのジレンマ」という話がありました。一生懸命に木こりは斧で木を切っていますがなかなか切れません。通りかかりの旅人が、”木こりさん、斧の刃を研いだほうがいいですよ。”と。”わかってはいるんですがね、木を切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間がないんでさ。”
今朝は快晴です。このどこまでも青い空に誘われて、車で5分ほどの森に行ってきました。山小屋に一番近いキャンプ場です。だれもいません。沢水キャンプ場です。そうみと読みます。名前の通り何本かの沢が流れている森のなかにあります。沢の音を聞かれたい方はどうぞ。この投稿をInstagramで見るkuju.n(@kuju.n423)がシェアした投稿なにか行き詰ったなあと、なにもやる気
今朝もパコン、パコンと小気味よく、薪を割る音が森に響き渡ります。周りを気にすることがない、こんな快感は山のなかでしか味わうことはできません。人一倍、周りを気にする性格ですから、街ではいつもビクビク、ドキドキしてしまいます。作った薪を山小屋に持ち帰り、積み上げて、薪ストーブに放り込むのです。グツグツとトランギアのクッカーで玄米と大豆を煮こみます。数日前に大手の会社に勤める知人から連絡がありました。「今度の人事で東京勤務になって、どうしようか、悩
薪を作ろうとチェンソーのエンジンをかけました。直径20センチ以上太い木はハスクバーナの346XPを使います。スウェーデンのメーカーですが直営ショップが隣町にできたので一度行ってみたいと思っています。もう13年間使っています。この森の木を何本伐ったでしょうか。動かなくなればYouTubeやブログを見て動かしてきました。今はもう廃番ですから買いなおすことはできません。僕の体力がなくなって持つことができなくなるまで使い続けます。もう愛着という感情しか湧い
今朝の山小屋の様子です。ウールの下着は一晩吊るしておくと乾きます。炭の香りがついて気に入ってます。緑色のコールマンのコットでシュラフにくるまって夢を見たり、座って本を読んだり、、、ギシギシときしむ音もまたここちよいのです。母の形見のソファは最近はほこりをかぶっていますね。だれも訪れる人はいませんから(笑)外はなまぬるい西風が強く吹いています。はるか遠くの大陸の砂漠から黄色い砂が飛んでくることでしょう。この風に流されて僕らも西からやってき
シンプルな景色が好きなので、必要なもの以外は置かないし、作らない、たいていのものは燃やせば灰になり、埋めれば土に還る、そんな暮らしがいいなと思ってます。これさえあれば暮らしていける、いつもそう思っていると、そんなに物は必要ありません。仕事もおなじです。これさえしていれば食べていける、いろんなことをやってみて、最後の最後まで残ったやってきたこと、この仕事をするためにいままでがあったのかと思うのです。やらなければ何も残らな
今朝も畑にでて、薪ストーブの灰を撒きました。決まってすることがあると気分がいいですね。それも、準備するとか仕込むとか、あとで今していることが役立ったりすると、うれしいものです。手前の液体はここ数日、毎朝作っています。焚き火をしながらこの液体をゆっくりと味わうことが、最大の楽しみになっています(笑)ミルクに小さじ一のラム酒、小さじ一のきび砂糖を混ぜて温め、カップ半分ほどに淹れた濃いめのコーヒーに注ぎ込みます。最後にグラスフェッドバター
風の強い朝です。今日も元気に焚き火をしたり、畑仕事をしたり、木々の間を走り回ったり、出荷の仕事をしたりしています。カブトムシの幼虫が暮らしていた場所の土を畑に持ってきました。肥沃な土なのです。たくさんの微生物が生きているにちがいありません。ただ生きているだけでいいなあと思っています。いや、ちょっと違うかなあ。ただ生きてるだけではつまらない人生になってしまうから、生きたいように生きる、でも、どう生きたいのでしょうね、わか
今朝は小雨のなか、焚き火をしました。ひと雨ごとに春が近づいてくるのでしょうね。少しなま暖かい湿った空気が頬に触れました。雨なのか涙なのか、こみあげてくるものがあります。つまりは、以前にも増してその時その時を、大事にして後悔のないように過ごしていくということそれから入院中に、天上の家族や友人たちの顔を思い浮かべながら話し合っているような気持ちで考えて、決めたことは「疲れることはしなくていい、自分のしたいことだけをしてできるだけ楽しく過ごそう。人付き合い
まだ木が冬眠している間に枝切りをしています。剪定というのでしょうか。陽の当らない枝や、おかしな方向に伸びていく枝を切っていくのです。庭師さんではないのでまったくの自己流です。木の姿ですね。いつも見ています。いくら見ていても飽きることはありません。大切な時間はこうして過ごしたいのです。太い木はチェンソーで切り、斧で割って薪にします。街では産業廃棄物として扱われるのでしょうが、ここでは燃えたあとの灰は畑に撒き、最後の最後まで
今朝は薪を切っていました。昨日「新たな旅立に向けて」なんて書いてしまって動揺しています。山小屋に戻りブログを書こうとしたら、久しぶりにフランスのpommierさんの記事がアップされていました。悲しいお知らせでした。2009年からの友達です。pommierさん、勝手なリンクをお許しください。みなさんへ・・・pommierより今日はこれだけで勘弁してください。思いはコメントさせていただきました。
今朝はマイナス5℃、落ち葉を集めマッチの火を投げ込めば、こんなに炎が、、、僕たちは燃え盛る旅の途中に出逢い手をとりそして離した未来のために夢ひとつ叶う度僕は君を思うだろう強くなりたいと願い泣いた-LiSA「炎」よりおもわず、こんな歌詞が思い浮かんでしまいました(笑)ラーケンのボトルに入れた地下水を焚き火で沸かし、コーヒーを淹れました。毎日がキャンプのような生活です。朝の焚き火はいいですね。ずっとこんなことをしていられたらどん
どこまでも青い空に溶けていくような白い煙を眺めています。13年経って亜麻仁油を塗った板の外壁も陽に焼け、雨に濡れ、風にあたり、こんな姿になってしまいました。まるで、自分の姿を見ているようです。喜んでいます。まっさらな、ピカピカの汚れ一つない板よりも、あじわいがあって好きなのです。経験を積むってすてきなことです。次から次に映画やドラマのシナリオが自然に描かれていくのです。それをゆっくりと噛みしめながら鑑賞します。だからこころの動くシナリオを描き
今朝も陽光のなか走りました。赤いイノヴェイトのトレイルラン用のシューズを愛用しています。落ち葉を踏み、木々の間を駆け抜けていくのです。なんて爽快なのでしょう。大人になって森や野を走ることを忘れていました。ジョギングではなく、獲物を追うように追いかけたり、敵から逃れるように必死に走るのです。ハアハアと息も荒く絶え絶えになり、立ち止まり半身をかがめ、走ったなあと実感します。山小屋に戻ってコットの上にバタンと倒れこみ、薪ストーブの輻射熱をか
朝、元気に目覚めると、消えかかった薪ストーブに薪を突っ込みます。あたりが白みかかったころ、パッと木の扉を勢いよく開け放ちます。今日は何をしようと思いつくままに、そうだ、あの木の山を片付けるんだ、そう思ったのです。僕は約束ができません。いや、約束したくないのです。何日の何時によろしく、そうなるといろいろと想定して気を遣ってしまい、その日まで頭から離れないのです。だからできるだけ約束はしないし、会うときは今からいい?という
今朝もこの青い空、よし、思いっきり楽しむぞと決意したのでした(笑)零下1℃、透き通った空気、清々しい香り、こんな状況にいて、人は何をするのでしょう。僕は迷わず薪割りです。パカン、パカンと森中に音を響かせながら、グレンフォシュの斧で薪を割るのです。脳に送り込まれる新鮮な酸素で、青い空がさらに美しく、鮮明に青く見えてきます。火を起こしています。もう慣れたものですから、マッチさえあれば火を起こす自信はあります。生きるために火
今朝は零下3.5℃、外で焚き火をしています。会社の決算が月末だというのにどうかしていますよね。凛とした森の空気感、小鳥たちのさえずり、ひさびさに浴びる朝の光、どうしても外で過ごしたかったのです。小さめの丸太をチェンソーで切りながら、焚き火にくべ、沸いたお湯でコーヒーを淹れました。この時は今しかないから、今楽しみたい、馬鹿なことをしているのかもしれませんが、あとで後悔するよりもいいのです。すばらしい朝でしょう?
外が明るくなると、風に舞う雪の粒が目に入ろうが構うことなく、畑に向かいました。ほんの1畳ほどの猫の額ほどの畑です。薪ストーブの灰を銅の鍋に入れて、黒々とした土の上に均等にばら撒きました。ここの黒土は酸性のためブルベリーはよく育っても、アルカリ性の土が好きな野菜は育ちません。ていねいに時間をかけて土になじませました。この時期に種を蒔くことはできません。その時が来るまで土作りに励むのです。僕は苗を買うことは滅多にありません。種を蒔いて発
外は雨、土間に置いたスコップを見つめています。釣り好きな人が海が荒れて船を出せないときに、愛用の釣竿をこんな気持ちで見ているのだろうなと。雨合羽を羽織って散歩に出かけました。外は3℃ほど、寒さに慣れ切ったからだはむしろ雨粒が頬にあたっても、気持ちいいなと思うのです。僕は傘をさしません。傘をさして山歩きしている人を見たことありますか(笑)この厚く織られた羊毛100%のニュージーランド製の帽子をかぶれば、雨ははじくし、からだは冷えない