日本海軍は水上機を多用した。これは海に囲まれた島国でマリアナ諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島など中部太平洋に信託統治領を持っていたこともあったが、土木建築能力が貧弱で飛行場を急速に造成出来ないこともその理由だった。米国はブルドーザーやパワーショベルなどを使用して土地を造成してその上に鉄板を敷いて飛行場を作ったが、日本の場合はほとんど人力で土地を切り開いていた。そんなわけで日本には優秀な水上機が多かった。大型機では97式大艇、2式大艇など飛行艇としての性能は他国を凌駕していた。ただし防御性能は低く