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最近、山本周五郎の短編集を読んでいるけれども、忠孝、精進、朋友などのテーマが明確で、メッセージ性も強く、物語に起伏があり、泣かせる場面もあり、気持ちよく情緒を刺激されるのでおもしろい。実を言えば、自分にとって時代物は読み難く感じられて、ちょっと苦手ではあるけれども、山本周五郎作品は少し読めばその雰囲気にすぐ慣れることが出来るし、さほど難渋することもなく読めるようになるのでいい。そういえば宮部みゆきの時代物もそういうところはあった。「震える岩」「天狗風」の辺りは、上と同様に、はじめは読み
等の幻視能力を信じた滋子は、等が接触した人の中に、土井崎家茜殺害に関係している人物がいると見て調査を進める。萩谷家の行動から掴んだ等が参加していたあおぞら会という団体に滋子は暗部を感じ取る。そして土井崎家を調べるうちにある秘密に辿り着く。☆彡なるほど、そう決着するか。さすが宮部さん、すっと読ませるのだが模倣犯のような感慨は少なかったです。
文庫本で5冊分。やっと読み終わりました。目が疲れました。でも、また読み始めます。「蒲生邸殺人事件」本をずっと読む時は、他に何もしていない証拠です。ブログもあまり読めてないしね。ちょっと、ゆっくりします。
失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録(amazon)
HANASHIGUREみんなの回答を見るこの記事は、この一年間の「読書」を回顧するものです。はい、KABU家は日本の新聞は読みません。TVも女子サッカーくらいしか見ない。で、読書は――朝日新聞のような上から目線ではなくて、多分?――ドイツ語か英語のものに限る、鴨。米英の判例集。それと、リブロ記事に書いたものとか。米英の法哲学の古典。敵を知るために?NYTとTheTimes・・・。▽法哲学の入門書紹介でも、少し古いよ(笑)https://a
些細な、つまらぬことで嘘をついてはいけない。嘘は、一生つきとおそうと覚悟をきめたときだけにしておきなさい。(宮部みゆき、『桜ほうさら(下)』より)この言葉から思い出す物語は、オー・ヘンリーの『最後の一葉』。「あの葉が全部落ちたら、自分は死ぬ」と思い込んでいる肺炎患者のジョンジーのために、激しい風雨の中、絵筆をとり、煉瓦に一葉の蔦の葉を書いたベアマン。ベアマンは、無理がたたって2日後に亡くなってしまうが、その最後の一葉に励まされたジョンジーは、生きる希望を取り戻すという話。
宮部みゆきの「過ぎ去りし王国の城」を読了。銀行の展示スペースに貼り出してあった古城のスケッチ。中学生の真はこのスケッチの中の世界に入り込めることを発見した。同級生の珠美と一緒にこの不思議な世界へ入り込んで行く。スケッチの中に自分の分身であるアバターを追加で描き、そこに指を重ねると絵の中に入り込むことができるという面白い設定で、最初はワクワクしながら読む進めることができた。ところが後半になると急に現実的で、しかも重い話に切り替わってきて、今度は困惑しながら読むことになった。フ
どストレートなこのタイトルを見ると、オンラインショッピングが普及して本当に良かったと思います。これを手に取って本屋のレジに持っていく勇気が、僕にはありません。表紙の右端に書かれている「イヤミス傑作選」というワード。なるほど、嫌な終わり方をするミステリーを「イヤミス」と言うのか。このワードがどの程度、世に浸透しているのかはわかりませんが、僕もこれからイヤミスと使っていこう。ということで、この本は「イヤミス」を6作集めた短編集です。短いのでサクサクと読めるのはもちろんのこと、収録
「応(まさ)に恨みは有るべからずに何事ぞ長(とこしえ)に別事に向いて円(まど)かなる」別れの歌だ。─月が人に恨み心などあるはずもなかろうに、どうしていつも人が別離に悲しんでいる時に限って満月なのだ。(宮部みゆき、『桜ほうさら』より)自分がこんな気持ちで満月を眺めたことはないけれど、でもこの気持ち、分かる気がします。昨日の朝日新聞「折々のことば」には、いせひでこさんの、次の言葉が紹介されていました。青空に、修復の可能性を残さないほどにまっすぐな飛行機雲を見る
リタイアした警察犬「マサ」と探偵社の調査員加代ちゃんのコンビが活躍する。作者の処女長編作とされる。パーフェクトブルーは開発途上の新薬にまつわる事件を解決していく推理小説。途中から何となく筋書きがわかってくる。ビックリ,意外感はそれほどない。新薬開発は,人類に有益なところもあるが,どんな副作用があるのかわからないという危険性がある。開発後は,動物実験で効果や副作用がないかを確かめる。人に投与するまでたいへんだ。この作品では,知られないよう巧みに子どもたちに投与されている。恐ろ
15世紀に本願寺蓮如上人により西証寺として建立の顕証寺堂々たるたる存在感です本堂に山門、庫裏等歴史を感じる文化財が多く残っており、府指定文化財に指定されている八尾の名刹「顕証寺」の荘厳な本堂で、顕証寺第20代ご住職の法話と、朗読中川雅子さん、音道あいりさんの演奏に耳を傾ける心満たされる一時・・・仏の心「諸行無常」「縁起」についての法話は私の琴線に触れる内容でした。中川雅子さん
今日は、朝から頑張って草とり、草刈りしました✨(昼も取らず気づけば五時間とか!)隣との間の道路に面した樹木の剪定をしていて、お隣さんと久々鉢合わせ。子どもが小さい頃は毎日のように立ち話をしていたお隣さん。まずは、お互い子どもの近況を情報交換。お隣は男の子二人兄弟。上の子が大学四年で院に行くことが最近確定。下の子はうちの娘と同い年、弟くんは最近バイクの免許を取った模様。二人とも他県でひとり暮ししているけれど、けっこうまめに帰ってきてるそう。なんて、羨ましい!なんという我が家との差
再読だす~ぅ(なのですが、ブログUPはお初fです)。宮部みゆき、現代もの。飄々とした主人公男子は、お金持ちお嬢さんと結婚。結婚を機にお嫁さんの親の企業の社内報編集勤務。まあね^^そんなこんなで問題が起きる、解決する……、、、。宮部みゆき、上手ですから読めせますっです。(ツマンないよっ、って方もおいででしょうが^^)まあ、読んでみれば納得できると思います。ふむふむ。おしまい。※今日更新のhttps://lapie
前畑滋子は萩谷敏子から交通事故で無くなった息子・等についての調査を依頼される。生前に書き残した絵が死後の事件を描いていた。そして、滋子が関わったあの事件での公になっていない事実までもが。超能力に懐疑的な滋子は、運命を感じるもののどこかで等が知り得る事実が無かったか調べ始める。祖母の予言的な能力など事実をつなぎ合わせ、遂に等はサイコメトラーであったと滋子は確信した。☆彡本編と並行して短い断章が挟み込まれる、二つの話はどう交差するのか。ミステリーというよりホラー的なドキドキ感が溢れてい
bayfmのカフェイン11湊かなえさんの話!めちゃ面白かった小説を書いてる時その人物が憑依しているらしい『Nのために』の話も出てたドラマは毎週観てたもちろん原作も読んだ話を聞いていてドラマのあの港のシーンを思い出しちゃった幸せな夜になった(=^^=)湊かなえさんに恋してるみたい私は湊かなえさんも好きだし吉本ばななさんも大好き毒も不思議な癒しもどちらも栄養になるの宮部みゆきさんの難しく屈折した話も好き林真理子さんは昔は好きだったけど物語の中に下々の暮らし
BOOKデータベースより「一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは生きられない“くろすけ”とは―。三島屋シリーズ第2弾!」先日、読んだ「おそろし」が素晴らしかったので、続編を読みました
10月は爽やかイメージですが、まだまだ暑かったり、急に寒くなったりしそうだし不安定ですよね。9月に読んだ本のまとめです47)藤まる著『時給三〇〇円の死神』足が速くサッカー選手として活躍しモテモテの輝く日々を送っていた中学時代の佐倉真司。しかし中学3年に足を怪我して走れなくなってしまってからは、父親が逮捕され、母が出ていき、お金も無くしょぼくれた高校生活を送ることになってしまった。そんな真司に、同級生の花森雪希は時給300円の死神バイトの声をかける。未練を残したままこの世に残り
田舎から届いたかぼちゃがごろごろしておりましてかぼちゃレーズンパンを焼きました水分多く四苦八苦しました白菜のコンソメスープパンプキンシードをのせてキャロットラペゆで卵の朝食でした。娘の唯一!?のガス抜きにサーティーワン新フレーバーのオレンジスライムタイムテイストスプーンで頂き悩みましたが・・・私はここのところ浮気なしのアプリコットアーモンドチーズケーキ家族でTSUTAYAへ左上二冊は主人購入察しない男説明しない女・・・我が家の
三鬼三島屋変調百物語四之続1,980円Amazon
角川文庫
月に一度だけ(苦笑)週末のお休みがあります。唯一の休み~。でも昨日は暑すぎて家の中で読書しただけで終わってしまいました。まあ、そういう日もありますね。もちろんシーツの洗濯をしたり布団を干したり、晴れの日にしかできないことはしました。ただ最近疲れているのか、頭痛もあったりして仕事もしんどい。休みの日に無理はしない方がいいかなとそんな1日でした。ほんとは、ほんとは庭いじりもしたかった。でも暑くてね&読書もしたかったし。朝井まかてさんの落花狼藉宮部みゆきさんのさよならの儀式朝井ま
皆様、こんばんは今日の恵庭は雨のち曇り一日中薄暗い日でした。気温も下がり、足が冷たくなりました今日は激務の日で、仕事終わりにはボーっとする感じでした。最初は男子バレーを観ていたのですが、たまらず途中で切り上げて、YOUTUBEでヨガをしました。夜のヨガ(2種類)、足の裏のツボ押しをしました。結果、足が暖かくなり、頭がリラックスしましたやっぱりヨガは私に合ったスポーツなんだわ昨日、白ゆき姫殺人事件を読み終えました。まさかのラストに、2度読み
泣き童子三島屋変調百物語参之続1,836円Amazon
毎日朝の更新を楽しみにしてる、ぬこさんのブックレビュー。ぬこさんが読んだ本を図書館で探すこともよくあります。今回は偶然同じ本をぬこさんが読んでました。嬉しっ!あんじゅう三島屋変調百物語事続宮部みゆき角川文庫三島屋の店主伊兵衛が始めた百物語の聞き集め。聞くのは伊兵衛の姪おちか。過去の辛すぎる出来事から自分の心を閉ざしていたおちかは、訪れて語る人々の不思議な話しを聞く事で心が溶け始めていく。語られる百物語の四話。逃げ水藪から千本暗獣吠える仏「暗獣」は
宮辻薬東宮[単行本(ソフトカバー)]宮部みゆき講談社2017-06-21著者宮部みゆき辻村深月薬丸岳東山彰良宮内悠介(内容紹介)ちょっぴり怖い、だからおもしろい。これぞエンタメ!!前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。宮辻薬東宮
読みたいです図書館で予約しようとしたら予約待ち人数が600を越えていましたさよならの儀式1,410円Amazonどうしよう購入しようか図書館の予約にエントリーか4連勤の次の日体がだるくて、気分も落ちていますいろんな事がめんどくさい体がだるくて関節が痛い……美春ちゃんの寝姿で気持ちが少しほんわかしてます近づいてみると…私も昼寝しよ最近、気持ちが落ちてきたらもう、寝ちゃうことにしてます考えない分、楽なのかもね
おはようございます。今日の夫弁当です。回鍋肉たまご焼きたたき梅と大葉のちくわ巻ききんぴらごぼう韓国風ピリ辛キュウリ玄米ごはんきんぴらごぼうとピリ辛キュウリは昨日のお夕飯から取り分け。回鍋肉の味付けですが、たれで味付けするものはお弁当にはいつもこれを使っています。エバラのたれシリーズ♪(こっちは使いかけで申し訳ない)出してみたら5種類も持ってた(笑)家のごはんだと使わないですけど、お弁当は作る量も少ないし朝からたれを毎回作るのは大変なので手を抜けるところは抜い
『あんじゅう三島屋変調百物語事続』宮部みゆき(著)¥885角川文庫(「BOOK」データベースより)一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。ある事件を境に心を閉ざしていたおちかだったが、訪れる人々の不思議な話を聞くうちに、徐々にその心は溶け始めていた。ある日おちかは、深考塾の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」の話を聞く。それは、暗獣“くろすけ”にまつわる切ない物語であった。人を恋いながら人のそばでは