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もう少し重慶の普通の街並みをお散歩。中心地と違って"のんびり"そのもの。"のんびり"と言えば道端で集まって将棋をするおじさん達。これは重慶に限らず中国各地で見られますね。男性が夕飯の買い出しをするのは結構普通のこと。日曜日の昼下がり。団地ではよく見られる光景。街路樹の気根。北方には無い南方らしい景色。垂れ下がった気根はすぐに伸びてくるから手入れが大変でしょうが、この風景はずっと残して欲しいです。(南に来た)と実感させてくれます。"王老吉"じゃない。火鍋屋さんでも「今
ある意味前回の答えになるかもしれません。申報1931年10月19日付けの1面です。大きく上海から重慶まで飛行機が飛ぶことが明記されています。ただし、10月21日から正式運航、とあります。つまり、前回の時にはまだ飛んでいなかったわけですね。そして、飛行機は早いよ!旅行も手紙もぜひ飛行機の利用を!みたいな文章でどれだけ早いかということが書かれています。そして、正式運航後10月27日付けの紙面を見るともっと具体的に書かれています。ここまでするのには理由があって
これは捍衛路だったかどうかはっきり覚えていませんが、その辺りの住宅街にあったものです。黒板に手書きです。大体内容はお国のプロパガンダだったりします。これは"八一建軍節"もうひとつ"八一建軍節"「?班人」一文字読めない……こういうのは黒板報とか黒板アートとか呼ばれていて、今のようにデジタルで広報ができなかった時代には共産党の大事な宣伝媒体だったのです。その使われ方は素敵とは言い難いですが、この文字とかイラストとかを見るのは案外楽しいです。正直今回見つけたのはまあまあ
ぶらぶらしながら目にしたものをご紹介。"学雷鋒"の文字。「雷鋒に学ぼう」雷鋒というのは人名で、人民解放軍の模範兵。"学雷鋒"はずいぶん使い古された言葉のように思っていたのですが、まだ使われ続けています。偉い人達にとって都合の良い標語なのでしょうね。古本屋さん?女性が熱心に読んでいたので、私も足を止めてみました。営業しているとは思えない店構え。ここも購入するときは本の重さを量って、100g=〇〇元という支払い方なのだろうか?ずっと以前に上海の古本屋さんではそういう販売の仕方を
ようやくここまで来ました。目標としている1931年末まであと少し申報1931年10月7日付けの1面記事です。下半分は広告なので関係ありませんが、気になるのは上半分の記事(正確には広告)。中国航空公司が出している広告なのですが、気になるのはそこに書かれている表です。これ、国内の航空料金が距離によって変わっていた時代の早見表なんですが、私の持っている複数の料金表で林西と満州里になっている部分が萬縣と重慶になっています。う〜ん、どっちが正しいのでしょうかねぇ。新聞に載せるのだか
休憩をし過ぎると疲れてしまうもので(勝手な理論)、特に目的もないままですが、そろそろ歩き出すことにします。埃っぽくて空気がいつも黄土色な重慶ですが、道路の街路樹が緑に輝く気持ち良い所もあります。緑に黄色のタクシー。重慶らしいなと思って撮りました。歩き出して間もなく、違和感のある建物がありました。このデザインはどこかで見た覚えがあります。上海万博で大人気だった中国館の外観によく似ています。重慶のこれは重慶美術館だそうです。私が見た2012年はまだ工事中です。中国らしさを前面に押
洪崖洞は嘉陵江側に建っています。その嘉陵江では大規模な工事が行われていました。ここに大きな橋を架けるようです。そしてこの工事のために、嘉陵江側のロープウェイは完全に廃止されてしまったようです。残念。そして無くなる前の2009年に乗っておいて良かったぁ。さて、今日のお昼ご飯はここ"洪崖洞"で食べることにします。食堂街は昼でもちょっと暗めの空間。それなので提灯がきれいです。今回入ったお店の名前には"荤"という草冠に軍の文字が使われています。この文字ってなんとなく嫌なイメージがあり
駐中国オランダ大使館は3月1日、中国南西部の主要都市・重慶にある領事館を閉鎖すると発表した。閉鎖の詳細な理由については明かさなかった。オランダ大使館はX(旧Twitter)上で「重慶総領事館は今日(2024年3月1日)をもって正式的に閉鎖された。今後、重慶、四川、陝西、雲南、貴州の事務は、駐北京大使館が管轄する」との短い声明を発表した。恣意的な法執行や中国市場の萎縮に直面する外資企業は、中国ビジネスから相次いで撤退している。今回の領事館閉鎖は、外資呼び込みを狙う中国共産党にとって
観光名所"洪崖洞"にも行きましょう。ここへはこれまでに数回来ている。それでもやっぱり建物の屋上の高さに道路が通っている構造に頭が混乱する。先ずは11階の"城市陽台"から見てみます。沧白路を歩いて傍らにある広場に足を踏み入れるとそこが建物の11階。やっぱり不思議。ここで大砲の写真を撮ろうとしたのですが、ずっと立っている男性二人組がいたので、彼らも含めて撮っちゃいました。このお二人、テンションが高くて重慶観光を満喫している感じが楽しくて、(邪魔だよ)と心の中で思いつつも、こちらまでつ
朝天門散歩その2天秤棒で担いで果物を売りに来ています。暑い日に酸っぱい青いミカン。美味しそう。射的でしょうか?おじさんが座っている両サイドにある鉄砲でハートの風船を射抜くのだと思う。休日だったら遊ぶ人もいるのでしょうが、今日は閑古鳥。茶色く霞む埠頭の階段を洪崖洞の方向へ歩きます。水が多い時期には今立っているこの場所も川の中に沈みます。食べ物発見!右の洗面器に麺、左に調味料。担々麺みたいなもの?担々麺は四川省発祥と言われている麺料理。担いで売り歩くから"担々麺
朝天門を散策。網で魚を獲る人。趣味で楽しんでるのか?漁を生業としているのか?こういう人ってどっちでやっているのか、いつも分からない。釣果。なかなか良いサイズです。海沿い育ちとしては、どうしても川魚は泥臭く感じちゃうので、魚が元気に生きているうちにきれいな水の中で泥を吐かせたい衝動にかられる。水際を散歩するひと。川の流れギリギリのところでたたずむひと。大声で泣く女性。みんなそれぞれ、おのおの、自分の時間を過ごしています。それここでやらなくても良いのでは?というこ
長江索道はメンテナンス中で乗れず。がっかり。他に行くあてもないので、とりあえず朝天門へ向かいます。朝天門は長江と嘉陵江が交わるところ。水上交通の要所です。この門↑をくぐり抜けると川に出ます。細い頼りない感じの桟橋を渡って船に乗り込む。この風景が私の知っている朝天門。でも今回はここに来る手前の所で大きな変化が起きていました。「爆破実施一時通行止め」港に降りる手前にあった古いビル群を爆破解体中でした。徐々に壊したりせず、一気に爆破解体するのが中国っぽい。雑な処
重慶の街で気になったものを集めてみました。やっぱり重慶といえば高低差。平面の地図で見ると隣にあるように見える建物がこの階段のずっと上にあったりして、行くのは一苦労。それが重慶。映画『パラサイト半地下の家族』で大雨の中を自分の家に戻っていくシーン。一家四人が駆け下りていた階段を思い出す。あの映画見た時に(韓国にもこんな階段あるんだ。まるで重慶みたい)と思いながら見ていました。高低差その2マンションの1階にコンクリートで囲われている所がありました。覗いてみると下の階が丸見え。
この間中国のネット上で、重慶にある盤龍立体交差=道のインターチェンジを見ました。すんごい立体交差だなあと思いました。この写真を見た時に、うちの夫はこれは合成じゃないの❓ありえない❕柱もないじゃん❕、と言っていましたが、そうなのかなあ?と思い、調べてみましたが、こん写真が出てきました。今度は、柱細お~❕、地震が来たらつぶれるじゃ❕、と。確かそうかもしれないと、私も思いました。良くもこんなすごいのを作りましたね。ま~、でも地震に耐えられるかどうか、解りませんが、重慶
長かった重慶での2日目。夕食はホテルの近くで食べることにしました。"大連水餃"というお店。ここは以前、2010年にも来ています。その時のブログ食べてるものも2年前と一緒じゃん!水餃子。中身が何餡だったか忘れちゃいました。先回は1份(一人前)でしたが、今回は2份(二人前)。味の濃いものも欲しいので地三鮮。スープが付いてきました。伝票の写真も撮ってます。水餃子の餡は"春"?"香"?読み解けない。すごく美味しいというより、安心の美味しさ。こういう気軽なお店
若者がお線香を焚いていたことがどうも気になる。それにこの日は街中でも何度かお線香を目撃しています。たしか、取り壊しが決まった地区でも見かけていました。これです↓どうやらこれは"鬼月"と関係しているようです。"鬼月"というのは日本でいうところのお盆。旧暦の7月が"鬼月"にあたり、この1か月間はこの世とあの世を隔てていた"鬼門"が開き、行き来ができるようになるそうです。それでご先祖様がこの世に帰ってくるだけなら良いのですが、悪い霊も一緒にやって来ちゃうらしいのです。だからお
ホテルまでどう戻ろうかな?と考えながらぼちぼち歩きます。タクシーで帰れば簡単なのでしょうが、その選択肢はどうしても最終手段になってしまう。お金の問題というよりも、車のスピードでピューっと通り過ぎてしまうと見逃してしまう景色があるのではないか?そう考えてしまうのです。そして今回も歩いて良かったことがあります。ここはどこだろう?と少々不安になるような薄暗い細い通りを歩きます。そしたら見つけました"仁愛堂"く、く、暗い。。。肉眼で何とか文字が見えるくらいでした。写真を加工してみま
小説「海と陸の彼方へ」第五章大渡河に掛かる橋第21話重慶の開発と財閥の摘発本文******登場人物「1935年1月1日時点」アンヘル・ディアンジェロ16歳:ハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEO。ル・クリスタル・ホテル所有「200万ドルで居抜き購入」。アンヘル航空㈱会長兼CEO「資本金10億ドル」。ヴィヴィ警備会社「資本金1千万ドル」オーナー。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金:1,929万ドル/週」。現預金50億ドル「シャドウ・ネクサスから
さて「山城歩道」黄色の手すりと、木でできた歩道は素敵な雰囲気なのですが、足元の板と板の間が広すぎてちょっと怖い。足元はスケスケ「山城歩道」は進むにつれて高さが増すから、怖さも増します。夕暮れ時の気持ちの良い時間帯を迎えていたので、お散歩する人ともすれ違うことがありました。崖に沿って作られ、ちょうど長江が見下ろせるので、夕涼みには絶好のロケーションです。地図を見ていると途中に"仁愛堂"があるはずなのです。確かに看板はありました。でもそこにあるのはただの荒れ地。小説『失踪的上清
小説「海と陸の彼方へ」第五章大渡河に掛かる橋第20話「内江における戦い」と重慶への追跡本文******登場人物「1935年1月1日時点」アンヘル・ディアンジェロ16歳:ハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEO。ル・クリスタル・ホテル所有「200万ドルで居抜き購入」。アンヘル航空㈱会長兼CEO「資本金10億ドル」。ヴィヴィ警備会社「資本金1千万ドル」オーナー。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金:1,929万ドル/週」。現預金50億ドル「シャドウ・
20240225故宮博物院へ。ランチは、三希堂スペース本館4階ホテルまでの帰路、中山駅からカルフール重慶店へ。帰国して並べてみると色々買いましたね。メンマはお気に入りです。今回は、瓶でも買いました。↑これは美味しかった。夕食は、カルフール1階の小鍋店へ。これ位が丁度良い。
せっかく見つけたのですから、山城歩道を歩いてみます。地図によると、菩提金剛塔を経由して中山医院へ抜けられることになっている。でも半信半疑。なぜなら先程そちら側から歩いたけれどうまくつながらなかったのだから。信じられない気持ちと信じてみたい気持ち半々で歩いてみます。きれいに整備されている階段を登っていきます。見晴らしの良い場所では黄色い手すりになっていて、良い雰囲気。そんな所にもゴミが捨てられている。それが中国。ずんずん進んで行くとまた普通の通りになりました。(またこ
ここから暫くは、目的を決めずぶらぶらしましょう。なるべく裏路地を選んで歩いてみます。こういう普通の人々が暮らしている場所はディープではあるけど怖さは感じません。私もここの住人ですよ~という空気感を醸しながらのんびり歩きます。洗濯物のある風景には、ついつい心を惹かれます。通りの雰囲気が変わって、廃れた建物が目に付くなぁと思ったら、やっぱりありました「拆」の文字。取り壊し予定の建物に書かれる文字です。再開発の波が押し寄せた街では、壁という壁にこの文字が書かれ、順々に壊されていきます
もうひとつ、近くの歴史的建造物を見に行きましょう。天主教若瑟堂(カトリックヨセフ教会)です。大通りから一本入った分かりにくい所にあって、先回重慶に来た時には見つけられなかったのです。てっきり遠くからでも目立つように建っているものと思い込んでいたのですが、この教会は隠されているかのように建っていたので本当に見つけにくかったです。上の写真の門をくぐって敷地に入ります。敷地面積もそれ程大きくはなさそうです。建物の入り口には十字架と「若瑟堂」の文字。石造りの壁と、窓枠も渋くて格好い
少し通遠門側に戻って横道に入るとこんな看板が。「重慶大韓民国臨時政府旧跡陳列館」後に小説『失踪的上清寺』にもこのことが出てきたのですが、私は重慶に来るまで韓国臨時政府が重慶にあったとは知りませんでした。もしここへ来なかったら興味を持つことも無かったかも知れない歴史です。海外へ出かけることは、遊びとしての楽しみだけじゃなく、自分の視野を広めてくれる楽しみもあります。中国語でいうところの"大開眼界"ですね。建物の前にやって来ました。中に入れるのかな??よく分かんないなぁ。とい
残念ながら"山城歩道"を歩いて長江側へ行くことができなかったので、別の方向に向かって歩きました。大きめの通りを歩きます。古い建物の向こうは真新しいビル。この坂を下って行きます。通遠門まで来ました。ここは以前(2009年)に来た時にしっかり見学したので、本日はスルーもう少し進んだところに気になる建物がありました。周りと比べてかなりドス黒い建物。「新華日報」とビルの前面に書かれています。八路軍重慶弁事処旧跡ー≪新華日報≫営業部旧跡との説明板があります。裏の方を見に行
全国のガソリン価格やガソリンスタンドのサービス情報を共有するガソリン価格比較サイト「gogo.gs」は、今週のガソリン価格の全国平均を発表しました。2月12日(月)時点のレギュラーガソリンの全国平均は、170.1円となり先週から0.5円の値下がり。2週連続の値下がりとなりました。原油価格の上昇に反し、今週も政府から元売り各社へ支給される補助金の影響でガソリン価格は値下がりとなっています。【続き】ガソリン価格は2週連続の値下がり!原油価格の上昇に反し、今週も政府から元売り各社へ支
紅星亭に着く前に、ひとつ素敵な建物がありました。紅楼です。でも、紅楼って単に赤煉瓦の建物くらいの意味なのでは?ちょっと味気ない。建物の前に説明がありました。抗戦時期に建てられた、王陵基の別荘だった。やっぱり歴史的建物だった!そして現在は枇杷山公園の事務所になっている。王陵基は誰?ということで調べたところ、四川の軍人で、後に国民革命軍にも参加している人物。こんな別荘を建てられるということは相当な実力者なんですね。そしてもしかしたら現在の枇杷山公園の相当な敷地は彼の土地だったのかも知
「七星崗」駅で降りました。この地名が神秘的なので好き。ついつい引き寄せられてしまう。そして、ここに来たら見ずにいられないのが抗建堂。小説『失踪的上清寺』ではここの最上階に老曽が住んでいる設定。でも今日はここで時間を使っている場合じゃない。これまた小説に出てきた"山城歩道"を歩いてみるのが目的です。登り口はすぐに見つかりました。"山城"とは重慶の別名。重慶の旧市街は高低差が激しく、それが面白い。最近では4Dならぬ8D都市などとも呼ばれています。"山城歩道"は旧市街の嘉陵
午後は地下鉄に乗って移動。2年前にはこの駅は無かったので楽しみです。重慶の地下鉄は結構深いらしいです。でもこの「両路口」駅はそれ程でもなかったような気がします。エスカレーターは右側が立つ人、左側が歩く人。大阪式ですね。名古屋は東京式でこれとは左右反対でした。でもそれは過去のこと。2024年現在、名古屋の地下鉄ではエスカレータで歩くのは禁止です!でもこのルールは他所から来た人は戸惑うでしょうね。重慶の地下鉄の話に戻って……先ずは切符は券売機で購入。券売機に長蛇の列という