先日、田村正和さんの追悼番組として放送された松本清張原作の「疑惑」は、映画化を含めて合計6回、映像化されている。6回とはずいぶん多い映像化で、この回数は外国だと「郵便配達は二度ベルを鳴らす」や「ハネムーン・キラーズ」を上回る。本作は保険金殺人を題材にした悪女ミステリーだが、主要な登場人物は、夫を殺害したとされる妻・白川(旧姓・鬼塚)球磨子、殺害される資産家の白川福太郎、球磨子の弁護をする弁護士の佐原、球磨子有罪のキャンペーンを張る雑誌記者の秋谷の4人である。調べたら過去に以下のような配役でドラマ