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羊は都会の環境と人々のメンタルヘルスを向上することが、カリフォルニア大学デイビス校の研究で明らかになり、2023年2月の「InternationalJournalofEnvironmentalResearchandPublicHealth」で研究成果が報告されました。この研究は、実際の大学キャンパスで羊を25頭を2年間にわたり飼育した結果をまとめたもので、当初の研究の目的は、都市の景観と芝生の管理方法と環境を向上させるために羊の飼育がどのように貢献するかについて調べることでし
「猫に噛まれちゃった」と、ある日来所されたAさん。噛まれたという手を見ると赤く腫れていて、感染症にかかってしまう可能性がありましたが、クリニックの医師は不在でした。生活保護を受給し普段は別の病院に通われていたため、かかりつけか近所の病院を受診するようお話しましたが、「大丈夫だよ、大したことないよ」と繰り返すAさん。「今日は様子をみる。明日悪化していたら考える」とも話すため、今日中に受診をした方が良いことを説明すると「普段の病院は大きい病院だから予約なしでは難しい」、「初めての病院は医療券が
山友会では、ホームレス状態にある方や元ホームレスの方などの社会的に孤立してしまうことによる様々な問題を解決し、自分自身が必要とされているという自信を取り戻してもらうことを目的に、「居場所・生きがいづくりプロジェクト」を当事者の方々と一緒に運営しています。居場所・生きがいづくりプロジェクトでは、月に1度ミーティングを行って、自分たちの暮らしている地域のことについて話し合っています。少し前のことになるのですが、2022年12月末、居場所・生きがいづくりプロジェクトでは忘年会が開催されました。
山友会事務局より、寄付者の皆様へ【寄付金受領証明書】のお届けに関するお知らせです。2022年(1月1日から12月31日までの1年間)に山友会へいただきましたご寄付の「寄付金受領証明書」を、1月下旬に発送させていただいております。お送りした「寄付金受領証明書」に記載されているお名前・ご住所・ご寄付の金額などをお確かめいただき、万一、記載事項に誤りなどございましたら、お早めに事務局までお申し出ください。また、現在までに寄付金受領証明書が届いていない方がいらっしゃいましたら、大変お
2月10日、節分も過ぎ、4日の立春も過ぎました。暦のうえでは春ですが、今日は朝から寒く、雪が降ってきました。少しばかり積もった雪で雪だるまを作りました。寒さのせいか山友会に来所する方も少なく、相談室のお茶出しのテーブルに雪だるまがさみしそうに座っています。こんな日は路上で暮らすおじさん※達は大変です。※おじさん…山友会を訪れる年配の路上生活者の方や元ホームレスの方のことを、親しみを込めて「おじさん」と呼んでいます。暖をとりながら休める場所を探し歩いているようですが
週末はお誘いがあって講演会を聴講してきました地域コミュニティを研究されている学者さん「つながり」というテーマを健康寿命防災認知症予防からの切り口で語られました時の流れから身体のあちこちに不調が生じてくるお年頃だから健康寿命と言う言葉にちょっと敏感になったわ屋号に入れているピンピンコロリの人生を送るにはどうしたら…両家のジジババ達は平均寿命を超えました当人達はまだまだ長生きしたいらしい3人とも介護保険など社会資源を最大限使って生活し
毎週木曜日に行っている両国方面のアウトリーチ。隅田川の両国橋から厩橋までのテラス沿いを歩いて、テント生活を送られている方などに会いに行きます。川沿いは肌に触れる空気が一段と冷えている感じがしますね。人によっては「食料や衣類よりもホッカイロが一番うれしいよ」とお話されますが、夜のことを想像すると納得できます。この日出会ったAさんはお腹が空いていた様子で、お渡ししたおにぎりをすぐに食べてくれました。最近少しずつ話をしてくれるようになったBさんは、「未来が不安」と気持ちを話してくれま
『夜明けまでバス停で』を観に行ってきました。少し前から気になっていた映画。場所は亀井町にある「ホール・ソレイユ」古くからある映画館ですが、この場所に映画館があることを知らない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。開場を待つソファーが置かれたスペースの渋さ。開演合図の「ブー」と鳴るブザーの音。受付をしてくださるお姉さんのあたたかな対応。古い施設ではあるけれどそんな味のある素敵な映画館なのです。主演は板谷由夏さん。ホームレスに転落してしまう役を演じています。もしかしたら明日
山友会では毎週木曜日に炊き出しのほかに隅田川の両国橋方面へのアウトリーチも行っています。両国橋付近で路上生活をされているQさんは、毎週私たちが訪問するのを待ってくれています。残念なことに、Qさんの寝泊まりしているところにあったご本人の荷物が、先日放火されてしまいました。不幸中の幸いで、近くにいた警備員が火が出ていることに気付いてくれて、大事には至らなかったようです。警察に相談したかどうか尋ねると、「警察に言うと、今の寝泊まりしている場所に居られなくなってしまうかもしれないから言えない」と
愛知県知多半島社会的孤立の長期化予防MiraiTerrace+―活動理念―ブランクがある方がたくましく生きることに誇りを持ち、働くことの喜びを感じることができる社会―行動指針―秩序倫理を大切に真意本当の声を聞き、ベストを考える共生共に行動、共に成長―存在理由―"Withme"第一歩を踏み出そうとしている方にきっかけを届ける→大人の社会参画を応援する大人のフリースクール→無意識レベルで繋いでいく〇〇のスパイラル1月6日(金)こんにちは
山友会が運営する日常生活支援住居施設※「山友荘」には、介護が必要になったり障害や病気を抱えたりしていることで一人暮らしが難しくなった元ホームレスの方などが暮らしています。※日常生活支援住居施設についてはこちら→日常生活支援住居施設につい2023兎年、新しい年が始まりました。元日の朝、施設の清掃をしていると「おめでとう!」、「今、ニューイヤー駅伝やってるよ。」と入居者の皆さんがお部屋から出てこられ、いつものように声を掛けてくれました。毎年正月には、入居者の皆さんにお正月気分
愛知県知多半島社会的孤立の長期化予防MiraiTerrace+―活動理念―ブランクがある方がたくましく生きることに誇りを持ち、働くことの喜びを感じることができる社会―行動指針―秩序倫理を大切に真意本当の声を聞き、ベストを考える共生共に行動、共に成長―存在理由―"Withme"第一歩を踏み出そうとしている方にきっかけを届ける→大人の社会参画を応援する大人のフリースクール→無意識レベルで繋いでいく〇〇のスパイラル1月3日(火)こんにちは
愛知県知多半島社会的孤立の長期化予防MiraiTerrace+―活動理念―ブランクがある方がたくましく生きることに誇りを持ち、働くことの喜びを感じることができる社会―行動指針―秩序倫理を大切に真意本当の声を聞き、ベストを考える共生共に行動、共に成長―存在理由―"Withme"第一歩を踏み出そうとしている方にきっかけを届ける→大人の社会参画を応援する大人のフリースクール→無意識レベルで繋いでいく〇〇のスパイラル1月1日(日)明けましておめ
本格的な寒さが、山谷にも訪れてきています。12月23日に山谷・アート・プロジェクトの第2回フォトコンテスト、結果発表を行いました!こちらご覧ください!https://www.sanyukai.or.jp/photo-contest-2022-result2022年写真大賞は、一般投票から最多投票の写真が選ばれました!昼休みの何気ない風景。山谷の街。ここで支え合って生きている人たちの姿を、記録した一枚です。その他にも、輝く身体ソケリッサ賞!ほのぼの賞!
かなり冷え込んできたので、路上生活の方から上着や毛布等の防寒できるものが欲しいという声が増えてきました。この一枚が生死を分けることがあると思います。昨年はよく山友会を訪れていた路上生活の方が、残念ながら凍死されてしまうということがありました。「ありがとう」上着や毛布をお渡ししたときのお礼の言葉に切実な思いを感じます。(相談員金内)*********************************【スタッフ募集!】広報担当スタッフ/食堂・炊き出し
愛知県知多半島社会的孤立の長期化予防MiraiTerrace+―活動理念―ブランクがある方がたくましく生きることに誇りを持ち、働くことの喜びを感じることができる社会―行動指針―秩序倫理を大切に真意本当の声を聞き、ベストを考える共生共に行動、共に成長―存在理由―"Withme"第一歩を踏み出そうとしている方にきっかけを届ける→大人の社会参画を応援する大人のフリースクール→無意識レベルで繋いでいく〇〇のスパイラル12月17日(土)こんにちは
愛知県知多半島社会的孤立の長期化予防MiraiTerrace+―活動理念―ブランクがある方がたくましく生きることに誇りを持ち、働くことの喜びを感じることができる社会―行動指針―秩序倫理を大切に真意本当の声を聞き、ベストを考える共生共に行動、共に成長―存在理由―"Withme"第一歩を踏み出そうとしている方にきっかけを届ける→大人の社会参画を応援する大人のフリースクール→無意識レベルで繋いでいく〇〇のスパイラル12月13日(火)こんにちは
2022年12月10日に認定特定非営利活動法人スチューデント・サポート・フェイス代表理事の谷口仁史先生をお招きして、connect主催研修『「どんな境遇の子ども・若者も見捨てない!」アウトリーチ(訪問支援)と重層的な支援ネットワークを活用した多面的アプローチ~社会的孤立・排除を生まない総合的な支援体制への確立に向けて~』を開催しました。近年の社会的孤立の問題は複雑であり深刻化しています。支援が届かず長期化する場合も多々あります。どのような支援が必要なのか、どのように専門機関と連携
「なんか左胸と背中が痛いんだよね」毎日事務所に顔を出すAさんが、いつもは明るくみんなの会話の中心にいるのに、とても暗い表情でぼそっと訴えていました。※写真はイメージです。記事中に登場する方とは関係ありません。クリニックで心電図の検査を行っても異常なし。しかし、血圧を下げる薬を変更したばかりなのに血圧がいつもより高かったため、Aさんのもとを訪問してくれている病院に連絡し、診察を受けることになりました。医師や看護師に診てもらっても特に異常は見当たらず、その日はお薬の調整を行
山友会が運営する日常生活支援住居施設※「山友荘」には、介護が必要になったり障害や病気を抱えたりしていることで一人暮らしが難しくなった元ホームレスの方などが暮らしています。※日常生活支援住居施設についてはこちら→日常生活支援住居施設について仕事が終わり家に帰ってから、携帯に入っていた写真を整理していると何年も前の入居者さん達と一緒に撮った写真を見つけました。その時の情景を懐かしく思い出し、時間を忘れてながめていました。「あの時はあんなことやこんなことがあったな
少しずつ寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?写真部メンバーのおじさんたちは、身近な日常にカメラを向け、変わりゆく山谷も記録しています。今回は山谷・アート・プロジェクト/メンバーが撮影した山谷らしい写真を紹介させて頂きます。※山谷・アート・プロジェクト…山谷で暮らすおじさんたちが、写真というメディアを使って、山谷、そして身の回りの出来事を記録するプロジェクトです。※おじさん…山友会を訪れる年配の路上生活者の方や元ホームレスの方のことを、親しみを込めて「おじさん」と呼んでいます。
ひとつ前の当ブログで書いたように、『夜明けまでバス停で』(2022高橋伴明監督)は完全に「政権にケンカを売って」いる映画です。モチーフにしている「渋谷バス停事件」が表す、「貧困」、「格差」、「派遣切り」、「社会的孤立」といった諸問題だけではなく、この映画には様々な問題が丸ごとグツグツと煮込んでいます。大林三佐子さんをモデルとした三知子(板谷由夏さん)とともに解雇されるのが、ルビー・モレノさんで、幼い子どもを抱えている彼女は店の客の食べ残しをビニール袋に入れて持ち帰ろうとします。その「残飯」
このところの当ブログで、大林三佐子さんが渋谷のバス停で殺害された事件をモチーフにした30分の短編映画『一瞬の雨』(2022秀嶋賢人監督)を取り上げました。フィクションの『一瞬の雨』ですが、中島ひろ子さんが演じた女性は、実際の大林さんと同じく「店頭販売」のバイトをしている設定でした。同じく、この事件をモチーフにした『夜明けまでバス停で』(2022高橋伴明監督)も内容はフィクションです。この作品で、大林三佐子さんを思わせる「北林三知子」を演じるのは板谷由夏さんです。三知子はアクセサリーを手作り
山友会が運営する日常生活支援住居施設※「山友荘」には、介護が必要になったり障害や病気を抱えたりしていることで一人暮らしが難しくなった元ホームレスの方などが暮らしています。※日常生活支援住居施設についてはこちら→日常生活支援住居施設につい新型コロナウイルスの感染拡大がまだまだ収束しないまま、寒い冬が訪れようとしています。インフルエンザも流行する季節になり、山友荘の入居者の皆さんもスタッフと一緒にインフルエンザの予防接種を受けました。※写真撮り忘れてしまったので、夏のコロナ
山友会では、ホームレス状態にある方や元ホームレスの方などの社会的に孤立してしまうことによる様々な問題を解決し、自分自身が必要とされているという自信を取り戻してもらうことを目的に、「居場所・生きがいづくりプロジェクト」を当事者の方々と一緒に運営しています。居場所・生きがいづくりプロジェクトでは、月に1度ミーティングを行って、自分たちの暮らしている地域のことについて話し合っています。今年5月、新しい生きがいづくり活動として「折り紙の会」がスタートしました。8月に開催した山友会のオンライン活動報告
↑↑2021年11月26日(金)↑↑2021年11月29日(月)渋谷区幡ヶ谷原町バス停フォトリポート~実は私普段からしょっちゅう通る道...目の前で起きた事件にて、切実にココロ痛めた『幡ヶ谷バス停殺人事件』心より、ご冥福をお祈りいたします。幡ヶ谷のバス停で2020年冬に実際に起きた事件を基にした社会派ドラマ「夜明けまでバス停で」も劇場公開中...。コロナ貧困・社会的孤立・ブラック企業更に
嫌な予感しかしない衝撃のタイトルのそのニュースは、やっぱりショックな内容でした。『崩れたキャットタワー、刺激臭…猫180匹多頭飼育崩壊はなぜ起きた』崩れたキャットタワー、刺激臭…猫180匹多頭飼育崩壊はなぜ起きた(毎日新聞)-Yahoo!ニュースボロボロになった畳に、崩れたキャットタワー。所々にふんが散乱している。「臭いがひどいので」。そう言って渡された靴カバーとヘアキャップを身に着けて足を踏み入れた群馬県高崎市内の民家は、10分もいるとnews.yahoo.co.jp
御年85歳のJさん。理容師一筋で働いてきて、60歳で独立。数カ月前まで現役で働いてこられたそうです。すごいですね…!しかし、コロナ禍で売上が落ち込み、店をたたまなくてはならなくなってしまったJさんは、店舗も兼ねていた住まいにもいられなくなり、必要最低限の荷物を持って路上に出られたそうです。路上で幾日かを過ごしたある時、もうすべてをを終わらせようと思ったJさんは、未練を断つために通帳などの貴重品とともに長年ともに歩んできたハサミを川に沈めたそうです。「死にきれなかった」私たちと出会った
山友会クリニックを受診される患者さんの中には、体調が悪くて診察を受けたい方や薬をもらいたいという方だけではなく、生活保護を受給しており普段は一般の医療機関を受診している中で、山友会クリニックの医師に最近の様子を話しに訪れる方もいらっしゃいます。そうした方は、必要な検査や薬の処方は他院で行われていますが、検査結果について山友会クリニックの医師や看護師に「これが高いとダメなの?どうなるの?」と質問をしたり、「最近はこんな薬を飲んでいるよ」「この前の診察ではこんなことを言われたよ」と話してくれます。