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「お客の稽古」お客振りに特化した特別稽古のお申込みをいただいたのであらためて「お客振り」に関する過去記事を読み返しています。こちらは2年前に書いたものです。書いた文章なら訂正も削除も出来るけど、口から出た言葉は取り返しがつきません。どんなに「いい方ね」と思われていたって不用意に口にした、たった一言で「極悪人」扱いへ転落しますよ。庵主は「口に毒がある」と定評のAB型、くれぐれも気を付けましょう。お席では亭主と正客の会話を連客としてお相伴する形で伺うのが本来です。連客
今日は夏至、北半球では1年でもっとも昼が長く、夜が短い日。夏至を過ぎたら薄物のきもの解禁です。絽や紗の涼しげなきものを着ましょう。二十四節気に添ったきもの暦をご紹介しています。きものの取り合わせで一番ややこしいのが五月から十月の単衣の季節ですね。裏地が付いていないきものはすべて「単衣」でその中に透けない単衣透ける単衣の二種類があると思ってください。このうち透ける単衣が薄物と覚えてください。今年、2019年に当てはめますと5月6日「立夏」から透けない単衣の
6月16日は和菓子の日。昭和54年から和菓子の日、なんです。平安時代から6月16日にお菓子を食して厄除けした行事「嘉祥」に因んでとのこと。本当は旧暦六月十六日の行事ですから今年の新暦になおすと、7月18日になります。葛の水牡丹この日は16個のお菓子を食べる。16個くらい平気ですよね。何が良いかしら。まず葛のお菓子は外せない。きんとんも入れなくちゃ外郎側の櫻襲も必須あ、粽、粽!引千切も薯蕷なら如隠薯蕷千代の糸!うすらひもねぇ。糊零しも
今年も、楽しい嬉しい、けれど悩ましい夏衣の季節になりました。令和元年の夏衣きもの暦、紅雲庵では二十四節気に添ったスケジュールをおすすめしています。今年、令和元年に当てはめますと5月6日「立夏」から透けない単衣のきものに透けない単衣帯。だんだん帯を夏ものにしていきます。6月22日「夏至」から絽や紗の透ける薄物にして帯も透けるもの。ここから本格的な夏衣になります。8月8日「立秋」からは秋の雰囲気のある薄物、色柄素材に秋のにおいを入
お茶会シーズンですね。この春にお茶会で点前や運びデヴューの方も多いのではないでしょうか。茶室に入る時は右足からとか左足からとかお茶盌をどっちに何回まわすとか、そういうのはお稽古場でおさらいするとして、心構えとしてまず、「先生のお茶会を手伝う」のではなく、「先生のお茶会でお茶会の裏方の勉強をする」と考えます。裏方(水屋・おもてなし側)の仕事は思いの外にたくさんあって、それが出来なければ自分で茶事茶会を開催することは不可能。茶の湯のお稽古の最終目標は自分で茶事茶会が開けるよう
花まつり(灌仏会)お釈迦さまの誕生日が近いので、仏教の三大聖木のおさらいです。お釈迦さまの生誕地はネパールのルンビニ(藍毘尼)。お母さまの摩耶夫人がお里帰りの途中に綺麗な花を見つけて手を伸ばしたところ、その右脇から生まれたと言われています。右のお袖からごきげんよう!してますね。その時の綺麗なお花が無憂樹むゆうじゅお釈迦さま生誕の木は無憂樹。お誕生日は旧暦4月8日と伝えられて灌仏会(花まつり)が行われます。マメ科の植物で阿輸迦の木あそかの
ご好評いただき五回目の開催になりました。紅雲庵茶杓削りの会参加者さま募集中です。茶道具を自分で作ってみる。書を書く人は軸装したり、陶芸をする人は茶盌や蓋置を作る。お料理好きは懐石、お菓子なら主菓子やお干菓子を作ってみる。作ってみるとそれぞれの、まず材料から整えるという難しさや「形」にするという厳しさも理解することが出来るようになる。「作る事」って作家や職人さんのご苦労を知る上でも大切です。まずは始めてみましょう。茶杓を削ってみましょう。今回は茶杓作りの最後の仕上げ
利休さんのお命日は天正十九年二月二十八日、この年は閏一月があったのでグレゴリオ暦(いわゆる新暦)になおすと1591年4月21日になるそうです。随分早いのですが旧暦を待っているとお雛さまと重なっちゃうので申し訳ないけど早めに利休忌のしつらえでお稽古しました。お席に入る前の1時間は利休さんの70年の生涯をかいつまんでお話。利休さんの残してくださったお道具などのお話も併せて。寄付掛物菜の花と蝶渡辺清画風花庵雲阿賛本席宗旦筆利休像楽天目茶盌で供茶金毛閣古瓦写香
TVや新聞、ネットニュース、CM、あるいは個人発信のSNSなどにもこの季節はお雛さま画像がいっぱい。お雛さま好きなので見たいんですけど、お雛さまの男雛女雛の並びが……気になって仕方がない。「お雛さまの左右逆転がいつから始まったのか」についてお雛さまの荘り方、男雛が右、女雛が左、これが庵主の気持ちが落ち着く置き方です。ところがこれが逆に荘ってあることがあります。こんな風にね。あぁざわっとしますわ。鮫皮で逆さに撫でられた感じよ。鮫皮で逆さに撫でられたことなんか無
お茶はお金が掛かると思い込んでいる方、お稽古を始めたとたんに「お茶盌を買いなさい。はい、ひゃくまんえん!」そういう事仰る先生はいませんから(いたら逆に素敵でもある)ご安心ください。きものも「必須ですよね。一式誂えなさい」こういうこともあり得ません。何を習うにしろ、実際に習いだす前には本当にそれが好きか嫌いか、わからないでしょう?「お茶=お金」的な適当なウワサや盛られた体験談や都市伝説に惑わされて二の足を踏んでいる方、まず一年間お稽古なさってはいかがでしょう。一年間通って
古くからお雛さまは2月の風に当てろと言われていますので2月に入るとお雛さまを出して飾りたくなりますが、お雛さまを飾るにも縁起の良い日というのがあるんですね。昨年もこのお話を書きましたが日の巡りは毎年変わります。今年平成31年の「お雛さまを飾る日」はいつでしょう。立春が二十四節気の年の始まりです。今年は2月4日が立春でした。立春過ぎて雨水が今年は2月19日からになり雨水に入った大安の日が良いといわれるのですがそれは2月21日木曜日です。今年は2月21日からお飾りするの
2019年2月17日旧暦一月十三日やっと笑笑紅雲庵茶話会の初釜です。「旧暦で関西風の松の内ぎりぎり間に合いました!」な初釜ですね。お付き合いくださったお客さま、お手伝いくださったお客さまありがとうございました。床柳原白蓮筆春浅し~花入竹一重切銘篁香合お福久茶道有楽流先代宗家織田宗澄手作り丸三宝に長熨斗熨斗押小槌脇棚福鈴金襴手皆具、長板、火箸は宗山造象嵌亀甲透茶入麦岱仕覆仕覆が面白い、懸想文売りや初午、子日松などの風俗を織り込ん
ご好評いただき五回目の開催になりました。紅雲庵茶杓削りの会参加者さま募集中です。茶道具を自分で作ってみる。書を書く人は軸装したり、陶芸をする人は茶盌や蓋置を作る。お料理好きは懐石、お菓子なら主菓子やお干菓子を作ってみる。作ってみるとそれぞれの、まず材料から整えるという難しさや「形」にするという厳しさも理解することが出来るようになる。「作る事」って作家や職人さんのご苦労を知る上でも大切です。まずは始めてみましょう。茶杓を削ってみましょう。今回は茶杓作りの最後の仕上げのと
パンフレット届いてました♪年に数回開催青松園の茶道具展示会会員でなくても来店者は10%引き、新宿店2019年2月17日〜24日○新宿会場○中野会場新古品、名品、大特価市新宿会場から、送迎車あり、店内で待っていると声がけしてもらえます中野会場クレジットカード使えるようになりました新宿会場10%引き今回のイベントは茶杓削り(^^)京都から竹工師がおみえになりますよ連絡先流派を超えて取り扱いありオススメ茶道具店(^^)
平成31年2月10日遠州流の初釜@御懐石志ら玉お玄関では享保雛がお出迎え。享保雛は享保年間に盛んに作られたお雛さまですがこちらのものは特に大型で衣装も上等、そして保存が良い逸品です。初心の方向けにご説明しておきますと、お茶にも色々ありまして、侘茶は町衆のお茶、大名・武家茶道はお侍のお茶とざっくり大きく二通りあります。茶道と聞いてすぐに思い浮かぶのは侘茶の方でしょうが、そちらとは随分趣の違う武家の茶道が遠州流で一言で言えば「奇麗さび」武士の茶ですから男子にとても人気があ
ご存知かもしれません。お茶を始めるきっかけに【お菓子】【きもの】【道具】があると。それぞれ好きな分野興味のある分野から入って行くんです。庵主は最初、お菓子が目当ての【お菓子組】茶話会や茶の湯ラボにご参加の方も断然【お菓子組】が多数です。なにしろ庵主のお茶の始まりがお菓子なのでお菓子が不味くちゃお茶じゃないとばかり東奔西走美味しくてお席の趣向に合ったお菓子を誂えておもてなししていますし、そのお菓子に見合うよう少々気張ってお茶も整えています。お菓子とお茶でセットですものね。
明けましておめでとうございます。今日がほんとのお正月、一月一日(旧暦)です。皆さま、旧暦お正月のこの日に、気温、風、光の加減、お庭の植栽に雑草の様子などなどぐるりと回りを見渡してご覧ください。それから1か月ほど前の新暦お正月を思い出してください。ふたつのお正月を比べてみていかがでしょう?万物が「新春」を寿いでいるのはやはり旧暦のお正月ですよね。ということで紅雲庵は今年も旧暦で節供や行事をお祝いしていきます。ちなみに初釜はどこよりも遅い2月17日(旧暦一月
茶の湯は愉しいものです。基本のルールや常識的なマナーを学んで、お茶の本当の面白さを体験していただきたいと思います。お茶に興味をお持ちでしたらどうぞお気軽にご参加ください。と、いつもブログでお誘いしていますが、なかなかハードルが高いのかと推測いたします。メールで日時の予約するって、簡単なようでも、会ったことも無い人にいきなり、ですもん。出来ないわって方も多いと思います。それに、悪徳着付け教室のように「ではコレとコレとコレとコレと買ってくださいね!」ってなにや
初釜シーズンですね。お茶会のお客さまにもきもの姿がいつもより多くお見受けする季節です。皆さまの取り合わせや着付けを拝見しながらやはり気になる衿のこと、過去記事ですが再掲します。紅雲庵のまわりには教会や結婚式場やその披露宴、2次会などに使われる施設がたくさんあります。土日祝日お日柄の良い日には新郎新婦はじめ留袖、振袖、訪問着ときものの正装を見ることもとても多く、好きなのでついつい眺めちゃうのですが、着付けが、は?と思わせられるものがいくつかありまして、主に着付けの先生
皆さまご機嫌よう星と心と美のアドバイザーYUKICOです。今週は暖かくお稽古に着物を着るのにもピッタリな陽気です。ですがお茶の世界はもう冬!炉の季節になるとお目にかかる掛け軸で好きなのが「紅炉一点の雪」。赤々と燃える炭とひとひらの雪のコントラストが目に浮かびます❄️雪をイメージした雪餅きんとん狭い茶室の中で季節を感じられる工夫がそこかしこにされているのが嬉しい😊全てが押し付けがましくなく控えめな気遣いなのですが、そこにどれだけの時間や気持ちが込められているかと思
お茶に興味をお持ちでしたらどうぞお気軽にご参加ください。と、いつもブログでお誘いしていますが、なかなかハードルが高いのかと推測いたします。メールで日時の予約するって、簡単なようでも、会ったことも無い人にいきなり、ですもん。出来ないわって方も多いと思います。それに、悪徳着付け教室のように「ではコレとコレとコレとコレと買ってくださいね!」ってなにやらたくさん売りつけられそうになったらどうしよう~。高圧的に「〇〇流に入門ですね!」って言われちゃったら困る。雑なしつらえで雰
平成30年11月23日金曜祝日@紅雲庵東京から宗徧流正伝庵伊藤宗和先生にお越しいただき「茶杓削りの会」先生ご指導ありがとうございました。ご参加の皆さまありがとうございました。床には清風在竹林宗心筆花入は伊藤宗和先生作花白嶺青文字香合はお遊びで瀬戸のかぐや姫「竹」という文字のあるお軸がこれしか無いのでこの会にはいつも。竹一重切いかにもお茶人の作らしい、小ぶりな花入で竹の風情に雅味がありなす。ちいさな一重切は花が難しいのですが、この日はなん
茶の湯に大事で、準備も練習もいらなくて、即実行できることがあります。なんだそんな事かと思われるかもしれませんが、案外これ重要事案ではないでしょうか。庵主はうんと気を付けてます。お茶会初心者さんは慣れない場で緊張なさってるので案外大丈夫なんですが、交通事故と同じで慣れた頃が……ってヤツです。簡単すぎて笑われるかもしれませんが、「あなたが出す音を小さくしましょう」それだけです。お茶会限定でなく、他家への訪問のときにも心がけると良いですよね。声お茶会の会
二十四節気の冬は立冬から立春の前日なんです。ということはこの冬は11月7日から来年2019年の2月3日まで。日本の伝統、古典に携わる場合の季節の基本は二十四節気ですから、お茶をする人や着物を売る人なんかが今頃を晩秋とか言ってちゃ恥ずかしいですよ。一方、天文学上の冬は冬至から春分まで。(正確には春分前日)冬至は一年で一番夜が長い日2018年は12月22日、春分は昼の長さと夜の長さが同じ日2019年3月21日この日から昼が長くなる。南半球では逆ね。天文学上の2018年
ご好評いただき四回目の開催になりました。紅雲庵茶杓削りの会キャンセルがありましたのでお一人募集します。茶道具を自分で作ってみる。書を書く人は軸装したり、陶芸をする人は茶盌や蓋置を作る。お料理好きは懐石、お菓子なら主菓子やお干菓子を作ってみる。作ってみるとそれぞれの、まず材料から整えるという難しさや「形」にするという厳しさも理解することが出来るようになる。「作る事」って作家や職人さんのご苦労を知る上でも大切です。まずは始めてみましょう。茶杓を削ってみましょう。今回は茶杓
お茶して遊びましょう。お遊び予定速報です。紅雲庵主催のものや紅雲庵が遊びに伺うつもりや、お手伝いするおススメのお茶会。詳細は順にお知らせしますので日程だけ調整しておいてくださいね。new!11月23日金曜日・祝日茶杓削りの会お待ちかねの「茶の湯ラボ茶杓削り」です。今回も東京から伊藤宗和先生にお越しいただいてみんなで茶杓を削りましょう。11時より茶杓煤竹荒曲げ1、お弁当、一献、薄茶、お菓子会費13000円お申し込みは紅雲庵までご連絡ください。詳細はこちら⇒
ご好評いただき四回目の開催になりました。紅雲庵茶杓削りの会参加者さま募集中です。茶道具を自分で作ってみる。書を書く人は軸装したり、陶芸をする人は茶盌や蓋置を作る。お料理好きは懐石、お菓子なら主菓子やお干菓子を作ってみる。作ってみるとそれぞれの、まず材料から整えるという難しさや「形」にするという厳しさも理解することが出来るようになる。「作る事」って作家や職人さんのご苦労を知る上でも大切です。まずは始めてみましょう。茶杓を削ってみましょう。今回は茶杓作りの最後の仕上げのと
ハロウインはコスプレ仮装してパーティする日って思ってたらいけないのね。そして勘違いしている人が多いんですけど、キリスト教の行事でもありません。ハロウィンはケルトのお祭り。ケルト人は紀元前古代ヨーロッパで一大勢力を誇っており、次第にローマをも脅かし戦争になります。「ガリア戦記」ですよ。で、ローマに負けてブリテン島(現在のイギリス)やアイルランド島に逃げるんだけどそこもローマやアングロサクソンに侵略されウエールズやブルターニュに移る。そのうち大国に飲み込まれて今では純粋なケルト人はも
やっとかめ文化祭2018まちなか寺子屋蔵茶KURA-CHA平成30年11月3日土曜・祝日西区那古野四間道レストランMATUURA隣の蔵にてプロデュース無盡窯中村公之四間道と書いてしけみちと読みます。間は長さの単位で一間は約180cmだから四間は720cm。四間道概要慶長15年(1610年)に名古屋城築城と共に始まった清須越しにともなって商人達がこの地に住み着いて作られた商人の城下町として始まり、最初の「名古屋」の街の誕生となった。元禄13年(17
庵主に茶の師匠はたくさんいます。庵主がおむつの頃から実家に出稽古してくれていた大叔母。神社の斎館で大勢のお弟子さんを教え、お茶気、雅見、洒落っ気の長生庵の先生。閑静な住宅街のご自宅でひっそりとお弟子=家族のようにお茶を遊んでいらした高齢の先生。ビルの中に先祖伝来の茶室を構えて悠々自適の数寄者先生。茶人でもある料亭主人の先生は道具と茶事を中心に教えてくださり。茶花の先生は野山を歩いて自分の手で採る花の美しさを語ってらした。お茶をするためだけの数寄屋を建てて本当に何もかも一人だけで茶事