7時50分に貞麟寺の方丈様がお見えになり、霊前でお焼香の後、遺教経が詠まれ、柩を奥座敷の中央に移動して旅支度をしました。親族で手には手甲、足には脚絆をつけ、白足袋とわらじを履かせ、頭陀袋を置き、頭には天冠と呼ばれる三角形の白い布をつけ、利き腕のところに杖を置き、父が愛用していた品々を置き、参列者全員で花を入れました。旅支度ができたところで柩を囲んでお別れをして蓋をして、みんなで代わる代わる石で釘を打ちました。出棺には、内山地区のほとんどの方々が来て下さり、佐野に住む茅葺き職人さんや、大勢のマル七