戦争状態とは、敵意と破壊との状態である。従って、一時の激情や性急さに駆られてではなく、冷静で確固とした意図をもって他人の生命をねらうことを言葉あるいは行動で宣言すれば、彼は、その意図を宣言した相手と戦争状態に置かれることになり、自分自身の生命を、他人、すなわちその相手や、相手の防衛に加担し相手の言い分を支持する者の力によって奪われる危険にさらすことになる。その場合、私自身が、自分に破壊の脅威を与える者を滅ぼす権利をもつことは合理的であり、正当である。なぜなら、基本的な自然法によって可能な限り人は