ブログ記事42件
太極拳では力を抜くように言われます。初心者はその抜き加減が分かりません。そこで、例えば手と上肢についてはこんな教えです。人差し指を僅かに伸ばす。こんな感じで。と教えます。見本を見せて、お弟子さんにやらせて、何度か直します。人差し指と親指が軽く伸びて、あとの4指は少し曲がった感じです。こういう手で、(もちろん体幹や下肢の余分な力みを取ることも大切ですが)半年か、1年か2年くらい稽古をしていると、腕の中が柔らかくなって、力が通る感じがしてきます。人差し指は力の方向を示しま
先日のBBK(ボディバランス空手)の稽古の話です。まだスタートしたばかりの方たちですし、この日が初めてという方もいらっしゃいましたので、礼法の確認からスタートしました。具体的な動作だけでなく、その背景まで説明し、立礼・座礼のポイントを理解した上で実際に動いていただきました。その際、特に座礼のほうですが、座った状態から立ち上がる時の様子はそのまま中心軸の錬成に役立つ、という説明をしました。まずは見本を示しますが、一般的には普段から意識することではないため、どこが違うのかは分かりに
今日は先日の講習会でお話しした内容に戻ります。稽古のメインは「正整(せいさん)」の解説と、ポイントを意識して身体を動かすことでしたが、先日お話ししたように、それ以外のことも説明しました。今日もそのことについてお話ししますが、内容的にはタイトルの通りです。でも、そこからは具体的な内容が見えてきません。ですから、まずこの点から明らかにしますと、2つあります。そのうちの一つは、「形(かた)」や基本が終了した際、呼吸を整えるために「調息動作(ちょうそくどうさ)」を行ないますが、この動き
火曜日の稽古の時です。開始時間より早く来ていた少年部からの道場生がいました。何気ない雑談から、なぜ空手を稽古しているのか、という質問をしましたが、いざという時の対処法に興味がある、という話が出ました。分かりやすく言うと護身術、ということですが、空手自体が護身のために有効ということを説明しました。でも、普段の稽古の時には今一つ魂が入っていないという実情を考慮し、あえて身を護るには、ということをテーマに稽古をスタートすることにしました。その際、この日の稽古のテーマを決めたきっかけになっ
県一位の高校に手解きを受けています。相手になってくれてるのは相手チームのスタメン。全国大会間近のこの時期に相手してくれるなんて…光栄です
今日は熊本を訪れた初日に行なわれた、宗家先生によるセミナーの話を中心に綴ります。ただ、私は終了時間30分前に到着した関係上、稽古には参加できませんでした。そのため、記録用の写真撮影を中心に行ないましたので、技の細かな説明は割愛させていただきます。途中参加だったため、全体の流れは不明ですが、撮影時には千唐流の手解きの技の稽古中でした。写真の赤帯の先生が二代目宗家先生ですが、手首の柔らかい使い方を説明されています。この意識と具体的な操作は「形(かた)」の中でもよく出てきており、今回