10月になり、世間を騒がせている3つのトピックに共通するポイントがあると私は感じています。それは、本来早くから取り組むべき事項を、ここにきてようやく始めるということです。「臭いものに蓋をする」という言い回しもありますが、問題をずっと放置しておき、ようやく取り組み始めた状態です。一度蓋を開けてしまうと、社会は混沌とした状態になり、多くの人々が不安を感じます。「混沌」というとギリシャ神話のパンドラの箱を思い出します。物語では、パンドラが箱を開けると地獄のような混沌が広がりました。しかし、最後には混沌