さらに、当初、愛の要求によって文化の礎を築いたあの同じ女たちが、やがて文化の流れと対立しはじめ、この流れを滞らせ押しとどめる存在として影響を行使するようになる。女たちが代表するのは家族や性生活の利害であり、文化の仕事は次第に男たちの要件となる。それは、彼らにいよいよ困難な課題を課するようになっていて、欲動の昇華を強いるのだが、女たちはその任にほとんど耐えない。人間は、利用できる心的エネルギーの量が無尽蔵ではないから、自分に与えられた課題をこなすためには、リビドーを目的にかなった仕方で配分しなけれ