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巻第四飲食下33空腹と果物空腹時に生の果物を食べてはいけない。また菓子なども多く食べてはいけない。脾胃の陽気を痛めるからである。
巻第四飲食下32中国・朝鮮の人と日本人中国や朝鮮のひとは、脾胃が強い。飯を多く食べ、六畜(馬、牛、羊、犬、豚、鳥)の肉を多く食べても害にはならない。日本人は彼らと違って、穀物や肉を多く食べると身体をわるくする。これは日本人が他国の人びとよりも体気が弱いからである。六畜(馬、牛、羊、犬、豚、鳥)
巻第四飲食下31湯茶の多飲をさける朝夕の食事に塩分を少なくすると、のどがかわかず湯茶を多く飲まなくてもよい。そうすれば脾に湿を生ずることなく、胃の気が発生しやすくなる。
巻第四飲食下30夜食の分量長い冬の夜しかもひどく寒いときに、もし夜食をして寒さを防ごうと思ったならば、夕食の酒や飯をほどよくへらすのがよい。またやむを得ないでひとの招待を受けて、夜話に人の家にいき、ごちそうになるならば、晩飯の酒食をあらかじめへらしておくことである。こうして少なめに夜の飲食をするならば、さほど身体の害にはならない。夜食は朝夕の食事よりも食欲が出やすい。食欲にまかせて腹いっぱい食べてはいけない。
巻第四飲食下29消化と食事腹の中の食物がまだ消化しないうちにふたたび食べると、いくら性のよい食物でも毒になる。腹の中がからになってから食べるのがよい。
人はどこから、どんな理由があって生まれて今ここにいるのでしょうそんな難しいことは私はわかりませんでも私は確かに今ここにいて大好きな人たちとともに生きているとても幸せですはい今日は更年期の話から少し離れて私の持っている「養生訓」という本のお話をしたいと思いますこの本を書いた人は貝原益軒さんという江戸時代の儒学者なんですけれども当時、江戸時代と言うと今のような長寿社会ではなかったと思うのですがその中で84歳まで長生きしたというもうスーパースーパーおじいちゃんですよねそ
巻第四飲食下28怒りと食事怒ったあとですぐに食事をしてはいけない。また食事のあとで怒ってはいけない。また心配ごとをもって食事をしてはいけないし、食後に心配してもいけない。
巻第四飲食下27果実の食べごろいったいにいろいろな果物の実は、まだ熟していないものを食べてはいけない。果実の中には双葉の仁があるが、それには毒がある。山椒の口を閉じて開かないものにも毒がある。
📕本屋さんで買った3冊…月間リバティ、地獄に堕ちないための言葉、貝原益軒の養生訓といった3冊よ。その中の一冊で思い出したことを今日は話すわね!皆さん、貝原益軒って知ってるかな?この人物は江戸時代前期から中期儒学者、医師、本草家であった人。本草学とは今で言う薬学ですね。これ以外に農学、歴史、地理、教育学、法律、算術、天文学といった幅広い分野での大学者とのこと。私が本屋さんに立ち寄ってどんな本があるか歩きながら見ていたら、貝原益軒の名前が…懐かしい…養生訓。いつも持って歩けるように、一番小さな本
巻第四飲食下26餠の薬用鶻突羮とは鮒を薄切りにして、山椒など加え味噌で長く煮たものをいう。脾胃をたすける。脾の虚弱なひとや下血(血便)する病人などによい。大切りにしたものは気をふさいでわるい。鶻突羮(こつとつこう)
巻第四飲食下25鳥獣の肉と調理鳥獣の堅い肉は、前日から醤油や味噌汁で煮て、その汁をもって翌日ふたたび煮ると、かりに大切りのものでもやわらかくなって味がよい。しかもつかえることがない。大根もまた同じである。
巻第四飲食下24飲酒のあと夜明けのころ、腹がごろごろ鳴って、食物がつかえて腹中が不快であったならば朝食をへらすがよい。とくに気をふさぐのや、肉飲酒したあとで酒気が残っていたならば、餠、だんご、米麦、干菓子、果物、甘ざけ、にごり酒、脂っこいもの、甘いもの、気をふさぐものなど食べてはいけない。酒気が循環してさめてから飲酒することだ。酒気
「元気ですか」とか「元気でね」などとアイサツでは「元気」という言葉が多く使われている。字面だけを見ると「元の気、えぇ?」とただニュートラルな感じしか思い浮かばないが…。ものの本によると、語源は「減気」であったらしい。平安後期の『今昔物語』に、「日来(ヒゴロ)ヲ経テ此ノ病少シ減気有り」とあって、病勢が衰えることをいったいう。それが江戸時代になって、「験気」という治療の効き目があらわれ病気が治る意味に変わり更に、こんにちの用法に近い「元気」になった。この「元気」
巻第四飲食下23腹鳴りと朝食夜明けのころ、腹がごろごろ鳴って、食物がつかえて腹中が不快であったならば朝食をへらすがよい。とくに気をふさぐものや、肉、果物などは食べないほうがよい。こんなときに酒はもちろん飲んではいけない。
巻第四飲食下22温かいものを食べる豆腐、こんにゃく、山芋、芋、くわい、蓮根などを醤油で煮たものは、すでに冷えて温かでないものは食べてはいけない。
巻第四飲食下21生姜と眼病薑(生姜)を八、九月ごろに食べると、翌春になって眼病になるという。
巻第四飲食下20大根・山芋などの食べ方大根、菘(菜)、山芋、芋、くわい、人参、南瓜、白ねぎなどの甘い菜は、大きく切って煮て食べると、つかえて気をふさいでその上に腹痛を起こすことがある。薄く切って食べるがよい。あるいは辛いものをくわえるか、ものによっては酢を少し加えるのもよい。再度煮ることがよいことはすでに書いた。またこのようなものは、一時に二、三品を食べてはいけない。甘い菜類やそのほかつかえやすいものはつづけて食してはいけない。生の魚、脂ぎった肉、味の濃いものなどもつづけ
巻第四飲食下19薬の服用と味つけ薬を服用するときは、あまいもの、脂っこいもの、獣肉、果物、餠、だんご、生もの冷えたものなどすべて気をふさぐものは食べてはいけない。薬を飲むときに多食すると薬の力がとどこおって効果がない。酒はほんの一杯にとどめること。補薬を飲む日はとくにこれらのものをさけるがよい。とにかく薬を飲む日は、味の薄いものを食べて薬の効果をよくし、味の濃いものを食べて薬の力を損ずるようではいけない。
巻第四飲食下18食事のとり方前に食べたものが消化しないうちは、あとの食事をとってはいけない。
巻第四飲食下17豆腐の食べ方豆腐には毒があって気をふさぐ。しかし、新しいものを煮て、その煮えたての味をたもっているときに早く取りあげて、生大根のおろしを加えて食べれば害はない。
巻第四飲食下15果物の食べ方いろいろな果物や干菓子などはあぶって食べれば害はない。味もよい。まくは瓜は種子をとって蒸して食べる。味もよく胃にも害にはならない。熟した柿も木練(木で甘くなる柿、いわゆる甘柿)も皮とともに熱湯で温めて食べるがよい。また乾柿もあぶって食べるのがよい。どれも脾胃の虚弱なひとにも害はない。梨子は大寒である。だから蒸して煮て食べれば性はやわらぐものの、胃が弱く冷えるひとは食べてはいけない。
巻第四飲食下14葉の調理菘(菜)は京都では、はたけ菜、水菜の類であって田舎ではそれを京菜という。いわゆる蕪の類である。世間では誤ってほりいり菜という。味はよいがその性はよくない。仲景(張仲景)はいう。「薬中に甘草ありて、菘を食えば、病除かず。根は九、十月の比食えば味淡くして可なり。うすく切てくらうべし。あつく切りたるは気をふさぐ。十一月以後、胃虚の人くらえば、滞塞す」と。仲景張機(ちょうき、150年-219年)は、中国後漢末期の官僚・医師。張璣とも。字は仲景。荊州南陽郡
巻第四飲食下13大根の効用大根は野菜の中でもっとも上等なものである。つねに食べるのがよい。葉っぱの堅いところをすててやわらかな葉と根とを味噌でよく煮て食べる。そうすると、脾臓をたすけて痰を取り去り、気の循環をよくする。大根の生の辛いものを食べると気がへる。が、食物のとどこおりのあるときは少し食べても害はない。
巻第四飲食下12大根などの調理胃の虚弱なひとは、大根、人参、芋、山芋、牛蒡などを薄く切ってよく煮て食べるがよい。大きくしかも厚く切ったものや、十分に煮ていないものはみな脾胃をわるくする。一度うす味噌かうす醤油で煮て、その汁にひたして半日か一晩おいて、ふたたび前の汁で煮ると、大きく切ったものでも害がなく味もよい。鶏肉や猪の肉などもこのようにして煮るのがよい。*
巻第四飲食下11茄子の性茄子は性がよくない、と本草などの書物に書いてある。生のものは毒があるので食してはいけない。煮たものでも瘧痢(下痢)、傷寒(とくに冬におこる熱の高い病気)などにはとくによくない。そのほかの病気には皮をむいて切り、米のとぎ汁にひたして、一晩か半日たってやわらかく煮て食べれば害はない。葛粉は水でこねて線条に切って、水で煮て、さらに味噌汁に鰹魚の粉末を加えてふたたび煮て食べる。下痢を止めて胃をたすける。保養に益となる。瘧痢(ぎゃくり)
巻第四飲食下10火毒炙餠(火で焼いた餠)や炙肉は、一度あぶったあとに熱湯に少しひたして火毒をとり除いて食べるがよい。そうしないと唾液をかわかしてしまう。またよく慢性の咽喉を病むことになる。
巻第四飲食下9瓜を食べるとき瓜類は涼風のふく日とか、とくに秋の冷える日に食べてはいけない。夏の暑い盛りに食べるのがよい。
巻第四飲食下8陰の食物夏期、暑いときに長く蓋をしておき、そのために熱気にむれて気味がわるくなったものは食べてはいけない。冬期、霜にうたれた菜や軒の下にはえた菜などみな食べてはならぬ。これらはすべて陰であるからである。
巻第四飲食下7食物の陰と陽とどんな食物でも陰の気がとどこおっているものには毒がある。食べてはいけない。『論語』の「郷党篇」に述べている聖人の召し上がらないものはすべて陽の気をなくして陰物となったものである。穀物や肉類なども蓋をして時がたつと陰の気が生じて味が変化する。魚や鳥の肉なども長くおいたもの、また塩づけにして時がたったものは、色、臭、味が変る。これはみな生気ある陽の気を失うからである。野菜なども同じで、長くおいたものは生気をなくして味が変る。このようなものはみな陰物であ
巻第四飲食下6新鮮な食物いろいろの食物は陽の気のある新鮮なものを食べるがよい。毒がないからである。日がたった陰の気が食物の内にとどこおっているものは食べてはいけない。害になる。煮すごして、煮たての香りある味を失ったものも同様である。