世の中の政治を行う統領の官職は、民の上にお立ちになって、君主と臣下の間にいらっしゃる。世の中が乱れるのも治まるのも、穢すのも清めるの、飢えるのも富むのも、統領の臣下でなければ、国であろうが家であろうが、人々の中や個人の中を富ますために、祓いを行う教えである。中臣の祓の中にあるというのが昔の神の教えの言葉であり、先ずは胸中にある神の宮殿の穢れをとことん祓い清めて、住吉大神のようになり、明るく照らし、広い点かを前にして、君主の身の回りのことを、遠近上下の穢れを祓い、清らかにして、君主上下の仲をよくし