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8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。どこだかわからない真っ暗な広場にバイクが止まっている。そこへ1台のバイクが入ってくる。入ってきたバイクに乗っていたのは「宏明」。で、なんやかんやライダーと話して「宏明」が走り去る。『みちのり』のファーストシーンです。実はこのシーン。全くの撮りなおしで、当初の台本、絵コンテと全然違うものになっています。なぜ撮りなおしたのか。それは恐ろしいことに、撮影したフィルムを“失くしてしまった”からなんです。
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。「宏明」と遠距離恋愛の「深雪」。何故か劇中、「深雪」の演者が画面に映ることはありません。電話の声だけで2人の恋愛模様が描かれます。不思議ですね。「声で演じる女優さんをセッティングできてるんだからその人に演じてもらえばいいのに」と、みんな思うはず。そこで生まれる邪推が、「きっと、声はカワイイけど容姿は画面に耐えられないんだ」なーんて失礼なモノであろうことは想像に難くないです。でも、声を演
さて。まだ「シン・ウルトラマン」は観に行っていないのだが僕の中で勝手に「シン・ウルトラマン」ブームがきている。よっぽどペア鑑賞券に当たったのが嬉しかったようだ。この「シン・ウルトラマン」の主題歌が米津玄師さんの作った「M八七」だ。カッコいい曲だ。MVもカッコいいので是非見るようにw曲はYouTubeでも聞けるし、ダウンロードで買う事もできる。だが、僕は古い人間なので形あるものが大好きだ。だからわざわざM八七(ウルトラ盤【初回限定】CD+レー
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。と言いますか、8mm自主映画『みちのり』に限った話ではないんですが、前回のピントの話つながりで。予てよりPeppermintFilmWorkerssince1984の自主映画って、「ピントが甘く画質が悪い」とテレシネ業者さんからも指摘されていました。それは当時も感じていたことで、撮影のとき桑田くんもピント合わせに大変苦労していました。なんか芯が掴みづらいと。今までは、僕のZC10
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。8mm自主映画『みちのり』をデジタル化するにあたり100回は本編を見ることに。実はそれだけ見てるのに、なかなか撮影当時のことは思い出せないんですが画面から気付かされることはたくさんありました。当時の僕たちは、本当に技術的にいろんなことを試してみたかったんだな~と、ひしひしと感じるんです。以前にも書きましたが、「ドリーの多用」や「怪我のメイク」はその最たるもの。それ以外にも細かいところでいろいろなこ
僕はなかなか“運”がない。長い人生で懸賞に当たったことがほとんどない。お菓子やアイスの応募券を集めて当たる景品など一度も当たったことが無い。ドラマのDVDプレゼントも10数連敗中である。過去当たったのは、記憶のあるところで雑誌のプレゼントで1度。坂口尚先生のサイン本が1度。くらいなものだ。だから僕は、きっとこれから当たる「ジャンボ宝くじ」のために“運”を貯蓄しているのだ!と思って生きて来た。そんな程度の“運”の持ち主なのだがダメもとで「シン・ウルト
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。前回の「天上山」つながりで裏話を少々。河口湖ロープウェイ(現・富士山パノラマロープウェイ)の中、以降の展望台での「宏明」と「直美」のやり取りは夏に撮影しました。何故なら決定稿の台本に書かれていたからです。(変な言い方ですが後で意味が分かります)そして、それを粗編してみると「何かが足りない」というか「どうも分かりづらい」ことが判明しました。もともとの台本は、S#38宏明のアパート・部屋の最
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。「直美」が「宏明」を誘った行先が“あまがみやま”。漢字で書くと「天上山」。河口湖畔に本当にある山です。河口湖ロープウェイ(現・富士山パノラマロープウェイ)が展望台までたったの3分で連れて行ってくれます。展望台から河口湖が見下ろせるのはもちろん晴れていれば裾野まで見渡せる富士山の大パノラマが!©河口湖ネットいやー、本当に素敵な場所ですね♪さて。ここで問題になるのが「天上山」の読み方が、本当
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。いやー、それにしてもなんでわざわざ架空の街『詩宮市』をでっちあげてまで海沿いから美しい街を見下ろすシーンが撮りたかったのか。それには当然、理由があります。ここで思い出してほしいんですが8mm自主映画『Toofaraway』はどこから着想を得たか。そう。さだまさしさんの『驛舎』でしたね。「『驛舎』でイメージしたラストシーンが撮りたい」から始まった映画が『Toofaraway』でした。と、言
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。みなさん。気になりませんか?「織部深雪」が住む街。岩手県の『詩宮市』。海岸沿いの小さな港町で日の出の頃、国道の峠から見下ろすと遠い昔に読んだ詩集のように美しく見える街。そんな『詩宮市』ってどの辺なんでしょう。きっと誰もが気になりますよね。僕も気になります。で、改めて調べてみました!すると、わりとあっさり「ラストのシーンを撮った場所」が判明しました。北緯34.780471東経139.
8mm自主映画『みちのり』の朧げな思い出シリーズです。今回は不都合な真実について触れたいと思いますw【7月17日(木)】にエピソードを詰め込みすぎたのでいろいろと矛盾とか間違いとかが起こっちゃってたんです。言わなきゃきっと誰も気づかないだろうし、仮に気付いたとしても大して気にしないかもしれないのに敢えて問題を掘り起こして大きくするのが僕の悪いクセw■その1【7月17日(木)11:00頃】サボってる「信夫」のところに「千春」から電話があり千
昨日、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ました。今、NHK大河「鎌倉殿の13人」の主演を務める小栗旬さんを400日密着したドキュメンタリーです。こんな時期にやるわけですからもちろん中身は「鎌倉殿の13人」の番宣ですwwwさて、僕が2月17日に書いたブログ『「鎌倉殿の13人」の光と色』三谷幸喜先生は、数多いる僕の大好きな脚本家の一人です。三谷先生が脚本と監督された劇場映画はほぼ観てるし、テレビドラマもほぼ観ています。と言う訳で、今年の大河「…ameblo
今朝、PeppermintFilmWorkerssince1984のYouTubeのチャンネルを見たらチャンネル登録者数が100人になってました。本当にありがとうございますそもそもこのチャンネルは昔作った自主映画を仲間内で楽しむのが目的で公開していて、チャンネルで収益を上げる気もYouTuberになる気もさらさらないので正直、数はあまり気にしていなかったのですが、でもこうして100人もの方が興味を持ってくれていると言う揺るぎない事実が何より嬉しく、次
8mm自主映画『みちのり』が初めてお披露目されたのは1988年3月13日(日)場所は“自主映画の聖地”恵比寿駅西口にあった「シネプラザ・スペース50」ででした。上映情報を情報誌「ぴあ」に載せてもらったり、事前に『みちのり』のフライヤーを作って「シネプラザ・スペース50」に置かせてもらったり、親類縁者、子々孫々、知人友人、可能な限りの伝手を辿ってこのフライヤーを配って宣伝しました。※1988年当時のフライヤーその甲斐あってか午後6時からの開演に定員の倍近い人が
中国武漢発のコロナウィルスのファイザー製ワクチンの若者向け接種に応募が少なく、ワクチンが余りそうなので、打ちたい年寄り、いる?って行政が言うから、昨日、3回目の接種、受けてきました。1,2回目は大したことなかったのに3回目は打った所が腫れて痛い。今のところそれ以外の症状はないのでまあ、大丈夫でしょう。昼頃から微熱が出て筋肉がだるくまさにインフルエンザに罹った時のような症状が…。それまで至って健康だったのになんでワクチン打って辛い思いしなきゃなんねぇ
昨年の8月から取り組んできた8mm自主映画『みちのり』をデジタル化ですが、こういったものをいじっていると次から次へと気になるところ、気に入らないところが出てきていつまで経っても終わらないんですよねwだもんで、ある程度形になったので公開に踏み切ることにしました。公開にあたって。(1)編集点はオリジナルのままです。実はオリジナルの編集はところどころテンポが悪く無駄な描写や冗長なカットがいくつもあるのですが1988年に“完成”としたものであることを尊重し
今から遡ることたったの3日、4月12日(火)に8mm自主映画『みちのり』のリマスター版の「ゼロ号試写」を行いました。「ゼロ号試写」なんかカッコいいよねw一度言ってみたかったんだw8mm映画じゃあり得なかったからね。でも試写室借りて行う本物の「ゼロ号試写」じゃありません。「カラコレ」とMAもほとんど出来上がったので4月12日(火)にYouTubeにアップして限定公開で一部関係者にのみ、先に観てもらったんです。問題なければそのまま一般公開できるように。
ここのところ8mm自主映画『みちのり』の編集作業に没頭していました。そろそろゴールも見え始めてきた気がするのでリマスター版完成に先駆けて全く手を加えていないオリジナル版の冒頭の約3分を日頃のご愛顧に感謝を込めて、アメブロ限定で特別公開します。↓8mm自主映画「みちのり」オリジナル冒頭3分1986年夏に撮影し1988年に完成した8mm映画『みちのり』を33年経ってデジタル化した際のオリジナル動画です。33年の歳月によるフィルムの劣化で冒頭に赤いムラが発生してし
製作年:2003年製作国;日本上映時間:98分卒業制作品「PASSION」が芸大だったから、濱口竜介監督は芸大卒かと思っていたが、東大学部卒、芸大修士卒だったんだね.東大で映研に入って映画の世界にどっぷり入り込んだそう.その東大での8mm自主製作作品.キネマ旬報シアターで本年累積79本目に観賞.濱口竜介監督の東大時代の自主映画.8ミリフィルムで撮影された作品で、前半は亡き先輩がやり残した映画を完成させるために、残された者たちが喧々諤々やりながら撮影していく話.後半はそ
先日、YouTubeのコメントで8mmフィルムで映画を撮ってみたいと言う人から助言を求められました。しかし当方、34年前にカメラを置いてからこの方8mmと縁なく過ごしてきたので正確に現状を理解していないまま返信してしまいました。そこがなんとなくモヤモヤしていたので、改めて「自分が8mmフィルムで映画を撮るとしたらどうしたらいいか」と設定して調べてみることにしました。#18mm映画とは本来、8mm映画とはその名の通り、「8mmフィルムで完成したもの」を言
どうでもいい裏話シリーズ、不定期掲載~~と言っても、今回は1984年当時の話ではなくデジタル化をした時の話を少々。「Toofaraway」は、基本、「カラコレ」だけで「グレーディング」はしていないと以前書きました。しかし、修正や加工なども「グレーディング」と呼ぶとしたら「グレーディング」しちゃってます。そう。実はデジタル化したあとに加工を少しだけしたカットがあるのです。1つ目は冒頭、麻利子が寝ているベッドの上の壁に貼ってある麻利子が
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一週間ほど前から胃が痛くていつもなら太田胃散を飲んで3日くらいすると治まってたのですが今回はやけにしつこい。お陰で、日曜と月曜は何も食べられなかった。あんまりつらいので、仕方なく月曜日、近所の町医者に行ってみると先生が「内視鏡しましょう」(*´з`)「えぇーーー!」Σ(;・`д・´)実は随分前、大きな総合病院で口から入れる胃カメラで人生最大の苦痛を味わったトラウマがあるので死ぬまで胃カメラは絶対しない!と硬く心に誓っていたのだ。だが「鼻から細いの
50年前の中学生が史上最低予算のお小遣いで作ったアクション短編映画がYouTubeのスクリーンに蘇る?小学6年生で質屋で見つけた1500円の中古8mmムービーカメラを手に入れ最初に製作したのが怪獣映画。その泥沼な映画の世界にとりつかれた少年は中学生になり特撮だけでなくアクション映画が撮りたくなり、原子力潜水艦を舞台に二重スパイのストーリーをきっかけに世界紛争の末に核戦争になると言う反戦?をテーマに映画制作に没頭するが、音声をプレビューしながら本番一発でカセットに録音すると言う
1972年にムービーカメラで撮影した8mmフィルムをデジタルに変換して再編集した短編映画をYouTubeにアップしました。この動画『潜水艦アルゴー』は、その予告編です。50年前ですから中学生が作った映画なので、まあ笑えます。捜査官とスパイとの戦いのアクション映画風なのですが、元々の尺からいうと3分の1のフィルムが紛失していて、潜水艦は原子力、二重スパイが引起した事件が原因で核戦争になるという反戦映画だったのを仕方なく残ったフィルムでまとめた映画です。予告だけでなくYouTub
三谷幸喜先生は、数多いる僕の大好きな脚本家の一人です。三谷先生が脚本と監督された劇場映画はほぼ観てるし、テレビドラマもほぼ観ています。と言う訳で、今年の大河「鎌倉殿の13人」も、制作発表されてからずーっと楽しみにしていました。始まってみると三谷ワールド炸裂w人間臭い登場人物に、ちりばめられた小ギャグw往年の大河ファンに、また文句言われるんだろうなと、ニヤニヤしながら楽しく見ています。で、僕がブログで取り上げるという事は単にドラマの感想だけを書く気などさらさらありませんwあえ
さて。無事、8mm自主映画『みちのり』の本予告編もアップできました。ところがまだまだ本編集に進めません。素材づくりにもう少し時間がかかりそうだからです。ま。正確には素材づくりと言うより素材に修正を加えていたと言うべきなのでしょうけど。ぶっちゃけて言うとなんちゃってちゃってちゃってレストアをしてました。つまり、8mm自主映画『みちのり』の408カット全てのカットのスプライシング跡を消してました。もうね。バカですよ。こんな大変だと思わなかった。
しばらくブログを放置してました。と言うのもここのところ8mm自主映画『みちのり』の素材づくりに精を出していたからです。その甲斐あって取り敢えず素材の準備も終わりが見え始めたので心にも余裕が出来てきました。そうなると余計な事がしたくなるのが僕の悪いクセwみなさんご存じの通り34年前にテレシネしてVHSにしたものを編集した「“なんちゃって”予告編」を去年の8月から公開していたわけですが、そいつはあまりにも画質も音質も悪い。じゃあ、せっかくなんで、「
ものごとは一定のスパンをもって変化するので、『いつ、それが変わったのか?』の特定には、ちょっと工夫が必要です。こんにちは。『理性の力で未来をつくる』ロゴスことスギオカです。この投稿は、2019年7月9日に書いた記事を再編集したものです。ただし、その後もずっとこの内容は発信を続けています。つまり、わたしの考え方のコアになっている問題提起ですね。社会の変化には、ハッキリとメルクマールがわかるものとスパンが長くて特定しにくいものがあります。
どうでもいい裏話シリーズ、不定期掲載~~不定期にもほどがあるほど間が空いてしまいました。さて。8mm映画『Toofaraway』の原点は、さだまさしさんの『驛舎』だと言うことはさんざん書いてきました。ところが、この、さだまさしさんの『驛舎』の舞台はどこの駅なのかは、実は、未だに解明されていないのです。多くの人は、さだまさしさんの故郷である『長崎駅』だと思っているようで当然、僕もそう思っていました。だもんで、8mm映画『Toofaraway』でも、初めは