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年末年始は下記の通り休業いたします。12月28日(水)~1月4日(水)5日(木)より通常営業いたします。今年は今まで以上に商品のご紹介をさせていただき、絵絞庵のものづくりを皆さまにご覧いただけたかと存じます。来る年も、皆さまに楽しんでいただけるよう精進いたします。どうぞ佳い年末年始をお過ごしくださいませ。なごや帯『松皮菱取り辻が花』
墨描きを施した古典的な辻が花を帯揚げにあしらいました。帽子絞りと墨描きによる菊と梅、縫い締め絞りによる桜と梅が、上品でかわいらしい帯揚げです。桜はお太鼓の横からさりげなく見えます。絞りによる二色の染分けですので、その日の気分で出したいお色と見え隠れする柄をお楽しみください。紗綾形に小花唐草模様の丹後ちりめんの生地に、藤紫色・若葉色を染めました。お持ちの着物や帯に合わせ、コーディネートのポイントとしてお使い下さい。絵絞庵オリジナルの上品な色合いで、お着物に華やぎを添えます。明日、18日
安土桃山時代に南蛮渡来で流行した縞模様に、典型的な辻が花文様を施した掛け軸です。お客様をお部屋にお通しすると、必ずこのお軸について触れてくださいます。
辻が花の古典的な文様である藤モチーフの名刺入れのご紹介です。小物類も少しですがお作りしております。生地に金糸が織り込まれておりますので、角度によってキラキラと輝きます。裏側内側着物をお召しの際は、筥迫のように衿元に挟むとチラっと絞りも見えて衿元が華やかに。性別問わずお使いいただけますので、大切な方への贈り物にもどうぞ。Webショップからもご覧いただけます。辻が花染め工房絵絞庵poweredbyBASE「絵絞庵」(えしぼりあん)は、京都・洛北の、比叡山を望む場所にある福村
帽子絞りと縫い絞め絞りを施した紺地のなごや帯です。うちで作るものは優しいお色が多いのですが、濃地は絞りが引き立ちますので、それも良いものです。基本的な技法だけで構成しておりますが、絞りの間隔をミリ単位で変えることによって自然なグラデーションを生むという、とても計算されたデザインと精緻な技法を以て制作しております。絞りの力強さと優しさ。遠目からご覧になると、なお一層絞り独特の雰囲気を感じていただけるかと。色数は少ないので、スッキリとまとまったコーディネートに。例えばベージュ地の着尺と合
短冊取りの文様は直線的で堅い印象になりやすいですが、地色とコントラストをつけすぎないこと、更に柔らかな墨描きを加えることで優しい印象になります。場に調和しながら、お心を込めていただける着物です。お茶席や改まったお席にも。付下げ『短冊取り辻が花』
夢のような着物を創りたい、と常々考えています。工房近くの左京区八瀬の河原で、光のもと、木々から覗く空を見上げた風景から創った着物です。訪問着『こもれび』
現在発売中の『美しいキモノ』@utsukushiikimono2022冬号にご紹介いただきました。「元気な作り手に会いに行く」という特集です。制作に対する思いや、大切に考えていることなどをお話させてもらいました。ご丁寧に取材、撮影していただき感謝申し上げます。ぜひ、お手にとってご覧いただけますと幸いです。
扇面に古典的な辻が花文様を。京都染色美術展で『京の雅』というテーマの際に作った帯です。扇は、広げると末広がりになることから、繁盛・開運の吉兆とされています。安土桃山時代の頃の辻が花にも、扇面はデザインとして使われていました。紬やシンプルな小紋などと相性が良いです。観劇や気軽なお出掛けに。なごや帯『花扇』
百貨店様のお得意様向け展示会で東京に来ております。
前回ご紹介しましたうさぎさんの着物のお色違いです。クールな地色ですので、帯や小物づかいで色々と楽しんでいただけると存じます。おめめはピンクとブルーと紫。ふんわりと浮かび上がるうさぎさんが愛らしい一着です。こちらの着物、小紋ですが柄位置を考えてつけていますので、一般的な小紋と比べると少しフォーマルな印象です。付下げを着ていくほどではないけれど、小紋や織物よりもちょっぴりおめかししていきたい、という時にピッタリです。お食事や観劇など気軽なお出かけに。うちでは、最近この柄づけの着物を作
先日ブログでご紹介しました、糸入れ中のうさぎさんの着物が出来上がりました。おめめはピンクとブルーと紫。ふんわりと浮かび上がるうさぎさんが愛らしい一着です。こちらの着物、小紋ですが柄位置を考えてつけていますので、一般的な小紋と比べると少しフォーマルな印象です。付下げを着ていくほどではないけれど、小紋や織物よりもちょっぴりおめかししていきたい、という時にピッタリです。お食事や観劇など気軽なお出かけに。うちでは、最近この柄づけの着物を作っており、人気の高いシリーズです。飛び柄の付下げ小
株式会社朝日堂様の銀座三越での『天目展』絵絞庵の染額、染パネルも一緒に展示していただきます。会期は明日からです。陶磁器や天目茶碗をイメージした作品たち。一緒に楽しんでいただけますと幸いです。写真は飾らせていただく作品、染パネル『青磁』です。~天目展~■会場三越銀座店7階ジャパンエディション■会期2022年11月2日(水)~2022年11月8日(火)
波兎文様のなごや帯をご紹介します。こちらはお腹の柄。うさぎさんは来年の干支でもありますので、様々なシーンでお締いただけると存じます。兎は多産であることから繁栄の象徴であり、その威勢よく波を飛び回る姿は飛躍を象徴する縁起物の図柄として、現在でも人気の高いモチーフです。波兎のモチーフは安土桃山時代の辻が花の裂地にも残っています。こちらは徳川家康公が所用した胴服の裂地です。波が少しデフォルメされておりコミカルにあらわされていて、先人たちの遊び心が伺えます。なごや帯『波兎』
ヤツデは人間の手の平のような形から、「人をたくさん招く」「千客万来」などの縁起をかつぎ、玄関先や店先などに飾られるようになったそうです。訪問着『蒼風』
工房の暖簾を新しく創りました。京都上高野では、心地よい秋の風が吹き、鳥や虫、カエルたちも一緒に喜んで歌っているようです。
様々なお花を文様化しました。柔らかく、落ち着いた可愛さもある付下げです。付下げ『花寄せ』
来年の干支はうさぎさん。そろそろ来年の準備をはじめています。こちらは付下げ小紋(柄位置を考えた小紋)です。丸く愛らしいうさぎさんになる予定です。下絵、糸入れまで終わり、これから絞っていきます。
絞りのおおらかさ、柔らかさ、優しさ、力強さを感じる帯。優しさと力強さは相反することのようですが、それが同居するのが絞りの良さです。絞りのパワーを感じます。絞りは近くで見ていただいても楽しめますが遠目から見ていただけますと、また格別な存在感を出してくれます。なごや帯『銀河』--------------------------------------------------------------------------------【辻が花染め工房絵絞庵】「絵絞庵」(えしぼりあん)
古典的な辻が花文様のなごや帯。風に揺られている様をあらわしました。おおらかな絞りと、繊細な墨描き。テイストの違うものを合わせることで、緊張感が出てお互いの良さを引き立ててくれます。お腹の柄は、関東巻きが緑色の葉っぱ、関西巻きが朱色の葉っぱになります。季節によって巻き方を変えて楽しんでいただけます。なごや帯『瑞風』
よくご覧いただきますと、柄の中に○、△、□が散りばめられています。風のようにも、星屑のようにも、川の流れのようにも。季節感のないお柄ですので、お見立てで楽しんでいただけます。ほんのり効いたピンクがお顔を明るくしてくれます。付下げ『霞』
昨日はとある雑誌の撮影でした。暑い中、丁寧な取材と撮影をしていただきました。詳細はまたお知らせいたします。お楽しみにどうぞ。
なにか、辻が花のものを一着。という方にお勧めしています付下げです。古典的な辻が花文様を散らしています。袋帯を締めれば、お茶席や改まったお席に。名古屋帯を締めれば、観劇、ランチやディナーなど気軽なお出かけ着として。着用の用途が広いので、手に取りやすい着物になると思います。うちでは、色や柄の取り方を変えてこのパターンで定番としてお作りしています。付下げ『松皮菱辻が花』
この度、父、福村廣利が日本伝統工芸展に入選いたしましたので、ご案内申し上げます。出品作絞り染訪問着「野路(のみち)」福村廣利東京展は昨日から開催されています。その後全国を巡回します。(関西以外の地方会場で陳列されるかは未定)ぜひご高覧賜りますよう謹んでご案内申し上げます。【日本伝統工芸展東京展】■日時9月14日(水)~9月26日(月)■会場日本橋三越本店本館7階催物会場入場無料【その他会場の展覧会予定日】愛知9/28(水)~10/2(日)星ケ丘三越京都
石板色(せきばんいろ)といいましょうか、濃い灰色の地色の染め帯です。絞りのみで表現しましたこちらの染め帯。都会的でおしゃれ、モダンに締めていただけます。絞りらしさ、力強さを感じられる一品。絞りの染め帯は織物(着物)と好相性です。絞りの面白さは何にでも見えるところ。こちらの染め帯はステンドグラスのようにも見えますし、お花のようにも見えます。いろいろな柄に見立てて楽しんでいただけると存じます。染め帯『あはひ(あわい)』--------------------------------
なにか、辻が花のものを一着。という方にお勧めしています付下げです。古典的な辻が花文様を散らしています。袋帯を締めれば、お茶席や改まったお席に。名古屋帯を締めれば、観劇、ランチやディナーなど気軽なお出かけ着として。着用の用途が広いので、手に取りやすい着物になると思います。うちでは、色や柄の取り方を変えてこのパターンで定番としてお作りしています。付下げ『雪輪取り辻が花』----------------------------------------------------------
9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。菊は長寿を象徴する代表的な植物です。松皮菱に古典的な辻が花。菊、紅葉、藤、梅、などの身近な植物たちを絞りで表現しています。菊は帽子絞りと墨描きであらわしています。柄と色味のバランスも大切です。こちらの生地は縮緬で柄も古典柄のとり方ですが、地色は優しいです。ですので柔らかい雰囲気のまま、格調高さを出してくれます。訪問着『松皮菱辻が花』
9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。菊は長寿を象徴する代表的な植物です。こちらは、菊と松を菱形に紋様化した付下げになります。菊も松もお目出度い柄行きですので、改まったお席にもお召しいただけます。付下げの地紋も菱形になっており、菱の紋様の袋帯もよく合います。着用姿をイメージしやすいように、帯も一緒にコーディネートしてみました。訪問着『幾松』
9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。菊は長寿を象徴する代表的な植物です。こちらは、万寿菊を影絵調に表現しました。墨描きはせず絞りのみで柄をあらわしています。そのことで、絞りのおおらかさ、優しさ、力強さが全面に出ます。柄は多いですが、色数は少なめなのですっきりとお召しいただけます。まるまるとした万寿菊が愛らしい一着です。訪問着『白露』
いつも着物の投稿ばかりですので、これからは工房の様子も少しずつご紹介できたらと思います。工房のお二階は、御客様に着物などをご覧いただくお部屋となっています。階段を上がると渡り廊下があり、そちらを進んでいただきます。土壁、窓の上のすりガラス、蔓つきの欄間障子。いたるところに日本の建築芸術が散りばめられています。窓の上のすりガラスは柔らかい光を通してお部屋を明るくしてくれます。欄間障子はこのご時世、ご来客の際の換気として大活躍です。先人の方は理にかなった美を追及されていたんだなぁ、と感