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区の図書館の貸し出しおもちゃに選ばれるなど、人気のごっこの鏡台。およそ30年くらい前に製作した、古い未使用の秘蔵品を2台販売中です。両方ともほとんど同じようなコンディションです。外に飾ったりしていたので、外気に触れ良い感じにエイジングが進んできています。当時のごっこの鏡台は、赤と黄色(オレンジ)の組み合わせでした。復刻した現行のものとはミラーの形などが若干違います。北海道産の広葉樹、センの木をむくで使って作っています。エイジングしたセンの木目
およそ40年前に制作したヴィンテージのお料理ごっこを販売中です。1980年代前半頃に作ったものですが、大切にされていたために非常にきれいなコンディションです。お料理ごっこの中古品はシンク部分に打ちキズが多かったりするのですが、こちらはかなりキレイです。また、40年くらいたっているのにレンジが緩くなっておらず、カチッと閉まります(ここは大抵緩くなってきます)。多少のキズはありますがほとんど気にならないレベルだと思います。エイジングしてきたカ
オフィスで秘蔵していたでんわのおやこを出品しました。もったいなくてずっと売りに出さないでいたものです。30年くらい前に制作したものだと思いますが、もちろん新品未使用品です。手作業のろくろ旋盤で、この受話器の加工が難しく、もうこのレベルで手作りできる人はほとんどいないのではないかと思います。いくらになっても良い、というなら話は別ですが...。子機と親機をそれぞれ手に持った写真です。子機は可愛いサイズですが、親はかなり大きいです。受話器のカーブの
お客さまから送って頂いた写真です(掲載許可頂いています)。まだ小さいので完全に文字や動物などを理解するのは先ですが、高く積んでみたり、自分の名前のひらがなを見つけて嬉しそうに遊んでくれているそうです。弊社のおもちゃは基本的にみんな大きめなのですが、この動物のひらがなつみきも上の写真でわかる通り、かなり大きめです。大きなおもちゃでのびのびと遊んでもらいたい、というポリシーからですが、この大きな動物いろはつみきを販売中です(廃番品)。この写真のように、大人の手
常に時代の先頭を走っていた寺内定夫のおもちゃデザインですが、このひもつみきもかなりユニークで、寺内定夫らしさがよく出ている木製玩具です。グッドデザイン賞をいただいた動物つみきなどもそうですが、初期の作品は子どものためのおもちゃでありながら、デザイン性が先行していたものが結構あり、このひもつみきもその一つです。ひもつみきはこの「ひと」の他に、鳥や魚、ビルなどがありますが、量産して販売したのは「ひと」だけです。上の写真、右の大きな方が展示会用に少数作ったプロトタイプ的なもので、
季節は秋に向かっていますが、ちょっと秋のイメージのある作品を紹介します。イスと丸テーブル。カツラの木で作ったものと、けやきで作ったものがあります。今回、アトリエで保管していた2セットを販売中です。こちら(上の写真)が、5〜6年前に制作したけやきのテーブルと、20年以上前のカツラのイスです。両方とも国産の広葉樹ですが、カツラは柔らかく優しい雰囲気、けやきは荒々しさもある硬派な雰囲気と、正反対の質感の木なんです。この2種類の木を楽しめるセットになっています
弊社、「有限会社てらうち」のオフィスは東京都心の品川にあるのですが(本業が別にありSOHOスタイルです)、基本的に発送作業を行ったり、寺内定夫の住まい兼書斎でもあるアトリエは都下の静かな街にあります。都心からJR、私鉄と乗り換えて1時間半くらいです。遠くに諸戸百年檜の森のある丹沢や、富士山の山並みが望め、やはり静かなだけでなく空気感が違う気がします。実際、冬は2〜3度寒く、夏はほんの少し涼しいかもしれません。アトリエの庭には多くの木が植わっていて、この家の
寺内定夫は学生時代に人形劇にはまっていた時期があります。かなり本格的にやっていて、当時は今よりずっと人形劇が盛んな時代ですが、有名な劇団からスカウトされたほどです。こころの舞台は、芝居の両袖をイメージしてデザインしました。紙芝居の枠のように一体化していないため、舞台の大きさが自由自在に変えられます。自分自身が舞台の中に立っているかのように、空想して遊ぶことができるんです。これは人気商品になった「おうちごっこ」と同じコンセプトです。おうちごっこも
ご存知のように、檜(ひのき)は日本で最も多く生えている木の一つ。他には杉や、竹なども多いですよね。また、ほぼ日本固有の木でもあります。この、ひのきで作られたおもちゃやつみきはたくさんありますが、実はひのきは品質にとても差があり、文字通りピンからキリまで、と言える木材なんです。弊社のあかちゃんつみきは、角を大きく丸めて磨いた赤ちゃんに優しいつみきの元祖であるのはもちろん、使っているひのきも「諸戸百年檜」という最高級ブランドのもの。目の細かい詰まった
現在は檜で生産しているあかちゃんつみきですが、10数年くらい前まではブナ材で長い間作っていました。あかちゃんのためのつみきは、本来2つ3つあれば十分、というのが寺内定夫のコンセプトなのですが、それでは商品として成り立ちにくいので、積んだり箱に上手にしまったりと、発展した遊びができる3歳頃まで遊べるようにした商品が現在のあかちゃんつみきです。角を大きめに取って丸め、あかちゃんに優しい手触りのデザインもうちのつみきが元祖です。幾何学的に積むというなら、角は軽い面取り程度、または切り
およそ30年以上前に制作した、旧タイプの汽車つみきを販売中です。このおもちゃは、1965年度に玩具全般から(木のおもちゃだけではなく)初の通産省グッドデザイン賞を受賞した、寺内定夫の代表作の一つです。当時は朝日新聞(その頃は新聞といえば朝日の時代)の社説などにも取り上げられ、日本橋高島屋に専用の売り場を作っていただいたきっかけにもなりました。大変きれいな状態で、カツラ材特有の杢目(もくめ)やエイジングが美しいです。連結のデザインも含めて、この作品も随分模倣されました。
今年2月に、雑誌CASABrutusの「こどもとデザイン100」選に掲載されましたが、数日前にWeb版でも掲載されています。こどももオトナも楽しめる、デザインや品質の良い木の乗り物おもちゃ6点に選ばれました。子どももオトナも楽しめる、というのはまさにうちの作品にふさわしいテーマです。この、仲よし車トラックは、1965年度に玩具として初めて(木製玩具ではなく、玩具全般)グッドデザイン賞をいただいています。当時はカツラの木で作っていました
半年くらい在庫切れになっているサーカスの男たちですが、来月中には再販できる予定です。今回の材の種類はまだ決めていませんが、前回のようにメインはけやきで、なるべくコントラストのある組み合わせにしたいと考えています。古いけやきままごとと並べてみたプロトタイプのサーカスの男たち。20年くらい前に試作したもの。今回もざっくりと素朴な雰囲気で仕上げる予定です。糸鋸でただ切り抜くのは簡単ですが、さらにふた手間くらいかかります。寺内定
けやきの木は、森林大国日本を代表する木の一つに数えられます。かってはお城の建築などにも用いられていたようです。また、希少になってしまったカツラと違い、けやきは広葉樹の中でも比較的入手しやすい木材です。弊社でも40年以上前からけやきの木でおままごとを作っています。10年くらい前にたくさん作ったロットの分の在庫がなくなってきたので、数年前に新たに作ったのですが、その際に工場も変わり、イチから作り直しをしました。上の写真、お椀、フライパン、お皿が3つずつですが左上が旧
優しい柔らかな配色の「ごっこのひきだし」です。名刺やカード類がちょうど収まるサイズに設計した、実用的な商品です。子どものファーストファニチャーとしておすすめです。机の端などに置くのにちょうど良い大きさなので、大人になるまで大事にしてもらえそうです。ひめひきだしと同様、年月の経過とともに、良い風合いに色落ちしていきます。20年後、30年後が楽しみになってきますよ。手製の手毬の鈴か、コレクションしている古いボタンのいずれかをひきだしに忍ばせてお届け
暑いですね(汗こんな暑さでも子どもは元気に外で遊んでいますが...。そういえば、自分が子供の頃には「熱中症」などという言葉はなかったような。。真夏もここまで暑くなかったのかもしれません。ところで、お問い合わせなども多い「お料理ごっこ」の、かなり程度の良い中古リペア品を販売中です。おそらく、制作から30年程度経過しているものですが、カツラ材のエイジングも良い感じに濃くなってきていて、使用感もさほどありません。あまり遊んでもらえなかったのかな。。数カ所、
人気のあるひめひきだし、およそ40年ほど前に制作したほぼ未使用のヴィンテージ品を販売中です。一応、中古なのですが、遊んだ形跡はなく、おそらくしばらく飾った後に暗所に保管されていたものです。なので、年月の経過の割には特有の色落ち(エイジング)が進んでいない状態で、これから良い感じに色落ちが進むのを楽しむことができます。ひめひきだしは、制作に大変手間がかかるので、毎回ロット(一度の制作台数)50程度しか作っていないのですが、最も新しいロットの2017年版も品切れになって
人気のあるひめひきだしの、希少な無色(クリアー塗装)タイプの程度良好な中古リペア品を販売中です。この商品は色付きと無色のものがあり、20年以上前からは色付きのものだけになっているので、この無色のタイプは希少品になります。こちらも20〜30年経過していますが、使用感がほとんどなく、未使用ではなさそうですがかなり状態が良いです。全体をお米由来の木部用蝋ワックスで丁寧に磨きクリーニングを施しました。艶も蘇っています。ひきだしの中のフェルトもきれいです。
少し大きめなお弁当箱くらいのサイズの檜(ひのき)の木箱。説明抜きで手渡されたら、一体何が入っているんだろう?って考えてしまうと思います。中身は、檜のつみきなんです。諸戸百年檜という、とても高価なブランド材で作りました。銀座歌舞伎座の檜舞台は、日本中を何年もかけてリサーチした中から、この諸戸の百年檜が採用されています。この特別な檜でおもちゃを作っているメーカーは、多分うちだけだと思います。あかちゃんに優しい、角を大きめに
現在在庫切れの「はじめてのあかちゃんつみき」。寺内定夫の木のおもちゃではいくつかのあかちゃんつみきのセットを販売していますが、こちらはリーズナブルで人気があり、現在在庫切れ中のもの。アトリエで10年近く外気に触れる状態で保管していたものです。日焼けしたわけではなく、直射日光は当たらない場所で見本品として置いていました。良い木材は時間の経過で美しくエイジング=経年美化していきます。中身のつみきはまだ新しく、最近磨き仕上げしたばかりのもの。つみきパーツ自体も、外気の触れる
日本初の「おもちゃデザイナー」寺内定夫は1960年代から木のおもちゃのデザインを始めていますが、初期の頃は結構デザインに走っていました。今では散々模倣されている「石ころつみき」もそうですが、木でおもちゃとしての造形をデザイン的に始めたのは日本初だったのがほぼ間違いのないところ。この、動物とこどものシリーズは、写真の馬と象の2種類があります。デザイン的にも美しく、インテリアとしての木製玩具の世界を切り開いた作品だったため、雑誌などメディアからかなり取材を受けました。
このお料理ごっこも、1970年前後から販売しているロングランの人気商品ですが、やはりカツラ材の入手困難から10年以上前から廃盤になっています。30年前後制作から経過した未使用品を、お米から作られた蝋ワックスで念入りに磨き仕上げをして出品しました。お料理ごっこでここまで程度の良い品はとても珍しいです。北海道産のカツラ材を無垢でたっぷりと使い、丁寧に仕上げています。ご存知のように、今は「ウッドショック」と呼ばれる、様々な要因による木材の高騰に加えて、それ以上に木工職人
寺内定夫が、昔からこだわり続けてきたひきだしの玩具。ひめひきだしは今も制作を続けているロングラン商品ですが、そこから派生した、鏡のついた可愛らしい小ひきだしが、ごっこの鏡台です。最後に制作したロットの分が、かなり在庫が少なくなってきました。10色から選べるひきだしの色も、在庫切れの色が出てきました。そのため、こちらで色を選んでセッティングしたものをいくつか販売中です。こちらはオールドローズとアンバーの組み合わせ。暖色系で派手すぎない、上品でスタイリッシュな配色
日本人が大好きな木としてすぐに思い浮かぶのは、けやき、檜(ひのき)松、杉、桜、竹などでしょうか。花を愛でる木としては桜や梅、木そのもので言えばけやきやひのき、松などだと思います。中でも、日本の「木」となるとけやきを推す人が多いのではないでしょうか。僕が子どもの頃に育った、東京府中市には大國魂神社という有名な神社があり、その参道には立派なけやき並木がまっすぐ続いています。子供心にも、すごい立派な並木だな、と思いながら参道のけやき並木を歩いた思い出があります。こち
小さな子どもだと、両手で抱えるのが一杯一杯なほどの、大きな木のトラックのおもちゃ。この「トラックつみき」も、カツラ材をたくさん使うために早い段階で生産終了にしてしまった商品の一つです。あまり一般には知られていないと思いますが、まず、日本は先進国の中で国土に対する森林率がほぼナンバーワンであるということ(1〜2位は多分北欧の国)。もう一つは森林は多いのですが、広葉樹は成長が遅いため、一時期乱伐されたためもあって木材として使える広葉樹が少なく、成長の早い植林された人工林の針葉樹ばか
2月9日発売のカーサブルータス3月号、こどものためのデザイン100選にうちのおもちゃが選ばれ、掲載されました。この雑誌の性質上、どうしてもオトナ目線のデザイン重視に偏るのは致し方ないところ。。うちのおもちゃがよく言われるのは、こどもがよく遊ぶ、でもデザインも良くて、両方なところが凄い、ということ。数年前にも、ウッドワンという木製建築資材最大手の企業が選ぶ、日本の木のおもちゃメーカー5選にも選ばれました。とっても小さいメーカーなのに、選んでもらえるのはやっぱりそういうところなの
昨日は東京も珍しく本格的な雪になり、夜までに10cmくらい積もりました。積雪は4〜5年ぶりです。気温も0度くらいと寒く、ほぼ一日部屋にこもって古いおもちゃの磨き作業をしていました。木のおもちゃってみんな一緒、そんなに差はない...と思ってる人も多いと思いますが、実際は全く違うんです。良い木のおもちゃって、そもそも数少ないですが、とても良い木材を使って作っています。うちの商品、寺内定夫の木のおもちゃ・てのひらえほんの木のおもちゃは、日本で最も良い木材を使っているおも
あけましておめでとうございます。昨日、元旦のアトリエ裏の神社からの初夕日と初富士です。アトリエの裏手の小さな山に、神明社という神社があり、毎年こちらで初詣をしています。長かったコロナ騒動も今年で終わり、ただの風邪として終息してほしいものです。今年もご引き立てのほど、よろしくお願いします。
20年くらい前まで生産販売していた、カツラ材のベッドです。長さ35cmと、おもちゃとしてはかなり大きなサイズで、シンプルだけど重厚なデザインが存在感があります。一見してわかるように、ムクのカツラの木をたっぷりと使うため、カツラ材が枯渇気味になってからは作れなくなりました。半世紀前のデザインとは思えない洗練されたフォルム。また、エイジング=経年美化した北海道のカツラ材が美しいんです。誰でも知っている、ネズミが主人公の絵本の「ぐりとぐら」が寝
この写真は、ひめひきだしの最後の在庫をご購入いただいた、東京にお住いのお客さまからいただいたもの(掲載許可済み)。小さなひきだしがいっぱいあって、それを開けたり閉めたりするのって子ども心にとって、とてもワクワクしますよね。楽しそうに開けたり閉めたり、いろんなモノをしまってみたり。夢中になってる感じが伝わってくる写真です。このひめひきだしは完売して現在在庫がありませんが、この商品より少し小さい、10コのひきだしのある「10のひきだし」の古い未使用