さっき、本町で外国人のひとがチャイの専門店を出店した記事をチラ見して、懐かしく思い出したお店のことなど。まだ私が二十代はじめのころ、社会人になってからのことだけど、難波から心斎橋の商店街をまっすぐ本町まで歩くというのが、休日の楽しみのひとつだった。本町に出た卸ビジネス街にいつのころからあったか知れない、禿頭のおじいちゃんが店主をする「紅茶専門店」があった。当時としてはハイカラで、ポットで紅茶が出てくる。紅茶の種類も複数あった。卸のビジネス街にあるというのも、興味をひいた。店は黒く塗られた木目の外