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またまた須賀しのぶさん。これまた面白かったーーー。戦時下のドイツです。ナチスです。以前読んだ『革命前夜』や『また、桜の国で』でも、ナチスの黒い影はかなりの影響を及ぼしていたけれど、この『神の棘』は本丸。まさにあのナチス。歴史の教科書やあるいは本、あるいは映画でその恐怖政治を知る機会は多いけれどその主人公は大抵、市民や奴隷化に置かれた人々(ユダヤ人)ということが多い様に思う。だからこそその残忍さがわかるんだけど、この本の主人公はナチスの隊員と修道士。ナチスの隊員はもとより、教
須賀しのぶ:著『夏の祈りは』を読みはじめましたまだまだ暑いですが、今日から9月ですねぇっっ早いわーっ2021年もあっという間っぼんやりしてると、もうすぐやってきますょ読書の秋というわけで。秋用に、買い出ししましたっ夏目漱石、多め今年の秋は、漱石にハマる予定ですっで。その前に。この中から最初に『夏の祈りは』を読むことにしたのですなぜかというと。これ、野球の話なの。甲子園を目指す高校生の話まだ夏の終わりを感じはじめたばかりしかも、つい先日まで甲子園やってたよねっとい
ONEOKROCK×すがさんをかたりたい!!ONEOKROCKのファン的な目線で、菅内閣への率直な感想を書いてみる。・・・なんてことをするわけもなく。本日は、Primeministerすがさんではなく、Novelistの須賀しのぶさんを語らせてください!!独断と偏見に満ちた、気分別・おすすめ本を勝手に書いてみました。なお、ONEOKROCKのファンブログらしく、個人的に相性ピッタリだと思うワンオクの曲別に須賀さんのオススメ本を書いております。
☆ピアノレッスン49回目☆今日は朝から雨なかなかの降りっぷりです。ピアノのレッスンに行って来ましたクラーマー=ビューロー609番(1回目)この曲はすんなりと、1回目で合格になりました最初はミスタッチがポロポロあったのですが、2回目は自分でも良く弾けたと思います音数が少なくて、割と弾きやすい曲だったのかな~。バッハフランス組曲4番ジーグ(4回目)ジーグも合格になりましたこの曲は合格になりたかった
2021年8月1日(sun)8月に入ったが灼熱の日が続く。オリンピック中継を観ると、ついつい見入ってしまい出不精になる。「これはいかん」と安曇野トレーニングコースへ出掛けようと考えたが、とても大町までは体力が持ちそうもない。今日は無理をせず安曇追分駅から木陰が多い林の中へ走り出す。緩やかな上り坂の有明山通りを走り、山麓線を松川村方面へと進む。ついこの前、田植えしたばかりだったのに、いつの間にか穂が長く伸びている。さらによくよく考えてみれば、稲刈りまでも一ヶ月余に迫っている。(写真/
またまた須賀しのぶさん。どれも魅力的で、読みたいが止まらない!1945年夏、敗戦翌日。昨日までの正義が否定され、誰もが呆然とする中、ボールもない、球場もない、指導者もいない中、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させるべく立ち上がる朝日新聞記者のお話。爽やかな奮闘モノと思ったら、いやはや、もの凄く泥臭くて。子供達のために高校野球を復活させたい、という純粋な気持ちだけじゃなく、自分の生活を守るためであったり、それ故に子供達を利用しているんじゃないかと葛藤したり。それもそ
こんにちはうさままですこちらは放置しまくっている間にオリンピック始まりましたね・・・って一応言ってみるそして、久しぶりに書きますが忘備録的なものです。最近読んだ本「革命前夜」が、とても面白かったです。結構前に帯に惹かれて購入したのですが帯の通り不意に出会ってしまった感じでした。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツが舞台のお話です。主人公は平成元年に東ドイツの音大に留学した日本人の男性情報量が多いのに感情移入もできてめちゃくちゃよかったです。冷戦下のドイツっ
また須賀しのぶさん。すっかり魅了されてます。第二次世界大戦下のポーランドの話。ポーランド…ショパンの国。幼少期からピアノを弾いてきて、ショパンは何曲か弾いてきた。一番好きな作曲家で、特に『革命のエチュード』はピアノを弾く者の憧れの曲。でもなんだか何も知らずにショパンを弾いていたんだと思い知らされる。そして日本とポーランドの歴史や、シベリア難民について全然無知だったが恥ずかしい。ショパンと戦争とアウシュビッツ。複雑で、悪化する一方の状況の中日本とポーランドを必死で繋ごうと
第二次世界大戦下のポーランドを舞台に、ロシア系日本人外交官がポーランド人と共にポーランドのために奔走する物語。ポーランドという馴染みのない国に興味をもった。ワルシャワに行ってみたいなぁ、ポーランドってどんな国なんだろう。ドイツとソ連という大国のはざまで大国に翻弄されたポーランドの歴史を垣間見させてくれ自分の信念を貫く外交官という人間の尊厳をみせてくれる小説の醍醐味がここにある。また、桜の国でAmazon(アマゾン)1,003円
『流血女神伝砂の覇王』流血女神伝シリーズエティカヤ編開幕です!アル(本物)の死によってニセモノ皇子生活に終止符をうったカリエちゃん。傷心のエドと流浪の旅に出ます。旅の途中で体調を崩すっていうのはよくあるけど、美青年が食中毒で下痢になるってなかなかないよね…いや、旅行で病気っていったら食べ慣れないものを食べてお腹が痛くなるってめちゃくちゃリアルなんだけどさ。白皙の美青年がゲリピーかぁ。まあ下痢にもなるよね、にんげんだもの。よそ者に冷たい貧しき集落で優しい人に助けてもらえたと思ったらク
またまた、良い本に出会えた。本屋のポップに惹かれて予約。なんだか期待してて、でもその期待を軽々超える素敵な本。こういう出会いがあるから読書ってやめられない!※図書館の製本が悪くて外の表紙が中より短くなってる。やめて頂きたい。。この国の人間関係は二つしかない。密告しないか、するか。バブル期の日本を離れピアノ留学のため東ドイツに渡った眞山。時代と国に翻弄されながら、革命に巻き込まれていく物語。音楽の天才たちを通して描かれる歴史小説。鳴り響くピアノ。誰も信じてはいけない
須賀しのぶ著「革命前夜」。初読みの作家さん。この帯を見て、かなり前から読みたいなと思っていました。昭和から平成になった頃、眞山柊史はピアニストを目指し、ドレスデンの音大へと留学する。眞山は個性的な音楽家達と出会う。素晴らしい才能で関わった者を振り回してしまヴェンツェル、それとは対象的なイェンツなど。そんな中、町の教会で出会ったオルガニストのクリスタに惹かれる眞山。自分の音を見失った眞山は、民主化運動が激化していくこの東ドイツで、様々な事情に飲み込まれていく。眞山は自分の音を奏でる
大手書店で店員お薦めのワゴンに平積みされていて、作品についても作者についても何の予備知識もなく手に取った。雑誌連載のスタートが8年前、大幅加筆された単行本刊行が6年前で、2016年に大藪春彦賞を受賞。ベルリンの壁の崩壊直前に東ドイツ・ドレスデンの音楽大学に留学した日本人ピアニスト・マヤマシュウジの成長を軸に、留学生仲間や民主化を求める現地の人びとを描いた群像劇。マヤマの視点で曲をどう聴いているの描写や解釈が頻出する。少し大仰な表現に、クラシック音楽に興味がある僕でも辟易気味で、始めのうちは
だんだん好きになってたのに、ミュカー!!という感想でした。それにしても殺伐としてる。少女小説らしく美男美女のバーゲンセールだけど、中身は政略策謀血戦。恋愛もあることはあるけど、みんな色恋より大事なものがあるっていう…少女小説?でも、そう、これこそコバルト。可愛らしい少女漫画な表紙挿絵イラストの糖衣錠、中身は血風砂塵謀略の泥沼。あー懐かしい。主人公に降りかかる苦難苦難苦難。希望からの転落。笑顔からの裏切り。だけどへこたれない挫けそうになっても立ち
実業之日本社文庫2017年6月初版第1刷発行269頁あさのあつこ「梅里駅前商店街の熱い風」朝倉宏景「絶対的最後」荻原浩「わが家の高校球児」早見和真「あの日、監督がうなずいていれば、僕は-」東川篤哉「カープレッドよりも真っ赤な嘘」宮下奈緒「空くじなしの宝くじ」額賀澪「肩車の権利」須賀しのぶ「甲子園に帰る」白球と高校球児をめぐる八つの情景同じ野球を題材にしても作家さんたちそれぞれのカラーが出ていてひとつとして似通ったものは無く、大変面白く読みましたよく読む
20年以上前の少女小説に、令和の今、ハマってます。好きだなあ!アラフォーだけど少女小説好きだ。めっちゃ面白い。あ。少女小説って言わない?今はライトノベルっていうのかな。ジュブナイル(青少年向け小説)。コバルト文庫だよー中学生の頃には雑誌のcobalt(少女小説雑誌)を購読してたけど、この作品はまさかの初読。初読です。須賀しのぶ作品じたい、あんまり触れてない。記憶の遥か彼方にうっすらと傭兵……兵士……という単語が浮かんで
革命前夜二回目感想『革命前夜』/須賀しのぶネタバレです。**二度目読了総括**いやーー本当に、骨が太すぎるエンターテイメント作品でした。たぶん、単に「ベルリンの壁崩壊までの日々」を描いた作品はこれまでもあったのではないかと思うんですが。この作品は、「BGM:ベルリンの壁崩壊までの日々」でありながら、「主題:シュウジとその仲間の群像劇」、「副題:誰が敵かわからない、スリル。(突き詰めると、そもそもシュタージは広い目で見ると敵と言い切れ
最近読んだ本達です📖須賀しのぶさんの『また、桜の下で』。時代背景は前回の『神と棘』と全く同じなんだけど、逆の視点と言うか、ポーランド側のストーリーで、ワルシャワの人々やユダヤ人を救いたいと言う外務書記生の主人公と、神の棘のマティアスの想いが重なる✨ラストはまためっちゃ泣いてしまった😭村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。私が今まで読んだ村上さんの作品で1番新しい作品かな❓️彼女に促され、突然絶縁を申し渡された4人の友人達に16年ぶりにそれぞれ再会して何故絶縁さ
大変久しぶりに投稿致します。この数年、紆余曲折ありましたがようやく自分を取り戻しつつあります。いや、むしろ全てが前向きです。若い頃に聴いた音楽をまた「聴きたい」と思いそこで新たな気付きや感動を得、読書も「したい」と思って本屋に行き、今まで自分では選ばなかったであろう本を“店員さんオススメ”から選んだりそんな気持ちの変化の中で私の目に入ったのが須賀しのぶさんの「革命前夜」なんの予備知識もなく手に取りましたがあまりに傑作だったのでご紹介します時代が昭和から平成に変わったまさ
須賀しのぶ『また、桜の国で』(祥伝社2020年)また、桜の国で須賀しのぶショパンの名曲『革命のエチュード』が、日本とポーランドを繫ぐ!それは、遠き国の友との約束。第二次世界大戦勃発。ナチス・ドイツに蹂躙されるポーランドで、〝真実〟を見た日本人外務書記生はいかなる〝道〟を選ぶのか?www.shodensha.co.jp※文庫版も出版されている。2020年、去年の2月ころだっただろうか、NHKのラジオの朗読ドラマでこの作品を知った。途中から聴いたのもあって、最初から読んでみたくな
コロナ禍になってから、大好きなギタリストの本間清司さんの影響もあり、読書再発📖✨清司さんのバンド、MADBEAVERSの歌詞に散りばめられている、村上春樹さんの小説に特にハマってます🎵1番最初に読んだ、この6冊、スゴく面白くて1日一冊ペースであっという間に読了😁鼠三部作とその続編の6冊。これは映画も見たけど、スゴかった❗️映画は渡辺謙、妻夫木聡、綾野剛、宮﨑あおい、松山ケンイチ、広瀬すず、森山未來さんなどが出演してます。芥川賞の遠野遥さんは、中学生の時から大好きなバンド、BUCK-T
1度活字に触れるとしばらく止まらなくなりますストレッチを始めてから、肩凝りや首の凝りとは無縁だったのに、集中して一気読みをしてしまうものだから、また少し首が張るようになってきました姿勢も悪いのでしょうね。せめて途中で休憩しつつ・・・と思うのに、一つのことに取り組んだら集中してしまうタイプなので、どうも不器用です。先日、須賀しのぶさんの『また、桜の国で』を読み終えましたこの本は第156回の直木賞にノミネートされていました。156回の受賞作品って何だっけ?と思ったら、恩田
BOOKデータベースより「薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に、燃え盛る江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女を見つけた。あやかしのような彼女は訊いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は
『紺碧の果てを見よ』/須賀しのぶ新潮文庫あらすじ(裏表紙より)会津出身の父から「喧嘩は逃げるが、最上の勝ち」と教えられ、反発した鷹志は海軍の道を選び、妹の雪子は自由を求めて茨の道を歩んだ──。海軍兵学校の固い友情も、つかの間の青春も、ささやかな夢も、苛烈な運命が引き裂いていく。戦争の大義を信じきれぬまま、海空の極限状況で、彼らは何を想って戦ったのか。いつの時代も変わらぬ若者たちの真情を、紺碧の果てに切々と描く感動の大作。というわけで、大正末期に小学生だった主人公・鷹志(た
この表紙に惹かれて買ってしまったのですが、、、。ネタバレありです。読了するのにとても時間がかかりました。私がカタカナ名前が覚えられないという面倒な弱点だけのせいではなく旧東ドイツの音楽を勉強する留学生とその仲間達の物語で知らないこと多すぎ!なんと不勉強!と反省しつつ息が詰まりそうな場面がたくさんあって読むのやめようかなーと思ったのですがだんだん主人公が務川慧悟さんみたいに思えてきて💦最後まで読むことができました。務川さんとは全く関係ないのですよ。済みません。自
2020読んだ本10冊程度。といっても作家が偏っているのであまり面白くないと思います・・・。自分の備忘録です。本に関しては、読んだ冊数があまりに少ないので、読んだ本全て書いてます。ほぼネタバレなしですが、匂う程度のネタバレはご容赦ください。下に行くほど、好きな作品です。西の魔女が死んだ/梨木香歩小学校の授業中に読んだのですが、なんか懐かしくなって買ってみました。ワンシーンワンシーンはとても印象的。ジャムを作るシーンとか、キャベツを水で洗うシーンと