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11月28日(木)きのうは荷風語りでした。しとしと雨の日もこのような語りに似合います。黒足袋は濡れました💦45名ほどの会で皆さま静かに耳を傾けて下さいました。その公演が終わってから都電荒川線に乗って東尾久の三味線かとうさんにゆきました。三味線の根のがたつきが。全体の調整をお願いして暫くお預けすることにしました。やせた糸巻きも黒檀の太いものに新調、糸も変えることに。出来上がりが楽しみです。
2019年4月14日(日)『啄木といふ奴』AGUYCALLEDTAKUBOKU尖りながら、傷付きながら生きてゆく…三行に込められた青春と恋、挫折、悲しみ。朗読とヴァイオリンで描く石川啄木の世界。出演:おとがたり長浜奈津子(朗読・歌)喜多直毅(ヴァイオリン)内容:石川啄木作品の朗読とヴァイオリンの演奏台本構成と音楽:喜多直毅日時:2019年4月14日(日)13:30開場/14:00開演会場:喫茶茶会記(四谷
先日の”おとがたり公演”太宰治「人間失格〜道化と狂気のモノロギスト〜」について、なかなか公演後記が書けないでいます。書くことはいっぱいあります。台本作りから、リハーサルのこと、本番。そして今回の公演が特殊に感じたのは、終わってからの事。登場人物をドライに見てはいますが、残響が…。それは今度お話します。そんな中、永井荷風のひとり語りの本番をむかえました。このさりげない集まりではリクエストの「濹東綺譚」をやります。ちょっと大袈裟なことを言いますが、太宰の作品で死を見つめながら絶
太宰治さんは、絵を描くのを好んだようです。筆のはこびが早く、閃きと同時に惜しげもなく絵具を含んだ筆を走らせたそうです。アトリエなんかないから、友人宅で絵を描いたのだそうです。皆んなでやってきて、勝手に絵筆をとり、思うままに描きつけて、パッと仕上げて帰っちゃう。それでも嫌な感じがしない人だったそうです。*太宰治(自画像)じっくり描きこむのではなくて…瞬時に対象をとらえる手法で、仲間と気楽な時間を過ごすうちにパッと描くのだそうです。文筆のみならず秀でた才能。まるで絵
これは、とんび…インパネス。大正浪漫の香りがするコートです。太宰さんがご実家に「インパネスを送って下さい」と手紙に書いたあれです。そろそろ肌寒くなってきましたね。11月9日(土)三鷹を歩きました。駅周辺には太宰さんが仕事部屋に転々と借りた部屋がいくつか。自宅は育ち盛りの子供3人に妻、書斎の6畳、4畳半に台所、風呂…筆を進めるには別途、仕事部屋が必要だったようです。部屋ごとに作品が生まれてゆきました。中には、日本橋にお勤めの若い女性が借りてい
太宰治『人間失格』~道化と狂気のモノロギスト~『自分は、しばらくしゃがんで、それから、よごれていない個所の雪を両手で掬い取って、顔を洗いながら泣きました。』真実と虚実の谷間を彷徨う男一人。虚ろな目に映るのは、過ぎ去っていく一切。東北の田舎の裕福な家庭に生まれ育った葉蔵。厳格な父の存在と使用人による性的虐待が、彼の心に初源的な無力感と対人恐怖を植え付ける。彼にとって人間環境は過酷であり、そこを生き抜く術として葉蔵は人々の気持ちを先読みし、道化を演じる事により『気に入ら
市川市文学ミュージアム第11回荷風忌開催日時:2019年5月5日(日)13時30分から16時15分開場13時5月5日(日)は、市川文学ミュージアムにて「荷風忌」へ出演。おとがたり、朗読とヴァイオリンによる公演です。永井荷風「新橋夜話」より『風邪ごこち』と「珊瑚集」より荷風の翻訳による『ヴェルレエヌの詩』を上演致します。入場無料、何方にもお楽しみ頂けますが、先着220名様迄、当日整理券をお受取り頂きます。先日の石川啄木の世界とはガラリと変わった荷風語り、昭和の情味をお届け致します。
“おとがたり”朗読とヴァイオリン2019年1月27日(日)オスカー・ワイルド作品「幸福の王子」を板橋大山教会にて上演致します。愛って何?幸せって何?誰もがそう問いながら生きてゆく。全ての心の本棚に、ずっと置いておきたい物語。<幸福の王子>冬空を切って飛ぶツバメ、幸福の王子が流す涙。幸福の王子の像が見下ろす街には、たくさんの悲しみと不幸せ。憐れみ深い王子は身体を飾る宝石をツバメに託し、自分の美しさと引き換えに人々に幸せを届けます。しかしやがて訪れる寒い冬。ツバメは弱り、す
おとがたり~朗読と音楽~物語と音楽が作り出すファンタジー2018年12月24日(月)“おとがたり”朗読とヴァイオリンのクリスマス・ライヴがありました。お忙しい中、お越し下さいました皆様、ほんとうにありがとうございました。クリスマス・イヴ。イエス様の誕生日の前夜。東京の街もクリスマス・ムードが少し漂っているように感じました。デコレーションやBGMで街の雰囲気をそう感じさせているのかな。この日は皆さんそれぞれの時間があったと思います。キリスト教信者の方は教会へ。クリスマス気分で
太宰治『人間失格』~道化と狂気のモノロギスト~太宰治『人間失格』~道化と狂気のモノロギスト~おとがたり公演11/16(土)於:アトリエ第Q藝術foto:yamasin↑クリックでサイトへもう12月になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?「人間失格~道化と狂気のモノロギスト~」おとがたり朗読公演が終わって、もう20日も経ちましたが、私は今日までこの公演のことについて、なかなか書くことが出来ませんでした。自分にとってもインパクトのある公演でしたので、一言
2018年12月24日(月)月夜の仔猫3651クリスマスライブおとがたり~朗読とヴァイオリンの世界~http://www.otogatari.net/「おとがたり」がお贈りする、オスカー・ワイルド作品の3作目「ナイチンゲールと紅いバラ」=聖夜に咲くのは…命の花。100年前に書かれたこの小さな物語が…静かな夜に輝きます=■場所月夜の仔猫3651(新橋)→http://www.asumi.com/■所在地中央区銀座8-3-11和恒ビルB1電話03-3573-3
“おとがたり”朗読とヴァイオリンの世界2018年11月25日(日)オスカー・ワイルド作品「幸福の王子」を上演致します。愛って何?幸せって何?誰もがそう問いながら生きてゆく。全ての心の本棚に、ずっと置いておきたい物語。冬空を切って飛ぶツバメ、幸福の王子が流す涙、この2つの心が行きつく最後とは…。珠玉の場面の数々は、声と音楽のみによって生き生きと美しく描かれます。そして聴く人は最大限にイマジネーションを広げることが出来るでしょう。ヨーロッパの古都・花咲き乱れる庭
第10回市川荷風忌日本を代表する文豪・永井荷風(ながいかふう)は、関東大震災や東京大空襲を体験し、戦後、老境の日々を市川で送りました。1959年(昭和34)4月29日、自宅近くの大黒家で、いつものようにカツ丼と日本酒を取ったのち、翌30日未明、独りで息を引き取りました。享年79。荷風の終焉の地において、今年も荷風を偲ぶ「第10回市川・荷風忌」が開催されます。=長浜奈津子は、ひとり語りにて「濹東奇譚」を出演させて頂きます=時間13:30~15:45(語りは後半か
朗読とヴァイオリン小川未明「港に着いた黒んぼ」+音楽ライヴ~銀座月夜の仔猫出演『おとがたり』長浜奈津子(朗読歌とギター)喜多直毅(ヴァイオリン)1部朗読とヴァイオリン“おとがたり”演目:小川未明「港に着いた黒んぼ」<小川未明作品> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄日本のアンデルセン、日本近代童話の父と呼ばれた小川未明。生涯で1000編以上の童話を書いたそうです。「日本の子どもの文学~小川未明
音楽&『朗読とヴァイオリン』2018年3月26日(月)19時半~私が歌手として毎月出演させて頂いてます、銀座シャンソニエ「月夜の仔猫3651」にて音楽&「朗読とヴァイオリン」を致します。演目は小川未明「港に着いた黒んぼ」2部からは音楽ライヴです。こちらは、小さな音楽空間。語りも音楽も目の前で楽しめます。ヴァイオリンの喜多直毅さんには、昨年12月にもご出演を頂き、その時の演目はタンゴ、フォルクローレ、ポピュラー、シャンソン、日本の曲、昭和歌謡…そして
市川文学ミュージアムでは、市川ゆかりの作家、永井荷風を偲び、毎年5月に「荷風忌」を開催いたします。それと別の特別企画展示が、昨年の11月から今年に2月にかけて開催中。「永井荷風展荷風の見つめた女性たち」がそれです。http://www.city.ichikawa.lg.jp/cul06/1111000267.htmlその中のイベントで私が、ひとり語りで出演するはこびとなりましたのでヴァイオリニストで作曲家の喜多直毅さんに、ご出演を願いましたm(__)m<声なきものの声>私がこの作
バイオリン喜多直毅さんの「楽器屋さんでライヴ!」の企画シリーズ、vol.10へ出演させて頂きますこれはとても大変楽しみな朗読ライヴです。喜多さんと公演を重ねます、永井荷風『濹東綺譚』の他、詩などをお贈りします。いよいよ来週末です....(’-’*)♪12名様限定ですので、皆さまお見逃しのないように、宜しくお願い致します!以下、詳細になります2017年12月16日18:00開場/18:30開演日時:『楽器屋さんでライヴ!vol.10』松本弦楽器(代々木)出演:喜多